時々日記: 2003.2.1-2.15 |
流星 |
2003.2.1(Sat) |
■「コロンビア」と「チャレンジャー」という単語はアメリカにとって象徴のようなものなのだろう、スペースシャトルの名前になる以前にも、たしか月面着陸を目指し実現したアポロ計画でも使われている筈である。そのアメリカの象徴的な名前を持ったシャトルが、ともに事故で流星となってしまった。 スペースシャトル2号機「チャレンジャー」の打ち上げ直後の爆発事故は86年、まだ僕は中学生だったが、朝、学校に行く前に自宅のテレビでそのニュースを見た記憶がある。スペースシャトルで使われる耐熱タイルは熱には強いが衝撃(今回の事故原因に疑われているが)と湿気には弱く、ほとんど雲のない晴天時にしか打ち上げができない。そのため、あの事故の時も、爆発四散したシャトルから出た煙の背景には悲しいほど蒼い空が広がっていた。そのことが余計に衝撃的な記憶を残しているのだろう。そして今回の帰還直前の事故もまた、蒼い空が広がる中で起きてしまった。 ■その事故が86年。スペースシャトル1号機「コロンビア」が初飛行したのがたしか81年のことで、既に22年が経過しようとしているのだが、まさかその時の「コロンビア」が未だに飛行を繰り返しているとは思わなかった(僕はてっきり引退して2代目の「コロンビア」が誕生しているものだと思っていた)。 たしかに航空機は莫大な製造費がかかり原価償却がすぐに済む筈がなく、旅客機で30年も40年も飛び続けている例は幾らでもある。しかし宇宙飛行は大気圏内とは要求されるレベルが段違いで、改修を繰り返しているとはいえ基本構造に手を加えることは不可能だから老朽化は避けられない筈で、それでも改修しつつ使わざるを得なかった近年のNASAの財務状況が事故の遠因なのではないだろうか。残るシャトル3機にしても基本設計は80年代からほとんど変わっていない筈だから、新技術による新世代シャトルを未だに開発できていない状況は相当に深刻なのだろう。ソ連が崩壊して宇宙開発競争も過去の話になったことも理由のひとつかもしれないが。 それでも国際協力による宇宙ステーションの建設は途上にあり、今も駐留するスタッフがいて、しかもその交代やステーション建設にはシャトルが不可欠な状況である。現在のアメリカのスペースシャトルは軍事機密事項でもあるので他国の技術協力ができず開発が遅れている部分もある筈で、いっそのことシャトルの開発・建造も国際協力にできないかと思うのだが…。 |
素早い対処 |
2003.2.4(Tue) |
■昨夜ベッドに入ってボーッとしていたら急に体に寒気が走った。このところ疲れ気味だから遂に風邪をひいたかと思い、とにかく早く寝ようと思ったら、いきなり脚にものすごい緊張が走り、左脚が吊ってしまった。中学・高校と水泳をやっていたので脚が吊るのはしょっちゅうだったけど、こんな状況で吊るのは滅多になく、激痛で身動きも出来ず苦しんでいると今度は胃腸が何やらオカシクなってきて…。さすがに一人暮らしがイヤになった瞬間ではあった。なんとか吊った足を応急処置して事なきを得たが。 で、午前中にいつもの病院で診て貰う。こちらはてっきり風邪だと思って行ったのだけど、頭痛はあるが熱はなく、咳も鼻水もたいしてなく、あるのは胃腸(これは僕の場合何かあるとすぐにオカシクなる)と筋肉痛。ということで「ウイルス性の何かだろうが風邪とは断定できない」との診断で要領を得ないまま薬を貰ってきた。でも薬を飲んだら効果てきめん。流石だ。これから実験の被験者集め全国ツアー(笑)もあるし、病気しているヒマもないです。 |
明日からの君の方が |
2003.2.6(Thu) |
