時々日記:2005.1.1-1.15

 年の初めに…
 2005.1.1(Sat)
年賀状
3年ぶりに京都での年越し。そんな訳で、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 個人的には更に忙しくなりサイト更新ペースが滞りかねない気がしますが…。気長にお付き合い下さい。

折角の京都で迎える新年だし、八坂神社へ初詣。以前に京都で年を超した時、知恩院の門前で新年を迎えたことがあったが、その時の八坂神社の混雑ぶりは凄まじいもので、あの混雑は他には奈良・東大寺のお水取りくらいしか経験がない。しかも参拝者の中にはおけら火を振り回しているのもいるから(ま、アレは振り回すものだけど)危ない…。あの頃はまだ携帯電話もなかったから一度はぐれたら連絡のつけようがなかったしなぁ…。今年はあまりに寒くて夜中に出掛ける気がしなかったけど。
 午前中やや早めに出掛けたせいか、思ったほどの混雑ではなかった。そのあと歩いて清水寺へ。流石にこちらは門前の参道も含めて混雑。昨年を表す一文字「災」が本堂(清水の舞台)に置かれているのを眺めてきた。今年はこんな文字で表されなくとも済む一年であって欲しいが。

 時代を先取るニューパワー(←いつのネタだ)
 2005.1.4(Tue)
「モニタなしで500ドルのiMac」登場が噂されているらしい。そういえば来週には恒例のMacWorld Expoがサンフランシスコで開催されるので新製品は出る筈(他に噂に上がっているのはフラッシュメモリ使用の超廉価版iPod miniやそろそろ出ても良いだろうPower Book G5)で、たしかにWindowsユーザーから"Switch"させるのなら、今迄使っていたパソコンのモニタをそのまま使う前提でモニタを付けず、かつPower Mac G5ほど高機能でなくていいから安価なMacがあればいい(今のiMac G5はちと高いしな…)という考えはあるよなぁ。
 …けど、この「モニタなしで500ドルのiMac」てのは、かつて華々しく登場したものの思うように売れず製造中止されたPower Mac G4 Cubeの再来じゃないの?(^^;) ま、たしかにCube製造中止後にWindowsマシンでキューブ型筐体のマシンが流行したりして、流石に時代を先取るだけ(で終わる)の役割はいまだAppleやな〜と思ったものだが(苦笑)。デザインも良くて個人的には好きなマシンだったが、当時のMacのラインナップの中では安価なiMac(まだG3+CRTモニタの丸っこい初代モデルの頃)と高性能なPower Mac G4との間で中途半端な存在になってしまっていたのも確か。
 最近の日本では一体型マシンがWindowsマシンではあまり売れず(ラインナップにないところも多い)、廉価モデルでも薄型ミニタワーやキューブ型筐体が主体なので、かつてのG4 Cubeのようにモニタ別売・iMac同様に拡張性(PCIスロット・HDD増設スペース)を廃して安価にしたモデルがあると今ならそれなりに売れるかも、という考えが出てきたのだろう。当時はまだなかった法規によるリサイクル料金を考えると、モニタだけを残してパソコン本体を買い換え、という需要は今後増えるかもしれないしな。さて本当に出るのかどうか。

そういえば今僕がメインで使用しているPower Mac G4/400もこれで満4年が経過。その前に使っていたPower Mac 7200/120の稼働期間に並んだ。今のG4でも使用末期の7200に比べると不便や遅さを感じることは少ないが、画像処理などでかなりCPUに負担をかける作業が増えた事もあり、そろそろG5も気になっているのは確か。Logic Express7の登場で唯一OS9頼りだった音楽制作環境のOS X移行にも踏み切れる地盤は整ったし。
 とはいえ先立つモノが何もない現況では指くわえて見てるしかありませんが…。ああっG5欲しいなぁ。

