時々日記:2005.8.1-8.15 |
完成 |
2005.8.2(Tue) |
■ようやく京大さだ研会誌(稲佐山でバラまく)、および公楽荘友の会の宿泊の栞が完成。ここ数年、印刷用の版下を作る都合からPDFで作ってきていたが、今回はともに最初からPDFによるダウンロードを前提として編集してきたので、いろいろと新しい試みも多かった。さっそく京大さだ研会誌はネットでも公開したが、一体どういう反応が返ってくることやら。 ■京大さだ研会誌はネット配布以外に恒例の稲佐山での待ち時間にバラまくために印刷版も作る。夕方にいつものコピー屋に出掛けて印刷。印刷機(いわゆるリソグラフ)が新型になっていて、印刷にしてはえらく綺麗な仕上がりになった。これで明日に荷物を宅急便で出す際、さだ研会誌を中に放り込める…。よかった。なにしろ冊子類は重いので。 |
トラックパッド+マウス |
2005.8.3(Wed) |
■1984年の初代Mac登場以降、純正ではワンボタンマウスを堅持してきたAppleもついに複数ボタンのマウスを発表した。もっともOSレベルではMacOS 8.xの頃から2ボタンマウスに対応していたし、OS XではWindowsマシン用のスクロールホイールつき2ボタンマウスをつなげばスクロールも含めて普通に使えていた(キーを押しながらホイールを回すと横スクロールする機能まである)のだが。つい先日発表された新モデルがマウスの付属しないiBookとMac miniだったため、これが標準で付属する機種はまだなくワイヤレスマウス同様に別売りオプション扱いだが、オンラインストアから従来のワンボタンマウスが消えことから、次期モデルのiMac・Power MacからはこのMighty Mouseが標準で付いてくることになるのだろう。 見た目は従来のワンボタンマウスの透明パーツを白色に変更し、上部に小さな突起が付いた感じだが、この小さなボタンが360°スクロールボールで、ここが指の力の方向を感知して、スクロールホイールでは不可能な360°方向の二次元スクロールを可能にしたようだ。また、マウス上部全体がトラックパッドと同様の機構を持ち、外観はワンボタンでありながらマウス上部においた指を感知して2ボタンマウスの操作(右クリック・左クリック)メニューに対応し、さらには側面にも圧力を感知する部分があり、ここを触ってマウスを挟むように持つとあらかじめ設定した動作(特定のアプリケーションの起動など)ができるというもの。 今迄シンプルなワンボタンマウスに拘ってきたAppleがここにきて一番複雑なマウスを作ってきたのが驚きではある。たしかにスクロールについては最新モデルのPowerBook・iBookのトラックパッドで新機構を導入したため、いずれマウスにも何らかの動きはあると思ってはいたけど。 研究室や移動時に使っているiBookにはWindows用のマウスをつないで使っているが、たしかにスクロール操作は慣れると便利だし、Appleが純正マウスで付けてくれるなら有り難い。しかも360°スクロールができるのはかなり便利そう。マウスだけ買い換えるかもなぁ。ちと高いが。 ■夕方に衣類の一部や機材、さだ研会誌(まだ綴じてない)などを箱に詰め宅急便に出した。それでも今回は手荷物+幟の竿+ギターのフル装備になるんだよな…。まぁ今回は博多から鈍行乗り継ぎでなく「かもめ」で長崎直行の予定だからさほど苦労はしないだろうけど。 |
出発 | |||
2005.8.4(Thu) | |||
夕方に帰宅、最終準備を確認して19時にいよいよ下宿を出発。バス・地下鉄を乗り継いで京都駅へ。いったん荷物を預け、京都駅東の「新福菜館」へ。ラーメン(小)を食べ、突き出し肉(チャーシュー)をテイクアウト(これが立ち寄った目的なんだが)。それから再び荷物を持って改札を入った。 これまで「ムーンライト九州」は京都始発だったので、こちらにとっては乗り換えの必要がなかったのだけど、今夏から新大阪始発に変更されてしまい京都からは別の電車で行って乗り換えなければならない。(名古屋から向かう)みみなが乗車していると連絡を受けていた20:16発の新快速になんとか間に合い、列車内で合流できた。 ■新大阪には20:39到着、改札では東京から新幹線で移動してきたAOIさんが待っていた。3人で改札前のロッテリアで時間をつぶしつつ、やがて東京から鈍行乗り継ぎでやってきた弥生猛さんも合流。キヨスクで飲み物を買い込んでホームへ。そして22:01に「ムーンライト九州」は新大阪を発車、今年も長い旅が始まった。 今回同行するのはりょーかん・みみな・AOIさん・弥生さんという、まぁあまりに濃すぎる面子(汗)。これで狂授もいたら最強だったんだが(狂授は現在上京中。明日、東京から鈍行乗り継ぎで新大阪に向かい「ムーンライト九州」に乗車、当日に長崎入り)。今回は事前に示し合わせて酒のつまみを持ち込んだのだが、これがまた凄いことになった。 ・りょーかん:京都・新福菜館の突き出し肉(焼豚) ・みみな:名古屋・風来坊の手羽先 ・AOI:大阪・551蓬莱の豚まん&ユーチュー焼売 ・弥生:横浜・崎陽軒のシウマイ …なんだかダメ四都物語というか無駄に贅沢な車内宴会というか(笑) とりあえず出発を祝い旅の無事を祈って乾杯。さっそく手羽先を食べ始めた。これだけの勢いで喰い続けている集団も他になく、また匂いが強い食べ物ばかりで、周囲はかなり迷惑だったかもしれない(汗) それから2時間呑んでは喰い、全部平らげた我々は既に人間の屑。たしか日付が変わる頃からみんな寝に入ったような。 |
2年ぶり帰還 | |||
2005.8.5(Fri) | |||
■目覚めたのは朝5時くらい。しばらくすると夜明け後最初の停車駅である厚狭。5:34に下関に到着、機関車付け替えのため12分の停車があり、一昨年はなかった弁当販売もあったから当然の如く「ふくすし」と冷たいお茶を買い込み朝食。流石に日本酒はなかったので早朝から「ふくすし」に付いているウニで呑むという人間の屑なことはしませんでしたが(笑)。 関門トンネルを抜け2年ぶりの九州上陸。小倉を過ぎてしばらくすると左手にスペースワールドが見える。ここに据え付けてある実物大のスペースシャトルには翼に「Discovery」と記されているのがはっきり見えたが、これは単なる偶然なのか打ち上げの度に名前を付け替えているのか。 7:23に博多に到着。一度改札を出て「4枚きっぷ」を購入してホームへ。キヨスクで買い物していると、そこへカメラを持ったあいびすさんが登場して驚愕。プリウスに乗って横浜から長崎に向かうとは聴いていたが、まさか此処で待ち伏せされるとは…そういえばこの人はこーゆーコトをする人だったなと思い出したのは迂闊にも待ち伏せされた後だった(汗)。結局あいびすさんに見送られ(^^;;)8:00発「かもめ5号」に乗って博多を出発。 早めに並んだから座れたけど自由席はけっこうな混雑ぶり。ところが8:41に佐賀で停車するとかなりの乗客が下車して、いきなり空いた。2枚きっぷ・4枚きっぷなどのトクトクきっぷが色々出ていて安く気軽に利用できるのだろう。高速バスとの競争の結果だろうけど。UVカットガラスのためやや微妙な色合いで景色が見える車窓から、有明海の向こうに見える雲仙を眺めつつ、長崎へ向かう。 それから中華街へ出掛け、4人で「江山楼」本館に入る。早めに来たのが功を奏して待たされずに席に着くと、そこへむじるし氏も現れたので席を一緒にしてもらい5人で昼食。ちゃんぽんとトンポーローを頼む。ああ、此処のちゃんぽんも2年ぶりだなぁ。ウマー。 そのあと中華街から観光通の方へ散策。そのまま自由飛行館へ。ちょうどお昼時で混んでいた。ここでお茶を飲んでいたら店に一瞬だけさだまさし氏の父上(コンサート会場ではよく見かけるが)が立ち寄っていた。そのあと 公楽荘へ戻り、暫くゆっくりしていると次々と到着しはじめた。今回はちょっとくらい観光しようかとも思っていたが、流石にこの暑さでは外に出歩く気がしない(苦笑) さだ研の会誌もこの時間の間に製本を終える。 ■で、夜の宴会。初日は10人弱とちょっと少人数。今回は艦長やママさんの挨拶の前にいきなり俺がギター掻き鳴らして「あぁ、公楽荘」を唄って宴のオープニングとしてみた…が、しばらくギターを思い切り弾いていなかったもんだからピックを使ってのストロークの弾き方を忘れていた(汗) もぉボロボロ。しかも今回はあいびすさんのビデオ機材が入っている訳で…あんなモノが後に残るかと思うと…(泣) 今日は土人さんも宴会に登場。挨拶の際にビデオカメラに向かって「タカハシー!! K村ー!!」と叫んでいたのがオカしかった。明日俺もやろうっと。そのあとの2次会は今日は軽めに終了。 |
