時々日記: 2003.3.1-3.15

 Day and Night Time, Rain and Sunshine
 2003.3.1(Sat)
もう3月か…。ここ1週間ずっと計測作業ばかりなので曜日とかいろんな時間感覚がすっかり狂ってるなぁ。
 ともあれ今日は作業をお休みして朝から京都駅へ。15:00からCHAGE&ASKAが京都駅の室町小路広場(大階段の真下で例年クリスマスツリーが飾られるところ)で無料ライブをやるため、その整理券取り。
 チャゲアスが無料でライブをやること自体が初めてという。FM802の企画なんだけど、今のコンサートツアー「THE LIVE」では関西では5月の大坂城ホール公演だけでホール公演がほとんどない(確か姫路だけかな? 名古屋はレインボーホール・センチュリーホールどちらも演るのに…だから1月に名古屋まで出掛けて観たのだけど)ので、その分のサービスという意味合いもあるだろうし、その大阪公演のチケット一般発売が近いのでその宣伝的意味合いもあるだろう。

あいにくの雨で、配布予定時刻の9:30よりは早く着いたのだが流石にもう物凄い人数の列が並んでいた…。知人に携帯から電話をしてみたら、朝5時から並んで100番台の整理券をゲットし既にホテル(まで取ったのかよ…!!)に戻っているという。流石だ…。10:00頃にようやく整理券をゲット。整理券といっても整理番号の入ったリストバンドで、係員が手首に取り付けてくれるのだが、これが一度取り付けると引きちぎらない限り自分では外せない構造で、これで人に譲渡したり二重取りを防止することになる。取れた番号は1237番。けっこう後ろの方だろうなぁ。それでも後から後からどんどん整理券取りの列に並んでいたので、いったい何人があの大階段に座るのやら。

再集合時間(13:30)まで時間があるので、寺町四条で買い物をしたり親から頼まれたお守りを買いに北野天満宮へ出掛けたり。いちど研究室に荷物を置いてから再び京都駅へ。朝より更に凄い人数が集まっていた…。14:30頃から入場が始まり、どうも最初の500人分はステージが目の前のスタンディンング、それ以降が大階段ということで、取れたのはビル6〜7階のあたり(室町小路広場は4階)
 スタンディングの部分や大階段でもごく一部は屋根や空中通路が雨よけになるのだけど、僕が座った辺りは完全に雨に濡れる部分。だけど、けっこう見やすい。もしかしたら先日の名古屋よりはステージに近いかも(笑)。ただ、いくら雨合羽を着ているとはいえ、階段に座ると膝のあたりはどうしても覆えないので、膝や靴が濡れてしまうのは防ぎようがない。これでもライブが始まれば総立ちになってかえって濡れなくてすむかと思ったら、開演前の案内で、大階段席では立たないようにとの指示が。滑りやすくなっていることもあるし安全確保のため仕方ないんだけどね…。

そしてほぼ予定時刻通りに開演。特設ステージはかなり狭そうだったが、確認できる限りではコンサートツアーのバックメンバー全員揃っていたような。よくあのスペースに入れたな…。そして最近お馴染みのイントロが流れ始めた。

 1.太陽と埃の中で (STAMP Ver.)
 2.そんなもんだろう
 3.終章
(STAMP Ver.)
 4.C-46
 5.YAH YAH YAH
(STAMP Ver.)
 6.NとLの野球帽
 7.ロケットの樹の下で
 8.YAH YAH YAH
(Original Ver.)
 9.太陽と埃の中で (STAMP Ver.; 再演)


 今のツアーで演っていない曲が何曲かあったのが意外だったしオイシかったところか。「YAH YAH YAH」のオリジナルVersionは昨年11月の青学の学園祭くらいしか演っていない筈だし、つまりオリジナルの拳を突き上げる縦ノリも「STAMP」Versionの横ノリな雰囲気も両方を一度に聴けた訳で。
 もうひとつ意外だったのが音響。ステージの後方が駅のコンコースになるので、あのガラス張りの ドーム部分がうまく低音部を引き出すのかなぁ。それに大階段の両側が伊勢丹が入るビルの壁になっているので反響音もうまく残るし、PAさえきちんとしていれば、野外の雰囲気がありながら音はホールっぽい味があるという不思議な空間になるようだ。
 最後の「太陽と埃の中で」をもう一度演ったのは、後日番組で放送するための都合上の録り直しだったようで(とCHAGEが説明した^^;)、どこかミスったかな? 気づかなかったけど。
 ということで約1時間のライブ。雨の中寒かったけど盛り上がったのだった。どうも最終的には大階段だけでも2000人以上が入っていたようだが。

で、その足で第一旭に行ってラーメン。今日は隣の新福菜館ではなく、なんとなく第一旭な気分だったもので。京都では珍しいオーソドックスな醤油系ラーメンだけどホントに美味しいのですコレが…。時間が時間だけに珍しく空いていたし。
 そのあとバスで研究室に直行、また計測作業。靴がずぶ濡れなので靴を脱いで中に新聞紙を詰めて乾かしながら。コートもずいぶん濡れて水を吸ってしまったようで、水がぼたぼた床に落ちるのが止まらずに困った。けっきょく帰宅は深夜2時。

