時々日記: 2004.4.1-4.15

 桜舞う季節かぞえ君と歩いてゆこう
 2004.4.1(木)
新年度。今日から国立大学は独立行政法人に移行する。教官も非公務員型の職員となるそうで、昨日付で全教官がいったん退職の上、今日付で採用という形になるんだそうな。
 個人的には、これから1年以内に学位を取り、長かった(長すぎた?)学生生活も最後の1年(早期に学位が取れれば短縮される可能性もある)になる…筈。というか最後の1年にしないとなぁ。

そんな訳で、自分自身の将来が懸かる1年を迎えるに当たって心機一転、入籍することにしました。世間的には学生結婚ということになるのだけど、大学院生で学生結婚はそれほど珍しい事でもないし、まぁこの年齢だし。別に今迄とそれほど生活が変わる訳でも無く、これからの1年を考えると何も今する必要はないという意見もあったのだが、敢えて自分自身の覚悟を決めるため、そして何よりも既に彼女の胎内には新しい生命が宿っており、此処で自分なりにケジメをつけるということです。
 なにぶん相手はカタギの人なので(って俺はいったいどんな世界の人間や…まぁヤクザ者には違いないが…)このサイトで今迄まったくこの件について触れてこなかったし、かなり唐突に感じられるかもしれませんが、今迄黙っていてスミマセン。
 これからは二人でしっかり歩いていこうと思います。今後もよろしくお願いします。

…ということで、そんな今日は4月1日
 今年の義務はこれくらいでよろしいでしょうか。(笑) いや、「ウソとしか思えない本当の事」を書くのもいいなと思ったんですけど、なかなかそういう出来事って無いよなぁ…。ともかく俺にとっちゃ結婚なんぞ現段階じゃ全く遠い話で…(#タメイキ#)

<追記>上記の文章を1日の深夜(早朝?)にアップした(その時は「〜お願いします」から「…ということで〜」の行間をかなり空けておいた)のだが、お陰で今日1日のアクセス数がいつもより遙かに多かったという(笑) ともあれ掲示板等でリアクションをくれた方々どうもありがとうございました(笑)。それが無かったら寂し過ぎるものなぁ(汗)。ま、ウケて頂けたようで幸いです。それにしても夜中にあんな文章を書いてアップするのは別の意味で寒かったです(苦笑)。

 ネタの余波
 2004.4.2(金)
ということでネタまみれの昨日(汗笑)が終わり、今日は通常営業。しかし日記を読んだ知人から本気のお祝いメールが2通来ていたのは参った(汗)。即座に「最後まできちんと読め」と返信したが…、しかし違和感なく信じるほど書き方がリアルだったのか、それとも俺ならそういう出来事があっても不思議でないと思われたのか、さて一体。

午後、研究室で机のレイアウト変えや書類の整理をしていたらプロ野球の始まる時間になり、実況サイトを眺めて…絶句。開幕投手が川崎って…、あのぉエイプリルフールは昨日なんですが(汗)。まぁそりゃ川崎はたしかにドラ移籍後の3年間1軍で投げてないとはいえ、かつての最多勝&沢村賞投手でドラゴンズのエースナンバー20を背負う昨年のオールスターファン投票1位の投手ですよ(汗)。しかし大方の予想はキャンプの頃から常に川上が大本命で、オープン戦終盤の監督の言動から野口だ、いやあれはカモフラージュでやっぱり川上だ、と推論される中、結局どちらでもなかったばかりか予想外の投手で。まぁ川崎も今年のキャンプ・オープン戦と順調に来ていたし開幕1軍登録されたから早い時期での先発はあるだろうとは思ってはいたけど、3年ぶりの1軍登坂がドラゴンズ移籍初のマウンド、しかも開幕投手というプレッシャーは流石にキツかろう。1回こそ抑えたものの2回に捕まって5失点は仕方なかったことかもしれない。

