時々日記:2004.8.17-8.31

 いずこも同じ貧打
 2004.8.17(Tue)
当然ながら午前中は爆睡(笑)。午後からお仕事再開。

うーむ…、ソフトボールの日本チーム、投手陣は完璧なのに点を取れない打線で勝ちを落としているのを見るといつだったかのドラゴンズを見ているような思いでとても心が痛むわ(泣) まぁ最近のドラは何故かよく打ってるが…、今度は打たれ過ぎのような気も(汗)。順調に勝っているからいいけど。(スワローズとの直接対決が当面ないのでマジック点灯は意外に先かな?)
 しかしソフトの上野ってピッチャー凄ぇなぁ。マウンドから本塁までの距離やボールの大きさの違いがあるとはいえ、あの球はプロ野球の打者もほとんど打てなさそうな感じがする。それだけに勝てないのが余計に不憫ではあるが。

 学内ツアー
 2004.8.18(Wed)
昨日からうちの大学のオープンキャンパスで、今日は案内補助をしていた。高校3年生だけでなく1・2年生もいたし、どうも中学生が母婆つきで来ていたらしい(笑)。しかし高校生で森林科学に興味を持つというのも珍しい気がするのだが(←自分で言うな)、けっこう女の子が多いのでびっくりした。まぁ大抵は環境問題への関心からの森林科学なのだろうけど、そういうイメージに最も近いフィールド系(旧林学系)研究室はあまり見せるモノもないので、研究室や設備のとなるとどうしても旧林産系(木材としての利用)の研究室に偏ってしまうのね。高校生にとって期待はずれになっていなきゃいいけど…。

 機種変
 2004.8.21(Sat)
P900i
P900i
かねてより懸案のケータイ機種変更。なかなかFOMAの900iシリーズの値段が落ちないのと忙しさで延び延びになっていたが、ようやく今日P900iに交換した。FOMAへの変更と同時にようやく電話付きカメラカメラ付き携帯に。FOMAだから勿論TV電話もできるが…、とりあえず知人で相手がおらんな(笑)。
 変更手続きの待ち時間中は電気店の別フロアでずっとテレビを見ていた。もちろんオリンピック。うーむ、上原が打たれたか…。あとで聞いたところでは1回に爪を割ってしまったらしいが、先に3点は痛かったなぁ。どうも打線に打てる気配もなく「このまま負けて2敗で決勝トーナメントかなぁ」と思いつつ前機種からデータ移動を終えた新携帯を受け取って研究室へ戻り、そこで同点に追いついた事を知る。あとはご存知の通りサヨナラ勝ち。

帰宅後、携帯を色々いぢくり回す。メーカーが前機種と同じPanasonicだがP900iは内部OSがNEC製らしいという話で、たしかに操作感は全くの別物だった。だからキー操作が全然違う部分が多く、しかも機能が増えているから慣れるのにかなり時間かかりそうだな…。咄嗟の操作で今迄と同じ感覚でボタンを押してしまいいきなり電話をかけてしまう間違いを何度かしてしまった(汗)。もし実際にワン切り状態で着信があった方おられましたらスミマセン。(_o_)

今夜は日本選手で金メダル獲得はなかったが、逆にいえば開会式の翌日に競技が始まって以来、昨夜まで1週間連続で毎日金メダル獲得があった訳で、あまりに凄すぎ。今日だって銀・銅メダルは獲っているし、それもセーリングや自転車といった、日本では地味な競技(けど欧州では柔道とかより注目されていそう)だからなぁ。
 今回は柔道だけでなく水泳・体操でも金メダルを取っているのが凄いし盛り上がる理由だろう。僕の記憶にある最初のオリンピックは84年のロサンゼルスだが、あの時も特定種目以外の競技でも次々とメダルが出た印象が強かった(当時のソ連・東欧諸国のボイコットでレベルの問題はあったろうけど)。あの時の興奮を思い出しながらアテネの中継を見ている。で、そのロサンゼルスで銅を獲った人が20年経って銀を獲ったりするからなぁ。
 ロサンゼルスの時の金メダル獲得数は10個だったそうで、今回は日程の半分を消化した段階で既に上回り、過去最多だった東京オリンピックでの16個をも伺う勢い。たしかにこの後まだ野球や女子レスリングが残ってるし、可能性ありそうだなぁ。お陰で(シドニーの時は時差がなくて良かったが)今回はもう夜更かしの毎日。さてこの勢いは柔道・競泳が終わった後も続くか?