 打ち止め
 2003.3.2(Sun)
夕方に京大さだ研メンバーで立命館の学生であるAくんが来てくれて被験者になって頂いた。これで被験者総計が43人(男24、女19)。これにて今回の実験の被験者集めは打ち止めとすることに。ご協力頂いた皆様、どうもありがとうございました。

…さて、あとは測定と解析が残っている…。発表まで残り3週間。

 ちと専門的な話を。
 2003.3.5(Wed)
本来デジタルデータである画像の色彩値をなぜ手作業で測定しているかというと、どうしてもディスプレイ上で表示された色彩とプリンタで出力されたものの色彩値は異なってきてしまうからである。これは加法混色(全要素を加えると白になる。RGB系)のディスプレイ表示と減法混色(全要素を加えると黒になる。CMY系)のプリンタの違い、そしてプリンタなど印刷では表現できる色の範囲がディスプレイよりも狭いことに理由があり、DTPでも常にこの問題が関わってくるのはご存知の方も多いだろう。この入力-表示-出力のシステムの違いを吸収して可能な限り各デバイスでの見た目の色の違いをなくすのがMacのColorSyncというシステムで、これにAdobeが乗っているからDTPだけはプロユースでWindowsがなかなか入り込めない分野になっているらしいのだが。
 去年の修論では、手間を省いて画像のデータ上の色彩値(RGBから算出した明度L*・彩度および色相を表すa*およびb*・そこから算出される彩度C*および色相角H°)をそのまま使ったのだが、やはり実際に被験者に見せたパネルでの色彩値を調べた方が正確だろうということとと、そのパネル出力に使っている熱昇華型プリンタの特性として薄いグレーあたりの色がほとんど真っ白に飛んでしまうので、今年の実験ではその辺りの色が出たパネルも多くやはりプリンタで出力したものの実測値で考えた方が良さそうだということになった次第。

で、解析用に写真をモザイク処理を施してプリンタ出力したものをジデタル色差計で測定してはPCにデータを取り込み…という作業の繰り返しとなり、このデータ吸い出し作業に特殊なRS-232シリアルケーブルとソフトが必要なので研究室に居続ける必要があった訳である。それでここ2週間ほど朝から深夜まで研究室に居続け、時には徹夜したりしていたのだが、ところが単調な作業の上に他の作業や考察が全くできず、いくら計測しても経っても計測作業が終わらない現状に業を煮やして、研究室の先生と相談して、今迄測定した約11600点のデータから回帰分析で予測式を算出し、それを使って元の画像のRGBデータから残りを含めた全部で約27000点分の実測色彩値に近い予測値を求めて、それを使ってしまおうということになったのであった。

で、試してみた限りでは、a*やb*が0に近い辺りで実測値とデータからの計算値がぐしゃぐしゃで相関がほとんど取れていなさそうな気配。これ、色相角の算出には使えないかもなぁ。明度L*あたりはなんとか使えそうだけど。

 怒りの鉄拳
 2003.3.10(Mon)
公募していたドラゴンズの1番:井端、2番:荒木、3番:福留の3人の愛称を「ブルー・スリー」と決定したんだそうで…、一瞬脱力しかけたが、そもそもドラゴンズの応援歌として最も知られている「燃えよドラゴンズ」自体がそういうノリで付けられたタイトルだし、ある意味で首尾一貫しているといえよう(笑)。荒木の調子がなかなか上がらず、オープン戦で久しぶりに1番を打った福留が爆発したこともあって、本番でも「1番:福留、2番:井端」として荒木をセ・リーグでは珍しい9番に据えることも考えているとか。そういえば立浪が高卒ルーキーで開幕からレギュラーに定着した88年(リーグ優勝)、一時期9番に立浪を入れていたことがあったけれど。
 その立浪も今年2000本安打達成がかかる(たしか残り82本)。高校の2年先輩である清原より速く達成するのはほぼ確実だが、新外国人が両方とも調子良さそうだけど今年もやっぱり4番を打ったりするのだろうか。記録的には先発8番でホームランを打てば全打順先発で本塁打の偉業(?)達成らしいのだが。それにしても、高校時代から活躍を見ている選手が名球会入り間近になるほど歳月が流れたのね…(汗)

 妄想と暴走
 2003.3.11(Tue)
なんか、横浜でとある市民団体が別の自然保護団体の協力を得て、タマちゃんを勝手に捕獲して空輸、北方で放そうとしたらしいけど…、そのあたりの「ろくな論理的・科学的根拠もないのに偏った信条を絶対的に正しいと妄信して突進する」姿勢ってのは過激な自然保護団体や市民運動に共通するモノではある(そもそも僕はこのテのものが嫌いだが)けど、これって今回協力した自然保護団体の本部がある国そのものの姿勢ぢゃねぇか(笑)。1年5ヶ月前のあの事件の時は「ある程度仕方ないかなぁ」という感情はあったけど、流石に今は…なぁ…。

 撃沈
 2003.3.12(Wed)
学会発表のリハーサル第1回。けどまだ解析結果が出揃っておらず口頭発表のストーリーが全く組み立てられない状態。いってみれば曲のアレンジも曲目構成も上がっていないのにリハーサルに入るようなもので、当然ながら集中砲火。(涙)
 17日の2回目にはなんとかしないとねぇ…、