 赤が変わる
 2005.1.5(Wed)
京都へ戻る。実家の最寄り駅から名鉄電車で名古屋に出る時、車内にモンキーパークの吊り広告を見たが、最近は「モンパ」という略称を使っているのか…(^^;)。10年ほど前にひらかたパーク「ひらパー」を名乗った時はかなりの衝撃だった(笑)が、「モンパ」はあまり定着しなさそうな気が(^^;;) しかし名鉄も今月末の空港線開業(常滑線の延長)を控えて新型特急列車2000系・2200系(特に一般車併結の2200系はどう見ても成田エクスプレスだよな…)や本線系用にもステンレス車体の新型通勤電車3150系3300系が登場して、なんだかどんどん名鉄っぽくなくなっていくなぁ…。名古屋駅の高島屋で昨日止まった時計の電池交換をしたあと「のぞみ」で昼に京都着。

Apple Store, Nagoya Sakaeの開業が今月22日に決まったそうで、いよいよかぁ。GinzaやShinsaibashiと違って店舗名に"Nagoya"が入ったのは"栄"だけでは分かりづらいということなんだろうな…ま、確かに名古屋最大の繁華街とはいえ銀座や心斎橋ほど全国的に確立した地名ではないだろうし仕方ないか。この後、年内に福岡と札幌にも店舗ができるそうだが、福岡は間違いなく天神として、さて札幌は何処に?
 今日は同時にMacやディスプレイ等の製品価格値下げも発表されたが、この中にPower Book G4がないことから来週のMacWorld ExpoでPower Bookが新製品として登場するのは確実? 問題はそれがG5なのかG4のアップグレード版なのか、というところなんだが…。そしてネットでも噂が飛び交いまくっている500ドルMac"XMac"やフラッシュメモリiPod miniは本当に出てくるのか?という辺りが気になるところで。

 神戸出張
 2005.1.7(Fri)
ふたたび計測作業のため神戸へ出張。少しだけ早めに下宿を出て、京都市営地下鉄で京都駅に出てJR新快速で神戸へ。はじめてICOCAを買った。ここ数年は上京する機会も増え、その時にSuikaでも使えるようになったから、持っていても損はなかろうと。三宮で下車、時間もあるので三宮そごうに立ち寄って、はじめて今冬の西武・そごう冬市のCMを見た。「Come Come(噛む噛む)」ってアンタ…、相変わらずのノリだなぁ(^^;) 流石、既に紋付袴姿のクマ(15000円)とマペット(クマット?)は売り切れ。けど実はクマットはゲット済みなんですが(汗)
 そのあと昼食を食べ、神戸市営地下鉄海岸線に乗車。初めて乗るが、3年くらい前に開業したのかな? 大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線・都営地下鉄大江戸線に続く小型車体のリニアモーターカー地下鉄。このタイプは福岡・横浜・仙台で現在建設中だそうで、計画が全くないのは名古屋・京都・札幌くらいか。まぁ名古屋と京都には車両の大きさ自体は同じくらいの路線はあるし、名古屋で万博に向けて地下鉄の延長線的に作られた新路線は浮上式の正当派?リニアモーターカーですが。
 三宮・花時計前から新長田まで全線を乗り通し、新長田で西神・山手線に乗り継いで学園都市へ。メーカーの方と待ち合わせて大学の方へ。さっそく計測作業へ。最低2回は行かないとあかんやろな、と覚悟していた計測作業が予想以上にスムーズに進めることができたため、17時前になんとか全部のサンプルを計り終える事ができた。したがって今回限りで神戸出張は終わる見通しとなり、とりあえずホッとしたが…、無理な姿勢で3時間半ぶっ通しで測定したツケで翌日からものすごい腰痛に見舞われるハメに(涙)

 悲喜こもごも
 2005.1.9(Sun)
昨夜コンタクトレンズの片方を外した時に落としてしまい、どれだけ探しても見つからなくなってしまった。 ま、毎日付けている上に年数も経ってそろそろ作り直さないといけない時期だったので、すぐに買い換えを決断。それ自体は仕方ないんだけど、やはり紛失して発見できずに買い換えというのは気分悪いよなぁ…。(涙)
 で、さっそく今日買い換えにお店へ。コンタクトレンズはいちおう医療器具に分類されるためショップには眼科院が併設されており、ショップでレンズの種類を決めたら眼科で検査して度数などを決めていく訳だが、視力検査をしたら両眼とも裸眼で0.9もあった!! 回復してる!! …というより、まさかコレって老眼が始まったんぢゃ…? orz ま、考えてみれば、これだけパソコンモニタとにらめっこの毎日で視力が回復するワケないもんなぁ。たまに立体視の絵本を見たりはしてるけど…。