 恒例行事
 2004.8.25(Wed)
昨日から明日までの3日間がうちの院試で、今年も2日目終了後に院試打ち上げ宴会。というのは、筆記試験は1・2日目で全て終わり、3日目は特に勉強の必要ない面接のみ、しかもその日のうちに本人に合否が告げられる(一時は面接時にほぼ分かる時期もあった)ため、気楽に飲めるのは2日目の夜しかないということで(汗笑)。
 毎年、うちの研究室では何処かの店で飲むのではなく研究室内で手作りパーティーっぽく催されるのだが、今年は餃子とビーフンを作って宴とすることになり、夕方から学生数人で準備。かつてとっちゃんに受けた教えを守ってひたすら挽肉をこねました(笑)。結果、十数人でも喰いきれないような物凄い量の餃子とおやき(皮が足りなくなったので…)が出現。相当飲んだしなぁ。例年、受験した4回生よりも院生の方が壊れることが多いのだけど、さて今年は(以下略)。

 上京
 2004.8.27(Fri)
明日のライヴに備えて上京。久し振りに昼間の鈍行乗り継ぎオンリーでの上京になる。途中からみみなが合流するので一人旅ではないけど。9:58京都発の新快速で出発。
 10:50米原着、待ち時間があるし朝食も食べ損ねていたので此処で駅弁を買い、11:12発の大垣行きで出発。11:44に大垣に到着するまでに駅弁は食べてしまった。大垣で11:55発の浜松行き新快速に乗り換え。時間帯のせいなのかダイヤ改正でそうなったのか、どうも今回は乗り継ぎのロスタイムが多い。秋にはJR東日本でダイヤ改正がある筈で、その際に大半が熱海乗り継ぎになる(東海・東日本乗り入れ列車が減る)らしいが、鈍行乗り継ぎにとっては不便なダイヤになってしまうのだろうか。

12:15尾張一宮着、ここでみみなと合流。大垣からは座れず立っていたが、名古屋で乗客がほとんど入れ替わるので座る事ができた。天気が気になるので時々iモードで天気情報をチェックしつつ13:45浜松に到着、菓子とお茶を買って13:52発の沼津行きに乗車。ここからは国鉄型の113系だからボックスシートだが、前日あまり寝ていなかったせいで途中でしっかり寝てしまった。16:06ようやく沼津に到着。いつも思うのだが在来線で行くと静岡県内を通過するのにえらく時間がかかる。新幹線は「のぞみ」が止まらず「ひかり」がこれだけ減った現状だと、在来線で静岡県内(熱海・沼津・静岡・浜松)の連絡を狙った速達列車設定(特急や快速)を多く設定すればそれなりに使われそうな気もするんだが、やっぱクルマに流れてしまうのかなぁ。

沼津から16:12発の東京行きに乗車。AOIさんと連絡を取り品川で待ち合わせをすることに。天気が気になるのだが、ここまでは窓の外を見ている限りそれほど酷くは見えないんだけど、明日の降水確率は80%を超えているんだよなぁ…。18:13品川到着、8時間超の鈍行乗り継ぎ旅行を経て東京に到着…。仕事帰りのAOIさんと合流し、山手線・常磐線を乗り継いで亀有で弥生さんと待ち合わせ、駅付近のお店で夕食。なかなかこれが凄い量だった…。そのあとAOIさん宅に向かい、DVDなど見つつ26時頃に就寝。

 太陽の胸に剣を向ければ
 2004.8.28(Sat)
起きたらやっぱり雨模様な雰囲気…。雨天に備えた支度をして、合羽を持っていない人も駅前の100円ショップで購入。京成−都営地下鉄を乗り継いで清澄白河で下車、途中のラーメン屋で昼食。ひさしぶりにオーソドックスな醤油ラーメンを食べた気がする。
フィアット
フィアット
 昼食後、さらに歩いて東京都現代美術館へ。此処で「日本漫画映画の全貌展」が開催されており、それを観に来た。戦前・戦後の漫画映画の作家から東映動画の作品、近年のスタジオジブリが中心の展示。東映動画の名作「白蛇伝」「長靴をはいた猫」等は最近レンタルDVDで見られるようになったので実は先日「長靴をはいた猫」を見ていたのだが(小さい頃に「東映まんがまつり」で再演されたのを見て以来)、このお姫様が、東映動画ージブリ伝統の(AOIさん曰く)「気の強い萌えヒロイン」元祖だよなぁ(笑)
 で、最後の展示室の真ん中に黄色いフィアットが置かれているのを見てつい「あーっ!!」と叫んでしまった(笑)。ここだけは撮影許可で小学生以下は乗ることも許されており「これはオトナのロマンなのに…」とAOIさんがブツブツ文句を言ってましたが(笑) ロビーに出るまでの経路にハウルの動く城の模型も展示されていた。そうか、もう公開間近だっけ。そういえばロビーには猫男爵が歩いていたような…(笑)

