時々日記: 2003.4.1-4.15

 新年度
 2003.4.1(Tue)
ということで、本日付で某大学講師に赴任しました。
 博士課程については、扱いとしては中途退学ということで。まぁ学位は論文でも取れるし、数年内になんとかしようかと。



…そんな今日は4月1日。はい、義務終了。(笑)

 さて、授業料免除だの学振だの申請書類を色々書かないと…。えぇ、まだまだ当分はしがないビンボー学生ですことよっ。

 嵐の前の...
 2003.4.4(Fri)
AOIさんの引っ越しの手伝いで上京中。今日は金町の新居にも同行してガスの開栓手続きなどにも一緒に立ち会った。そのあと亀有まで歩き、餃子などを買い込んで豪徳寺の旧居へ。 夜には神戸からラテン系関西人氏も来て、旧居最後の宴会(?)のあと就寝。

 お引っ越し
 2003.4.5(Sat)
てな訳で本日が引っ越し当日。いや、まぁ大変でした。終わったとはそのまま新居で宴会、どんちゃん騒ぎ。

 宴のあと
 2003.4.6(Sun)
…そろそろアバレンジャーの時間かなぁと思い起きてみると、そこにはゴロゴロと力尽きた遺体が5体…、リビングの隣の和室にも3体。テレビをつけてみれば「アバ アバ アバ アバ アバレンジャー…」と既にエンディングテーマが。誰も起きられなかった模様。

夕方から弥生さん・AOIさん・ラテン系関西人氏と4人でスーパー銭湯に出掛けて体の疲れを癒し、帰路の途中でデニーズに入って夕食。この段階ではまだ、今日の夜に東京発の「ムーンライトながら」で京都に帰る予定だったのだが…、食事中にいきなり翌朝帰ることに急遽変更。それもAOIさん・ラテン系関西人氏と一緒に。(^^;;;;;)
 新居への引っ越し翌々日に旅に出る人もなかなか珍しいとは思うのですが。

 各駅停車食い倒れ旅
 2003.4.7(Mon)
てな訳で、今日は昨夜急遽決まった「各駅停車ぶらり三人旅」。金町からラッシュ時の常磐線緩行(営団千代田線に直通)に乗り、乗り慣れない満員電車の中で少々クラクラしながら北千住で常磐線快速に乗り換え、上野で山手線に乗り換えて東京駅へ。ここで駅弁を買って東海道線に乗り込む。発車は8:53。
 10:41に熱海に到着、乗り換え。待ち時間の間にAOIさんは東京駅で食い損ねた駅蕎麦を食べ、一方こちらは東海道線の神奈川・静岡辺りでは最もオーソドックスな駅弁である「鯛めし」を買う。九州北部の「かしわめし」みたいな存在かな。熱海からは直角ボックスシートの国鉄型電車で10:59発車。これでゴトゴトと浜松まで移動。
 13:31浜松に到着、JR東海の新快速に乗り換え。名古屋には15:07に到着、下車。さっそくエスカ(太閤口側の地下街)にある「矢場とん」で食事。(まだ喰うんかい!!) まぁ名古屋下車の最大の目的はこれだったんですが。そのあと名古屋城でも見ていこうということになり地下鉄で名古屋城へ。そういえば此処に来るのは昨年8月の小田さんのコンサート以来だなぁ。予想通り、名古屋城は桜が満開で、非常によい眺めだった。名古屋城の桜を見るのは、今から10数年前、愛知県体育館で行われたK合塾の入塾式以来ではないかと…(^^;;)

名古屋城からそろそろ駅に戻ろうかという頃に、京都で待ち合わせるため狂授に電話したところ、明日、東山安井の金比羅さんで桂米朝一門の勉強会があり、その後の花見を兼ねた打ち上げに紛れ込めるかもしれないとのこと。これを聞いて落語好きなAOIさんが行かないワケがなく。(笑) ということで明日の夕方からのスケジュール決定。
 ともあれ地下鉄で名古屋駅に戻り、名古屋からは新幹線で京都へ。神戸へ向かうラテン系関西人氏とは此処でお別れ。地下鉄とバスを乗り継いで下宿に向かい、荷物を置いて百万遍で狂授と合流、公楽荘のママさんの娘さんがバイトをしている某お好み焼き屋で飲み食いし、さらに下宿で2次会。数日ぶりに京都に戻った当日という気が全然しないぞ(苦笑)。

