時々日記:2005.12.16-12.31

 年は暮れゆく
 2005.12.31(Sat)
たしか今日は大晦日なんだけど、親戚からの頼まれ仕事のため日帰りで大阪へ行くことに。
 今日は親戚のクルマで移動。朝7時に家を出て、伊勢湾岸道-東名阪道-名阪国道と来て天理で休憩したのが朝8時半。さすがに伊勢湾岸道が開通して東名阪と直結してからは速いなぁ。

そこから少しで到着。作業は夕方までかかり、18:00過ぎに名古屋へ帰着。

さて、今年1年間も皆様どうもありがとうございました。
 今年は春先からお世話になった教授が急逝されたのに始まり、後半は心身が一気に崩れて国際学会発表を取りやめて静養するなど本業ではかなり悔いの残る一年でした。研究自体もかなり煮詰まり、学位論文もまとめられなかったし。
 だから、来年は全てのケリをつけないとなぁ。完結編へ向けての助走。

てな訳で、来年もよろしくお願いします。どうぞ皆様よいお年を。

 人間性バトン
 2005.12.30(Fri)
mixiの方でSinさんから回ってきた。
 本来ならmixiの日記で回答すべきところだが、思うところあってこちらの方に書きます。
…しかし、こういうのは難しいな。どんな回答を期待されているのか分からないけど、多分どのように書いても期待はずれのような気がしてしまうなぁ。

▼回してくれた方の印象をどうぞ。
 ネット上で知り合いになった後、名古屋・長崎・東京と何度か実際にお会いしていますが、実際に会ってお話するときの印象とネット上などで拝見する文章から受けるイメージとの違いが不思議、つうか面白い人です。常識をきちんと維持した上で暴走できる人、というか。

▼周りから見た自分はどんな子だと思われていますか?
 俺との関わり方で180°違うんではないか、という気が(笑)。訊いてみた訳ではないのでわからないけど。
 「まー飽きもせずに働かずチンタラと遊んで過ごしやがって、なんと気楽な…」とか思われてるのかなぁ、やっぱ。まぁある意味当たってるというか、反論もできませんが。(泣)

▼自分の好きな人間性について3つ述べて下さい。
 この次の質問とあわせて、ちょっと考えてしまったのがこの質問。
 ええと、「好きな人間性」と「好きな人間のタイプ」はけっこう違うもののような気もするんですが、どうでしょう?
 その人の人間性のこういう部分は嫌いだが人間としては好きな方に入る、ということも結構多い気がするので。
 まぁその人の全部が好き・嫌いということはなかなか無い気もするんですが。

 まぁ強いて言えば、Sinさんの印象にも書いたけど常識をきちんと持った上で暴走できる人、またはそういう狂気を持った人。他は、俺に妙な敵意むき出しで当たらない人、かな。けど、そういう人も最近いないなぁ。
 少なくとも、俺がこのサイトや日記からリンクさせて貰っている方々は皆、俺基準でそういう範疇に入る方々だと思います。

▼では、反対に嫌いなタイプは?
 自分自身。…というのはともかくとして。

 空気の読めない人。自分の世界での勝手な決まり事を外にまで持ち出して押しつける人。もちろん自戒を込めて、だが。
 たとえば、自分の日記だけならともかく、ひとの日記や掲示板にまで自己中な閉じた世界のことを延々と書き連ねたり、特定世界でしか通用しないようなヲタ臭い文体や文字遣いで平然とコメントを残して嬉々としているような人は非常に苦手、つうか鬱陶しい。自らの個性を表現したいなら妙な文字遣いや文体でなく文章の中身そのもので勝負しやがれ。
 あ。そう考えると、上の項目に入るのだろうがキレのある言葉を操れる人は大好きです。言葉遣いの上手な人には憧れるなぁ。

▼自分がこうなりたいと思う理想像
 飄々・泰然自若。
 特定の人物でいうと、うちの名誉教授でもある森毅あたりが近いかなぁ。
 もしくは銅像としての折田彦市(マテ)

▼自分のことを慕ってくれている人に叫んで下さい。
 皆の者、すまなんだのぉぉぉ

 …今言えるのはこれしか無いかと(苦笑)

▼そんな大好きな人にバトンタッチ6名(印象つき)
 ここで打ち止めにしときましょ。
 回すと面白そうな人はたいてい既に回ってるみたいだし。

 やっと診察
 2005.12.28(Wed)
熱は翌日にはなんとか下がったものの、起きたのが昼近くのため今更病院に行っても待ち時間が長くなり余計に悪化させそう&待合室で別の病気を拾いそう、ということで自室でじっとしていた。
 で、今日になってようやく朝イチで病院に行って診察してもらった。それでも薬を受け取るまでに2時間以上かかったな。
 てな訳で、どうやら年明けに再検査らしい。 レントゲンもあるとか。自分の想像以上に身体にガタが来ているようだ。でも早く治して頑張らないとなぁ。俺なりに目標はあるわけだから。

