MS-14S GELGOOG ゲルググ (シャア=アズナブル大佐専用機)
ジオン公国軍 汎用モビルスーツ (初期生産型) |
1年戦争開戦時よりザクの後継機開発は始まっており、ZEONIC社はMS-11"アクトザク"の開発に取りかかっていたが、中盤に"V作戦"により登場した連邦軍MSがビーム兵器を携行しジオン軍にとって脅威となったため、その対抗上、ジオン軍MSにもビーム兵器の搭載が求められることになり、開発計画は大きく変更されることになった。ZEONIC社はMS-11とMS-06R3をテストヘッドに開発を続けてYMS-14(量産先行型、のちMS-14S)を開発し、競作でYMS-15"ギャン"より高い評価を与えられ量産された。 ゲルググの特徴は、背面パネルなどを換装することで多目的に応じることができる点で、量産先行型のS型(YMS-14)のほか、A型(量産型)、B型(高機動型)、C型(キャノン砲装備型)などが存在するものの、実際にはパーツ換装で変更できるために実際の生産台数について諸説がある。 性能的にはRX-78"ガンダム"をも上回ると言われたが、MS-06の後継機とはいえ実質的にはエースパイロット用としての配備にとどまり、また実戦配備が大戦末期になってしまったため、既にジオン軍の優秀なエースパイロットの多くが戦死しており、大きな戦果を挙げるには至らなかった。しかし、その後もアクシズなどで開発が継続され、統合整備計画により登場したJG型(ゲルググ・イェーガー)の他、U.C.0083の"デラーズ紛争"の際もF型(ゲルググ・マリーネ)が、またU.C.0088の"アクシズ戦役"(ZZ)でもJ型(リゲルグ)が活躍している。 |
MS-03 | 試作型ザク | (設定のみ存在) | |
MS-04 | 試作型ザク | (設定のみ存在) | |
MS-05 | ザクI | ||
MS-06 | ザクII | ||
MS-07 | グフ | ||
MS-08 | (名称なし) | (YMS-08Aとして設定のみ存在、YMS-07と競合) | |
MS-09 | ドム | (YMS-09・YMS-09DがMSVに存在) | |
MS-10 | ドワッジ(ペズン・ドワッジ) | (設定のみ存在) | |
MS-11 | アクト・ザク | (MS-14試作、設定のみ存在) | |
MS-12 | ギガン | (設定のみ存在) | |
MS-13 | ガッシャ | (設定のみ存在) | |
MS-14 | ゲルググ | ||
MS-15 | ギャン | (YMS-15、YMS-14と競合) | |
MS-16 | (不明) | ( YMS-16Mザメルが「0083」に登場) | |
MS-17 | ガルバルディ | (改修型がRMS-117ガルバルディβとして「Z」に登場) | |
MS-18 | ケンプファー | (E型が「0080」に登場) | |
MSM-01 | ザク・マリンタイプ | (=MS-06M MSV、「Z」に登場) | |
MSM-02 | (名称なし) | (ザクベースの水中試験機) | |
MSM-03 | ゴッグ | (MSM-03-1が試作型として設定のみ存在) | |
MSM-04 | アッガイ | ||
MSM-04G | ジュアッグ | (MSV) | |
MSM-04N | アッグガイ | (MSV、「ZZ」に登場) | |
MSM-05 | (不明) | ||
MSM-06 | (不明) | ||
MSM-07 | ズゴック | ||
MSM-08 | ゾゴック | (MSV) | |
MSM-09 | (不明) | ||
MSM-10 | ゾック |
■MGシリーズで発売中のMS-14系キット ・MS-14S ゲルググ (シャア=アズナブル大佐機) 1996.12 ・MS-14B/C ゲルググキャノン 1996.12 ・MS-14A ゲルググ (量産型) 1997.9 ・MS-14A ゲルググ (アナベル=ガトー大尉機) 2003.2 |