時々日記: 2002.9.1-9.15
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 季節外れの雪崩
 2002.9.1(Sun)
長野県知事選で田中康夫が圧勝か。まぁ予想できたことではあったけど、ダブルスコアは流石に県議会側にショックだろう。敗因をマスメディアの報道姿勢に押しつけたりしそうだけど、それも理由の一部ではあってもこれだけの大差は別の理由としか思えないし、やはり一度動きだしたものを止めることはできないということなのだろうか。それにしても羽柴秀吉誠三が最下位でなかったのが個人的に大ニュース(笑) このまま47都道府県すべての知事選に挑んで頂きたいモノである。

 今日、嫁ぎました
 2002.9.6(Fri)
宇多田ヒカル結婚かぁ。流石にちょっと驚き。19歳だから安室奈美恵の時より若いのか。彼女の結婚報告を読んだけれど、表現がやはり普通の19の娘ではないなぁ(^^;)。ああいう病気をしたことも結婚の動機になっていそうな気がするのだけど、さて。

今夜から2夜連続で「北の国から2002遺言」の放送。これがテレビシリーズ最終作となるそうで(倉本聰自身は今後もストーリーを書き続けるそうだが)、残念だけれどあのスタッフがいてこその「北の国から」だから、これも仕方ないのかな。できればフジテレビも計画的に若いスタッフを杉田組に送り込んで育成して、スタッフのノウハウや制作姿勢も次の世代に残して欲しかったが…。
 また、あれだけ時間をかけて準備し撮影するドラマだから富良野にほとんど常駐しているようなスタッフも多いと想像できるので、昨年だったかに放送を終了して支援を打ち切った「ムツゴロウ動物王国」と似た事情で、資金的にもフジテレビ上層部がそろそろ辞めたかったのかもしれない。
 それにしても今回は唐十郎の怪演に圧倒された…(^^;) 明日もやってくれそうな。

 デカくて重い
 2002.9.7(Sat)
十数年前に買って長い間使ってきたPanasonicのミニコンポのアンプが数年前から調子がおかしくなっていたのだが、この夏で完全にイカレてしまい「ボコッ」という大きな雑音を出して音量が急に大きくなったり小さくなったりという状態になってしまった。長年の使用で熱によりコンデンサがイカれたものと思われる。
 既にシステムリモコンもとうに壊れ、CDプレーヤー部分も内部のゴムベルトか潤滑油が古くなってトレイが開かない時が多々ある(特に冬場)、ということで、これは修理よりも買い換えの方が良さそうだということになったのだが。
 最近出ているシステムコンポに買い換えるのも検討したけど、いまどきカセットデッキは付いていないし、それを買い直すのも勿体ない。後で買ったSONY製のMDデッキもあるし、今コンポごと買い換えるとMDデッキが確実にカブるしなぁ(MDLPが使えるようになる利点はあるが…)。また、マイクロコンポでは入出力系統が少なく、ビデオやDVDをつないだり、MIDIやマルチトラックMDレコーダでオリジナル曲などを録音するためには入出力系統を多めに確保したいという思いもあり、けっきょく単品でAVアンプを買う方針にした。

最近のAVアンプはDVDを再生するためにドルビーデジタルやDTSデコーダを内蔵して多彩な機能のDSPを持ち、AM/FMチューナーまで内蔵されているものが多い。今迄使っていたミニコンポはアンプ+DSP(イコライザ)+タイマー+チューナー+CDプレーヤー+カセットデッキの6ピースで、映像も含めた入出力系統が豊富で重宝していたのだが。機器1台あたりの幅も360mm(フルサイズのコンポは通常430mm)と比較的大きなもの。スピーカーもかなり大きいもので、CD+MDが基本で小型スピーカーでも十分な重低音が出せる技術が発達した最近ではもうこんな大きなサイズのシステムコンポは作られていない。
 で、このミニコンポ、カセットデッキのみ通常コンセントでなくアンプから電源供給を受けるものなので、カセットデッキ電源として壊れたアンプは残すしかないが、CDプレーヤーとチューナーとイコライザは引退、DVDプレーヤーは最新型に買い換えてCDプレーヤー兼用とし(これでCD-R/RWやMP3収録のCDも再生可能になる)、手持ちのビデオデッキ・LDプレーヤ・アナログレコードプレーヤ・MDデッキを新たなAVアンプ(チューナー内蔵)に接続。残った入出力端子(アナログ/光デジタル)をいずれUSBインターフェイス(遂にYAMAHAも発売した)を導入した時に接続することを考え、いろいろカタログを漁った結果、YAMAHA製のデジタルAVアンプに狙いを定めることにして、従姉の知り合いの大須の電気店に先日値段を聞いたところ、定価よりかなり安めに買えると判ったので即決で発注。

