時々日記:2004.9.16-9.30

 やれやれだぜ
 2004.9.16(Thu)
ライブドア、仙台を本拠地で申請かぁ。密かに期待していた事態なので「やるなぁ」の一言。まぁ色々問題は山積だけど此処まで来たら本気と見るべきだろうし頑張って貰いたいところ。たしか仙台では今年の都市対抗野球に出場したJT野球部の廃部が決まっており、場合によってはこれを母体としてチームや関連設備の保有などNPB側の示す条件を(手続き上)クリアすることもできる筈で、そのあたりも考えたのかな。
 で、これって、もし楽天とシダックスも参入できれば近い将来パ・リーグが8球団制になるということ? そうなると東西地区制を敷いてプレーオフ、ということもできるのだな。札幌から福岡までカバーしたリーグということになると東西地区制が現実的だろうし。あまり期待先行でもいかんから今後も生暖かく見守る事にしよう。

で、2ちゃんねる辺りでは新球団のチーム名を勝手に考えるスレッドとか出来ているけど、その書き込みの中に「スターダストクルセイダーズ」があったのに爆笑。それって「JoJo」第3部(空条丈太郎編:別名「スタンド番長」)文庫本化の時についたサブタイトルやん(笑)。たしか仙台がモデルとしか思えない町を舞台にしたのはその次の第4部「ダイヤモンドは砕けない」(東方杖助編:別名「岸辺露伴の奇妙な日常」または「広瀬康一と愉快な仲間たち」)の筈なんだが。
 そういえば合併新球団が「バファローズ」を名乗るらしいので実現性はないだろうが、当初の計画通りライブドアがバファローズを買収して、かつ仙台に行っていたら…「仙台バファロ−ズ」になっていた可能性もあるワケだが…、牛タン名物だしな(苦笑) 全然シャレになってません。喰われちまうだけやん…
 しかし合併新球団、バファローズを名乗ったところで、これまでの「近鉄バファローズ」ファンがどの位ついてくるかしら。ある意味、これから新規参入の球団よりもよほどこちらの方が不安定になりそうな気配があると思うのだけど。

 明日は何処へ
 2004.9.17(Fri)
夕方まではいつも通りの業務。17:00の交渉期限になって「更に2時間の延長」という会見をテレビで見た後、交渉の結果が気になりつつ19:06京都発「のぞみ96号」で出発。昼に買った雑誌を読んで過ごし、19:42名古屋に到着。imodeで情報を集めるが、どうもまだ記者会見も何もないようだ…。気になりつつ名鉄に乗り換え、20:20頃に実家に到着。で、ニュースを見たがまだ決まっていない模様。

夕食を食べている最中に「スト決行」のニュースが。うーん…。まぁ選手会としては退けなかっただろうなぁ。理解はするのだが残念な気分は拭いようもない。そもそも合併だのリーグ再編だのといった話をシーズン最中に持ち出す方がおかしいワケで。
 それに、合併するなら会議等の席では合併する両球団経営陣の票や意見は2球団で1票分であるべきと思うのだが、なんであんなに偉そうな態度と発言なんでしょうかね。

