時々日記: 2003.9.1-9.15

 出発
 2003.9.5(金)
明日は東京で実験ツアー東京公演(?)。ということで夕方に名古屋へ。実家で一泊して、明日は東京へ。

 東京公演
 2003.9.6(土)
朝、実家を出発して金山から新快速で豊橋へ。豊橋から新幹線に乗り、昼過ぎに東京に到着。いちどAOIさん宅に向かい荷物を置かせておらってから夕方に会場の台東区生涯学習センターに移動。18:00過ぎに到着したらタカハシ前艦長とK大佐が会議室内のテレビで「ガンダムSEED」を見ていた…(^^;;;)。K大佐からは先週バンダイミュージアムで限定販売していたMGガンダムVer.1.5のメッキ版(3000個限定)を買って置いてもらったものを受領。しかしハデやな〜。なお実験には14人の方に参加を頂いた。どうもありがとうございました。

21:00に実験終了後、例によって(?)施設内の「バーミヤン」で食事、そのあとAOIさん宅に帰宅。で、何故かここで先程のガンプラを作ることに。AOIさんが「プラモデルを作るところを見たい」もしくは作りたいということで…AOIさん曰く「女は光りモノの限定品に弱いのさ」(^^;;;) てな訳で夜中にせっせと作る。流石に途中でダウンしましたが。

 ガンダムさん大地に立つ
 2003.9.7(日)

箱がモノクロなのが限定品の証。
起きた時にはけっこうな時間…。ふたたび昨夜に引き続きガンプラ作り。普段だったら塗装やスミ入れにけっこう時間がかかるのだが、今回はメッキだけに塗装したら意味ないし、スミ入れくらい後でも出来るし、顔だけ仮組で後は組み立ててしまってもさほど問題はない(メッキが溶けることを考えるとヘタに接着剤も使えず、スナップフィットだけで完了ということになる)。ということで昼頃に一応の完成。まぁ仕上げるのは京都に帰ってからじっくりやります。…ってその前に1年半かかってるガンキャノンさっさと完成させろって(汗)

その後、やや早めの夕食をご馳走になり、18:13東京発の鈍行で出発。静岡から新幹線に乗り継ぎ、20:30頃名古屋に到着。従姉宅で一泊。

 不始末は一体どちらだ
 2003.9.9(火)
今朝のスポーツ紙に「山田監督、来期の留任白紙撤回、解任も」と出たらもうその日のうちに事実上の解任だものなぁ…。たしかに最近は継投に疑問が残るものが多かったし、ギャラードの一件だけでなく選手やコーチとの軋轢という噂も耳にしてはいたけど、今年の状態はあの怪我人続出状態では誰がやっても仕方ないことだったし、ギャラードの件も半分はフロントの責任でしょう。その前の中村・山崎の放出にまつわるドタバタや(放出自体は正解だと思うが)前田のFAを引き留められなかったことや新外国人選手獲得で後手に回ってばかりのことを含めて。監督よりも問題はフロントにあると思う。今回も監督のクビを切っておいて自分たちは責任とりそうにないし。
 星野監督辞任の時もオーナーや球団幹部の発言でマズい空気が流れたし、とにかく今のオーナーとフロントが最悪。東京の某チーム以下かもしれない。外様とはいえ山田久志は日本プロ野球の歴史上に残る大選手なのだし、来期からの処遇をどうするにせよ引き際にはそれなりの配慮をして欲しかった。何故これほど急いで解任して騒ぎにしてしまたのだろう? 体よく追い出した筈の星野さんが行った先で優勝することへの僻みか? こんな事をやっていたら今後、優秀な人材をOB以外から引っ張ってこれなくなるじゃないか…。

