MS-05B ZAKU-I 旧型ザク("黒い三連星"仕様機)
 ジオン公国軍 量産型モビルスーツ
旧ザク・黒い三連星カラー  U.C.0074、史上初めて実戦に投入されたモビルスーツ。ZEONIC社で開発・設計され、初期生産型のA型(27機)を経てB型が793機生産された。U.C.0078、MS-06 "ザクII"の生産開始に伴い生産終了。以後、大半が輸送や補給艦隊の護衛、工作任務といった後方支援や閲兵・儀仗などの式典用、教習用に転用されていった。
 MGでモデル化されているのは後期型のB型で、量産カラーおよび"黒い三連星"仕様の2種類。ガイア少尉を中心に・オルテガ・マッシュの"黒い三連星"と呼ばれた3人はキシリア少将麾下の突撃機動軍に所属し、正式には「突撃機動軍第7師団第1MS大隊司令部付き特務小隊」という。ルウム戦役で連邦軍の旗艦アナンケを武装解除させレビル将軍を捕虜にしたことで高名だが、有名な黒と紫を基調としたパーソナルカラーはMS-06Cで初めて使用され、その後MS-06SMS-06R1AMS-09と乗り継ぎ、MS-09ではこのカラーリングが機種標準として制式にされた。このMS-05Bは、彼等が教導機動大隊にて特別講習を行った際、かつての乗機をレストアして塗り替えたもの。
 「ジェットストリーム・アタック」で名を馳せた3人は、U.C.0079年10月に月のグラナダ及びコロニーでの地上トレーニングを終えて地球に降下し、新型MS・MS-09 "ドム"を受領。11月8日、連邦軍によるヨーロッパ地区の奪回を狙う「オデッサ作戦」展開中に連邦軍の新造戦艦ホワイトベース部隊と交戦、全滅して最期を遂げた。


■MGシリーズで発売中のMS-05系キット
・MS-05 ザクI 1999.5
・MS-05 ザクI ("黒い三連星"仕様) 1999.5
・MS-05B ザクI (ランバ=ラル機) 2000.9