時々日記:2004.12.16-12.31 |
10年ぶりの… |
2004.12.19(Sun) |
■ふとCD店で大滝詠一「NIAGARA CALENDER」を買ったせいで頭の中を「クリスマス音頭」がぐるぐる。(^^;;) ■昔から、自分で曲をセレクトしてコンピレーション盤を作るのが好きなヤツでして、まぁ昔は当然カセットテープがメディアだった訳だけど、高校生の頃からよく作っていたなぁ。で、今から10年以上も前、毎年1本ずつ日本のポップソングばかりでクリスマス・コンピレーション・カセットを編集しては知人にあげたりしていたのだが、ある時に某雑誌の懸賞に当たりDCC(Digital Compact Casette)レコーダーを入手したため、CDからデジタルのまま録音できるようになり、以後コンピレーションのマスターテープ作製機材としてずいぶん重宝していた。(マスターテープからカセットに複製して配布していたので) もっともDCCもテープメディアだから、あくまでシーケンス録音であり、使いたい曲が入っているCDを一度に全部集めて(手持ちで足りない分は全部レンタル)、曲順とA面・B面に振り分ける時間配分を計算して1曲ずつ順番に録音していく手間の多さとと面倒はアナログカセットテープと変わらない(ま、それが楽しくもあったんだけどね)。カセットケースのインデックスカードにもずいぶん気合いを入れて、クリスマスっぽい色の紙にワープロで、わざわざ金色のインクリボンを使って印字したりしてたな。 最初にクリスマス・コンピレーション・カセットを作ってから4年間で60分カセット6本分を編集したが、スタンダードナンバーはほぼ網羅し段々とネタがなくなったことと、DCC規格が同時期に登場したMDに次第に圧倒されて生メディアが入手しにくくなり、しかもデッキが故障したことがトドメとなってこのシリーズは終了してしまった。「やはりテープメディアは便利さでディスクにはいずれ敗れる」ことを実感し、いずれビデオレコーダーもテープからディスクに移行するであろうと確信したのはその頃だったな。DCCをフィリップス(カセットテープの規格を策定し権利金なしで公開して普及させ、後にはソニーと共同でCD規格を策定)と共同で策定したもののMDに敗れ失敗した松下がその後DVD開発に全力を挙げて完成させ、DVD/HDDレコーダー開発でも先行したのはこの経験も無関係でないような気がする。 僕自身はその後ほどなくMDデッキを購入したのでコンピレーション編集は時々するものの、こちらはランダムアクセスで曲順をいじれる手軽さもあって以前のような気合いの入り方はしなくなった気がする。レンタルで流行りのシングルCDを借りてきてはMDに録音し、後から曲順を入れ替えて編集する程度だった。 ■転機となったのはCD-Rの普及とiTunesの登場。これによってCDを作ることができるようになっただけでなくMacだけで全ての編集作業ができるようになり、コンピレーション盤の編集手法が一変した。曲順の入れ替えなどMD以上に楽だしな。で、以前作ったクリスマス・コンピレーション・カセット6本をCDで完全復刻したいという気分が数年前から湧いてきて、少しずつ音源を集め始めていたのだが、これがいざ本格的に始めてみると想像もしなかった困難な大事業になってしまった(汗)。 まず、当時それなりに流行った曲でも今では入手困難な曲もかなり存在する現実。近所のレンタルCD店が大手のTSUTAYA以外すべて閉鎖されてしまったのが痛かった。TSUTAYAの場合、レンタル回転率の落ちたCDはさっさと中古品として売却してしまうことが多いため、最新のヒット曲以外はけっこう残っていない(シングルだけでなくアルバムですら状況はかなり悪い)。そりゃセピアン・ローゼスとかSTAGGERとかの曲(覚えている人いますか?)が入手できないのは仕方ないとしても、たとえばJun Sky Walker(s)の名曲「白いクリスマス」ですらTSUTAYAに無い現状には流石に愕然とするしかなかった。音楽が次々と使い捨てされている現状をまざまざと思い知らされた気分。で、そういう状況だから逆にお目当ての曲を中古CD屋で安く入手できることが多いことにも気が付いたり。 それでもなかなか手に入らないモノはあるもので、たとえば限定発売のCDだとよほどのモノでない限り中古にも流出しない訳で。