時々日記:2004.11.1-11.15

 出来レース
 2004.11.2(Tue)
やっぱ楽天に決定かぁ。まぁ此処までの経緯を考えると予想通りの結果ではあるけれど。しかも、決定後すぐに登場した球団サイトに出ている田尾監督の挨拶はしばらく前から出回っていたらしいし、「参入記念プレゼント」の内容も正式決定以前から楽天サイトの検索でくくるとヒットしていたんだそうで(笑)、まぁ出来レースだよね。
 僕個人もライブドアに心情的には肩入れしたけど、仙台に球団ができる事自体はいいと思うし、ライブドアには来年以降別の本拠地で(四国か北陸か南九州?)また新規参入を目指して頑張って貰いたいなと。逆に言えば、ここで全部終わらせて今後手を挙げなかったら「やっぱ売名行為かよ」ということだし。

個人的には楽天よりも、事実上神戸を捨てて行く形になる某チームのオーナーがいちばん問題のような気がするんだが。いまだに経済誌等のインタビューで「球団数削減こそ改革」だの「新規参入は迷惑。したいなら別に新リーグでも作れば」とか言いたい放題らしいので。アンタだって参入当初はナベツネに「金貸し風情が」呼ばわりされてきて反発してたのに、いつの間にかすり寄ってるんだものなぁ。
 まぁそれはライオンズ買収後長い間「ジャイアンツに代わって球界の盟主に立つ」ことを本気で考えて情熱を燃やし、様々な手法で強いチームを作ってきた堤オーナーもそうだけど。あれだけ強くて、しかも一時は人気選手を数多く抱えていたのにも関わらず、人気面で完全に上回る事ができなくて近年は匙を投げつつあった格好だが、やはりあの球場の位置と、テレビ放送網を押さえていないことが原因だったのかなぁ…。

 鰻の謎
 2004.11.6(Sat)
論文がヤバすぎです。3月に間に合わない予感が…(><)
 そんな訳で寝るのは深夜、起きるのはヘタすると昼近く、というのもザラな日常。そんな中、今朝は電話で起こされた。
「もしもし、毎度お世話になっております。ヤ○ト運輸です」(←伏字の意味ナシ…)
「あぁ、どうも」(何かまた届いたかな…誰から?)
「あの、ウナギが届いておりますが
ウナギ?

思わず「ウナギ?」と問い返すと「はい」と何の不思議もなさげな返答。「あの…何処から届いたのでしょうか…?」と訊いてみると、少し相手が沈黙した後「スミマセン、番号を間違えました」…
…そこで電話が切れた。

…ウナギ。うーん、謎だ。日常的にそんなモノが宅配されるって、料理屋か何かかなぁ。そのまま疑問に思わず待っていたらウナギが届いたのだろうか。
 いや待て、間違えたのは電話番号だけで住所まで間違えた訳じゃないから届く筈ないな。残念っ。

 そんな訳で、しばらく頭の中からウナギが離れない予感…(^^;;) あれは一体何だったのだろう。教えてもらいたい気分です。

 これも時代
 2004.11.9(Tue)
トヨタの代表的高級セダン・マークIIがモデルチェンジと同時に「マークX」に変わったか…。兄弟車種チェイサー・クレスタとともに80年代〜バブル期のハイソカー・ブームの主役であり、このためにトヨタは白さが引き立つ「スーパーホワイト」という色を開発、やがてこれが他車種にも及んで日本中を白い車ばかりが走る時代があったのも懐かしい(笑)。
 一時はカローラの次に販売台数が多いという「もうひとつの国民車」でもあったが、90年代のセダン低調傾向の中で試行錯誤を続け、強度的な観点からハイソカーブームの頃の主流だったハードトップ(本来の意味はちょっと違うのだが日本では窓枠のない4ドアセダンのこともこう呼ぶ)からフルドアのセダンに転換(これはクラウンも同じ道を辿っている)、先代モデルでは兄弟車チェイサー・クレスタが消滅し、代わりに登場した新兄弟車ヴェロッサもデザインで冒険しすぎたせいか大不振でたった1代限りで消滅。そしてマークIIもある意味の発展的解消といえる形で消えることになった。当面はワゴンのマークIIブリットが残るが、これも次世代では車名変更されるのだろう。

