時々日記:2005.8.16-8.31

 過ぎゆく夏に
 2005.8.16(Tue)
大文字
今日は五山の送り火。例年同様、夕方から狂授がやってきて、早めに夕食を済ませた後に研究室から送り火を眺める。20時から「大文字」を最初に放火点火が始まり「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」と続いていく。
 うちの研究室からはメイン(?)の「大文字」がよく見えるのだが、これから移転する部屋からは「妙法」と「船形」がよく見え、特に舟形は全く障害物なしでキレイに見えた。廊下からは「左大文字」もなんとか見えたが、「鳥居形」は灯りは確認できるものの形の認識は無理(^^;;)
 セキュリティの問題から一応ロックアウトはしているんだけど、学生は鍵を持っているし出入り自由だから結局、どう見ても学生には見えない人達まで大学の建物内をうろうろしている夜である(笑) ただし数年間から屋上への立ち入りは全面禁止。というのは数年前、屋上で見物していた学生が誤って落下してしまい(幸いにも最上階から地上までではなく低層階屋上への落下だったので骨折程度で済んだ)、またその学生が院試直前の4回生だったらしく、それ以来屋上の立ち入りは全面禁止になってしまった。だから研究室や廊下で絶好の見物ポイントは物凄い人だかりになる(苦笑)

そのあと、これまた例年通り下宿で狂授と飲んだくれ(笑)
船形 妙法

 真っ黒な水
 2005.8.17(Wed)
mixiを使うようになって以来、思いついた時に細々とmixiの日記に書き込み、後日リンク等を付け文章をまとめ直してこちらの日記にアップする形になってきた。携帯電話からも書き込めるのは大きいかな。まぁブログと同じようなものだが。マイミクシィに登録している人の日記最新分や参加コミュニティの最新書き込みをすぐにチェックできるし、軽いチャットのような状態になる時もある。こちらのサイトとうまく使い分けていきたいところ。
 従って、mixiに参加している人にとっては既に読んだ内容をこちらでも読まされることになってしまうが、それではわざわざ読みに此処を訪れて頂いたのに申し訳ないしツマラナイので、何らかの付加価値を与えていかないといけないだろうなぁ。日々研鑽。

部屋のエアコンの排水管が何処かで詰まっているらしく、ここ3週間ほど稼働していると水がぼたぼた落ちてくる事態になっていた。 部屋のレイアウトの都合上、冷房の真下にPowerMac G5が置いてあるので、水びたしになるはかなりマズい。
 応急策としてエアコンの吹出口の下にゴミ用の大型ポリ袋を張り、袋の底に穴を開け、エアコンから漏れた水が袋を通して2lのペットボトルに溜まるような装置(?)を作って凌いでいたのだが、酷い時は1時間で1〜1.5lくらい溜まる。それだけ部屋の空気中に水が含まれていた訳で、その多くは汗かきな僕が空気中に放散させた汗なんだろうけど。
 昨日は少し時間的余裕ができたので、エアコンを大掃除。 エアコン内部はどうしてもカビが発生・付着しやすく、しかも吸い込んだ埃と一緒になって塊となり成長(^^;)していくのだが、多分このカビ+埃の塊が排水管を詰まらせる原因でもある。よって、これを徹底的に除去。

最近のエアコンは内部の掃除もしやすくなっているらしいが、この部屋のエアコンは古いため、特に吹出口内部の回転ファンが簡単に掃除しにくく(しかも塊が成長しやすい)、本来はアルミ製冷却フィンを洗浄するための高圧ガス洗浄スプレーを2、3本買ってきて、回転ファンを手で回しながらスプレーしてカビと埃を吹き飛ばす。カビや埃をふくんだ洗浄液は、水漏れ対策で張ったポリ袋を通ってペットボトルに溜まっていく。
 以前ダ○キンがエアコン掃除のCMでやっていた方法を参考にして考えたのだけど、これが結構効果があるもので、年に数回この掃除をしている(時間とコストがかかるので頻繁にはできない)。 ただ、これだけでは排水管の詰まりは解消できないので、古いギターの弦を使ってエアコン側の排水管入口をつついて詰まりを落とし、本来は水道パイプの汚れや詰まりを掃除する洗剤を注いで排水管を掃除。これでやっとエアコンが復旧した。

これだけ徹底的に掃除すると、色々な手間を含めて2時間くらいはかかってしまう。疲れもあって、夕飯も喰わないまま爆睡してしまった…気付けば朝。

 僕らの夏
 2005.8.20(Sat)
曲 目
1.真夏の恋
2.ラブストーリーは突然に
3.夏の日
4.たそがれ
5.さよなら
6.夏の思い出(客と合唱)
7.夢で逢えたら(客と合唱)
8.Hotel California
9.僕らの夏
10.銀座カンカン娘
11.夏の終り
12.秋の気配
13.風のようにうたが流れていた
14.たしかなこと