ともあれ、今日の午後に帰省。例年よりは少し早めかな。体調のことだけでなく、例年のように3月末に学会がないので今年は例年よりは多少の余裕があるということもあるんだけど。
 部屋の片付けをしてから夕方に京都駅へ。「のぞみ」指定席はけっこうな乗車率だった。

 おかいものクマの行方
 2005.12.26(Mon)
風邪が酷くなって、朝からひどい頭痛。胃腸も痛いし最悪。
 体温を測ったら38.7℃…。だめぽ。

西武百貨店そごうの夏・冬のバーゲン期間のキャラクター「おかいものクマ」が好きで、結構グッズも持っていたりする(笑)。もともとは西武百貨店のキャラクターだったのがその後そごうも経営統合され持株会社ミレニアムリテイリングに並列でぶら下がる形態になったためにそごうでも販売されるようになった。西武百貨店自体は近年もどんどん閉鎖されて店舗数が減っているが、そごうの分が増えて以前と同程度の店舗数で入手できるというところか。
 で、今年の「おかいものクマ」のテーマはアイススケートで「1着より2着!」だそうな(笑)

そのミレニアムリテイリングがセブン&アイに経営統合されるらしい。となると、おかいものクマの行方が気がかりだが、あれだけ人気のあるキャラクターを簡単にポシャったりはしないだろうと期待しつつ、場合によってはイトーヨーカドーセブンイレブンでもグッズが入手できるようになるといいなぁ…などと思いつつ。

 最強が敗れる日
 2005.12.25(Sun)
ディープインパクト、とうとう負けちゃったなぁ。無敗での4冠達成はならなかった。
 過去にはシンボリルドルフも古馬との初対決(ジャパンカップ)で3着に敗れ無敗がストップしたが、もっともこの時のルドルフは三冠を達成した菊花賞から中1週という強行ローテーションであり、それでなお3着に来たのはたいしたものと考えた方がいい(その年の秋天で勝ち4冠馬となった一番人気ミスターシービーは惨敗しているし)。
 ディープインパクトがジャパンカップをパスして有馬記念に絞ったのはローテーション的にも有利と考えてのことだと思うが、やはりプレッシャーのかかるクラシックロードを終えて体力的にもいっぱいだったのかなぁ。かつてはナリタブライアンも菊花賞前にはJCだけでなく有馬記念も回避を名言していた位だし。ところが当時の古馬最強でブライアンの兄でもあるビワハヤヒデが秋天で故障・引退した途端に有馬への出走を表明して圧勝したのはご存知の通り。これをビワハヤヒデとウイニングチケットの引退でスターホース不在となる有馬記念を盛り上げるために敢えて出てきたという美談と見るか、ライバル不在となり楽勝できると踏んでの姑息な方針転換と見るか、さて。

三冠達成が如何に馬の体力を限界まで消耗させるかは過去の三冠馬の三冠達成後のローテーションが示している。最初のセントライトは三冠達成でそのまま引退してしまったから除外するとして。
 夏負けを起こして菊花賞までに体調を急いで回復させることに必死だったシンザンやミスターシービーは本番前のレースで負け(シンザンはそれでも2着だったから凄いが)、本番にはなんとか間に合い三冠を達成したものの急仕上げの反動が祟って、有馬記念をパスしたどころか翌年の春にもレース復帰できなかった(ミスターシービーの復帰は秋、シンザンは5月下旬に復帰したが春天には間に合わず)。
 三冠馬でその年の有馬記念に出てきたのはシンボリルドルフ・ナリタブライアンと今回のディープインパクトの3頭で、負けたのはディープインパクトだけ(それでも2着)。あれだけキツいローテーションでJCにも有馬にも出てしまったルドルフが有馬を圧勝したのは、やはりルドルフの圧倒的な力なのでしょうな。
 それでもルドルフはJCを3着、翌年の秋天でもまさかの2着というのがあった。シンザンはその生涯で一度も連を外したことがない(負けても2着)ばかりか、4度の2着はすべて本番前のオープンであり、レース名の付いた重賞では一度も負けたことがない。このあたりがシンザン史上最強説の根拠となっている。ディープインパクトがシンザン・シンボリルドルフに並ぶ領域に踏み込めるかどうかはこれからの活躍次第だが。