しかし本当の予想外はこのあとの試合展開だった。2回で0-5、しかもカープの先発はドラゴンズが苦手にしてきた黒田。その黒田からコツコツと点を取って差を縮め、結果的は黒田を6回2/3で自責点7の負け投手にしたのだから、3回以降の失点を防ぎ流れを変えた中継ぎ投手陣と打線を褒める方が先だろう。よく見るとリナレス・井上の先発や逆転した7回に荒木が仕掛けたバスターエンドランなど、監督の采配がきちんと当たってるのよね。
 冷静に考えると、開幕戦はどこもエースを立ててくる訳だから勝ち目は5分5分、だったらエースを温存して2戦目・3戦目に使い勝てる確率を上げるという考え方かもしれない。故障者が多く黒田以外の先発陣に不安のあるカープ相手なら尚更。逆にカープにしてみりゃ黒田先発で相手が(ここ3年間投げていない)川崎なら絶対に勝たなければいけないと、只でさえ緊張する開幕戦で余計にカタくなることも考えられる。で実際にそうなってしまった訳で、あれだけの点差をひっくり返されたことも含めて、これ、カープにとっちゃかなり痛い負けの筈だよなぁ。
 また、今日だけでほとんどのリリーフ陣を使う結果になったが、シーズン初登板を多くのリリーフ陣にさっさと経験させるのも後々を考えると良かったんじゃないか(毎日これだと流石に困るが…)。まぁ岩瀬の状態を考えるとこれから1ヶ月くらいは川上・野口にはできるだけ完投して貰うか、打線が爆発して大差を付けて岩瀬を連投させずに済む展開にしてもらいたいけれど。落合監督が以前「今年は面白くない野球になる」と宣言したけど、今日に限って言えば面白すぎました(笑)。監督の狙いが上述したようにエース対決を避けて取れるところで確実に勝つ点にあるなら、明日・明後日は面白くない展開になるのかもしれないが。

で、東京ド−ムの試合の実況で解説をしていた星野氏が「川崎先発、1回1/3で5失点」の速報に「ウケ狙い。名古屋のファンに失礼だ」とかなり不機嫌だったようで、隣にいた原氏も同調していたそうだが、正直星野さんにだけはその台詞は言って欲しくなかった。その川崎に伝統のエースナンバー20を与えて連れてきたのはアナタでしょうに。(まぁ思い出したくない過去を晒された気分になったのかもしれんが…) ドラの不良債権と呼ばれた3年間、肩痛とバッシング(と晒しage)で苦しんだ末、ようやくマウンドに立ったのだから、結果はともかく労いの言葉があってもおかしくなかろう。確かに2回持たずにKOされたけどキャンプやオープン戦では投げていたし開幕一軍は不思議でも何でもなかったんだから。で、その後ドラが逆転したら流石にその話題に触れようともしなかったらしいが(苦笑)。

 終わりと始まり
 2004.4.4(日)
途中までダルビッシュ一色だった選抜高校野球の決勝は天気予想から16時スタートという珍しい日程。1点差を争うなかなかの熱戦だったが、昨秋の明治神宮大会優勝校で徹底したバント戦法をとり一部から顰蹙を買いつつ(?)決勝まで勝ち進んだ愛工大名電が有利かと思っていたが、勝ったのは 初出場の済美高校。ダルビッシュが投げなかったとはいえ東北明徳義塾を破って勝ち上がったのだからやはり勢いの流れなんだろうなぁ。ここの監督、以前は 宇和島東の監督だった人で、宇和島東が初出場で優勝した時の決勝の相手も愛知県の 東邦だった…と記事が出て僕も思い出した。(東邦は今大会も出場しており済美と対戦、1-0で敗れている)
 あの時の東邦の2年エースが僕と同学年の山田喜久夫(のちD→C)で、東邦は翌年のセンバツで決勝で元木(現G)・種田(D→現YB)のいた上宮と戦い最後は種田のエラーで逆転サヨナラ優勝し雪辱を果たしたが。宇和島東−東邦の決勝だったあの年は、愛知県からは中京(現・中京大中京)も出ていて、この時のエース木村(青学大→現G)が宇部商戦で9回1死までノーヒットノーランに抑えながら土壇場で逆転ホームランを打たれて負けたことを、決勝戦よりむしろ鮮烈に覚えている。あれから十数年、その間に中京大中京の準優勝があったけど今回の名電も準優勝に終わり、あの東邦以来なかなか愛知県勢も優勝までは遠いなぁ。