 花街と修羅場
 2003.4.8(Tue)
新年度最初のゼミ。まぁ今日は顔合わせ程度ですが。スケジュールを確認したら、今年度は5月になんだか当番が集中しているなぁ。ちとキツいかも…。

ゼミのあと、AOIさんと待ち合わせて…って、AOIさんが口紅塗ってるの久しぶりに見た気がするんですけど(←失礼な)。なんだか気合いの入り方が違うぞ(^^;;;)。出町柳から京阪で四条に出て、徒歩で安井金比羅宮(祇園のWINS京都の近く)へ。ここの中の建物で桂米朝一門の勉強会が開催される。狂授は少し遅れて来るとのことで、先に入って席を確保。開演は18:00。
 勉強会ということもあってか、1500円で8人も噺を聴けて、しかも有名どころも出るのでお徳感が強いのだが、出演する噺家さんにとっては舞台袖で人間国宝がずっと聞いているという、精神的にものすごくハードな舞台なのです…。
 なお演目は以下の通り。後半3題が新作、それより前は古典落語。
「宿屋町」佐ん吉 「七度狐」雀五郎 「餅屋問答」まん我
「質屋蔵」米吉 「花色木綿」ざこば 「行き倒れ名人」米二
「将棋の飛脚」九雀 「茶漬閻魔」雀松

素人な僕でも分かる程に特に上手いと思ったのが「質屋蔵」を演った米吉さんで、登場人物をきっちり演じ分けていて、AOIさんによるとそのうちの一人が「若い頃の米朝そっくり」らしい。まだまだ若い噺家さんだが、後々になって「俺は彼が若い頃に聴いてるんだよ〜」と自慢できるような処まで成長しそうな予感。
 で、昨夜は本来トリの筈だったざこば師匠がその直後に早々に出てきて「花色木綿」を演ったのだけど、演るのが初めてのネタだそうで、枕でさんざん言い訳した後に始めたのだが、コレがまた二度と聴けないほどの(つーか本人が今後二度と演らないと思う…)ヒドさで、あとから米朝師匠にむちゃくちゃシボられるのだろうと想像。しかも後で狂授に聞いたところでは、「花色木綿」はざこば一門の筆頭弟子の都丸師匠の弟子(つまり孫弟子)の十八番のネタなんだそうで…、辛っ。
 そのあと3人は新作落語だが、三人とも上手いしネタも面白かった。特に九雀さんが良かったなぁ。枕からネタに入る流れが上手かった。

実は狂授や、狂授の知り合いの都丸後援会の方(先日の二人会の後の宴会でもご一緒した)はざこば師匠とも面識があるので、うまくいけば花見会を兼ねた打ち上げに紛れ込ましてもらい、米朝師匠に酒を注ぐという野望を狂授やAOIさんは持っていたようだが(それでAOIさんは気合いが入っていたのよ)、ざこば師匠がそんな状態で、終演後に私服で出てきたざこば師匠をちらっと見たが、かなりヘコんでいる様子だったので、流石に今日のところは諦めて、都丸後援会の方に連れられて祇園にある餃子のお店で飲み食いした後に、お姉さんが水割りを作ってくれる方のクラブへ。この手の店に行くのなんて私初めてなんですけど。

…で、お姉さん3人を侍らせていちばん喜んでいたのがAOIさんだったり。(滝汗)
 お姉さんに一番人気があったのもAOIさんでしたが(笑)。さすがだ。(←何が?)

けっきょく夜中2時半くらいまで飲んでいて、後援会のおじさんがえらく上機嫌になってしまい…つーか上機嫌すぎて(単なる酔っぱらいとも言う)帰りのタクシーに同乗した狂授がかなり苦労したらしいが。こちらもタクシーで帰宅したら3時…。

 換装
 2003.4.10(Thu)
かねてより懸案の内蔵型DVD-RW/CD-RWを購入。なかなかMacでも使える機種は少ないが、今日買ったLogitec製のものは、最新型MacでもSuperDriveとして採用されているPioneer製DVR-105をドライブに使っているので、Macに標準付属の機能やiTunes等のソフトがそのまま使える。iTunesでプレイリストを作り、そのままAudio CDやMP3 CDに焼くことも可能になるのだ。