 季節外れの閑散
 2004.9.18(Sat)
夕方に金山でみみなと待ち合わせ。とりあえず「ナゴヤ球場に行ってみよう」ということでドラゴンズのかつての本拠地ナゴヤ球場へ。俺、行くの何年ぶりかなぁ? (勿論、東海道線・名鉄線からよく見える場所にあるから帰省の度に眺めてはいるけど)名鉄「ナゴヤ球場前」駅で下車。すっかりローカルな駅になってしまい、無人駅になっていた。来年の空港線開業時に行われる駅名の大幅な変更に伴って此処も開設時の「山王」に戻るそうな。少し歩いて球場へ。
 ドラゴンズの本拠地が1997年に大曽根のナゴヤドームに移転した後もほぼそのままの姿で残っていたが、数年前に照明灯(ムッターハムや「世界のチェリオ」でお馴染み)などが解体され、スタンドの大半も取り壊されてグラウンド面積を拡張し外野フェンス高も含めて全てナゴヤドームと同じサイズに揃えられ、現在も二軍のメイングラウンドとして使用されており、天然芝グラウンドのため一軍選手も練習は此処で行うことが多い。今年の春にはかつての三塁側内野スタンド跡地に合宿所と屋内練習場が移転新築された。従来の合宿所・屋内練習場だって星野監督が最初に就任した前後に建設されたものだったから、まだ20年も建っていないのに新築移転している訳で、それが可能だという点ひとつを取ってもやはりドラゴンズって基本的には金持ち球団なのよね。
 今年はシーズン前の補強費が監督の意向でほとんど要らず、それであの成績なんだからたいしたものだが、裏方のスタッフを増やしたり待遇を良くするなどの経費は大幅にアップしたらしい。今年のドラゴンズがこういう形で成功するのは球界全体にとっても将来的にはいいことのような気がするんだが。

で、ナゴヤ球場の周囲をぐるりと歩く。かつて本拠地だった頃の雰囲気が残っている部分と、すっかり練習場と化した部分の両方が見られた。三塁側の内野スタンドの大半とレフト側の外野スタンドは撤去されたが一塁側内野とライト側外野のスタンドは看板スペースも含めて照明灯以外はほぼそのまま残されおり、椅子(というか殆どベンチ)は往年のまま。スコアボードも往年のものがそのまま使われているようだが、スコアボード上にあったボールの装飾などは全て取り外されてしまっており往年の雰囲気は薄れてしまった。なんだか古戦場めぐりというか遺跡めぐりをしているような気分だ(汗)。
 そういえば此処が本拠地の頃は球場内であの「矢場とん」が串カツを売ってたんだよなぁ。今年ドームに客が来ないのは監督のせいやドラゴンズの野球の内容のせいでなく、チケットの売り方や球場内のサービスの問題だと思う。是非「矢場とん」や「山ちゃん」「風来坊」をドーム内の飲食販売に入れてほしいよなぁ。ビールに合うものばかりだし。
 スト期間中とはいえ二軍も20日のウエスタンリーグ最終戦で後期優勝が懸かった試合が残っているからナゴヤ球場で練習はしていた筈だが、僕等が行った時間にはグラウンドには誰もいない様子だった。
 球場のすぐ近くを新幹線の高架が通っているが、思い出すのは1988年の日本シリーズ初戦(もっと年配の人は1973年のタイガースの優勝が懸かったDT戦を思い出すのだろうけど)。ドラゴンズの先発はこの年に平野とのトレードでライオンズから移籍してきてシーズン18勝(最多勝)を挙げエース格となっていた小野和幸。そのシリーズ開幕直後の1回表、ライオンズの4番・清原が小野から特大の場外ホームランを放ち、この新幹線の高架橋に打球をぶち当てたのだった。今思うと、あの時点で日本シリーズの行方は決まったようなものだったなぁ…(シリーズは4勝1敗でライオンズ)。あれから16年。今年の日本シリーズは開催自体が危ぶまれる事態になっているが、どうなることやら。