<ご当地紀行:大阪万博公園>

15.Re
16.正義は勝つ
17.Yes-No
18.キラキラ
19.YES-YES-YES
20.明日
21.僕ら
22.言葉にできない

<Encore1>
23.だからブルーにならないで
24.またたく星に願いを
25.君住む街へ
26.大好きな君に

<Encore2>
27.Moonlight Serenade
(小田さんがサックス演奏)
28.Yes-No
29.キラキラ
30.そして今も
31.たしかなこと (客と合唱)
今日は午後から吹田の万博記念公園へ。もみじ川芝生広場で行われる小田和正の野外コンサートへAOIさんと出掛ける。今夏の野外ライヴ2本目。一昨年は「長崎から」直後に富士急で小田和正+CHAGE&ASKA、去年は8月末にお台場でチャゲアス25周年記念の野外ライヴを観ているが、2回とも台風来襲と重なり当日の天気が微妙だった(ライブ中はまったく雨降らなかったけど)。今日はこの晴天だから流石に大丈夫だろうな…。長崎同様、日焼け対策をしっかりしないと。
 ところで、いずれ"大阪万博記念公園"と書かないと分からなくなるのかなぁ…愛知万博会場は果たして元の"愛知青少年公園"に戻るのかどうか。実は既につくばにもあるんだけど。

太陽の塔
おけいはんを特急→枚方市乗り換えで準急→茅島乗り換えで普通→門真市、そこから大阪モノレールで万博記念公園へ。考えてみたら大阪モノレールなんて初めて乗ったな。モノレール自体は犬山や東京など何度か乗ったことはあるけど。
 ホームで待っていると、レール下の床面からホーム面までの高さが普通の鉄道よりかなりあるので、ホームから下を覗くとけっこう怖い。もともと高所恐怖症なAOIさんは完全にガクブル状態。 乗車後も(普通の鉄道なら見える筈の)高架橋の壁も見えず窓から真下がまる見え状態なのでかなり怖がっていた。
 高速道路の真上または併走しながら、やがてエキスポランドの観覧車やジェットコースターや「太陽の塔」が見えてきた。門真市から18分で万博記念公園に到着。駅からさらに園内を15分ほど歩く。太陽の塔の前を通り、コンサート会場となる「もみじ川芝生広場」へ。既に開場しており、さっそく会場内へ。 それにしても暑い〜。
太陽の塔
 チケットが届いた時はたいして良い席とは思えなかったのだが、実際に確認してみるとかなりいい席だった。1ブロック8人と、かなり細かく分割されていて、これなら入場の早い遅いでさほど不公平が生じない。席も割と前の方だし、しかもステージから伸びた花道から横に10mくらいの位置。花道終端(間違いなく此処でも唄う)からも至近距離で、かなりの近さで見られる場面もありそう。ステージの後方右手に「太陽の塔」が頭だけ真横からちらっと見える。左手には数年前に移転してきた阪大病院。僕の席の位置からは木に隠れて見えないが、ステージ後方には国立民族学博物館がある、という環境。ともあれ、開演まで1時間半ほどあり、強い日射しで暑い中、ビールとかき氷を消費しつつ開演を待つ。

16:10頃に開演。いきなり「真夏の恋」で始まった。 流石に通常のツアーから大幅な曲目の入れ替えがある訳ではないが、そもそも今回のツアーは会場ごとにけっこう曲目が変わっているようだし(1曲目ですら時々変わる)、曲順もかなり変わっている。やはり夏の野外を意識した構成ということだろう。でも「さよなら」を演ったのは少し驚いた(「Looking Back」ではない正調アレンジの「さよなら」をライヴで聴いたのはいつ以来だろう…)。これは完全に季節外れだよな(苦笑)。

太陽の塔
終演は19:15。流石に付近に住民はいないものの阪大病院があるため、ここで野外コンサートを行う場合は20時までに終わらないといけないらしい(それで16時開演なのか…)。意外にモノレールにもすんなり乗れて帰路へ。

