CHUKA-CANNON 先行者中華キャノン
 中華人民共和国軍 量産型攻撃用ロボット
中華キャノン  中華人民共和国湖南省の長砂国防科学大学で開発された中国初の人間型ロボット「先行者」をベースに 侍魂および日本のネット関係者の妄想と行動力の暴走によって誕生した攻撃用ロボット。この試作機のロールアウトをもって「中国のロボット技術は日本のホンダ・ソニーのライバルとして最先端の先進国レベルに追いついた」と謙遜した論調で新華電社が報じたのは記憶に新しい。
 腰部に備えたキャノン砲はミサイル発車口に換装が可能で(一説には換装の必要なしでキャノン砲とミサイル発車口を兼ねることが可能という)、この強力な火力により集中攻撃を行い拠点制圧を可能とする。手は技術的困難から指付きタイプのマミピュレーターを諦めたのではなく攻撃対象を切り裂く目的で敢えて平板型にしたのであり、必要に応じてドリルアームに換装される。


パッケージ
パッケージ
RYOKAN's Impression
 「ネットランナー」2002年7月号付録として話題になったキット。しかもアオシマにキット製造を依頼したセンスが素晴らしい。かつて数々のトンデモキットを世に送り出してきたアオシマだけに、期待に違わぬモノを送り出してくれた(←褒めてます一応)。ボックスアートなんかCADデータそのまま流用のCGで描かれたMGシリーズと違って昔ながらの職人による懐かしいイラスト。これがまた堪らん。
 プラ部品1枚+関節用ポリパーツの2枚ランナーの構成。そう、このキット、きっちりポリパーツを使っているのだ。しかも接着剤不要のスナップフィット。アオシマもここまで進化したか…(←失礼)。ただし最大のウリ?である腰の中華キャノン(と言いつつスプリングを仕込んだミサイルになっているのだが)はミサイルを1度発射したらストッパーがダメになって二度と発射できなくなったあたりが流石アオシマらしいというか(笑)。
 折角のキット、どう仕上げるかいろいろ考えた挙句、いつものMG 以上に仕上げに気を遣って作ることに。腕や手、内部パーツに開いていたヒケ防止用の穴をパテで埋めて成形し、頭部はきちんと継ぎ目消し処理を行ったあと全身を塗装。微妙にシルバーを混ぜたグレー系で塗装し、砲身や関節軸などは色味を変えてある。目もシルバーで塗装。当然スミ入れも施してある。お陰でえらく立体感が出た先行者中華キャノンに仕上がったと思うのですが如何でしょ?