また逢えるよね | ||||
2005.8.6(Sat) | ||||
この暑さだし、山に登るのは午後から。昼食に出掛ける少し前に狂授が到着して入れ違いのように公楽荘を出発。で、今日も江山楼で昼食。流石に今日は混んでいるが、意外に待たされずに席に案内された。今日は本館2階の座敷。今日は皿うどんの太麺を頼む。江山楼で太麺を頼むのはものすごく久し振りのような気がする。 食事を終えて2階から降りたところでちょうどU氏・T氏父娘に遭遇。T氏に会うのもずいぶん久し振りの筈。あとで山に登ってから話をする機会もあるだろう。江山楼を後にして、ダイエーで飲料の買い出しをして公楽荘へ戻る。荷造りをして、タクシーで山へ。 ■今回は例年より30分早い16:30開演。 |
来年に向けて | ||
2005.8.7(Sun) | ||
■当然のように爆睡。8時に起きて朝食。部屋の荷物を片付けた後は二次会部屋でだらだらと。狂授がギタレレを手に「大きな古時計」の替え歌をやっていたらお子様達にウケまくっていたな。 お昼はまたも江山楼へ。流石に3日連続で通ったのは初めて(笑) でもウマー。今日は皿うどん細麺。またこれを1年間食べられないから名残惜しいよね。宿に戻り、荷物をもって出発。また来年、今度はもっと集まれるといいのだけど。 思案橋からタクシーで長崎駅へ。往路と同じ顔触れでまた4枚きっぷを購入、12:30発「かもめ22号」で出発。流石に今日はみんな寝ていた。14:18博多着。 仕方なく表の参道まで戻って茶店に入り、梅ヶ枝餅を食べた。 お腹も一杯になったことだし、ここから博多駅まで歩くことになった。天神のメインストリートである渡辺通を南東へ歩き国体道路へ。そういえば近々 Apple Store福岡店が天神に開業することが確定しているのだが「大きな通りと国体道路の交差点にできる」ことしか覚えていなくて店の位置がよく分からず、他の店のロケーションからもメインストリートの渡辺通だろうと推測し「このあたりかな〜」と探してみたのだが、それらしき建物は見あたらなかった。それもその筈で、実際にはひとつ西の天神西通と国体道路の交差点に建設中のビルに入るらしい。 国体道路を北東へ歩き中洲を抜けて、祇園から大博通を歩いて20時過ぎに博多駅へ到着。飲み物を買ってホームで待っていると狂授も合流。近所の銭湯を探してひと風呂浴びてさっぱりしてきたそうな。20:54発「ムーンライト九州」で出発。 |
コミック・バトン |
2005.8.10(Wed) |
■…がむろかつ氏から回ってきたので(京都に戻ってきてから気がついた)、ちょっと考えてみよう。 ■Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数) …ええと、数えるのがむっちゃ大変やな(汗) ざっと数えてみたが、文庫サイズのものも含めると400冊くらい。冊数にもだが、その品揃えの脈絡の無さには我ながら呆れ返る(苦笑)。「ジャンプ」「サンデー」の少年誌系は勿論、「あすなろ白書」もあれば「赤ちゃんと僕」とか「たびてつ友の会」も全巻揃ってるしなぁ。ええ、ウチには「ちょびッツ」も「あずまんが大王」も「ももいろシスターズ」までも全巻揃ってますとも(笑) ダメやん… ■Comic thought to be interesting now(今面白い漫画) ▼わたしはあい(外薗昌也:「モーニング」 2005年〜連載中・現在1巻まで) AOIさんに奨められて読んだのだけど、これが面白かった。一歩間違えると単なる萌え系というかヲタなだけの漫画になりかねないが、設定とか細かい部分での妙なリアルさが面白いところで。まだ始まって間もない作品だけど、どういう展開になるのか今後に期待。 ▼仮面ライダーSPIRITS(村枝賢一:「マガジンZ」 2001年〜連載中・現在7巻まで) 既に連載開始から4年以上が経過しているから「今面白い」とはちょっと違うのだろうと思うが、最近きちんと読んでいる漫画が少ないので。 この漫画、単なるヒーロー作品のコミカライズではなく、かつてテレビで僕等が見ていたヒーローの姿を作画できっちり再現しつつ、過去のテレビ作品で語られなかった部分を補完し、かつ新しい物語を生み出しているところが好きなところで、村枝賢一の仮面ライダーに対する愛情による裏打ちがあってこその作品でもある。もうね、新連載の時、本郷猛の変身にあたしゃ漢の涙を流しましたよ。 かつてのシリーズ作品を見ていなかった人にはまったく思い入れが起きようもない世界であるのも間違いないけど、この作品が歴代ライダーでも最も不遇とされてきたZX(ゼクロス)に再注目させるきっかけを作り、同じ「マガジンZ」で似たようなコンセプトの「ウルトラマンSTORY 0」(真船一雄)が始まったのも「仮面ライダーSPIRITS」を支持する声が大きかったからだろうと思う。作品自体は村枝氏が「最も描きたかった」というZX編の佳境に入っているが、このあともBLACK等を題材に続けてほしい気がする。 現在、発行の度に買って読んでいるコミック誌は「週刊少年サンデー」と「ガンダムエース」。他の雑誌はたいてい立ち読み。たまに「マガジンZ」も買う。昔は「週刊少年ジャンプ」と「ビッグコミックスピリッツ」をほぼ毎週買っていたな。月曜日に大学の生協で「ジャンプ」を買って午後の化学実験に出ると、実験の間にTAの院生(当時はTAなんて分からないから先生だと思っていた)が「あ、ジャンプ読ませて」と頼まれて読ませていたもんだから、俺の化学実験の単位はジャンプのお陰だと思っていた(笑) やがて「サンデー」で知人が連載を持ったことから「サンデー」も欠かさず買うようになり「ジャンプ」の方は2000年頃に買うのをやめたかな。たぶん「I''s」(桂正和)が終わった頃かと。 このほかで現在まだ連載中(未完)であり単行本を買っているのは ▼機動戦士ガンダム THE ORIGIN (安彦良和) ▼C.D.A. 若き彗星の肖像(北爪宏幸) ▼馬なり1ハロン劇場 (よしだみほ) ▼ああっ女神さまっ (藤島康介) ▼BASTARD!! (萩原一至) ▼銀河鉄道999 (松本零士) まぁ最後の2つは発行間隔が超不規則であるが…、てか次いつ? ■The last comic I bought(最後に買った漫画) ▼機動戦士ガンダム THE ORIGIN (安彦良和:「ガンダムエース」 2001年〜連載中・現在9巻まで) 毎月のように単行本を買っている気がするけど、考えてみたら先月・先々月は全然買ってないな。たぶん「ガンダム THE ORIGIN」「C.D.A.」「馬なり」「999」あたりの最新巻がいちばん最近買った漫画じゃないのかなぁ。 「ガンダム THE ORIGIN」はご存知「ガンダムエース」の看板漫画。というかほとんどこの漫画を連載するために創刊されたようなものだし(笑)。ストーリー自体はアニメの1stガンダムの新釈リメイクだが、設定上やや無理のあったところを修正しているので地球上でのホワイトベースの進路はけっこう異なっているしエピソードの順番にも若干の入れ替えがある。また、ここ1年近くはオリジナルの展開となる「シャア・セイラ編」〜「開戦編」という、いわばエピソード1的な物語を描いているが、従来の設定に制約される部分が少ないせいか安彦さんの色が特に出ているような気がする。 けどガンヲタ的に一番おすすめは「トニーたけざきのガンダム漫画」が最強でしょう(笑)。これはガンヲタ必携です(マテ)。で、今月末には「ガンダムさん」(大和田秀樹)までもが遂に単行本で出るらしいので買ってしまうやろな(笑) ■Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me(よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画) 僕がいちばん漫画を読んでいた頃って「ジャンプ」の全盛期と重なるんだよな。だからあの時期の主な「ジャンプ」系漫画はたいてい読んでるし、何かしらの影響は受けているだろう。