 天保山に立つ
 2005.8.21(Sun)
サントリーミュージアム
ガンダム展 入口
てな訳で今日もまた、おけいはんに乗って大阪へ。今日は淀屋橋まで乗り通すので特急の2階車で。 天保山のサントリーミュージアムで開催されている「GUNDAM GENERATING FUTURES」(ガンダム展)を観に行くのだが、会期も末になってきたし今日は混んでいるかもなぁ。淀屋橋から御堂筋を歩いて梅田へ。地下街に入り、AOIさんと梅田の阪神百貨店地下でいか焼きを食べる。当然デラバン。
 そのあと大阪四季劇場「マンマ・ミーア」を観るAOIさんを西梅田まで送り、こちらは地下鉄に乗って大阪港(天保山)へ。阿波座を過ぎて電車が地上に出ると…うわ、雨降ってるよ… 傘持ってねーや。13時ちょうどに大阪港に到着。小雨だったのでサントリーミュージアムまで小走り。どうせ汗びっしょりでシャツずぶ濡れだし(←半ばヤケ)

やはり大変な人出。とはいえ大半は海遊館への行列で、サントリーミュージアムはさほどではない。しかもお子様たちの目当てはガンダム展ではなくIMAXシアターで上映しているコナンだし。
 入場すると、エントランスにいきなり実物大のコアファイター。以前カトキハジメがLDのボックスアートに描いたものをベースにしたのかな? 脱出して乗り捨てた後の状態。塗装が剥げパーツが脱落した状態で、細かいマーキング類やパネル分割ラインがリアル。やはり実物大というのはかなり説得力があるよなぁと実感。
 バンダイミュージアムの実物大ガンダム(胸像)はアニメ版がベースになっているので表面にパネル分割ラインもなく滑らかなラインで、最近のPG・MGシリーズのプラモデルを見慣れた者にとってはどうも不満なんだが、あの大きさに否応なく説得されてしまう部分もあって、その点このコアファイターは完璧かも。
 ところでこのコアファイターのコクピット、つい最近バンダイミュージアムに展示されたガンダムの実物大コクピットとはキチンと整合性は取れているんだろうか(笑)

ガンダム展ポスター
面白かったのはハイパーバズーカ筆とジオング頭の筆。ハイパーバズーカ筆は約1/10くらい(言い換えると、人間が持って丁度ぴったりの大きさ)の木製のハイパーバズーカの砲口に筆がついたもので、それが数個のパーツに分解されて箱に収まっていた。ジオング頭の筆はまさにそのまんまで、木製のジオングの頭部、首の付け根から穂が生えたもの(笑) これが実用に使えるかどうかは別としてビジュアル的に笑えた。
 ただ、以前同じサントリーミュージアムで開催された「ドラえもん展」に比べると展示作品数やジャンルが少なく、その点ではちょっと期待はずれな気もしたのは確か。ガンダムのネームバリューと影響力ならもっと多くの分野や人数のアーティストの参加があって不思議ではないと思うんだけど…。
 なお、ガンダム展で限定販売されているHGUCガンダム・クリアバージョンは現在売り切れだそうで入手できず。最後の入荷日は忙しくて行けそうもないし。これ、ドラえもん展のように東京など他地域での開催はないのかなぁ。あれば再生産しそうだけど。

出口を出たところにペプシのボトルキャップのガンダム全シリーズが展示されてあった。そうか、考えてみたら此処はサントリーミュージアム。ペプシの日本発売元じゃねーか(←今頃気付くなよ/笑)
 間もなく始まる「SEED」は台座がボトルキャップではなく単なるミニフィギュアなのね。今回は袋も一部が透明で中身を確認して買えるようになっているらしい。だから今回はシークレットなしの24種(MS16種・人物胸像8種)。とりあえずフリーダム・ストライクフリーダムは欲しいかな。でもあっという間になくなりそう(笑)