 今年のその日の夜は
 2005.12.22(Thu)
既にいろんな方が日記やブログで触れているだろうけど、今年の「紅白」さだまさしが「広島の空」を唄うことが決まったそうだ。
 「広島の空」は、毎年8月6日の広島原爆忌にさだまさしが長崎で催している無料の野外コンサート「長崎から」で唄うことを前提に作られた曲で、タイトルこそ「広島」だが歌詞は広島・長崎の両方について被爆者の話やコンサートの朝の個人的風景を織り込んだもの。
 たしかに1993年の夏に稲佐山で初めてこの曲を聴いたときは感動したし、その後、この曲を聴くために長崎まで出掛け、普段めったに泣かない奴がこの曲を生で聴いて涙を流しているのを見たこともある。初めて長崎でこの曲が唄われた年の秋に発表されたアルバム「逢ひみての」収録曲の中でも「修二会」とともに今なお強烈な印象を放っている曲だと思う。
 余談だが、この「逢ひみての」というアルバムはデビュー30周年記念盤として制作されたが、その年の7月に行われたソロ通算2000回達成記念コンサートツアー「二千一夜」で大半の曲が先行して披露され、また、その完全収録ライヴ盤が「逢ひみての」よりも先にリリースされたために「逢ひみての」発表時には、オリジナルアルバムにもかかわらず既にほとんどの曲がCDやテレビで公表済みだったという珍しい事態になった。

ただ、この曲の良さや感動と「紅白で唄う」ことは別物のような気がする。
 この曲は、あの夏の長崎で聴かなければ伝わらないような気がするのだ。去年の「遙かなるクリスマス」は時期的にはたいして問題ないし、これまでどちらかというと「懐メロ」的な選曲で紅白に出ていたさだまさしが世間一般的イメージに挑戦するかのような選択に出た(もっともNHK側からの要請だったらしいが)のは個人的には賛成だった(それでも一番伝えたいところには伝わんないだろうな、という諦めも持ちつつ)けど、今回はなにか違和感がある。
 伝え聞くところでは今回の選曲もNHK側からの要請らしいけど、来年が最後になるであろう「長崎から」を1回目からずっと放送しているのはNHKなので、そのアピールの意味もあるだろうし、何より今年は戦後60年で、そういう意味を含んだ曲を歌える人が紅白出演者ではこの人と森山良子くらいしかないというのもあるだろう(そういえば良子さんも演るのは「さとうきび畑」だしなぁ)。番組内で吉永小百合が原爆詩を朗読するらしいから、その直後にさださん唄うのかなぁ。
(追記:一部では「大トリ」の噂も出ているが…、さすがにこれはニュースソースがアレだから話半分としても)
 そんな訳で、平和とか世相を意識した選曲にしたいなら、「広島の空」じゃなく「前夜」とか「天然色の化石」あたりを演ってほしかった(つうか今後でいいから演ってほしい)、というのが個人的感想。

それにしても今回の「紅白」、妙に辛気くさくないか。初出演でおそらく二度とないだろう山崎まさよし「One more time, One more chance」だし。
 また、事前にいろいろと話題となった「スキウタ」だが、この扱いが歌い手ごとに差がありすぎるのも違和感だな。「スキウタ」優先をいうなら、上述のさだまさしは「関白宣言」か「秋桜」なんだし、なによりSMAPは「世界にひとつだけの花」以外を唄うことは許されない筈である。でも実際には違う訳だし、その一方で夏川りみは4度の出演すべてが「涙そうそう」。今年は愛知万博のテーマ曲を唄ったのになぁ。
 T.M.Revolutionにしても「スキウタ」に入ったからって今更昔の曲を演るのもなぁ。なにより彼は今年も「vestige」というチャート1位を獲った曲があるじゃないか。もっとも出演自体が「ポップジャム」司会があるせいかもしれないんだけど。…等という憶測で理由付けしたくなるような状態ってのは果たして健全なのかどうか。

 銀座・心斎橋・栄・渋谷・天神・一番町
 2005.12.20(Tue)
そういえば12月になってからApple Storeが2店舗開業したんだよなぁ。福岡・天神仙台・一番町。どちらも既設の4店舗と異なり国内では初のワンフロア構成で、仙台はかなり細長い敷地らしい。店舗自体がこれまでとは違ってアーケード街にあり、写真を見る限りこれまでのApple Storeとはちょっと雰囲気が違うかも。まぁ立地的には一番町にあって広瀬通からすぐの場所だから従来と同様の条件で選んだのだろうけど。
 いっぽう天神の方は8月に長崎からの帰路、一風堂大名本店で食べた後に予定地を探したのだが、「国体道路の交差点に新設するビルに入る」という部分だけうろ覚えで、既存店の立地条件からおそらく天神のメインストリートである渡辺通と国体道路の交差点だろうと思い探したが見つからなかった。それもその筈で、渡辺通より狭いものの人出の多い天神西通との交差点が正解だった。うーむ、一風堂で食べた後にそのまま国体道路に出ていれば工事現場に出くわしていたのか。