さて優勝した済美高校、創立は明治時代と古いものの数年前まで女子校だったんだそうで、野球部創部から僅かか2年で初出場優勝という快挙になる訳だが。そのせいか2000人近い生徒数のうち 女子が1600人を超えるらしい。で、明治時代からの校歌に替えて共学化と同時に「学園歌」なるものが制定されたそうで、今回の甲子園で勝つ度に流れていたのだが…、これ学校の国語の先生が作詞したらしいんだけど、まるで 校歌っぽくないというか特に甲子園で流れる校歌にしちゃ違和感ありすぎというか、聴く度になんか背中辺りが痒くなってくるんですけど(汗)。既に2ちゃんねる辺りで「"やれば出来る"は魔法の合いことば」が流行りつつあるし(苦笑)

さてセンバツ大会も終わり、やっとタイガースも本拠地開幕を迎える…と思ったらまだ1カード先で、甲子園の開幕戦はドラゴンズ相手なのね。で、その甲子園開幕の前に某チームが生贄にされてた模様で…、これはタイガースがホントに強すぎるのか単に相手チームがボロボロなのか、いまいち分かりかねるなぁ。まぁメジャー2球団とのオープン戦の内容から予想できた結果ともいえるが。
 で、本拠地開幕の対戦相手も川上の11回157球完投・立浪サヨナラ打で3連勝。いや一昨日「このあと2日は面白くない野球になるのかな」と書いたけど、やっぱこの3連戦ずっと面白かったです。その点では落合監督、いきなりオレ流詐欺やってるんですけど(汗)見事にみんなハメられました。まだ3戦とはいえあんなゲ−ムを連日やってるのに何でナゴヤドーム空席できるかなぁ。

事前にネットで結果を知っていたけどF1バーレーンGPを見る。しかしまぁホントに砂漠のど真ん中にコースが作られて、あれは少しでもレコードラインを外したらタイヤが砂まみれだろうし、そうでなくてもインテークから砂埃が入ってエンジンにキツそうだな…。予選で日本人史上最高タイ(94年の片山右京)の5位を得て3列目からスタートした佐藤琢磨だったがラルフとの激突(あれは多分ラルフが悪い。本人はごちゃごちゃ言うだろうけど、あの兄弟が自分のミスを認めるなどあり得ないからいつもの事)でバランスを崩し、その後一瞬のミスで縁石にウイングをぶつけ交換するハメになり一旦大きく順位を下げて、90年鈴鹿の鈴木亜久里以来となる表彰台をフイにした。しかしタイヤ交換のタイミングの綾とはいえ日本人史上初のラップリーダーも取ったし、順位を落とした後の追い上げで5位をもぎ取ったのは立派。そして予選6位だった同僚のバトンが2戦連続3位で表彰台だっただけに、あのミスがなければ…と余計に悔やまれるのだが。
 しかし今年のBARホンダは確かに速い。この2戦でフェラーリ以外には負けないことを証明している訳で、開幕から全くいいところがないマクラーレンは勿論、ルノーどころかウイリアムズにも互角以上に渡り合えるかもしれない。表彰台こそないが着実にポイントを稼いで2位のルノー、エンジンパワーは相変わらずNo.1だが今年は人間関係が不安定そうなウィリアムズと並んでの3位。ヨーロッパ・ラウンドに入ってからが本当の勝負になるけど、今年のBARホンダはかなりやりそうだと実感。佐藤琢磨の表彰台はもう現実的なレベルの話というか時間の問題だろう。
 さて、相変わらず速すぎるフェラーリの3戦連続1-2で、3位バトンなのでバーレーンGPの表彰台は前回のマレーシアGPと同じ顔ぶれだったのだが、恒例のシャンパンファイト、今回はシャンパンでなく果汁入り炭酸飲料だったんだそうな。そう、今回は史上初のイスラム圏でのF1開催で酒がNGなのよね。昨今の情勢だけに、イスラム圏での無事な開催にこぎ着けるまで関係者の苦労は並大抵ではなかったと想像するが。そして次戦サンマリノGPからF1はヨーロッパ・ラウンドを迎える。そう、あのアイルトン=セナが逝った1994年5月1日のイモラの衝撃からちょうど10年になる…。

 大掃除
 2004.4.7(水)
新4回生も加わって席決めと研究室の掃除。自分の席は先週末に隣を含めたレイアウト変更と本棚などのスペースの割り当て変更を行ったので変更なし。4人の4回生も要領が判らないので席を決めてコピー室の使い方の研修を受けた以外は手持ち無沙汰気味。ただ、研究室の共有棚や物置きスペース、ホワイトボード周りは雑然としていたので、居た院生5人にとってはかなりの大掃除になった。これくらい徹底した掃除、自分の部屋でもやりゃいいのにねえ。(←オレだろ)