米米CLUB「聖米夜」は当時新品で買ったので持っているし、これは意外に中古にも出ているが、当時よく利用していたレンタル店に置いてあり借りて録音した谷村有美「White Songs」はその後一度も見た事がない。持っている方いましたらぜひ一度貸して下さい(笑)。 ■そういう訳で、数年間をかけて、かつて作ったカセットに収録した曲(80曲前後)のうち約3/4をCD音源で入手。いちおうカセットテープからMacに取り込んだファイルもあるのだが、やはりアナログカセットの宿命、音の歪みやテープの伸び、テープ及びデッキの劣化が如実に分かってしまう状態(泣)で聴くに堪えない。結局今年のクリスマスにも完全復刻はやはり間に合わず、でもCDにして聴きたい個人的欲求はあるから、かつて編集したカセットにも収録し、かつデジタル音源で収集できた曲によって再編集してCD2枚に収めよう、という方針を立てて作業を開始。いわばベスト盤?である。 もちろん山下達郎「クリスマス・イブ」をはじめとする日本のクリスマスソングのスタンダードナンバーとされる名曲はほぼ網羅(ただし1アーティスト1曲と決めて編集しているので完全ではない。ユーミンや大江千里や辛島美登里あたりだとアーティスト1人だけでCD1枚作れそうなほどクリスマスソングがあるし)。で、カセットを作るのをやめてから登場したクリスマスソングも加えて…という形で某サイトで調べつつ選曲していったら、結果的に半数が当時のカセットには入れなかった(まだ曲自体がなかったor曲の存在を知らなかった)曲になってしまった(汗)。 ■調べていくと、1980年代〜90年代前半に発表されたクリスマスソングが多く、この時期はアーティストのクリスマスアルバムやメーカー毎のコンピレーション盤も数多く出ている印象がある。バブル期前後ということもあって、世相的にある意味で華やかだったことの証拠だろうか。個人的に好きな曲も多いんですけどね…、やっぱ「懐かしさ」が先に出てしまうよなぁ。 逆に、最近ヒット曲を生み続けているアーティストでクリスマスソングと呼べる曲を出しているのは少ない気がする。たとえばMr.Childrenやスピッツには(意外にも思えるが)その手の曲が皆無らしい(GLAYには数曲ある)。ここ数年の流行でもあるアカペラグループはこの手の曲がいちばん似合う印象があるし実際に出しているグループも多いけど、その中の代表格であろうゴスペラーズには真っ当なクリスマスソングは無い筈だ(「星屑の街」は雰囲気はあるけど、あくまで一般的なウインターソングだしな)。様々な理由はあるだろうけど、これもやはり時代の流れなのか。 …そんなことを考えつつ編集した曲リストを2枚のCDに焼き、Illustratorでジャケットデザインを作って印刷しケースにはめ込み、CD自体もレーベル面をフルカラーで印刷しピクチャーレーベルに。いろいろ問題があるのでおおっぴらに配れるモノではないからあくまで個人の楽しみなんだけど、こういう過剰なまでの手間のかけ方や煮詰め方は10年前のノリを十分に思い出させてくれた。たしかに手法やツールは随分増えて便利になったけど。…ま、この時期の週末にこんな事で時間をかけているのは単に現実逃避以外の何者でもないという話もありますが(泣) ともあれクリスマスに間に合って良かった。あとは年賀状だなぁ…(おい) |
忘年会 |
2004.12.22(Wed) |
■年内最後のゼミ、そのあと忘年会。今日はあまり飲んでません(汗)。なにしろ二次会が終わった後研究室に立ち寄ってそのまま2時間お仕事してから帰宅したくらいですから(泣) |
やっと着手 |
2004.12.24(Fri) |
■ようやく年賀状作りに着手。昨年プリンタを買い換えたので、一度デザインができれば後は早いのだけど。原画を描いてスキャナで読み込み、あとはPhotoshopでひたすら作業。 Photoshopで仕上げるようになったのはここ4年ほどのことで、それ以前は帰省してからプリントゴッコでせっせと刷るのが恒例だったのだが、だんだんと重ねるレイヤーの数とエフェクトの数が増えているような(笑)。特に去年からはプリンタを買い換えてフチなし印刷ができるようになったし、出力性能も段違いだからインクジェット用ハガキの効果が十分に発揮できる。今回は自分の携帯電話の番号もQRコードにして刷り込んでみた。携帯電話の大半がカメラ付きになったこともあり、最近は名詞にQRコードを入れる人も増えているそうだが。 ■色の微調整をしたあと約70枚を印刷。宛名も当然、Wordのハガキ印刷+差し込みファイル(住所録データ)で印刷するのだが、昨年まで使っていたファイルを一部手直しして印刷しようとしたらどうもうまく動かない。そういえば去年から今年にかけてWord(というかMS Office)のバージョンがv.Xから2004に変わっていたのを忘れていた(汗)。 なんとか修正方法を見つけ住所も一気に印刷。あとは一言づつ手書きで書き添える作業が残っているが、これが時間かかるのよね。いま研究室で行っている作業はかなり待ち時間ばかり取られる作業なので、その空き時間にiTunesかiPodで先日作ったクリスマスアルバムでも聴きながらちまちま書くことにしよう。 |
重いコンダラ(←ネタ古過ぎ) |
2004.12.28(Tue) |
■ジャイアンツが来季のビジターのユニフォームを変更するそうだが、2年前に「TOKYO」から変更して評判の悪かった「YOMIURI」の胸ロゴマークを外し、ニューヨーク・ヤンキース風に左胸に帽子と同じ「YG」マークを大きく付けるそうで、日本でいうと今期までのホークスやマリーンズ、一時のカープ(当時のシンシナティ・レッズのユニそのまま)のような感じ…というよりはどう考えてもアニメの「巨人の星」や「侍ジャイアンツ」に出てくるジャイアンツのユニフォームを連想してしまうのだが(笑)。まぁアレはYが入っていないGだけのマークだったけど。 勿論今後もあの配色を大きく変えることはないだろう(長嶋復帰の1993年に黒→濃紺と微妙な変化はしているが)から、それほど大きくイメージが変わることはないと思うけど、ビジター用ユニフォームだけが変更ということは、それを中継するのは日テレ以外の局になる筈だよなぁ(^^;) ■ユニフォームのデザインでいうと気になるのはやはりホークスとイーグルスだけど、ホークスの場合、これまでのマスコットキャラクターであるハリーホークがそのまま継続(体色がかなり黄色っぽくなりそうだが)ということや、「強い」イメージがユニフォームにも定着した現状からいっても大きな変更はできない気もするが、どうなんだろう。せいぜいロゴや帽子ツバのオレンジ部分が黄色になる位? 個人的には南海時代の濃緑を復活させてソフトバンクの黄色と組み合わせたらオークランド・アスレチックスっぽい感じでカッコいいかなと思ってみたり。デザイン次第では往年の南海ファンも喜ぶかも。どうも日本のプロ球団は青系のチームカラーが多すぎるので、緑系があってもいいと思うのよねぇ。アクセントとしてはともかく黄色はベースカラーには使いづらいだろうし…と思ったらそうか、サッカーでは結構あるしMLBにはなくてもNBAにはレイカーズがあるか。 MLBのインターリーグ(交流戦)は流石に1シーズンで全球団とは対戦できないので、異なるリーグのチームがインターリーグで対戦するのは数年に一度のことなのだが、これがかなりのイベント性を持っているようで、昔、そのチームがワールドシリーズで対戦した当時のデザインを再現したユニフォームを両チームが用意して対戦(つまりその試合限定のユニフォームがわざわざ作られる)したケースもあるらしい。折角来シーズンから日本でも交流戦が始まるのだから、こういう企画があっても面白いよなぁと思う。 …と思っていたらタイガースが球団創立70周年記念で主催ゲームの幾つかを往年のユニフォームでやるプランがあるのか。黄色復活ですな。しかもあのギザギザのラインのユニフォームでやったらまさにキター!! ですよ。同じく球団創立70周年のドラゴンズも何かやらないかなぁ。 |
外は白い雪の… |
2004.12.31(Fri) |
■大晦日。だが全然年末気分がない。まだ12月初めのような気でいるのもどうかと思うが(苦笑)。前日までに掃除して大量に出たゴミを朝早くに出した時は小雨が降っていたが、10時過ぎにはものすごい雪に(^^;;) あっという間に真っ白。 そんな天気の中を今日もチャリで研究室へ(笑)。流石に今日は研究室に現れる人数は少なかったけど、数時間仕事してから帰宅。部屋がいつもよりは片付いてるし(汗)ちょっとだけ年末気分かな。 ■ということで今年1年間もありがとうございました。来年は個人的に激動の1年になる(…いや、ならないとマズイだろ流石に)だろうと思いますが、今後もよろしくお願いします。皆様よいお年を。 |