スト掲示
JR東海道線の尾頭橋駅まで歩き、金山で中央線に乗り換えて大曽根へ。現在の最寄り駅は地下鉄の「ナゴヤドーム前矢田」だが、大曽根から歩いて行けなくもない距離(実際、地下鉄の延長開業前はみんなJR・名鉄・地下鉄の大曽根からドームまで歩いていた。今の札幌地下鉄福澄駅から札幌ドームへ歩く状態に似ている?)なので、今日は歩いてナゴヤドームへ。このあたりは元々三菱系の工場や寮が並んでいるところで、ナゴヤドームも三菱系企業の工場だった跡地に建っている。しばらく歩くとドームの巨大な屋根が見えてきた。が、やはり人は少なく閑散としているようだ。
ナゴヤドーム
ドラキティ
 東京ドーム福岡ドームのようにドーム以外に併設の施設があって野球やイベントのない日でも相当の集客能力があるというのが理想で、そういう意味でも先ほど触れたようにフードサービスの充実は大きいのではないか(つまり野球とか関係なしに客が集まる店や施設が要るということ)。大阪ドームの経営が苦しいのはナゴヤドーム同様に工場跡地に建設され都心からやや離れた立地条件の悪さもあるだろうけど、そういう面での集客努力の足りなさが大きいのではないかと思う。
 ドームに直結している歩道橋(デッキ)を渡り、ドーム前へ。ストと分かっていてわざわざ来ている人もいれば、スト明けの明後日のジャイアンツ戦の外野自由席の席取りのために早くも列を作って待っている人達もいたり。グッズ売店や飲食店は開いており、グッズ売り場も覗いてみたが、こんなところにもキティちゃんが(笑)。もしかして12球団全部あるのかなぁ。しかし、優勝まで隠れマジックが(スト無しでも)10を切ろうかというこの時期の休日にシーズンオフのような状態。こういうことが再び起きないように願うが、あの様子では来週もヤバいよなぁ。

そのあとバスで名古屋駅まで出て、某店にて飲み食いしつつ野球ヲタな話を延々と(苦笑)。

 スト・ライキー2連投(←誰やねん)
 2004.9.19(Sun)
今日は実家でゆっくり過ごし、けっきょく明日の朝京都に戻る事に。

 帰洛
 2004.9.20(Mon)
朝に実家を発ち、今日は鈍行で京都へ。昼前に京都に到着。

 25年の複雑
 2004.9.22(Wed)
今日はチャゲアスのコンサート「two-five」をフェスで聴くため夕方から大阪へ。おけいはんで淀屋橋へ直行、川沿いを歩いてフェスへ。ロビー外の物販でツアーパンフ2冊(チャゲアスはツアー途中でVol.2が出るので1つのツアーで2冊存在する)を買って会場に入る。今日は2階席のけっこう後ろの方だがド真ん中。
 例によって映画でコンサートは始まるのだが、ここ数年とはちょっと違う始まり方で…(以下ネタバレ禁止で自粛)。25周年というのはあるけど今回はニューアルバムがないのでアルバムと全く連動しないツアーだから、どの曲が出てくるのか分からないという楽しみが今回はあったのだけど、なかなかいい選曲で満足でした。昔のあの名曲の「昔ボツになった歌詞バージョン」もあったしな(笑)。
 それにしても今日はCHAGEのトークがテンション高すぎで絶好調でした(笑)。ASKAの「俺はその話につき合わなくちゃいけないのか」というのも笑ったけど。お台場の様子からASKAの喉の状態が心配だったが今日は良かったです。

 妥結
 2004.9.23(Thu)
妥結かぁ。ひとまず2リーグ12球団の形は維持されそう、ということで一応の成果ということか。ただバファローズ・ブルーウェーブ合併は結局実行されるのね。ひとくちに関西の球団というけど、大阪が本拠地で大阪南部にルーツのあるチームと、神戸(前身も兵庫・西宮)のチームが一緒になったところでファンの理解はやっぱり得られず、むしろ離れる一方になるんじゃないかと思うのだが。その点やっぱタイガースは「関西のチーム」という立場を得ている特殊なチームなんだろうけど。

結局スト実行は2試合だけになったので、代替試合も検討されているようだが、それはやめた方がいいと思う。簡単にストの代替試合が行われるようなら経営側・選手会ともに「ストの痛み」が和らいでしまい、今後ささいな案件でストが行われてしまいかねない。たとえば年俸などの条件闘争でストをやっても流石に支持は得られないだろう。
 今回のストで選手会が一般世論から大きな支持を得られたのは、球団を減らし1リーグにする過程の不透明さと性急さ、そして某新聞社主筆の「たかが選手」発言に対する反発と同情があったからなのは言うまでもないが、いってみれば従来の2リーグ12球団体勢の維持をベストとする、つまり状況の変化を望まない極めて保守的な世論のお陰だったとも考えられるのよね。