さて、都内に2店舗、大阪・名古屋・福岡・仙台にそれぞれApple Storeが開業し、次は札幌あたりが間違いないとして、そろそろ関西にも2店舗目ができそうである。となると大阪2号店よりは神戸か京都になるかな。学生の多い京都はApple Storeにとっても狙い目だろうと思うので。
 京都ならおそらく四条通沿いの河原町〜烏丸の間になるだろうと思うが、あるいは寺町通、それもかつての電気店街が一気に寂れた四条以南ではなく、アーケードがあり一本東の新京極通(観光客で賑わう)とともに人通りの多い三条〜四条の間かも。これは仙台の立地を見て思ったことだが。

年賀状の印刷をやっと完了。デザイン自体は実家に帰ってる間に作っていたのだけど、京都に戻ってからなかなか印刷できず、しかもPhotoshopのカラースペース設定をミスってヘンな色で結構な枚数を印刷してしまったり(T_T) 途中でインク切れを起こして印刷不良を数枚出したりと、こちらの企図通りにキレイに印刷できたのは全体の半分程度しかない… orz
 という訳で、ちょっとヘンな色で印刷されてしまった年賀状が届く方も多くなってしまうのですが、どうぞ予め御了承ください(_o_)

 大雪の中を通過
 2005.12.19(Mon)
朝、仕事に出掛けるAOIさんと一緒に出発して東京駅へ。
 8:26発「のぞみ105号」に乗車。東京駅は定刻通りに発車だが、名古屋以西の雪のせいで京都到着が1時間ほど遅れるとの案内が。ううむ、さすがに58年ぶりの大雪だなぁ。

たしかに豊橋を過ぎてから車窓の風景は真っ白になった。上の写真は刈谷付近を走行中に車内から撮ったもの。とても名古屋付近の風景とは思えん… 。
 名古屋に到着の段階では6分の遅れ。東京を出るときは「遅れ20分の見込み」と案内していたので少しは回復したのか、とも思ったが、ここから先に最大の難所である関ケ原があるんだよなぁ。そこでどの位遅れるのか。

案の定、名古屋を発車してから徐行運転が続き、けっきょく京都に到着したのは定刻から約1時間遅れ。

 再起動中にエラーが発生しました
 2005.12.18(Sun)
土曜日の忘年会ではたいして飲み食いした訳でもなかったが、溜まっていた疲れが一度に出たのか、日曜の晩から体調が急下降。胃腸系がかなり弱っているようだ。
 11月下旬からほとんど人前に出ることもなく静養中心の生活を送っているが、流石にずっとこのままという訳にもいかないし、気心の知れた仲間内に交ざるのなら少しは楽かと、リハビリみたいな気分で出たのだけど、まだ早かったかなぁ。
 でも楽しかったからいいか。「また頑張ろう」という気分にはなったし。

 上京中
 2005.12.17(Sat)
午後から微★調整氏・藤音さん夫妻のお宅を訪問し、3週間前に生まれたばかりの赤ちゃんを拝見。うーん、ちっちゃいなぁ。父親の勝負運だけは似ないでもらいたいものである(マテ)
 そのあと微★調整氏にクルマで送ってもらい、日本橋の「じゃんがらラーメン」へ。「じゃんがら」は初めて食べた(都内にしか店舗がない)が、うまうま。

18時頃に台東区の生涯学習センターに向かい、キャプテンタカハシ氏達のMCバンドの練習を見学。うーむ、このところ何だかんだでギターに触れてすらいない日が続いてるなぁ、俺。
 時間的&精神的余裕ができたらしっかり練習して、じっくり打ち込みも作り込んで、またライブにも出たいよなぁ…と思いつつ、そんな日がはたして一体いつ来ることやら。来年4月末にライヴの予定になりそうだが、今回はさすがに無理かな…。

そのあと20:30頃から近所の店でのMCの忘年会にも参加。たまたま出張で上京していたナイスネーチャー氏とその接待(?)をしていたむじるし氏も合流。なかなか楽しい宴会だった。