 背負っていこう、二人で
 2004.4.10(土)
陸戦ガンダムとEz8
3月上旬に体調を崩したときに自分への見舞い品(笑)として買ったMGガンダムEz8。空き時間を見つけては少しずつちまちまと作っていたのだが、その途中で研究室の後輩から量産型ザク・キュベレイ・Mk-IIを譲受して、ついEz8より先にザクの改修再整備を始めてしまい(^^;) 更に製作が遅れる事態となり、ザクが(パーツ交換のため請求中の)頭を残して完成した後、一旦バラしたキュベレイの部品整備と並行してやっとEz8の製作に戻り、今週になって外装甲のスミ入れや裏側の塗装を行い、やっと今日組み上げてマーキングを施し、ほぼ完成。ちなみに左の写真で右が今回作ったEz8で、左がEz8の改造前の姿(という設定)でキットのパーツも大半が共通の陸戦ガンダム。こうして並べるとEz8の配色が地味なので陸戦ガンダムがメインみたいですが(汗)

Ez8の製作を本格化させてから、イメージをまとめるためにレンタルで「08小隊」全編を改めて観たが…、これってラブコメでしたっけ(汗)。いや、OVAのリリース当時は途中でずいぶん間隔が空いた時期があったり(全11巻・30分×12話のリリースに3年半かかった)でまとめて観てられなかったせいか、改めて観ると前と印象が違うのよね。本編ラストも当時はかなり衝撃的で救われない気分になったのだが、その後の「ラスト・リゾート」の結末を知った上で観ているせいか、そこまでの気分にはならなかったし。まぁ全体を通して考えるとたいへん悲惨な結末なので、主役2人だけに関しては辛いけど一応のハッピーエンドか。もっとも「ガンダム」でノーテンキなハッピーエンドってのは通常ありえませんが。
 それにしても、最初の「ガンダム」は放映当時にブーム絶頂だった「ヤマト」の「愛は宇宙を救う」的なメッセージへの対抗というか否定で始まってる(と安彦さんも語っていた)のに、20年経って出てきた作品がコレだもんなぁ。それが悪いとは言わんが。ともあれ、ビデオを観ていちばん思ったのはグフカスタムを作りたくなったことかな(おい)。MGも出てるしな。次の標的は決まったか?…けど近々リックディアスが出るんだよなぁ。悩むなぁ。

 スタート
 2004.4.13(火)
今年度最初のゼミ。ということで新しく研究室に入ってきた4回生も含めて初めて全員が顔を揃えた。僕の隣の机には4回生の女の子が決まり、先日の掃除にも来ていたのだが、どうも卒業に必要な単位を相当残しているらしく(汗)しかも今は就職活動真っ最中ということで普段はなかなか研究室にも現れず、今日のゼミ前の時間に彼女と単位のことや卒論について色々と話していたのだが、その話の途中で「ところで前から気になっていたんですけど…」と言うのでいきなり愛の告白かと思えば(←ありえません)僕の机の上を指して「なんでグフなんですか?」とひとこと。
机の上。
 以前から僕の机の上にはMGガンプラが数体展示(^^;)されており時々展示替えを行っているが、今はドム・(修了したI君から預かっている)メッキ版GP01・グフを並べているのだけど、ガンダムやザクならともかく、ハタチ前後の女の子でグフを知っているのは珍しいと思うので驚いてしまった。訊いてみると「友達がガンダム好きなので…」とのこと。バンダイミュージアムの存在も知っているのは友達によほど感化されたか。ともあれ先程の「なぜグフなのか」という質問には「ザクとは違うから」と答えるしかなかろう(笑)。

で、今日のゼミは自己紹介と外書輪読の1回目のみで早めに終了。来週は研究経過報告の当番だから今週はこれから忙しくなる…が、昨年12月の報告以後、特に目に見える形での進展がないから報告の書きようが無いんだよな…(汗)。結果をまとめられる段階まではもう少し時間がかかりそうだし。

夕方からは近所の店で研究室の新歓コンパ(歓迎会)。女の子が増えたせいか、去年までとはまた雰囲気が変わったかなぁ。これから1年間この面々で頑張っていく事になる。(たぶん)僕にとってもこの研究室での最後の年、結果をきちんと出しつつも楽しくやっていければなぁと思う。それにしても結構飲んだな(汗)