マークIIは元々、大衆車コロナの派生車種「コロナ・マークII」が起源なのだが、最早それを覚えている人も少なかろう。車名の元となったコロナ自体が既にプレミオに替わっているし。この「マークII」という名前がどうもアメリカでは女性陰部の隠語表現になるため、マークIIがベースの輸出向け車輌は「クレシーダ」という車名だったと記憶している。(同じ理由でセリカXX(ダブルエックス)も「スープラ」で輸出、こちらは後年日本でもこの車名になった)
 以前のトヨタは「"C"で始まるスペルの車名は売れる」という縁起担ぎがあったらしく、殆どの車名が"C"で始まっていたが、チェイサー・クレスタ・コロナ・カリーナ・コルサといった馴染みのある車名が消え、今も残るのはセンチュリーセルシオクラウンカムリカローラセリカくらいになってしまった。今はアルファードアリストアルテッツァアリオンアベンシスなど"A"が増えているな。もっともセルシオ(レクサスLS)・アリスト(レクサスGS)・アルテッツァ(レクサスIS)等はまもなく国内でもレクサス・ブランド販売になるため車名が消えてしまうが。

もっとも伝統の車名が消える傾向は近年の日産で更に激しく、クラウンのライバルであるセドリック/グロリアさえも遂に消滅しフーガに変更、特にグロリアはスカイラインとともにプリンス自動車時代から引き継がれてきた伝統の車名だけに消滅に一抹の寂しさを覚える人も多いかもしれない。生き残ったスカイラインもかつてのものとは全く別のクルマに変わってしまったし、長年マークII兄弟のライバル車だったローレル・セフィーロも既に新車種ティアナに替わり、ブルーバードも実質的には既になく、ここに来て遂にサニーすらも消えてしまった。レパードやシルビア、パルサーといった車種も消えて久しい。(サニーの車体にローレルの内装を詰め込んだ「ローレル・スピリット」とかいうのもあったな)
 かつてのトヨタ(クラウン・マークII・コロナ・カローラ・スターレット)と日産(セドリック/グロリア・ローレル・ブルーバード・サニー・マーチ)のグレード別基幹車種の大半がここ数年で消えたり名前を変えてしまったことになる。セダンが売れ筋車種でなくなった影響や、販売店チャンネル毎に別の兄弟車種を売る戦略を見直した影響が大きいのだろうけど。

 新庄に投票しなかった記者1名はいったい誰に入れたのか?
 2004.11.11(Thu)
しかし今年のゴールデングラブは凄いなぁ。ドラゴンズからリーグ史上最多の6人が選ばれたのはまぁ守備で勝ってきたチームだから、ある意味きちんと選ばれたという事ではあるんだが、嫁の旦那もとい渡邊が選ばれたのは流石に驚いた。2位のアリアスに1票差、しかも「該当者無し」の票の方が多かったとはいえ。
 渡邊は先発出場も多かったとはいえ打撃が開幕から大不振で、特にリナレスが1軍にいる時は守備固めで試合後半に出てくる人という印象が強く、レギュラー選手の印象は少ない筈。ただ守備面での貢献は非常に高く、荒木・井端の好送球もギリギリの送球を一塁の渡邊がうまく取ってフォローしているから生まれるケースも多かったワケだから、やはり一塁の守備力って重要だと再認識させられたシーズンではあった。リナレスも元は守備も含めて「世界一の三塁手」だった人だし一塁守備も上手いんだけど、大抵のチームでは一塁は守備に不安のある外国人選手か打撃優先型の選手を入れることが多いので、ほとんど守備専業のような渡邊が重用されるのは珍しい。それでもまぁ9月はものすごく打ちまくってたけど。
 そして、ゴールデングラブもMVP・新人王やベストナイン同様の記者投票のため、知名度や打撃も含めた活躍の印象で票が集まる事が多く、なんだかベストナインを2回選んでいるだけのような気がしないでもなかったんだが、今回の渡邊と英智の選出というのはまさに「守備の人」が選ばれた訳で、こういうのって初めてのような気がする。日本でも記者が選ぶのではなくMLBのように現場の監督や選手たちの投票で選考すべきかもしれない。

守備範囲の広さと強肩ぶりで最多捕殺をマークし、ここ2年連続で選ばれていた福留もシーズン終盤の怪我がなかったら選ばれていただろうし(赤星の走力による守備範囲の広さは認めるが、送球の方は…だからなぁ)、2票差で逃したtanisigeも惜しかったな。レーザービーム外野陣による本塁アウトも谷繁の捕球があるからこそなんだが、やっぱ古田は先入観もあるだろうけどこういう投票には強いなぁ…うーん、今年はかなり守備面では衰えが目立ったんだけど、やはり試合以外での活躍の印象度が記者投票に出てしまったか。
 まぁここでGGを逃してしまうのも、それもまたtanisige。(またそれか)