One Day  時々日記:2003.6.16-6.30
 誰にだって訪れるさ どうしたって悪い日は 地雷と番犬と腰に機関銃 ドイツ製でもダメでしょう

 今夜ピアノで
 2003.6.17(Tue)
明日が京大の創立記念日。授業は休みだけど、まぁ院生には関係ないです(そもそも授業ないし)
 で、京大では毎年、創立記念日前後に記念行事として音楽会が催されるのが恒例で(京大関係者は無料)、ここ数年は北山の京都コンサートホールで行われている。予算の関係上たいていソリストの演奏(さすがにオケは滅多に呼べんだろう…)なのだが、去年は山下洋輔を呼んだそうな(ちょっと驚き)。実は○年も在籍しながら行ったことがなかったのだけど、今日ゼミのあと研究室の学生4人で「行こう」という話になり、チャリを飛ばして北山へ。(翌日聞いたら教授も行ったそうだが)
 今年はピアノの三舩優子のコンサート。最近はNHK-BSでピアノとは無関係な番組の司会もするなど活躍しているそうで、たしかに綺麗なお姉さん系で喋りもしっかりしていて、タレント性が高そうな感じではあった。話によると、京大が創立記念日の音楽会に呼ぶ女性ソリストはけっこう綺麗どころや"話題の人""旬の人"が多いそうだが。

早めに到着して開演までかなり待ち時間に余裕があり、喉がずいぶん渇いてしまったので、同じ研究室のDCの学生と一緒にロビーでシャンパンを一杯飲んだのだけど、昼食がかなり軽くしかも早めだったので空きっ腹にアルコールが入ることになりシャンパン一杯とはいえ随分胃のあたりでグルグルとして、演奏が始まる頃にはすっかり気分良くなってしまいまして(笑)
 前半はショパンやリストといった一般学生向きの分かりやすい選曲、途中休憩を挟んで後半はプロコフィエフの「シンデレラ」からの何曲かやガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」など彼女が本来得意とする分野と思われる選曲、という印象。とくに後半は、想像力を掻き立てられるピアノ…といえばいいのか、なかなか楽しめました。ちょっと冷房効き過ぎで寒かったけど。

 携帯とエステとチョコレート
 2003.6.18(Wed)
しかしベッカム、ホントにレアル移籍ですか(汗)。そして事前に決まっていたとはいえ、騒動のさなかの来日。CM絡みの来日だそうだが、本来サッカー好きなら今頃はずっとコンフェデレーションズカップに目が向いてる筈なんだけど、テレビでは(特にワイドショー)日本代表のフランスでの活躍よりもベッカム様日本滞在の方が重要なんだろうな(苦笑)。

それにしても、あのレアルの顔ぶれと選手の集め方を見ていると、日本のジャイアンツはおろかN.Y.ヤンキースですら可愛く思えてしまうよなぁ(笑)。「ここのポジションが弱いから最高の人材を引き抜いて充てる」のではなく「ポジション適性は後回しで最高のプレイヤーをかき集めて、配置は後から考える」と本気で考えてるとしか思えないやり方は確かに似てなくもないんだけど。まぁその発想が今年のジャイアンツに故障者が続出する原因にもなっているし、ジャイアンツと同グループの某サッカーチームも一時期その発想で人をかき集めた挙句に失敗して、日本リーグ時代〜Jリーグ初期の栄光から一気に転落してしまいましたが。

 来ました。遂に。
 2003.6.23(Mon)
明日のゼミで夏休み前最後の当番となる発表(経過報告)があるので、その準備でこの土日は研究室で過ごす時間が多かった。今日も夜遅くまで研究室に居残り。とはいえこのところのようにゼミ当番の前日までに準備が片付かず、当日の午前中もドタバタした挙句にレジュメをゼミ開始直前にやっと印刷するか、またはゼミ開始に間に合わない(泣)というパターンにはならず、ちょっとだけ余裕が。#だからといって内容的にもイケてるかどうかは別問題なのだが…。
 M2の学生の一人が公務員試験のスケジュールがとりあえず終わって後は結果待ちになったということで打ち上げ(?)をやることになり、僕を含めた学生4人で近所のやきとり屋で軽く飲み会。そのあと研究室に戻り、ちょっと酔っぱらった頭のまま準備に戻り(^^;)なんとかレジュメを印刷して各学生の机に配布するところまで終わらせて帰宅。既に25時過ぎ。

すぐに寝付けなかったこともあってWWDCでの発表をネットでいろいろ情報を集めていたのだが。
 噂通りPowerMac G5が遂に発表された訳だが、やはり事前に漏れた情報通りでしたね(笑)。(アメリカのAppleサイトに更新スケジュールを間違えたのかG5のスペックが一時的に出てしまったらしい)
 筐体がまったくの新デザインになったのは予想外だったが、今度のアルミ合金製の新筐体、あまり格好良くはなさそうだなぁ(苦笑) どうも前面と背面のパネルがすべてパンチングネットに なっている模様で、冷却効果は完璧だろうけど。
 PowerMac G5はパソコンとしては初の64ビットMPU(PowerPC G5=IBM PowerPC 970)を採用、クロックも遂にMacでも最速2GHzの時代に突入した。年内には3GHzも出る予定とか。FSB(システムバスクロック)が従来の167MHzから一気に800MHz〜1GHzに上がり、このためPowerPC G4に採用されていたL3キャッシュが必要なくなった。この部分が実は最もWindowsマシンからMacが遅れていた部分で、見かけ上のMPUクロックスピードの差よりこっちの方がよほど深刻だったので、ここが大幅に改善されたため、やっとAppleの主張する性能比較にも納得いきそう(笑)。
 そしてHDDにSerial ATA(150MB/s)の採用。シリアルATAは現在よく使われているATA(IDE, DMA)規格の後継になる筈のもので、転送速度が上がるだけでなく配線にフラットケーブルを使わず同軸に近い形のケーブルを使うため、筐体内部での取り回しが容易で冷却系を遮ることもなくなり利点は多い。期待はしていたがもうすこし先に本格化する規格かと思っていたので、Windows機の本格採用より先にMacが採用してくるとは予想外だった。
 USB2.0を初採用したのも意外かな。AppleはUSBを普及させた最大の功労者(規格を提唱したIntelすら普及を疑問視していたがiMacが流れを一変させた)だが、高速シリアルについてはFireWire(IEEE1394)を基本的に使うつもりだし、USB2.0が1.1の最速15MB/sから一気に480MB/sに引き上げられFireWireの従来規格(400MB/s)を超えたものの今は800MB/sの新規格が登場して既にPowerBook G4から採用されており、あまりUSB2.0に価値はないと考えていそうだったのだけど、周辺機器の2.0対応が進み折角だから…、ということになったのだろうか。まぁUSB直結のフラッシュメモリなどは大抵USB2.0対応だから、今後たしかに恩恵を受けそうではあるけど。