今日は研究室を早めに退出、AOIさんと合流して叡電でくらま温泉へ。ゆっくりと露天風呂に浸る。その後、京都駅から夜行バスでAOIさんは東京へ。お疲れさまでした。
 見送りから帰宅後、Macの内蔵CD/DVDドライブを今日買ったDVD-RW/CD-RWに換装する作業に突入。本体シャーシから外す時は、CD/DVDドライブの真下についているZipドライブ(ともにATAPIで接続)が同じフレームに入っているのでケーブル類もCD/DVDドライブだけでなくZipドライブも一緒に外すことになるのだが、Zipドライブの電源コードのソケットが堅くてなかなか抜けず、四苦八苦しているうちにフレームの角で小指に怪我して出血…。なんとか取り外した後はスムーズに作業が進んだ。取り外して余ったDVD/CDドライブの処遇については現在検討中。

ということで、ライティングソフトも現在のMacで最も使われているであろうToast5 Titanium (Roxio製)に変更。初めて買ったSCSI接続の外付CD-RではB's Recorder Gold、今まで使ってきたUSB接続の外付CD-RではMacCDR 4.1を使ってきたので、機種同様にソフトも3度目の交代である。
 Macの場合、HFS規格(Macの標準フォーマット。フォルダのウインドウサイズやアイコンなどの位置を記憶)でCDを焼く場合はボリュームまるごと焼かなければならないソフトが多く、だから仮想ボリューム作成なんて面倒な機能が必要だったのだけど、Toastは以前のバージョンからISO9660同様に必要なフォルダをアプリケーションに放り込むだけでボリュームとして焼いてくれる便利さがあったので、やっと使える環境にできて嬉しい。しかも今迄より早く焼けるし。もちろん4.7GBのDVD-Rも焼けるからバックアップには重宝しそう。

 選挙
 2003.4.13(Sun)
統一地方選。京都は府議会と市議会の選挙だった。京都市議会は自民党と共産党が第1党を争い民主党が第三勢力として成長しつつあるという、余所ではなかなか見られない構図の地域である。府議会は流石に都市部以外もあるので自民党が第1党で共産と民主の第2党争いの構図だが。
 それはさておき、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケが岩手県議会でトップ当選は流石に意外だった(当選はまず間違いないとは思っていたが)。全国的に知名度のある人だけに国会に出てきても不思議はなさそう、というか大仁田よりゃ余程ものを考えていそうな人だけど(笑)、あえて県議というのがこの人らしいというか。
 当然、このあともマスクを被る被らないの話が出てくるだろうけど、あの手の覆面レスラーって食事用とかトーク用の開口部の大きなマスクは持っている筈で、否定的意見で言われているような「表情が見えない」とか「本人かどうか確認できない」ということはないと思うんだけどね。むしろ女性議員のとんでもない厚化粧で化けている方がよほど(以下略)

 密議?
 2003.4.15(Tue)
新年度2回目のゼミ。先週は顔合わせだから実質的な1回目だが、いきなり当番で研究経過報告と今後の計画の発表。とはいえ内容は先日の学会発表の中身に+αで今後の計画を入れる程度のものなので、PowerPointファイルなどもほぼそのまま使えるのでいつもよりは準備がラクである…、と考えていたら事前にノンビリしすぎて当日の午前中にえらい目にあった(汗)。発表本番でもMac版とWindows版の相性から表示されない図があったし(泣) 同じWinXP+PP2001なのにマシンが違うだけで挙動が違いすぎるのはいかがなモノか。

そのあと夕方から研究室の新人歓迎宴会ということで上木屋町(御池より北、京都ホテルオークラの真東あたり)左近太郎で飲み食い。建物も大正時代の町家を改造したもので、表通りから路地を入ったところにある玄関には香が焚き込められていて、ふと長崎のカステラ「福砂屋」本店を思い出した。出てきた料理は創作料理で、茶碗蒸しなどなかなか旨かった。しかし、店のパンフレットの宣伝に「当店向いには佐久間象山・大村益二郎の遭難碑があり…」って、それ宣伝文句にするのはどうよ?(苦笑)
 確かにこの近辺はその頃に志士が集まっては密議が交わされたところで(ちなみに3件隣の料理旅館が幕末に桂小五郎が幾松と隠れ住んでいた処で、屋号も「幾松」という)、当時は新撰組などとの闘いもあって刃傷沙汰もよくあったことだろう。そう考えると、そんな場所でノンビリと飲み食いしているのも不思議な気はする。もちろん密議を交わしているワケでもないし宴の途中に新撰組が乱入することもないし(←あったら怖いわ)

珍しく今日は1次会のみでお開き。バスがなかなか来ないこともあって、けっきょく歩いて大学まで帰ってきてしまいました(笑)。そのあとチャリで下宿へ帰投。…それにしてもウチの掲示板、いつの間にか矢場とん掲示板になっとるがな(苦笑)