んで、今日届いた。デカい…。幅がギリギリとして、奥行きが今使ってるラックに収まるかしらん。流石に単品コンポだけあってシャーシ構造が頑丈で、6.1ch対応のアンプだけに内蔵されるコイルなども大きくて数も多い訳で、つまりそれだけ重い。昨今のビデオデッキやDVDプレーヤーはどんどん軽く小さくなっているので、このシステムではアンプだけが異常に重い状態である。これから暇をみつけて従来機器のつなぎ換えやセットアップをしていくのだが、今回は本格的に光ファイバーケーブルでデジタル接続をするのでケーブル類なども買い足さないと。

 帰ってきた男
 2002.9.8(Sun)
貴乃花が7場所ぶりに出場してきた。いろいろ周囲の雑音がやかましく序盤の成績次第では引退の論調が出てきて追い込まれかねないが、とりあえず今日は勝ってうしろ周囲がホッとしているだろう。相変わらず四股の美しさは他の追随を許さず、右脚を軸にする時でも高々と左足を上げているのだからたぶん膝も大丈夫なのだろうと思いたいが。
 久々に今場所は満員御礼が多くなりそうな。しかし千代大海は今場所横綱がかかっているのに、これでは全然注目されそうにないなぁ(苦笑) 気が付いたら横綱当確、になっていたりして。

 余計な独自色
 2002.9.9(Mon)
「北の国から」撮影ドキュメンタリーが19:00から2時間放送されたが、関西は上沼恵美子司会の番組を休ませずに放送したせいで、わざわざ1時間に短縮した番組を20:00から放送。これ、抗議が殺到していると思うぞ…。予告でやっていた唐十郎が怒鳴っているシーンがまったく放送されなかったし。深夜に改めて全編やってくれないかしら。まぁそうでなくても知人からビデオ入手して観るけどさ(笑)

 1年後
 2002.9.11(Wed)
不謹慎と言われるかも知れないが、借りてきたDVD「タワーリング・インフェルノ」を観ていた。もちろん原因や状況は違うし、これはあくまで映画だから、熱が回って鉄骨が急激に軟化しビル全体が崩壊するなんてこともないし(想像も付かなかっただろう)、スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンの主役2人はやっぱり死なないけど、昨今のハリウッド映画なら生き延びてハッピーエンドになりそうな人でもあっさり死んだりしていて、ここで生活する人達の日常に起こる事故の無情さや、消防士たちの救出に生命を賭ける生き様についてよく描けていると思う。あの日、自らの生命も省みず救出にあたった人達も、その心情の根本はこの映画と同じだったろう。

 初日
 2002.9.13(Fri)
今日からフェスティバルホールでさだまさし30周年記念8夜コンサート「Moon-Bow at the 30th」がスタート。今月から12月まで毎月2日ずつ連続で行われ、11月以外はすべて大阪が最初(残りは名古屋・東京)。ということで今日がホントの初日なので、まったく事前情報も漏れて来ない。まぁ会場でパンフレットを買うと、8日間のバックメンバー構成が全て判るので第●夜が亀山社中の日だとかバレるんだけど(^^;;) 東京・名古屋の公演が終わったら改めてセットリストと感想を書きます。(曲目はこちら)

例によって会場のロビーではピース●フィアの募金活動も行われていて、よく見たら募金箱は(同じモノかどうか判らないが)「長崎から」で問題になった(?)あの透明アクリル製のブツであった。…が、俺が見た時にはまったくだった(^^;;)

ほぼ定刻通りに開演。緞帳が開いてからさだまさしが薔薇一輪持って登場、椅子に座って「緊張してるんですよ〜。初日でしかもフェスだから」などと話したあと、バックにも誰もいない状態でギター一本の弾き語りを始めた。バックにも誰もいないせいかめちゃめちゃ緊張している様子。かなりギターをミスってたし(^^;)

 花の色
 2002.9.14(Sat)
昨日に引き続き第2夜。今回のコンサートは各日ごとにテーマ色があって(かといって選曲に関係しているとは思えないが)、初日は"Red"、2日目が"Orange"。このあと"Yellow" "Green" "Blue" "Indigo" "Violet" "Rainbow" と続く。で、ステージには花が飾られ、初日がRose、今日はLily。けど中身は葡萄でした(笑)。

いきなり前奏で「朝刊」と分かり、それから緞帳が開く。今日のバックは通常ツアーにエレキギターの松原さんとドラムの島村さんが入った、ロンドン公演や「長崎から」恒例のメンバー。そして中央にはグレープの2人。そして「ねぇマリナーズがまた負けたってさって/イチローの背番号も知らないくせに…」とやって大ウケ。(後日の名古屋では「ドラゴンズ・福留」になった)
 「26年間アマチュアだった」ところをいきなりステージに出ることになった吉田さんの指先は練習で傷み、絆創膏でぐるぐる巻きで、そのせいでギターの音がいつもミュートしてた(^^;) 昨日も今日も見ている方まで緊張させられるライブです(笑)。途中で何度も「もう○曲やったんだから帰らせて」とか吉田さん懇願してるし(^^;)
 吉田さんの有休休暇が40日あるという話になったら「じゃ、移動日入れて年に20本くらいツアーできるじゃん」とかさださんに言われてるし(^^;;;)
(曲目はこちら)