もうひとつの発表はこの夏以降に登場するMacOS X v10.3 "Panther"。昨年夏に登場した現行のv10.2"Jaguar"からどのくらい変化するのかと思っていたら、Mac UserにとってはiTunesで馴染んでいる操作感がFinderのファイルナビゲーションにも移植されるようで、 これは結構大きな変化になるのかも。また、iSightというFireWire接続のカメラ+マイクも登場し、いよいよMacでもビデオチャットが純正パーツ+ソフトだけで可能になる。これ買ってMacユーザーとテレビ電話でもするかなぁ(笑)。

 今夜もフル回転
 2003.6.25(Wed)
帰宅したら大家さんに呼ばれてMacの調子を診ることに。うちの下宿の大家さんは映像制作関係の仕事をされていて、以前からお宅にPowerMac9500があって、時々頼まれてメンテをしたりしていたのだが、暫く前に仕事場に入れたPowerMac G4(Mirrored Door: 832MHz)を自宅に持ち込んで使い始めたのだけどMacOS 9で使う時の調子が悪くなったということで呼ばれた次第。まだ登場から1年ほどしか経っていない最新型筐体(そしてG3からマイナーチェンジしつつ続いてきた筐体では最後のタイプ)のMacで、正面下部に冷却用の吸気口が開いている。
 それにしても噂には聞いていたが物凄い冷却ファンの音。CPUの熱状態によってファンの回転数が変わるようで、起動時や重いアプリを動かした時のやかましさはちょっと驚いてしまった。成程、冷却ファンの交換サービスがAppleで行われた訳だ…。あの静かなiMacとの差は大きいなぁ。間もなく発売されるPowerMac G5では低回転型ファンを9台も設置したことで低騒音にしたそうだが。
 ともかくトラブルの原因はすぐに掴めたので、あとはMac OS Xのアップデート(このMacはネットに繋がっていないのでネット経由のアップデートができない)とレクチャー。それにしても流石832MHz、速いなぁ。GHzオーバーのG4や、今度のG5になると一体どのくらい速くなるのやら。

 そのピンクのジャケット正直ハデすぎ
 2003.6.28(Sat)
恒例のフジテレビ系列27時間テレビ、今年もさだまさしが出演ということでついつい見てしまう(笑)。今年は去年のように27時間で日本全国を駆け回ることもないが、事前に聞いたスケジュールでは深夜の若手芸人コーナーの審査員だったり早朝の女子アナ対抗歌合戦の司会だったりと、どうもみのもんたが寝ている間の代役という気がしないでもない(苦笑)。でもやっぱ今年も鶴瓶が夜中に何しでかすかが最大の期待だったりして(笑)。「今年は酒を飲まない」と言ってる鶴瓶に向かってさだが「鶴瓶ちゃん、これで酒飲んだら…美味しいよ」とさんざん煽ってたのが可笑しかったけど。で、案の定鶴瓶は夜9時台には早くもベロベロに。これ、夜中ホントに大丈夫か?

サザン活動再開に合わせて今回「音楽寅さん」が27時間テレビの中で復活したが、…ユースケがマスターという設定のバーで寅さん(桑田佳祐)がカラオケで「旅姿六人衆」を唄っている途中、いきなり現れて熱唱しはじめたサラリーマンが平井堅だと気が付いた時にはマジで座ってたベッドからずり落ちそうになりました(笑)。やるわー。それにしても今日の夕方に建長寺でライヴやって収録、夜中に放送か〜。鎌倉は大騒ぎだったろうな。

で、夜中、恒例のさんま・中居のトークコーナー中の中継で今年も鶴瓶が泥酔状態(つーか今年は爆睡、おそらく意識ナシ)で登場、しかも今年は尻どころか放送禁止物を生公開してしまったワケだが(汗) これ、来年もやるつもりかなあ。
 そのあと若手芸人+モー娘。(大人組)のネタの時間となり、うつみ美土里とさだまさしが審査員(?)として参加していたが、ここで今「佐賀県」がヒット中のはなわが、唄の途中から「S・A・G・A・佐賀」の部分を「S・A・D・A・さだ、S・A・D・A・さだ、そのピンクのジャケットぉ、正直ハデすぎィ〜と唄ったのは流石であった。しかも観客にも唄うことを要求した挙げ句に「唄えってば! 唄わねぇと俺だけ悪者になっちまうだろ!!」ネタを終えた後にさだに向かって土下座していた(笑)が、あのノリはなかなか良かった。これは意外と一発屋で終わらず生き残るかもしれないぞとふと思ったり。