時々日記:2005.4.1-4.15

 4月になると誰も旅立ちたくなるのさ 何か求めて
 2005.4.1(Fri)
…という訳で今年についてはネタ自粛です(苦笑)。けっきょく今年も立場はたいして変わらず新年度を迎えてしまったのは痛恨の極みで、来年こそは学位を取って公募にも通ってウソのようなホントの報告ができるといいのだが。

今日から週末は東京に滞在。花粉、大丈夫かなぁ…。たいてい東京に着く時には日が落ちた後のことが多いので、今日のように明るいうちに到着したのは久し振りのような。

AOIさん宅に到着後、持参したチャゲ&飛鳥「熱風コンサート」DVDを観る。あの時の興奮が蘇るなぁ。

 帰洛
 2005.4.4(Mon)
朝、出勤のAOIさんと一緒に出発して東京駅へ向かう。それほど急ぐ必要はないので、経費節減をかねて途中まで鈍行列車で行くことに。9:15発の快速アクティー(熱海行)で東京を出発。東海道線も新型車両に置き換えが始まっているが、まだまだ少ないらしくE231系はほとんど見かけず、乗ったのも国鉄以来の113系。熱海までの1時間半、ほぼ爆睡していた。これが伊東行きや伊豆急下田行きだったら寝過ごして伊豆半島に行ってしまったかもしれないが(笑)
 10:53に熱海着、すぐに浜松行き普通に乗り換え。これも国鉄型113系。先ほどのような爆睡はしなかったが、半分寝て過ごす。13:11掛川着、ここで3分の乗り換えという無茶な行程で新幹線へ。電車のドアが開くと同時にダッシュ、ホームの階段を駆け下りて新幹線自動券売機へ直行、予め携帯でエクスプレス予約した指定券を受け取って改札を通り階段を駆け上ると既に「こだま」が待っていた。乗り込んでほどなく発車。指定券は12号車だが、時間がなく階段から最寄りの6号車に飛び乗ったので、車内を移動して自分の席につくとゆっくりする間もなく13:25浜松に到着、ここで乗り継ぎのため一度下車。お約束のように鰻弁当を買い、13:36発の「ひかり」に乗り継ぎ。このあとは京都まで乗り継ぎもないからゆっくりできる。駅弁を食べた後はまた眠りこけ、14:43京都着。

携帯で見たニュース速報で愛工大名電のセンバツ優勝を知る。名電の甲子園優勝は初めてだが、愛知県の高校がセンバツ大会で優勝するのは10回目で最多。ほとんどが中京大中京(もと中京商→中京)と東邦(もと東邦商)で占められる(ともに4回)。
 前回は十数年前に東邦が優勝した時で、この時の東邦も2年連続の決勝進出で前年の雪辱を果たした形だった。しかも前年に決勝で負けた相手・宇和島東の当時の監督は昨年の魔法学園済美の上申監督だったな…。エース投手は2年ともに山田喜久夫(のちD-C、現在はたしかYB打撃投手)。ただし今回の名電のような圧勝ではなく、元木(G)・種田(D-YB)がいた上宮との対決で、同点だったか1点ビハインドという劣勢で9回裏を迎え、あと1人打者を抑えたら上宮が優勝というところで三塁手の種田が大暴投をしてしまいサヨナラ勝ちで東邦の優勝というもので、上宮の悲劇の方が大きく扱われたような記憶が。
 その2年後の春には鈴木一朗をエースに擁した愛工大名電が甲子園に出てきたが初戦で敗退した筈で、その後も中京や去年の名電など決勝までは何度か進むものの優勝は逃してきた。それにしても今回の名電は強かったなぁ。今大会では名電だけでなく東邦も8強入りしたし、この夏の愛知県予選は熾烈だなぁ…。いつだったかの記念大会のように神奈川・愛知・大阪・兵庫は地区分割して2校代表を通例化してもいいと思うけどなぁ。

で、研究室に出ると、先週末の国際学会のアブストラクトの内容について先生からダメ出しを喰らった(泣)。ほんとにボロボロっす。帰宅は22時過ぎになったが、とても寒かった…。なんだか一気にまた冷え込んだような気が。

 入れ替え
 2005.4.7(Thu)
いよいよ研究室にも新4回生が。3月に卒業した学部生+院生が計6人、今回入ってきたのが5人だからトータルで1人減っただけだが、遅くまで研究室にいることが多かった人達がごっそり抜けたので研究室はずいぶん人が少なくなった印象。4回生もまだ今の処は研究室にいても何をすればいいのか分からないし(やることもあまりない)、しばらくはひっそりとした研究室が続くかな。