そのあとバスに乗って、新木場からりんかい線にてお台場へ。フジテレビの夏休みイベント「お台場冒険王」でタダでさえ人が多いところへ2万人のライヴで(このライヴ自体も「お台場冒険王」の一環に組み込まれていたようだが)、会場周囲の遊歩道は雨の中既にものすごい待ち行列。事前にネット販売等で今回のコンサートグッズを買ってTシャツやレインコートを着ている人やバッグを肩に掛けた人も多かった。年齢層も25年前から聞いていそうな人から「SAY YES」ヒットの頃はまだ小学生か?という印象の人まで幅広い(さださんの場合、最近"底上げ"が激しいからな…)。「長崎から」の待ち行列は何度か折り返しになるからそれほど全長は長くならないが、今回のは折り返しもなく延々と続くので終端を探すのに気が遠くなりそうなほど長く、歩き疲れた…。とりあえず列に加わり開場を待つ間、交替でトイレに行ったり飲み物を買いに行ったり。とはいえこの天気だからあまり飲み物も必要ないけれど。

16時頃に開場、やっと移動を開始。この頃に雨が止んだかな? とはいえいつ降り出してもおかしくない雲行きのままだが。30分ほどかかってようやく入場ゲートに辿り着き入場。今回はブロック指定のオールスタンディングなので、指定されたブロックでスペースを確保してから物販・飲食販売に出掛けた。かなり開場が横長で、意外にステージまでの距離は近かった。とはいえかなり端の方なのだけど、逆に正面に大型スクリーンがあるのでそれは見やすい。
ステージ
開演前のステージ全景。
いちばん右端に見えるのはフジテレビ社屋。
 物販で買ったのはいつものようにパンフレット。今回の通常ツアーはまだ行っていない(9月・11月に行く予定)のでツアーパンフも入手していないが、今日はこのライヴ専用のパンフ等グッズが販売され、23年前の「熱風」ツアーのパンフの縮刷ダイジェスト版も付いていた。1日だけのライヴ用にパンフレットが出るのは過去2回のドームでのカウントダウンライヴくらいの筈で、人数的な規模から十分ペイできると踏んでいるからだろうとは思うが今日のライヴの特別さを感じる部分でもあった。
 開演時刻の18:00を少し過ぎて、ステージ両脇の大型スクリーンに1979年〜1981年頃のニュース映像や写真、デビュー当時のチャゲアスの映像が流れつつ、ステージにはバックメンバーが登場し、「威風堂々」が流れる中、最後に2人が登場。スクリーンには往年のツアー時と同じ文字で「熱風」が表示され、その直後いきなりあのイントロが流れた…。

<曲順はこちらで>

 いきなりMCなしで最初の3曲を続けたが、この並びはデビューからのシングルの発売順であり、一瞬あたしゃこのままシングル発売順で全部やるのかと思いましたよ(笑) ただ、ASKAの喉の調子がかなり酷い。札幌ドームでのカウントダウウンもDVDで聴く限りかなり調子悪そうだったが、元々この人は喉の温まりが遅くリハーサルから全開で唄って温めるタイプなのに、野外で当日リハもあまり出来ないだろうし、おまけにこの天気だしなぁ。通常ツアーを1ヶ月中断してリハーサルを行い今日に臨んだ事が、かえって良くない方向に出てしまったのか?そのあと少し持ち直して、最後は歌い倒す形になってきたのでなんとか聴けたけど。いっぽうCHAGEは相変わらずの綺麗な高音でした。