■という訳で今日また一つ歳を重ねる。去年のこの日は修士論文の口頭発表で、単に大台を迎えるというだけでなく、それまで数年間の色々なものを抱えつつ這い回った期間のひとつの区切りという印象が自分の中にあったのだが、今年の場合は忙しさのまっただ中にある事や、これから何処に進んでいくのか絞りつつ進んでいる最中にいるので「ひと区切り」という感覚はないなぁ。 ともあれ、この1年で体調がかなり回復したのが何よりでしょう。何をやるにしても体が資本ですから。 ■で、誕生日に買ったのが「仮面ライダーSPIRITS」4巻てのはどうよ(苦笑)。まぁたまたま今日が発売日だからなんだけど。いよいよZX編が開始で単行本表紙が4巻にしてやっと1号以外に。今後ZXが記憶を取り戻し復讐心を燃やす過程でどういう形で9人ライダーと絡んでいくのか、84年正月のTV特番で描かれたストーリーの隙間がかなり大きいだけに村枝賢一がどう織り込んでいくのかが楽しみではある。 ところで、ZX=村雨良の亡き父の親友で、今後の展開でZXにとっての「おやっさん」的立場になるであろう海堂肇博士だが、この「海堂肇」という名前、「V3」や「スーパー1」などの仮面ライダー作品で時々脚本にクレジットされていた人物と全く同一なのである。この海堂博士の設定自体は82〜83年に子供向き雑誌で展開されたマンガにも84年のTV特番にも登場するが、いくら過去のシリーズ作品に関わった人物とはいえ実在の個人名をそのまま使うことは普通しない筈だし、本当に「海堂肇」という脚本家が実在するのか、あるいは八手三郎(東映)や矢立肇(サンライズ)のような形の実在しない名前なのか、ちょっと気になっている最近。 |
緊急 |
2003.2.7(Fri) |
■昨年秋から不調気味で騙し騙し使ってきたマウスがとうとう壊れた。といっても壊れたのはオプチカルマウス本体でなくケーブルがマウスへの付け根で断線しただけなんだけど、修理する訳にもいかず急遽買い換え。Apple純正はマウス1個でも高い(税抜\7500)からこの出費はイタい…。 新しいマウスは今迄と同じ黒バージョンを選んだが、ケーブルは今迄のようなスケルトンタイプでなく新iMac以降に登場した白マウス同様の不透明灰色のケーブル。ま、以前のより丈夫になっていることを祈るよ…。 ■てな訳で明日から被験者集めツアーに出ます。京都に戻るのは12日になるかな。 |
ツアー出発 |
2003.2.8(Sat) |
■名古屋・東京と続く被験者集めツアーに出発。早めに下宿を出発して土産(貢物?)を買い込み、新幹線で名古屋へ。 夕方に親戚の家へお邪魔して従兄姉などにお願いして、実家に帰ってから両親と妹に依頼。明日も親戚頼みです(汗) |
実験とお喋り |
2003.2.9(Sun) |
■午後から母方の実家(と言っても僕が通った中学から至近距離なくらいだから実家からも程近いのだが…)に出向いて、事前にお願いして集まって貰った叔父・叔母に被験者になって頂く。とはいえ、皆お菓子を持ち寄って賑やかにお茶をしていたので、なんだか実験を口実に親戚(母方の兄弟姉妹)が集まって楽しんでいたような気がしないでもない(笑)。ついでに叔父が最近買ったパソコンのCD-Rの焼き方をレクチャーしたり、A3サイズの出力ができるエプソンの最新型PM-4000を見せて頂いたり。ともあれ皆様ご協力ありがとうございました。 |
上京物語 |
2003.2.10(Mon) |
