時々日記: 2003.5.15-5.31

 校正
 2003.5.17(Fri)
昨年投稿して採用決定した論文がようやく夏に掲載されるのだが、その初校がやって来た。まぁ本文や図の説明はテキストデータをそのまま流し込むだけだから、根本的な間違いというのはないし数式部分の記号や書体など細かい部分だけきちんとチェックすればいい話なのだが。さて2本目の論文となるネタも投稿できる段階まで早く仕上げないとなぁ。

 急遽決定
 2003.5.20(Tue)
午前中ひどい雷雨の中、校正と別刷りの注文書を持って大学近くの材料学会事務局へ。発行は7月か8月くらいだからあと2回くらいは校正があるかな?

さて、来年の木材学会は4月ではなく7月に札幌で開催ということで、そこまで学会発表はなく別の学会誌への投稿くらいかなーと考えていたのだが、今日、教授と今後の方針を話している時に、別の学会への論文投稿&大会講演という話が出て、急遽決定。
 新しい実験や調査をこれから始めて結果を発表するのではなく、去年の夏に計測したまま放ったらかしにしていたデータを再度まとめて論文&発表という形に持っていくことになったのだが、その計測自体は木材学会や材料学会では論文や報告として掲載してもらえないような範囲の話になってしまい、半ばまとめるのを諦めていたのだけれど、まぁ此処で発表して実績を稼げるなら儲けモノかな、ということで。
 で、その大会が11月に山形東北芸術工科大学で開催なんだそうで…。山形なんて勿論行ったことがなく、そもそも東北地方自体が現役の受験生だった時に仙台に行ってそのまま暫く周囲を旅行した時以来だ。うーむ、先日見た「家族の乾杯」(山形県高畠町)でのさだまさしの如く、頭の中はすっかり米沢牛喰うことばかりに(笑) …って、まだこれからデータを追加し結論をまとめて要旨を長崎に出掛ける前迄にまとめなきゃイカンのですが。

 地下書庫はステキです(意味不明)
 2003.5.22(Thu)
次のゼミで外書の輪読の当番に当たっているので、この1週間は英語漬け。
 同じ日に文献紹介をすることになっているM1の学生は、今年からうちの研究室に移ってきた(学部時代は別の学科)ためにまだ研究の方向自体を決めかねているところで、今は俺がやっている色彩やイメージ方面の研究をやる方向で考えていて、いろいろと質問を受けることも多い。文献の探し方もよく分かっていなくて、教授から勧められた文献をやることにしたのだけど、これがえらく古い学術誌の論文で、OPACの使い方や本部の付属図書館の雑誌バックナンバーセンターのことを教えたり。
 俺もこの研究室に長いこと居るけど(長すぎです…/滝汗)ここ最近になってようやく先輩らしき事が出来ているような(笑)。こちらも質問や相談にキチンと応えられるようにもっと勉強しないとなぁ。

で、探し当てた文献を見せてもらったらけっこうな分量。図表を眺めた限りでは色彩科学の基本に関する論文のようだが、これ、来週までに全訳して内容を理解した上で説明できるところまでまとめられるかなぁ。まだ色彩科学の基礎知識もあまり持っていないだろうし、他人事ながら相談を受けた身としては気にかかる部分である。

 ここは別世界
 2003.5.24(Sat)
今日も今日とてピカチュ…違う(それはこみなみ先生のトコだ)、研究室で英訳な毎日。
 思い立って、京大正門脇に先週オープンしたカフェレストラン「カンフォーラ」で昼食をとることに。これは、正門脇にある守衛所や保健管理センターが入る煉瓦造りの古い建物にあった公用車車庫(昨年、新事務棟が完成した際に移転)跡のスペースにできたもので、ステーキが出たり昼間から大学構内で酒が飲めたり(ビールどころかワインまである)、ちょっと話題になっているものなのだ。
 で、行ってみたら待ち行列ができていてびっくり。まぁ確かにガラス張りで内装もけっこう雰囲気があってテラス席まであり、しかも夜遅くまで営業しているだけでなく土日も営業しているため、観光客も利用しているのだろう。実際、どう見ても学生や教官に見えない客もけっこう多かった。
 けっきょく15分くらい待ったのかな?店内に入ってステーキランチセットを注文。ステーキ+付け合わせのサラダがワンプレートで、他にカップスープとライスorパン。これで500円。行列ができるワケである。もっともこのメニュー自体は開業記念らしいが、それでも通常メニューでもランチセットは500〜600円なのだから。まぁ味の方はそれなりに…、という処で、この近辺は美味しい店も色々と多いから、そのへんの共存は十分できるでしょう。

今はまだ窓の外の風景が改装工事中の時計台を覆う仮設の壁しか見えず殺風景なのだが、時計台の改装が完了すると、時計台やその前に立つ楠を眺めながら食事できるようになる筈(公募で決まったレストランの名前自体「楠」から取られている)。観光客や学会開催時にかなり人気になりそう。
 それにしても、このレストランの隣の守衛所脇に昨年新設された「インフォメーションセンター」という総ガラス張りの小スペースでは京大を案内する映像が流されていたり、そこでも配られているがフルカラーの学外者向け冊子が定期的に発行されたり、なんだか最近「ここホントに京大かぁ!?」という感じの充実ぶりとキレイさである(笑)。まぁ独立行政法人化を見越した対策だろうとは思うんだけど。ちなみに農学部あたりはそういうオシャレさやキレイさとはまったく無縁です(笑)。改組したのに全面改築の話もないし。増築はするみたいだがウチの研究室には無関係。改装も一体いつになるのやら。

 終わってみれば滞りなく
 2003.5.27(Tue)
ゼミ当日。時間の都合でこちらで日本語訳を用意した分の半分くらいしか進まず、従って残りの日本語訳は来週担当の学生が恩恵に預かることに(笑)。むしろ今日は自分の出番より他人の文献紹介の方が緊張したような。まぁ何とか無事に(?)終わったのでこちらもホッとしました。次のゼミ当番は6月下旬だけど、今度は11月の学会発表に向けた準備が内容になるだろうな。それまで久々にミュージシャンモード(爆笑)を発動してみましょう。

 名古屋へ
 2003.5.29(Thu)
朝倉、右肘剥離骨折で今季絶望かよ…(涙)。川上の故障の方は早めに回復できるというが大本営発表(=中日スポーツ)だからいまいち信用しきれないし、どちらにしろ前回の故障と同じ箇所だから復帰後もあまり無理させられないだろう。復活してきた野口にしろ病み上がりだし。うーん、よくこの状態でジャイアンツと2位争いできてるな…って向こうも相当な怪我人の数だが。こうしているうちにも虎は更に遠くに行きそうだ…。

夕方から日曜日まで数日間帰省します。学会などの関係でこの春ロクに帰省してなかったし。帰省中に整体でしっかり腰を診て貰おう。