夜は来週末の新入生歓迎会でうちの講座(3研究室合同)で出す食べ物の試作&試食。先生の独断?でなぜか「テーマは名古屋」ということにされてしまい、小倉トーストだの味噌トーストだのを作ることになってしまった…色々な意味で誤解を持たれているような気もするんだが(^^;;) 特に凄いのは味噌トースト。八丁味噌+マヨネーズ+チーズ+ネギを混ぜてトーストに塗り焼くのだが…、これが(チーズのせいで)ピザのような感覚で、食べてみるとなんだか五平餅を彷彿とさせて意外に食べられる代物になっていた(^^;;) これはビールに合う・つーかビールと一緒でないと塩気が強すぎて口が渇く渇く(^^;;)

 貫禄
 2005.4.10(Sun)
テレビをつけてG-D戦を観たら、どうも時間の割に妙に回が進んでいる…と思ったら、日曜日の東京ドーム主催試合は7月まで17時スタートなのか。たしか最初はデーゲームにするつもりがテレビ放送との兼ね合いから17時開始という中途半端な決着になったんだっけ。地上波のテレビ中継が始まるのは従来と変わらず19時(18時台も番組中に中継が入るが)、地上波での中継終了は1時間繰り上げだから結局はこれまでと同じで試合終了まで観られるわけでもないという中途半ぶり。
 昨日の中継は日テレ系列でなくNHKでの放送だったみたいだが(最近、研究室から帰宅するのが遅いので観てないっす…)、これも土曜日は日テレの番組編成の都合上あまり(延長などで)レギュラー番組を潰したくない思惑が見え隠れする。親会社の日テレでさえそういう考えになってきているのに、どうしてG戦の放映権料ばかりを当て込んで1リーグを画策したりするのか謎だなぁ。けど、アナウンサーや解説者の話の偏向は別として、守備位置をきちんと見せてくれたりカメラワークが民放でいちばん上手いのも日テレなんだよなぁ。チーム情報の入れ方などの公平さでも実は一番まともに見えるし(つうか他局がヒドすぎ)


それはともかく、今日の山本昌は流石のひとこと。開幕日の2軍での調整登板で踵を痛めて本来の初登板が延びてしまい心配したのだが、投げてみたらいつもの昌さんであった。130km/h台のストレートで清原やローズから空振りを取れるのが凄いよなぁ…というかGファン的には「なんであの球が打てんのや」と苛々が募る一方だろうけど。結局7回3安打、無失点に抑え、10-0の大差が付きながら残り2イニングを平井・岩瀬がつなぐという容赦のなさで完封、G戦3タテと4連敗を阻止。
 今日テレビを観ていて印象に残ったのは、7回裏に走者2人を出した後、落合監督がマウンドまで出てきた時の監督と昌さんの会話中の2人の笑顔。いったい何を話していたのか気になるが、この時点で5点差とはいえ走者2人を背負った状態なのに2人の会話と表情がホントに楽しそうで、観ていてつい笑ってしまった。このあとキッチリ後続を絶って無失点のままマウンドを降り、通算174勝目を得たのだが、あの余裕ぶりと野球を楽しんでいる姿勢が40歳直前にしてこれだけの投球ができる理由のような気がする。あの姿勢が川上や野口、朝倉あたりにあればなぁ…と思うよホントに。あ、色々と窮地に追い込まれている大魔神ササキ様にも言えるか。

去年いきなりカーブが良くなって横の変化が増えたり、あの齢にしていまだに進化し続けているのも凄いんだけど、今日テレビで観ていた限りでは去年よりもスクリューの切れが良くなった気がする。あれはボールが変更されたせいだけなのかなぁ?
 若い頃に速球派だった投手が年齢とともに急速が落ちて思うように勝てなくなったり技巧派に転身したりする例は多いが、この人の場合、若い頃から急速は今とたいして変わらないしなぁ(汗笑) これだけ長く投げていながら肩・肘の故障も皆無だし。この調子だと、あと26勝に迫った通算200勝達成どころか、5年後もドラゴンズの主戦としてガンガン投げてるような気がホントにしてきた…(^^;;)
 今のドラゴンズ投手陣を支えているのはエース:川上憲伸ではなく、実質的な1軍デビュー後の16年間で規定投球回到達が14回・最高球速が130km/h台なのに最多奪三振(97)を獲ったこともある多趣味なおじさん:山本昌と、プロ入り後6年間で354試合に登板し(なお山本昌は21年間で442試合)毎年50試合以上に登板しながら故障による長期離脱が一度もなく通算防御率が先日の登板(無失点)で再び1点台に入ってしまった神:岩瀬の2人であることは間違いない。ホント、この2人はバケモノです。