「御意見無用'82」以降はなかなか最近のライヴでは聴けない曲ばかり並ぶ。勿論、僕は初めてナマで聴く曲ばかり。で、MCでCHAGEが「今からパンドラの箱を開けます」と言うのでどんなメドレーになるのかと思えば…、スローバージョンの「LOVE SONG」のサビの後、「Mr.ASIA」のイントロが始まって「あ、ここから「STAR LIGHT」に行くのか?」と思えば(光GENJI全盛期にそういうアレンジをやっていたらしいので)、その後に二人の口から出てきたのは「よーおっこっそー、ここぉへ〜」と、あの歌だったのだ!! もう盛り上がる盛り上がる。史上初めて、そして恐らく二度とないチャゲアス自身による「パラダイス銀河」であった。
 ここまで来たら当然皆の期待は更に高まる訳で、期待通りに「ふたりの愛ランド」もキター!!!!!! もっともASKAは歌わず、スクリーンに歌詞が出て、石川優子パートの歌詞の上には「お客さん」と出ていたのでみんなで歌っていたのだが、何が凄いって僕の周囲…というか同行者たちは皆歌詞を見なくてもきちんと唄えていたという(汗) 流石だわ。ともかく二度と聴けないであろう物凄いメドレーだった。

今回は、骨格となる流れは初期4枚のアルバムからの選曲で固め、彩りとして85年以降の曲を入れてある印象。だからこそ余計に強烈で。「熱風」のように全く新しいアレンジを施したものもあったが、大半はオリジナル重視のアレンジで、 しかも最近は機材が発達したからシンセでもうまくストリングスが表現できているし。
 個人的には、81年当時の「熱風」ツアーの1曲目だった「翼」や当時の定番ラストソングだった「歌いつづける」を演ってくれたら完璧だったと思うけど、まぁ現在の彼等のライブ構成のポリシーに従って当時の曲で選曲するとこうなるだろうと思うので十分に納得しているし大満足。
 そしてアンコール前のラストソングは「熱い想い」(これはライヴ途中からちょっと予想していた)。この曲に入る前のASKAの語りかける台詞は「今の」チャゲアスらしい流れであり、今日のライヴとファンに向けたメッセージでもあった。
終演直後あたりからパラパラと雨が。「雨が降ってきた!! ざまあみろだよな」とASKA(笑)

お台場を脱出後、月島で降りてもんじゃで遅い夕食。実は月島でもんじゃ食べるのは初めて。うまうま。

 雨の汐留
 2004.8.29(Sun)
今日はK大佐に誘いを受けて汐留の日本テレビへ。汐留冒険王…もとい日テレジャンボリー開催中で、特にこの週末は「オープンデー」ということで抽選でスタジオ見学ができるイベント開催中なのだが、K大佐はサポーターズクラブ会員のため同行者1名を含む2人まで抽選なしでスタジオ見学ができるということらしい。AOIさん・みみなと3人で新橋まで出てK大佐と待ち合わせ。
 で、いきなりK大佐から渡されたブツは先日のC3で限定販売されたHGUCのメッキバージョン4体セット(笑)。箱がデカい…。地下通路を歩いて日テレタワーへ。こういうイベントを行うのは、お台場で大成功しているフジテレビに倣ってのものだろうけど、同じ開発途上エリアとはいえまだ空地があってイベントをやりやすいお台場(昨日のコンサートも「お台場冒険王」イベントの一環という扱いにはなっている)比べて汐留は既にビルが建ち並んでそういうスペースはなく、ビル内を利用したイベントになるのは仕方ないところだが、普段から一般客の来訪を意識した構造やスペースがあるからこういうイベントもできるのだろう。
 受付で荷物検査を受けて説明を受けた後、期間中は一般客に開放されている社員食堂で昼食を食べる。セルフサービスで取っていくホントの社食で、4種類くらいのセットメニューが用意されていた。値段(500円)を考えると結構なボリューム。

そのあとK大佐は一人で(抽選に当たっていた)アナウンサーのトークライブに行ったので、時間つぶしのため一旦外に出て3人でお茶して、みみなはそのまま名古屋への帰路につき、AOIさんも帰ったので独りで日テレに戻りK大佐と合流、スタジオ見学へ。日テレの生放送番組で使われているスタジオやセットを見たり、ニュースの時に画面の後方に見えているニュースセンターにも入る事ができた。何人かスタッフが机で爆睡していたなぁ(汗)。国内の他局と並んで朝鮮中央放送やアルジャジーラの放送番組がリアルタイムで流れているところが流石テレビ局。
 それにしてもK大佐、日テレの女子アナの誰のファンなんだろう? 訊いていないけど(笑)