8月上旬に北海道に滞在した時、ファイターズに対する地元のバックアップの厚さを感じる風景に多々出会った。初めて北海道に本拠地を置くプロ野球チームができた喜びが伝わってくるようだった。もちろん札幌には以前からJリーグのチームが存在するが、J1・J2合わせて28球団もあり今後さらに増える可能性の高いJリーグと比べて、12球団しか存在しないプロ野球の方がステータス性は高いという意識もあるのだろうか。
 ファイターズは札幌移転に際して球団保有会社をあらたに設立し(従来の球団保有会社は現在清算処理中)、日本ハムだけでなくJR北海道・北海道電力・北海道ガスなど地元公益企業や北洋銀行・北海道銀行・北海道新聞といった地元金融機関・メディア、地元発祥のサッポロビールの出資を受ける形に移行しており、たとえ(日本ハムを含めて)1社が傾いても球団への影響を極力減らす体勢をとって、地元球団として根を張る覚悟を見せているが、このスタイルをホークスも取ればいいのにと思う。1社で球団を持つだけの財力はなくても少しずつなら地元の企業も出資できるだろうし。ここまで来ると、あの球団が今更どこか1社の保有物のような扱いもおかしいと思うのだ。まして親会社の苦境のため球団までもが何度も危機を噂される昨今。
 福岡でホークスがあれだけの人気球団になった理由のひとつに、ロゴやキャラクターの使用料をタダにした英断があった。この結果、地元企業や商店街がロゴやキャラクターを掲出して応援しやすくなり、地元の一体感を高める結果になったと聞く。そういう発想ができるのだから、球団自体のありようについても考えてもらいたい。
 福岡はかつて球団に去られた悲しみを知っているだけに、球団保有会社が共同出資に移行すれば出資企業は幾らでも出ると思う。JR九州や九州電力や西部ガス、西日本新聞は当然のように出資するだろうし、もしかしたら西鉄だって出資するかもしれない(笑)。現在ヘルメットにステッカー広告を出しているサニックスは勿論、一風堂や「ひよ子」だってあるしな。かといって「ひよ子ホークス」じゃ二軍以下に弱そうだが。
 …それはともかくファイターズのような出資形態は地方の政令指定都市レベルなら実現は難しくない筈で、福岡だけでなく広島や(あまり資金的には困っていなさそうだが)名古屋でもその形に移行すべきではないかと思うし、もし将来的に四国や北陸に新球団ができるとしたらこの形しか無いと思う(逆に首都圏や京阪神の大都市にはこの形態は難しいかもしれないが…)

 トリロジー
 2004.9.24(Fri)
「STAR WARS」初期3部作DVDを購入。ちと高かったけど、出たら買うつもりだったんで。ベースになっているのは「Episode I」公開の少し前(1997)に、初公開時の未公開シーンや公開当時はCGもなかった為にルーカスの頭の中のイメージを再現しきれなかった部分を描き足して公開した「特別編」で、その後の「Episode I・II」を念頭に置いて更に手を加えてあるようだ。
 その典型的な部分が、EpisodeVI「ジェダイの帰還」(公開時は「ジェダイの復讐」、今回のDVD発売にあわせて邦題を改題)のラストで、オビ=ワンとヨーダ様とアナキン(ダース=ベイダー)の亡霊がルーク達を見守るシーンがあるが、そこに出てくるアナキンがダース=ベイダー死亡の際にマスクを外して現れる年老いた顔ではなく「Episode II・III」でヘイデン・クリステンセンが演じる若い頃の姿に差し替えられていたりするので(いちおう理由付けはあるんだが)、むかし映画やビデオで観た人には違和感あるかもなぁ。冒頭の20世紀FOXのロゴも往年の絵でなく近年のCGで描き直したものになってるし。ただし、あのテーマ音楽だけはきちんと公開時に合わせてEpisode IVのみ戦前から使っていたモノラルの音源になっているけど(EpisodeVの公開時に、ジョン・ウイリアムズの指揮+LSOの演奏で新録音した新音源が以後の20世紀FOX全作品で使われている)

