時々日記:2005.11.1-11.15

 完了
 2005.11.7(Mon)
今日で学生実験TAの担当はおしまい。 そろそろ3回生は来年の研究室配属を決める時期で、現段階でウチの研究室は受け入れ予定人数をオーバーする人気を集めているらしい。しかも今日僕が担当している実験を行ったグループにいた女の子が「第2希望で出したけど第1希望に変えたい」と言っていたから、まだ増えるのかもしれない。
 実験の合間に研究室や卒論のことなど色々と話をしたが、それぞれの実験に取り組む姿勢やレポートの内容を一通り見ていると、個人的に「この学生さんには希望通りウチに入って来て欲しいな」などと感情の偏りは持ってしまうもので、先生方も(立場上口には出せないが)そういう部分はあるだろうな。
 いちおう人数調整は学生間の話し合いで決めることになっており、どうしても決まらない場合は先生方の判断になるらしいけど。当面ウチの研究室は教授不在が続くので、これまでのように予定人数をオーバーして受け入れる余裕はないだろうしなぁ。

実験を終える少し前から頭痛と喉に軽い痛み。これは酷くなる予兆っぽくヤバそうな気配だったので、早めに(とはいえ実験終了時点で既に19時を回っていたが)帰宅し、暖かくしてすぐに寝ました。日付が変わる少し前に目が覚めて起きたが、やはり頭が痛い。
 これから色々と控えているので風邪なぞひいている場合じゃないんだが、ここ暫くの生活を考えると風邪をひいても仕方なかったのも確かで。ここから悪化させないように気をつけないと。

 動き始めた
 2005.11.8(Tue)
やはり風邪ひいた。しかも来週はゼミ発表で月末には国際学会で発表、と休んでいられる状況ではない。月末まで体力が持つかどうか。色々と追い込まれてるなぁ。
 今日の午後はゼミ。その終了時に、先生の方からウチの研究室の後任教授の公募・選考が始まったと聞いた。以前に聞いていた話では、来年はまだ後任教授が空席のまま1年間過ぎそうということだったので意外というか急な展開というか。
 このあと僕がどういう立場になるにしろ、自分の将来に何かと影響が出てくるであろう人事でもあり、できれば僕がやっている研究に対して理解のある先生が後任教授になって頂きたいと願いつつ、色々と不安も抱えた日々が続く。

 予想通り(T_T)
 2005.11.11(Fri)
喉いっぱいに拡がる、まろやかで芳醇な味わい…だったらいいのだけど。
…拡がってるのは炎症による痛みです。(T_T)   風邪がどんどん酷くなってしまいました。
 頭痛も酷く、もともと胃腸が弱いためそちらの症状も出て、けっきょく病院で診てもらい、薬を色々と頂いてきましたが。

ところで、喉の状態を診察してもらう時に舌を押さえる器具って、いつからステンレス製のものでなく木製の使い捨てタイプになったんですかね? 患者の目の前で封を切るので二度使用が無いことを確認できるため、院内感染などの防止目的と、それを患者側にアピールする両方の意味があるんだろうけど。
 金属製でなく木製なので舌を押さえられた時の冷たい感触もなく「ごぇぇっ」となるのも少なくなったんじゃないかなと。ただ、あの見た目はグリコ「パナップ」を買うと付いてくる長いスプーンそっくりで、どうも医療用器具に見えない(苦笑)

そのあと研究室へ直行。ただし、密閉状態に近い研究室にいると他の人にまで風邪うつしそうなので、用件を済ませてさっさと帰宅。

 カフェインたっぷり
 2005.11.12(Sat)
「風邪にコーラが効く」と言っていたのはドラゴンズの落合監督。たしか監督に就任して最初の春期キャンプの時だったと思う。
 落合監督は現役時代に独自の体調管理を編み出しており時々話題になったが、若い頃から中年太りのような体型だったのもホームランを打つために無理矢理体重を増やそうと野菜中心の鍋物を無理に喰いまくっていた結果だそうな(これは本人の言葉や著書でなく、その様子を目撃した元同僚の槇原投手の話で明らかになった)。で、タウリン(昨今話題のタリウムでなく、リポビタンに入っている方。脂肪燃焼を促進する)の粉末を毎日摂取していたらしい。
 だから現役引退後にずいぶん痩せて健康不安説をずいぶん言われた時期もあったが、つまりは無理に体重をつける必要がなくなって自然に痩せたということのようだ。引退後に現役時代より痩せた元スポーツ選手てのは力士以外では珍しいと思うんだが。
 それでも流石に「風邪にコーラ」は眉唾だよなぁ…と思いつつ、ふと思い出したのが「コカコーラもペプシコーラも創業者は薬剤師だった」という事実。
 で、公式サイトで調べてみると、これは間違いなかった。(なおドクターペッパーも創業者は薬剤師) コカコーラの場合は薬剤師が「新しい"売れる"飲み物を作ろう」と開発したもので薬とは無関係っぽいが、ペプシの方は消化不良の治療薬として開発されたものがルーツで、「ペプシ」という名前も消化酵素のペプシンから由来している。 グリコ(グリコーゲン)やカルビー(カルシウム+ビタミン)みたいなものだな。