 アルミ弁当箱、登場
 2005.1.12(Wed)
噂通りMac miniiPod Shuffleが発表された。Mac mini、一辺の長さが16.5cmって…、小さすぎ。やはりG4 Cubeの再来…というより更に小さいよなぁ。高さ5cmというのは想像外だった。(Cube同様、本体とは別にそれなりの大きさの電源アダプタが存在するのだけどね) ここまでくるとCubeよりもPiPPiNを思い出すぞ(笑)。

※PiPPiN:1994年にAppleが規格を提唱したマルチメディア端末。家庭用テレビに接続して使用、当時の一体型MacであるPerfomaやPowerBookと同じPowerPC603を採用しMac OS(System7.5)ベースのPiPPiN OSで動作、ただしOS自体が組み込まれたソフトCDによってのみ起動するためゲーム機とたいして差がない(ソフトCDはMac上でも動作)。最初からインターネット環境での使用を前提とした規格が当時としては目新しかった。
 規格に賛同したバンダイが新会社バンダイ・デジタル・エンターティメント(BDE)を設立して製造、1996年3月に発売。しかし当時プレイステーション・セガサターン・3DO REAL・PC-FXなどの次世代ゲーム機やマルチメディア端末機が挙って登場した頃で、PiPPiNも「Appleとバンダイが作ったゲーム機」という世間の認識を破れず販売で苦戦。1996年10月にはPiPPiN2.0規格が発表され、当時まだ全く普及していなかったUSBやFireWire(IEEE1394)、Windows機ではほとんど未装備だったEthernetまでも標準装備を予定したが、製品が出ないまま1997年3月に突然AppleがPiPPiN撤退を発表し、翌年2月にはBDEも解散、販売終了。5万台近くの在庫品は廃棄処分され、そのマザーボード部分の大半はバンダイが手掛けていたプリクラ機の画像出力処理部分に転用されたと言われる。
 一方Appleは撤退表明後もPiPPiN2.0用に開発していたマザーボード"Columbus"の開発を継続。これがモニタ一体型パソコンとして1998年5月に発表、Apple起死回生の大ヒットとなった。ご存知、初代iMacである。

 性能的にはPowerPC G4ということもあり、iMacのモニタなし版というよりはeMacやiBookのモニタなし据え置き型という感じですね。もっともこのサイズだと持ち運びもできそう(^^;) モニタだけでなくキーボードとマウスまで別売りとは予想外だった。Apple純正だとこの2つを買うだけでも(先日値下がりしたとはいえ)かなりの出費なので、そりゃ安い筈だわ。完全に「既にWindowsマシンを持っているユーザー」を標的としたスペックと構成で、実は純正モニタやキーボード&マウス等を一緒に買うとiMac G5の方が性能も良く値段的にもたいして変わらないという感じなのだが、さてどこまで売れるのか。

一方のiPod Shuffleは予想より割高?の512MBタイプが10980円、1GBタイプが16980円。サイズ的にも「USBフラッシュメモリにヘッドホンが付いている」感じ(この大きさだから液晶ウインドウもついていない)だが…、
 Appleらしい?のは、これが単なるiPod廉価版なのではなく、予め設定した容量分の音楽ファイルを本体PCのライブラリからランダムに選んで吸い出して聴くという使い方をメインに設定している事で、ま、つまりは容量が小さいので頻繁に中身を入れ替えざるを得ない面を逆にウリにしようということでしょうな。従来からのiPod/iPod miniユーザーにも買って貰えそうなところを狙ってきたというか、ちょっと別のカテゴリーにしたそうな思惑が見える。そりゃAppleにしてみりゃヘタに廉価版が売れてヒット商品が売れなくなるのは困るだろうしなっ。(笑)
 で、これが今月22日開業のApple Store, Nagoya Sakaeの目玉になるのかな。Mac miniはとりあえず早く見たいなぁ。自分が買う気はまったくないけど(笑)。今の俺的にMac関連でお買い物したい候補は1位:Power Mac G5 2位: Logic Express 7 3位:Adobe Creative Suite、といったところですから。…高いモノばっかり(汗)