やっとマジック点灯、しかもいきなりヒトケタ。けど数字が4なのか6なのか未確定、ってのがなぁ…。それに代替試合を主張しているのがドラのオーナーって…そりゃねェだろ…。(呆) まぁ5億の損害は分かるけどさ。
 ここ数日のドラの状態だと、マジック点灯がいきなり「1」かもしれないという妙な期待?もあったのだが、流石にそれは無かったか。それでもマジックが「5」を切った状態で初点灯というのはあまり記憶にないな。これもマジック対象チームとの直接対戦が偏って残っているせいで、ゲーム差を考えたら1ヶ月前に出ていても不思議ではなかったんだよね。
 5年前の優勝が9月30日の神宮だったから、今年も同じくらいになるかな? あの時は先発が山本昌で、序盤で打ち込まれた上に山崎が骨折し暗澹としつつも試合中盤に逆転して、最後は落合・岩瀬・サムソン・宣の当時のリリーフ・カルテットで締めた。今回はどうなるのだろう。「新」リリーフ・カルテットの落合英・岡本・平井・岩瀬で締める形になるのか。
 そういえば春キャンプ時の川上・岩瀬に対するインタビューで、川上が「M1の試合で登板、完投して岩瀬さんの胴上げ投手を阻止」を宣言していたが(笑) まぁ普通に考えると岩瀬が締めて胴上げになるだろうな…。今年はベイスターズ相手の時だけ異常に防御率が悪く今日も打たれたが、ほかに対しては相変わらず神だし。

さて相手は何処になるのか。ホークスがライオンズに弱いだけにプレーオフで負ける危険性もありそうなんだよな。つうか今年のホークスがシーズン1位になれたのはBWから貯金19・Buから貯金9を稼いだからで、もしマリーンズがプレーオフに進んでいたら直接対決では負け越したチームにばかり当たることになった訳だが。まぁ日程や開催球場など面でホークス優位なのは確かだけど。
 それにしてもプレーオフ、できればファイターズとマリーンズの両方に進んでもらいたい気分だったな…。2チームとも頑張っていたからねぇ。終盤に首位ホークスとの3連戦が残っていて不利と見られていたファイターズが勝ち残ったのは、先日の札幌ドームでの盛り上がりが大きかったのかな。あれが奇跡的な連夜の逆転劇を呼んだのだと思うが、考えてみるとホークスが通常シーズンであれほど「アウェー」な雰囲気で試合をしたのは初めての経験じゃないの? しかもあのチームには常識の通じない人が一人いるからなぁ。小笠原やセギ様よりあれが一番怖いだろうな。しかしセギノールが「セギ様」というのもどうかと思うがオバンドーを「オバ様」ってのは凄すぎです(苦笑)。
 また、ホークス(99)・ライオンズ(82・88)・マリ−ンズ(74)は過去にドラゴンズが日本シリーズで当たって負けた相手(ライオンズには54年に勝っているが50年前のことで…)でもある。さてリベンジなるか。

 今日と明日の風を受けたら
 2004.9.28(Tue)
へぇぇ、四国に独立リーグが立ち上がるんだ。1県1チームの4チームによるリーグで、運営はあの石毛宏典氏の会社が行うそうだが、これって既存のNPBとはどういう関係になるつもりなのかなぁ。報道記事を読む限りでは地元自治体や企業の賛同は得ているようだしアマチュア側にはコンタクトを取っているようだから、アメリカのMLBとその下部組織に属していない独立リーグのような位置づけになるのか。
 個人的希望だが、将来的にはともかく当面は選手レベル的にはNPBの2軍くらいだろうから、NPBのファームとも試合をやって欲しいと思う。試合数の増加はファームにとって懸案事項だというし(現状では実戦経験の機会が少なく、ろくに機会を与えられないままプロを去っていく選手もいると聞く)、特にウエスタン・リーグは(このままBu・BWが合併し仙台に新チームができると)来シーズンから1チーム減ってしまう可能性が高いし。NPB組織下でなければ最低年俸制限なども守らなくていい分、MLBのルーキーリーグや1Aのような安い年俸も可能になるから、それがハングリー性など良い面に働く可能性もある。
 そういう意味でも結果的にはNPBへの選手供給源になっていくのかもしれないが、たとえばNPB球団在籍経験なしで独立リーグで頭角を現した選手がNPB球団へ行くのを志願した場合やNPB球団が独立リーグの選手に注目した場合、ドラフトにかけることになるのか(マック鈴木みたいに)、それとも「移籍」という形が取れるようになるのか、その辺りは問題になってくるかも。印象としてはプロ野球とノンプロ(社会人・クラブチ−ム)の中間カテゴリーになるだけに、現状ではプロ・アマの壁がある日本でやっていく以上、その辺りの扱いが気になるところではある。