それと90年代前半の「ビッグコミックスピリッツ」も。あの時代はたしかに凄い雑誌だったなと思う。 結果的に単行本では一冊も買っていないが、高校の頃に友人に借りて読んだ「沈黙の艦隊」(かわぐちかいじ)は衝撃的で、その後「モーニング」を読むきっかけにもなったが、あの作品の場合、連載の真っ最中に冷戦が終わってしまうなどちょうど世界情勢の動きが急速に変化した時期で、漫画の流れがむしろついていけない位になっていたな。 本当は作家別に5人を選びたいところだが、凡例に従って5作品を挙げることにする。 ▼BASTARD!!-暗黒の破壊神- (萩原一至:「週刊少年ジャンプ」→「ウルトラジャンプ」 1987〜連載中、現在23巻) うーん、何だかんだ言いつつずっと読んでるしなぁ。こういうテーマを扱いながら、これだけネタとギャグ入れつつ描いている作品も空前絶後だろうとは思うが。数年前は1年間ほとんど休載が続くような状態で、はたして終われるのか?という雲行きだったけれど、最近は量こそ少ないものの毎月きちんと掲載され、話の流れとしても遂に結末に向けた動きらしきものは見えてきた…が、ちょっと安易な方向でまとめてしまいそうな危険も孕んでいるようで、それはそれで不満かも。 ▼ディスコミュニケーション (植芝理一:「アフタヌーン」 1991〜2000連載、全13+1+3巻) 高校生の男女カップルの話なのにラブコメでも単純なラブストーリーでもなく、いろんな意味で奇妙なマンガではあった。心理学や民俗学、宗教的なネタも多く、さらにヲタ的要素や性癖がどこかしら異常な登場人物ばかりで、高校なのに校内のノリはほとんど早稲田や京大のようだった(笑)。世間的認識ではメインとされる前半の「冥界編」よりも、個人的には後半の「学園編」「内宇宙編」のヘンなノリが気に入っている。見様によっては殆ど病気だろうけど。 ▼動物のお医者さん (佐々木倫子:「花とゆめ」 1987〜1993連載、全12巻) 国立大学理系の学生の必携書(嘘)。理系にいたらこれが誇張でないことを実感します。菱沼さんのように俺も英語で悶絶する日々が来るとは連載当時のみならず今年はじめまで思いませんでしたよ(泣)。それにしても「おたんこナース」でもそうだったが、佐々木倫子独特のあのテンポは妙な落ち着きを読む側に与えてくれる気がする(笑)。それが何度も読み返したくなる理由かも。それにしてもH大…広くてキレイだったなぁ…。 ▼寿五郎ショウ (江口寿史:1986年単行本) 江口寿史の場合は様々な短編を一冊にした短編集が多く、なんだか北杜夫でよくある随筆+短編をごちゃ混ぜにした単行本のようだが(笑)、短編1つ1つのネタの圧倒的な意味の無さに妙にハマってしまい、今でも時々読み返してしまうな。「寿五郎ショウ」以外にウチにあるのは「江口寿史の爆発ディナーショー」「江口寿史のお蔵出し」「江口寿史の犬の日記、くさいはなし、その他の短編」の3冊だが、どれもよく読み返している気がする。「寿五郎ショウ」の中の「正直日記」で天下一品の話が出てくるが、これが掲載された1985年当時はまだ今ほど全国区になる以前のことで、この漫画によってあのラーメンの知名度が上がった部分もあるらしい。 ▼機動警察パトレイバー (ゆうきまさみ:「少年サンデー」 1988〜1994連載、全22巻) パトレイバーはアニメ作品としてテレビ版やOVA版もあるし、押井守による映画版(特に"2")が高い評価を得てしまったため、漫画版の評価が相対的に下がってしまっている気がするが、これは単なる原作でもコミカライズ版でもなく、エピソードも(特に後半は)アニメとは微妙に異なっており、長編エピソードと短編エピソードのバランスの良さなども含めて、アニメとは無関係でも高い評価のできる漫画だと思う。いま考えると、こういう内容で当時の少年誌によく連載できていたよな、という気もする。ただしアニメと違って内海課長が生きたまま逃げ切れずにああいう結末になったのは勧善懲悪が基本の少年誌だからこそ、かも。かの「踊る大捜査線」も「パトイレイバー」がああいう切り口で警察を扱ったからこそ切り開くことができた世界でもある訳で、そのあたりも含めて今でも時折読み返す作品のひとつ。 