■午前中は整体を受けたあと従姉のiMacの調子を診る。やっとCANONのレーザープリンタのMacOS X用ドライバが出た…。遅いよホントに。で、昼からは今日が仕事休みの知人に実験に付き合って貰い、そのあと16:57名古屋発の「ひかり」で東京へ。18:50東京着。 東京駅から京浜東北線で王子に移動し、近所のお好み焼き屋にてタカハシ・カタノの新旧キャプテン・AOIさん・弥生猛さん・2年前に公楽荘に来たTくんの5人による飲み会に合流。で、飲み会中に被験者要請も兼ねて、そこらじゅうの知り合いに携帯でみんなが電話をかけてくれたのだが、カタノ艦長、説明する時に「被験者」でなく「献体」というのは激しく意味が違うのでヤメてもらえませんか(汗笑) ■で、そのあとカラオケに行ったのだけどこれがまたハイパーな選曲ばかりで(苦笑) まさかこの歳になってタカハシ氏と「仮面舞踏会」を唄うとは思いませんでした(笑)。しかもタカハシ先生踊ってるし。盛り上がりすぎて、みんな揃って終電に乗り遅れそうになった…。明日大丈夫か? |
東京公演(?) |
2003.2.11(Tue) |
■正午過ぎに、入谷から歩いて数分のところにある台東区生涯学習センターに到着。タカハシ氏が実験会場として一室を予約しておいてくれたので。それにしてもまぁ綺麗な建物で。池波正太郎記念文庫なんてのもあって、直筆の原稿が展示されていたり。AOIさんやカタノさんの眼が輝いてました(笑)。ここには音楽室もあるんだそうで、今後ライヴ会場に使われることもあるかもなぁ。 建物内のレストランのテナントとして「バーミヤン」が入っていて、そこでAOIさんと昼食をとり、ロビーで待っていると、タカハシ氏・カタノ艦長・むじるし氏・むろかつ氏・檸檬さんなど今日被験者に名乗り出て頂いた方々が集まってきた。 ■13時に予約した部屋へ。で、従姉から借りてきた初代iBookSEをCDプレイヤー代わりに起動させたら…、いきなり無線LANに反応して勝手にネット接続していました(笑)。そういうサービスが各部屋に来ているという話は聞いていなかったし、無線波の強さからもそういう仕様にしているワケでなさそうで、単にセンター内の業務用の無線LANにiBookが自動接続しただけなのだろうけど…、セキュリティ大丈夫なのか?(^^;;;) その後もA夫妻(息子連れ)やむらさき嬢、京大さだ研OBの先輩が友人・家族連れで来て頂いたり、AOIさんやむじるし氏の知人で昨年の屋形船宴会でもお会いした藤音さんにも参加して頂けた。実験といってもいろいろ喋りながらできる内容なので、真冬のプチ公楽荘という感じもあったな(笑)。遅れてあいびすさんにも来て頂き実験をやって頂いたのだが、…、いきなり渡されたのは俺が初めて出演した「Acoustic Live in OSAKA vol.6」の完全収録DVD…、ああ見るのが怖い(^^;;) ■16時には実験も終わり、タカハシ氏・カタノ氏・AOIさん・あいびすさん・むらさき嬢・むろかつ氏・檸檬さんと8人で「バーミヤン」にてお茶でも…と、思ったのだが大半はしっかり食事していたし、俺とAOIさんはビール飲んでたし(笑)。後から取材を終えてTera.氏も合流、いろいろな話で盛り上がった。最終的に被験者数も40人近くまで集まったし、本当にありがとうございました。 …さて、このあと膨大なデータ集計と統計処理が…(^^;;) |
ツアー終了 |
2003.2.12(Wed) |
■9:30東京発の「ひかり」で京都へ。この時間帯に東京から新幹線に乗るのは初めてじゃないかな? そもそも東京−京都を通しで新幹線に乗ることが滅多にない。たいてい金をケチって一部区間(特に在来線がノロく本数が少ない静岡県内)だけ乗ったり「ムーンライトながら」利用が大半だからなぁ(苦笑)。名古屋で降りることも多いし。 だから昼間の車窓風景をけっこう楽しんでしまったりしつつ、12:05京都に到着。さすがに早いなぁ。 |
6I32 | |
2003.2.14(Fri) | |
■上京中に頂いたものも含めて今年も幾つか頂きました。どうもありがとうございます。 |