で、そのOBから後継監督が出るのだろうし、既に前々監督の名前が各紙に「最有力」として上がっているけど、正直この人にはやってほしくないなぁ。
 たしかに93・94年と連続2位で、あの「10.8決戦」の時の監督でもある。が、あの優勝争いは夏まで独走していたジャイアンツが勝手にコケて混戦になっただけのものだったし、その最中に一度は辞意を表明してチームが混乱し、翌年から星野監督復帰が一度は確定しながら成績を無視できずに撤回、けっきょく翌年6月にチーム不振で辞任の上、最後の試合で審判に暴言を吐いて退場しそのままチームから去ってしまった(あ、今回の山田監督も暴言で退場したままチームを去るのか)
 現役時代はたしかに名選手だったが、どうも地味な印象は拭えないし、前回の監督時は星野監督が育てた若手選手たちを使っての連続2位な訳で、天才・今中を無理に使いまくって数年で潰してしまった恨みはファンの間に今でも根強い。そして落合にFA移籍されたりドラフトが不作ばかり掴まされたり(もしくは育てるのに失敗)で補強の失敗で新しい戦力が育たず、そのツケがナゴヤドーム1年目の97年最下位に出た。

他に名前が挙がるのは、前々監督とともにドラOBでは数少ない名球会メンバーでもある(OBとしては途中までだが…)大島氏とか、(監督経験はないけど)谷沢氏あたりかなぁ。権藤さんは流石にトシだろうし。
 谷沢さんの場合、実はライオンズのコーチ時代に松井稼頭央をスイッチに転向させて育てた実績が密かにあるんだけど、1つ年上の星野さんとの確執が現役時代から言われていて(最初に監督に就任した時、現役に拘る谷沢さんを説得して引退させた)、球団内の星野影響力が一掃されない限り監督はないと言われてきたけど、そう考えるとチャンスではあるだろう。ただ、やはりパッとはしないんだよなぁ。
 それから、数年前にまだ「戦力」として考えていて返還を渋るマリーンズからわざわざ呼び戻して引退・コーチ実績を積ませてきた仁村氏(弟)も候補だろう。いっていれば今のタイガース岡田コーチみたいなもので、いつかは(立浪の前あたりに)監督をさせるのだろうけど、やっぱ地味か。今のフロントのダメぶりからすると、タイガースの中村元監督みたいな役回りにされてしまうかもしれない…。
 そのマリーンズには一時期やたらとドラOBがコーチ陣にいたが、2軍監督まで務めた平野さんにもぜひコーチで戻って貰いたいし、そうなると田尾さんとか中尾さん辺りも呼んで欲しい気がするなぁ…って、それぢゃ単なる82年優勝メンバーじゃないか。だったら宇野さんも加えておこう。(笑)
 まぁそれを言い出すとキリがなくて、今年からアスレチックス監督として結果を出しているモッカもいいな。やはり82年優勝メンバーで、おそらく歴代のドラ助っ人で最も愛された人でしたが(引退時にチームメイトから胴上げされた外人選手って他に記憶がない)

けど個人的には監督になって欲しいのは、一部報道で名前が挙がった落合博満(東スポ以外でも挙がっているので本当らしい?)牛島氏だなぁ。二人ともコーチすら未経験だし、落合氏はかつてFAで出ていった人だから球団的にはイヤかもしれないけど、個人的にはいちばん見てみたい。(笑) どんな采配になるのか全く予想がつかないし、最強チームになるか更にガタガタになるかのどちらか極端な結果だろうと思いますけど。(汗) けど正直、彼くらいしか(球団側も望んでいるであろう)星野カラーを完全払拭できる人はおらんでしょ。
 牛島氏はTBSがかなり気に入っていて、以前から何度もベイスターズのコーチや監督に要請しているのに拒否し続けているのはいずれドラに戻るつもりだからと言われていますな。落合氏との世紀のトレードの時、そういう約束で了承したという話もあった。この人が監督というのもいいけど、その場合は打撃・守備方面のコーチに上述の田尾さんとか平野さんとか呼んで欲しいところ。田尾さんも球団との確執でトレードに出されたからなかなか戻りにくいのは承知の上だけど。
 ともあれ、落合監督・牛島ヘッド(または投手)コーチという因縁の組み合わせが誕生したら(とりあえず1年間は)成績度外視で応援しますぜ、あたしゃ(笑)

 着地点
 2003.9.15(月)
実は、今日の甲子園に行けるかもしれないという話があったのだ。研究室の後輩が3日徹夜してチケット取ったので。ただ、当初4枚取れる予定が2枚しか取れなかったので、だったら心底タイガースファンの2人に優先して行って貰おうということになり。こちらも午前中はアンケート調査の予定が入っていたし。
 それに正直、今日決まるとは思っていなかったのよ(苦笑)。だって直接対決はともかくとして、タイガース独走に最大の貢献をした借金40近い某チームと当時8連勝中のマジック対象チームの対決結果待ちじゃぁな…。