ほかに挙げたかったのは作家としては桂正和・松本零士・石ノ森章太郎・手塚治虫。このあたりはどれか1作品を挙げるのが難しい。藤島康介や江口寿史も含めて基本的にキレイな絵(特に女性)を描ける人が好きというのはある。 それから、特定の作家と作品を挙げるのが難しいのだけど、「影響を受けた漫画」という点では学研の「ひみつシリーズ」を挙げない訳にはいかない。あのシリーズを読んでいたからこそ今の俺の進路が決まっていったような気もする。…ダメだったのか?(汗) ■Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名) 特に指名しません。ミュージカル・バトンの時のように、これを読んで「面白そうだな」と思い自発的に書いて頂ければ。 と思うのだが、Sinさん・ほのさんお二人の本棚を覗いてみたい、という単純な興味と、既に実際の本棚を見ているだけに(汗)AOIさんが一体どういう風にまとめてくるのか大変興味がありますな。…って事実上指名してるぢゃねーか(^^;) もちろん書く書かないはご本人の意志ですので、時間のある時にでも気軽に考えて頂ければ。 |
帰省 |
2005.8.12(Fri) |
■招待状を頂き、遂にmixiに参入。(つうか以前に狂授から頂いたことがあったよーな…) これから色々とコミュニティを覗いてみるつもり。 ■今日はオープンキャンパス。 制服姿の高校生が構内どころか建物内でも目立つ。京大で始まったのはほんの数年前のこと。たしか去年は色々と手伝った記憶があるけど今年は一切なし。 それよりも研究室の引っ越しということか。 本当は今週中にこちらの担当になっている分を終わらせないといけなかったけど、けっこうな量が残ってしまった。来週に積み残したまま帰省。19時にバスに乗って地下鉄乗り継ぎで京都駅へ。 みどりの窓口にて往復きっぷを買う待ち時間の間に携帯からEXP予約で19:46京都発「のぞみ28号」の指定券を取ったのだが、きっぷを買うのと土産を買うのに意外に時間を取られてしまい、慌てて新幹線ホームに上がった時には既に列車が停車中…いや危なかった。 ■20:23に名古屋に到着。そこから名鉄に乗り換えて実家へ。考えてみると、お盆の世間一般的な帰省シーズンに実家に帰っているのは物凄く久しぶりのような気がする。 5月に帰省した時に、僕の部屋(普段は物置に近い)にはじめて冷房が取り付けられている事に気が付いたのだが、本日が初稼働。 たいへんな暑がり&汗かきな僕には非常に有り難いのだが、勿論いつ帰ってくるか分からない道楽息子のためにわざわざ冷房を付けてくれた筈が無く、10月に結婚する妹の婚約者が訪問した時に使ってもらうように準備したものである。いずれにしても快適には違いない。ただ寝る時にタイマーをセットした筈が切れず朝までずっと冷房が動いてしまい風邪をひきかけた(^^;) |
あの夏の花火 |
2005.8.13(Sat) |
■やけに道路が混んでいるなと思ったら、今日は地元の花火大会であった。 京都市内に住んでいると、ちょっと出掛けない限り打ち上げ花火なんて滅多に見ることがない。京都の街の「夏祭り」は祇園祭であって、あれには花火は無縁だからな。(大阪の天神祭には花火があるが) たまに宝ヶ池の国際会館で国際会議があると、外国人出席者向けに季節外れでも花火が打ち上げられる事があるけど。 だから、花火をまっとうに観たのはけっこう久しぶりのような気がする。うーん、日本の夏。 |
今日は地元ネタ中心に |
2005.8.14(Sun) |