天保山山頂
天保山山頂
サントリーミュージアムを出てしばらく歩き、天保山公園へ。最近は「日本でいちばん低い山」として有名だが、前回訪れた時には何処が山頂なのかよく分からないままだったので改めて確認に。天保山のバスターミナル側から公園に向かうとほぼ平面のまま公園に行くことができる。入口はコンクリート製の防潮堤になっており、非常時には鉄製の厚い扉を閉鎖して内陸への浸水を防ぐ。天保山公園は地形的に端に位置するので、つまり非常時には天保山が水没することが前提らしい(笑)。これに対して、地下鉄大阪港駅から公園に向かう場合は防潮用の築堤を乗り越えていく形になり、この築堤の盛り土を「山」と勘違いする人もけっこういるようだ(笑)。
 元々が江戸時代(天保年間)に安治川の運河工事で川底をさらった土砂を積んだ人工の山で、当時は海抜20〜30mくらいはあったらしい。その後、幕末に砲台を築造するために山が削られ、昭和以降は地盤沈下のため更に低くなり、今では海抜わずか4.5m。
天保山
 だから山頂といっても公園内で特に小高くなっている訳ではなく、明治天皇観艦記念碑の裏手にある三角測量点(写真の、タイルの並びを中央当たりで崩して埋められた石)が山頂。地下鉄の駅から直接公園に向かった人にとっては築堤を下って天保山山頂へ向かうことになる
 明治天皇観艦記念碑のすぐ近くにある時計塔には「endless night」の文字が。これは、かつて15年以上前に関西テレビの名物深夜生番組だった「エンドレスナイト」(ホントに終了時刻が決まっていなかったらしい)の番組内企画でロータスクーポンを100万点集め、それで何を購入するかという話になった時に「ずっと後世に残るものを」ということで1988年に時計を天保山公園に寄贈したということだ。たしかに番組が終わった現在も時計は残り、時を刻み続けている。
 時計塔の設置当時はまだ「天保山ハーバービレッジ」と呼ばれる一帯の開発を始めたばかりで海遊館(1990)もサントリーミュージアム(1994)もその周囲のアミューズメント施設もなかったから、当時とは天保山も風景が一変した訳だ。そして当時、番組の名物ディレクターだった"シーチャカ"千草宗一郎氏はつい先日、関西テレビ社長に就任(先日の「25時間テレビ」で見た時はヤ○ザにしか見えなかった…ま、あのルックスが名物となって原因ではあるが)。これまで大株主の産経新聞・阪急電鉄やフジテレビ出身の社長が続いていた関西テレビでは初の社内生え抜き社長なんだそうな。うーむ、時代は流れる。

 院試はじまる
 2005.8.23(Tue)
今日から院試がはじまった。試験会場となる講義室の廊下は研究室引っ越しの運搬ルートになっているため、夕方まで運搬を自粛。段ボール箱への積み込みに専念したが、なかなか終わりが見えないな…。
 明日の夜は研究室で恒例の院試打ち上げ。 例年、学科(英語+専門)試験が終わり翌日に面接を残すのみとなった晩に院試打ち上げを行っているのだが(面接の日の午後には結果が分かるため)、今回の餌はお好み焼きらしい。(去年は餃子だった) てな訳で、夜にM1の学生が試作したものをさっそく試食。ふむ、なかなか。

 限りなきスパムメールとの闘い
 2005.8.25(Thu)
とにかく毎日届くスパムメールには苛々する。多い時は僕でも1日30〜40通くらい届いていたから、多い人はもっと届いているだろう。色々と対策を講じてはいるのだが、さて効果は出るのか。
 こういう状況の中、スパムメール対策を強化した大手プロバイダが増えてきた。僕が接続に使っているPlalaでも、以前から有料サービスでヘッダ情報から特定したメールをリジェクトする機能はあったが、それと同じ設定方法で弾き出されたメールをサーバー上のゴミ箱にため、Web上でゴミ箱を確認して廃棄orダウンロードを決められるサービスが無料で今月から始まった。
 この手のサービスが始まった頃は、From:やSubject:など限られたヘッダ項目しか振り分け条件に指定できなかったが、最近はReceived:やX-mailer:などヘッダのどの項目も自由に条件指定できて、PC上のメールソフトとの差がなくなってきたなぁ。
 もっとも、僕がPlalaのメールアドレスで受信しているのはPlalaの事務局等から送られてくるインフォメーション系のメールが大半で、個人同士の連絡には使っていないから本来は殆どメールが届かない筈のアドレスなのだ。だからスパム拒否/振り分け設定もかなリ厳しい条件にできるのだけど。
 また、これまでは有効利用策としてPostPet用メールアドレスにも指定していたが、これも今月PostPetV3+サービスの変更により専用アドレスがSo-netから貰えたため、今後さらに使われなくなる訳で、ほとんどアドレス指定受信でも問題ないくらいの使われ方になる筈。それでもサーバー上のゴミ箱を覗いてみると相当な量のスパムが毎日届いているようだ。

最近とったスパム対策をいくつか書いてみよう。Tipsになりそうな気もするし。
我サイト上のメールアドレス表示をテキストでなく画像に変更。最初はテキストのまま一部に全角文字を混ぜるなどしていたのだが、より完全を期して画像にした。当然mailto:のタグも全部消去。既に出回っているデータベースは仕方ないとして、今後ロボットにアドレスを拾い上げられる可能性を潰しておこう、と。ただしまだ不十分で、BBSの方でもなにか対策を考えないと。
Spamcop.netへの登録と報告。日本語のスパムに対して一体どのくらい効くのか?という疑問はあるし、厳しい対処のため色々と冤罪が出ているのも確かだが、大手プロバイダはここのデータベースを参考にフィルタを設定しているところが多いらしく、ユーザーによるスパム振り分け・拒否の設定機能を持たないmac.com(僕がメインのアドレスに使っている)でも、ここに報告を出すようになってから届くスパムの量が激減した。