で、京大さだ研の先輩、京大近くに実家があって帰省中のイッチーさんご夫妻と、帰省から戻る途中で立ち寄ってくれたN子さんの3人に京大までお越し頂いて実験に協力して頂く。

昼からテレビで試合の行方を見る。で、結果はご存知のとおり赤星のサヨナラヒットで逆転勝ち、2時間遅れで始まった神宮球場の結果待ち。しかもベイスターズが4-0からひっくり返して大量リードの状態に。うーむ、最後まで徹底してタイガースをアシストするか某チーム(笑) しかし凄かったのは、今日の試合を中継した関西テレビが試合終了後も放送を終わらせず、甲子園のスコアボード横のオーロラビジョンで神宮球場の様子を中継しているのをカメラで写し、それを見ながらスワローズ−ベイスターズ戦を実況し始めたこと(笑) これが世界柔道の中継が始まる時間まで続いて、いよいよの瞬間からは世界柔道の中継を中断してまた甲子園に戻ったのだけど。

そして7時30分過ぎ、その時は来た。この頃にはネットのニュースなどで、実は一昨日に星野監督の母親が亡くなって、監督は今日の葬儀を欠席して試合に臨んだことが伝わってきていた。思えば、ナゴヤドーム開業1年目のシーズン前のキャンプ直前に奥様を亡くし、翌年ベイスターズと優勝争いをして競り負けたシーズンオフに初孫を乳幼児突然死症候群で失い、今度は本拠地胴上げが懸かった試合の直前に一人で育ててくれた母親を亡くし葬儀にも出られない。この人はそういう運命と共に生きているのかもしれない。
 エースとして、2度の優勝監督として、あれだけドラゴンズに貢献しながらオーナーとフロントの不用意な発言をきっかけにしてチームを去らざるを得ず、乞われて関西にやって来て2年目、誰も立て直すことができなかったチームを僅か2年で優勝まで導いた。その陰で、大切な人をまた失う悲しさ、それを見送ることも公表することも叶わない立場。それを思うと…。

名古屋のファン達の多くは、もちろん複雑な感慨でこの日を迎えただろう。せめて3タテでナゴヤドームでの胴上げと全球団勝ち越しを阻止したのが選手たちの意地だろうか。
 ドラファンとしては確かに悔しく、ああいう形で星野さんや後任の山田さんを追い出してしまったフロントとオーナーに対しての怒りは強い。けれど、何処かで、ファンがあれだけ悲しい思いをして送り出した星野さんが誰も為し得なかった結果を僅か2年で出してみせたことへの賞賛と、恥をかかされずに済んだことに内心ホッとした想いを持っていると思う。
 冷静に考えれば、特に乞われて外様としてタイガースに行ったからこそ出来た優勝ではあるだろう。ドラ監督としての最後の数年は以前よりも非情になりきれなくなっていた部分があったのも確かで、あのままドラゴンズの監督でいても中村や山崎を外に出すことなく使い続けてしまい結果を残せなかったような気がするのだ。(その意味では2人を切る決断は外様の山田監督にしかできなかっただろうし、それで正しかったと思う)
 17年前、星野仙一がはじめてドラゴンズの監督に就任し落合がトレードで入団した時から完全なドラファンへ傾倒した僕としては、タイガースファンではないけれど、胴上げの風景を涙なしに見ることはできなかった。

んで、関西では夜11時代の全国ニュース番組が終わってからずっと各局が優勝特番。いつまでやるのかと思いきや、なんと朝5時の通常番組開始直前まで各局やっていたから凄いわ(笑)。中でも優勝試合を実況した関西テレビで実況担当だった梅田アナは朝方までずっと特番の司会もやっていてホントにお疲れさま(笑)。しかもアシスタント(?)で出演していたのが何故か小倉優子で、予想通り電波飛ばしまくるもんだから、その対応だけで余計に梅田アナも田尾さんも疲れたのではないかと(汗)。