■帰省したのは久しぶりということもあって、以前から不調と聞いていた従姉のiMac G5の様子を診る。どうも原因が分からず、開き直ってOSをTigerに入れ替えてみた(汗笑)まぁiMac G5だから能力的には問題ない筈だし。 で、たしかに不調の原因は解消されたが、今度はプリンタ関連の動作が全部おかしくなってしまい、インストールの手間はやたらと増える…。ドライバを全部入れ直し。ひぃぃ。Tiger(MacOS X v10.4)になってから続いているiDisk同期のトラブルもいまだに直っていない様子。次の10.4.3アップデートで今度こそ何とかしてくれるか? それから、最近スパムメールが多くて困っている、ということから、プロバイダのスパムメール振り分けフィルタの設定を色々試す。最近はどこの大手もこの手のサービスが無料化されつつあり、またヘッダ情報から細かく指定できるのがヨイ。僕がメインで使っているmac.comは勿論、大学のメールサーバーもこういうサービスやってくれないかなぁ(←まず無理) ■お昼は従姉や叔母と「雅木」にて洋食。でらうま。 ■帰宅してから市の広報を何の気なしに読んでいると、明日(15日)は愛知万博で「東海市デー」らしい。つうか、そんなモノがあったのか…(汗) 地元の伝統芸能やら秋祭りの山車のからくり人形やら出演するらしいが。 東海市の姉妹都市である米沢(上杉鷹山の師・細井平洲の縁)・釜石(製鉄所つながり)・沖縄市(…謎。何故?)も出し物を出す模様。 で、あのモリゾー&キッコロは略して「モリコロ」と呼ぶモノらしい。うーん…。 ■そんなふうに、たまに帰ってくると色々と驚かされる事も多い。 やはり広報で、となりの知多市の2つの高校がこの春から統合されたことを初めて知った。知多高校と知多東高校が合併して知多翔洋高校になったそうだ。なんだか私学のような校名だなぁ。 統合するならシンプルな「知多高校」にすればいいように思うのだが、それだと知多東が吸収されるようでイヤだという反発があって新校名になったんだろうな。なんだか「南セントレア市」騒動のような市町村合併のトラブルを思い起こさせる。まぁ確かに知多も知多東も比較的歴史の短い高校なので、伝統校と比較的新設の学校が合併する場合と異なってこういう事態になったのかも。 更に、来年には常滑市の2高校(常滑・常滑北)も合併するという。知多市にしろ常滑市にしろ特に過疎化している訳ではないのにこういう事が起こっている処に、やはり少子化が確実に進行していることを実感する。 僕の母校(愛知県立横須賀)は…いちおう伝統校だし知多半島では「大学に進学するなら半田か横須賀」という共通認識がある位の進学校だから多分そういうことにはならないだろうとは思うけど、ちょっと気になってみたり。人口規模を考えても東海南との合併はないにしても、かつて横須賀の商業科を募集停止して開校した東海商を吸収するような統合は起こりうるのかも。 |
京都へ |
2005.8.15(Mon) |
■お昼を実家で食べてから京都へ戻る。実家からの最寄り駅で電車を待っていると空港特急の新型車両が来た。空港開業後に帰省で使った特急はいずれも従来型(パノラマスーパー)だったので、新車に乗るのは初めて。もちろん指定席に座る筈がなく、3扉の一般車両だが。外観は全く違うが内装や設備は最新鋭のステンレス製通勤車両と同じらしい。最近のJR等の新型車と同様、窓がUVカットの着色ガラスになっておりカーテンが装備されていない。これも名鉄では初めてかな?(たぶん指定席車にはカーテンあるだろうけど) 神宮前では豊橋から金山折り返しで空港に向かう特急と接続、豊橋から名古屋以西に向かう客が乗り込んでくるので混む。豊橋からの空港特急は金山では下りホーム(豊橋・空港方面)に入るので、同一ホームで乗り換えるためには神宮前で乗り換えるしかない。 ■金山を経て名鉄名古屋へ到着。JR名古屋駅コンコースはお盆の帰省からのターン客と万博の客の両方でたいへんな混雑ぶり。一旦コンコースを通り抜けて駅前のビックカメラに立ち寄る。先日出たばかりのApple純正新マウスをいぢくり回してみた。想像通りの使い勝手だったので購入。 ついでに玩具コーナーに立ち寄ったら、「かなり出来が良い」という評価らしいMGフリーダム(「SEED」シリーズの主役ガンダム)がかなりの値引きで売られていたのでつい買いそうになった…、が我慢。まだハイザック作りかけだし、次はアッガイを作らなきゃアカンのだし(…作るのか!?) お土産を買い、駅のコンコースで携帯からエクスプレス予約。流石に「のぞみ」の指定券は取れず、たいして到着時間も変わらないので14:48発「こだま」541号に乗車。流石にガラ空き。2席使ってまったりとしつつ、岐阜羽島・米原と経由して京都へ。15:40着。 |