週末にスタッフとして駆り出される展示会関連の準備と過去の実験試料のデータ取り直しの作業をしている間に井端・森の2ラン2本というドラゴンズにあるまじき得点+川上-岡本-岩瀬のお約束継投で快勝、とうとうマジック1に。驚いたのは試合後に落合監督が見せたガッツポーズ。 ああ見えて今まで色々とプレッシャーかかっていたんだろうなぁ…。残り「1」となってようやく開放されたかな。
 台風が気になるが、予定通りなら明日の先発は山本昌。5年前の優勝を決めた試合と同じ先発ということになる。対戦相手・球場も同じ。ということはファーストが骨…(以下略)。それはともかくとして、過去5回のドラゴンズの優勝のうち移動日に2位の敗戦で優勝が決まった1954年(初優勝)と1982年の最終戦で優勝を決めた時(横浜、ホエールズ戦)を除くと、残りの3回(74・88・99)はすべてスワローズが対戦相手であり、今回も日程的にスワローズ戦で優勝を決める可能性が高い。
 今日優勝が決まれば5年前(9月30日)より1日早い球団史上最速の優勝決定となる。そして、前回の優勝から中4年で優勝というのは、ドラゴンズの過去の優勝で最もインターバルの短い優勝でもある。さてアッサリと決めるのか。…最大の難敵は台風?

 タイ・フーン登板(←だから誰やねんソレ)
 2004.9.29(Wed)
…によって1日持ち越し。期せずして今回も5年前と同じ9月30日(木)・神宮球場が舞台ということになった。今回はドラゴンズとしては初優勝以来50年ぶりに、あの星野仙一氏が選手または監督としてチームに全く関わっていない優勝ということになる。これで(いい意味で)星野色が払拭されれば、というかいつまでも「星野さんが居ないとなぁ」的雰囲気が(特に50代以上の年配のファンの脳内で)断ち切れるといいのだが。

 ドラゴンズ優勝
 2004.9.30(Thu)
しました。…二軍がウエスタンリーグで(^^;;)
 今年から前・後期制となったウエスタンリーグ、今日の午後に前期優勝のバファローズ二軍と後期優勝のドラゴンズが藤井寺でリーグ優勝決定戦だったのだが、合併で球団消滅の上、かつての本拠地で現在は二軍本拠地となっている藤井寺球場もこれを最後に閉鎖の可能性が高く、また近鉄バファローズとしても公式戦として最後の姿という事で、今日はけっこうな客の入りだったらしい。そこで空気読まずに勝つ辺りがドラゴンズ(^^;;;;)
 いっぽう一軍も同日ダブル優勝の可能性があったが、惜しい負けで明日以降へ。けど、これでナゴヤドームでの優勝の可能性が高くなったし、現在二軍にいる選手で今シーズン一軍でも貢献した選手たちの祝勝会&ビールかけに参加がしやすくなったと思えば、それも悪くないかな、と。
 明日からのナゴヤドームでの三連戦は元々、ドラゴンズ主催の地方球場での試合の雨天中止代替分なのでシーズン予約席もなく全席が一般発売(既に売り切れ)のため、超満員は必至。ナゴヤドーム史上初のドラゴンズ優勝決定・胴上げとなりそうですな。