で、問題は大学のメールアドレス。 流石にプロバイダのような振り分けサービスはないし、Spamcop.net等のデータベースを使ってフィルタをかけてくれるとも思えない。仕方ないからメールソフトの自動振り分け機能で「迷惑メール」フォルダに突っ込ませるしかない(ヘッダを解析するためゴミ箱には入れない)。
 うちの研究科のメールサーバーはメール配信にqmailを使っているようだが、実はこれ、スパムをばらまくのにもよく使われているのよね。だからPlalaのメール振り分け設定にはReceived:に"qmail"が含まれていることを弾き出し条件に(その他の細かな条件が揃っていたら通過)しているくらいなのだが、このアドレスではこの方法が使えない。
 ただ、スパムの大半はFrom:などで他のアドレスを騙り、真の送信元がヘッダから分からないように送信側ではMessage-IDを付けないようにしていることが多く、その場合はMessage-ID:に受信側(つまり自分のメールアドレス)のドメインが入るケースが多いので、条件として「From:またはReturn-path:のドメインが自分のメールアドレスとは異なり、かつMessage-ID:のドメインが自分のメールアドレスと同じ」ものを弾き出すようにすると、かなりの確率で弾き出せるようである。いずれまた抜け道を考えてくるかもしれないが。
 また、日本国内のプロバイダは契約条項に「スパムメールの送信」を禁じているところが大半で、バレると即刻契約を解除されるため、最近この手の業者の多くは韓国・中国・台湾などの接続業者を仲介してメールを送信しているケースが多いことから、Received:の中のIPアドレスが210・211・218などで始まっているものが含まれていたら弾く、という設定にしている人もいるようだ。(無関係なものまで弾く危険が結構高そうな気もするが…)

ということで、最近は迷惑メールと認識されずにメールソフトの「受信」フォルダに入ってくるスパムメールは1日2通くらいまで減った。けどまだ安心はできないよなぁ。
 ちなみに携帯電話の方は割り切って「指定アドレス以外全部拒否」にしている。僕の場合、わざわざ携帯にメールを出さなくともPC用のアドレスに出せば大きなタイムラグなしで読んでいる場合が多い訳だし、ごく限られた人にしか携帯のアドレスは教えていないので。
 ただし、新しいアドレスを指定枠に増やす必要が出た時の設定変更がちと面倒ではあるのよね…。

院試、うちの研究室の学生4人はみんな受かった模様。よかったよかった。

 現実逃避
 2005.8.28(Sun)
月末までに「英語で」書かなきゃならんモノがありまして。英語どころか原文の日本語すらロクにまとまっていない。マズい…。
 とか言いつつ(だからこそ?)、現実逃避。25日に昨年のCHAGE&ASKAのコンサート「two-five」を完全収録したFC限定DVDが届いたので、じっくり観た。
 今回のDVDのパッケージは、ツアーのパンフレット(Vol.1〜3)と同じ版型になっていて、揃えて棚に飾ると良さげである。装丁もパンフレットの色違い(Vol.1:黒地に銀文字、Vol.2:赤茶色の地に銀文字、Vol.3:薄い青銀地に白抜き文字、DVD:メタルな銀地に白抜き文字)。
 流石に3枚組(コンサート本編2枚+映像特典1枚)は見応えがある。通常のライヴDVDでは編集されてカットされてしまうようなトークも入っているし。うーん、やっぱこのコンサートは選曲も良かったなぁ。ASKAの喉の調子も、丁度1年前にお台場でやった25周年記念野外ライヴ「熱風コンサート」の時以外はずっと良かったんだよな…。あと札幌ドームのカウントダウンもダメだったが、つまり緊張しすぎるとこの人は喉がおかしくなるのか?

映像特典DVDの方にはツアー前半のホール公演シリーズから後半のアリーナ公演に切り替わった時に新曲等と入れ替えられた曲が収められていたり、あの「熱風コンサート」の開演前風景や11月の慶應三田祭の時の様子も入っているので、いってみれば2004年の彼等の活動を網羅しており、小田さんがFC限定で発売している「LIFE-SIZE」のような趣もある。それにしても、あの富士急での小田さん+チャゲアスのライヴ、DVDにならないかなぁ。