コーラは大量のカフェインを含む(今はコーラナッツを原料に使わないため茶葉などから抽出したカフェインを使用しているらしい)ため、カフェインの解熱鎮痛作用や、脳の神経線維に働いて安定感や疲労感を与えるアデノシンの働きを阻害することで眠気・倦怠感・頭痛等を抑える効果があるのは確か。まぁカフェインもアルカロイドの一種だから、風邪に効くというのは確かかもしれない。  カフェインを含むという点では別に「緑茶が風邪に効く」でもいいんだろうけど(カフェイン含有量ではコーヒーより緑茶の方が多いとされる)、コーラと緑茶でカフェインの含有量がどれくらい違うのかデータが見つからないので分からないのだが。
 また、コーラの成分にはある種の酵素が含まれており、これを利用して鶏肉やスペアリブ、スジ肉等のコーラ煮込みなんて料理が存在する(コーラで煮ると肉が柔らかくなるらしい)くらいだから、これも風邪の症状改善に有効なのかもしれない。

ところで、落合監督によると、単にそのままコーラを飲むのではなく「炭酸を抜いて、温めて飲む」のが風邪にいいらしい。(温めた方が上記の酵素成分が活性化するのか?)
…もし確実に風邪に効くと分かっていたとしても、流石にそんなの飲みたくないです。(^^;;) 炭酸飲料もコーラも好きな方ではあるけど。
 その風邪だが、病院で処方された薬を飲んでいたら症状が変わって喉の痛みはなくなったものの、咳がキツくなり鼻の分泌が異常に。頭痛は相変わらず。  これ、回復過程の症状といえるのかなぁ。なんだか症状が変化しただけでキツいことに変わりはない気がするんだけど。

 また病院
 2005.11.15(Tue)
先日病院で最初に処方された薬が合わなかったのか、喉の激しい痛みこそ治まったが咳が酷く、また鼻の分泌異常や頭痛も症状が変わったものの治まった訳ではなく、結果的にはたいして症状の改善がないまま週末が過ぎてしまった。
 もともと最初の診察時に「数日経っても症状が治らなかったらもういちど来て下さい」と言われたのは、もしかして医者の方も確信がなかったのか? というより、病院で別の風邪を拾ってしまったんだろうな、やっぱ… orz これ、肺炎になってなきゃいいんだけど、けっこう不安。

…というわけで今日は再検査。(T_T) まぁ最近の状態では体力もかなり落ちているだろうし、これでは治るモノも治らないだけかもしれないが。
 本当は今日はゼミで発表する予定だったが、この体調で準備も進まず声も出ないんだから延期して貰わざるを得ない。月末の国際学会の日程は流石に動かないので、更に今月の日程がタイトなものに…。はぁぁ、もぉ逃げたいっす。

診断の結果、肺炎ではないそうで、ひとまずホッとする。 「副鼻腔炎」というものらしい。 つまり、鼻と眼をつないでいる部分の奥の方に炎症が出ているそうで、これが慢性化するといわゆる蓄膿症(の筈)。
 これが咳とどう関係しているのか素人にはちょっと分かり辛かったのだけど、今の咳もこれに関係しているとのこと。つまり副鼻腔の炎症のせいで発生した分泌異常が鼻と喉の両方を襲っている、ということのようだ。
 ということで今日処方された薬は抗生物質。 薬を貰うと一緒に付いてくる各薬剤の説明書に記された副作用を読んでいると、ちと飲む気をなくしかけるのだが、早く治さないとマズいので飲ま飲ま。

ゼミも欠席し部屋でおとなしく静養、とはいえ切羽詰まる状態には違いないから作業を進めつつ。
 で、テレビをつけると各局ともに結婚報道の特番。ま、そりゃそうだわな。しばらくNHKにしていたら。 …鈴木結女、ものすごく久しぶりに見た気がする… (彼女は学習院の初等部からのご学友)
 それから、別のご学友が「紀宮さまは宮崎駿ファン」だということを証拠とともに明かした上で、今日のロングドレスは「カリオストロの城」のクラ●スを意識したんじゃないかということを言っていたんだけど…、それって本当にいーのか? (^^;;)
 たしかにアレも王族の結婚衣装だけど、その時の結婚(させられそうになった)相手は…ねぇ。

別の某民放では、かつて(名目上は)お忍びで彼女が何度かコンサートに訪れていたさだまさし氏がお祝いメッセージを出していた。 少し前に放送されたテレビ番組で話題になったらしい、紀宮さまが書いた詩にさだ氏が曲を付けたものも初めて聴いたが、…これ、コーラスが重ねてあるってことは、既にレコーディングされてるってことですか。