RYOKAN's Diary: 2002.6.16-6.30
時々日記: 2002.6.16-6.30
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 夢だけじゃ有難くも何ともないです
 2002.6.18(Tue)

先行者中華キャノン仮組み。まだ塗装
していません。腕などの内側に白く見
えるのは穴を埋めたパテ。
今日はうちの大学は創立記念日ということで授業がない。ということで学生も教官も何の憂いもなく観戦できるという(笑) んで、白川通にある蛸焼きの有名店「蛸安」の前を通りかかると、「本日サッカー観戦のため午後6時より営業します」という張り紙が(^^;;)

で、結局は日本にとって残念な結果になってしまったのだけど、あれだけ圧倒的に攻めまくっても点が入らなきゃ負ける、という当たり前のことを感じた試合だったなぁ。雨のせいなのかトルコがそうさせたのか、どうも散漫なプレーが今迄より増えた気がして仕方なかった。あのコーナーキックからの失点も一瞬の油断が原因だったし、決して守備をずたずたに崩されて奪われた点ではなかったし。それだけに勝てた試合だったような気がして余計に悔しくなってしまうけど、これが現実ということだろうな。

でも韓国が7度目にしてようやく達成した1次リーグ突破を僅か2度目の出場で達成できたんだし、これだけ国民的に盛り上がることができたのも良かったと思う。勿論これで関係者が満足してしまうようではいけないだろうけど。国内でぜんぜん盛り上がっていないのに8強に残っているアメリカのような妙な勝負強さ(笑)を身につけないと。まぁ今回は「いい夢見させてもらいました」ってトコですか(笑)。でも夢だけで終わっちゃいけないと思う。だから、いい夢を見ることはできたけれど「夢をありがとう」とか明日あたりの見出しでマスコミが多く使いそうな言い方はしない。彼等にもこの結果での満足は全く無い筈だと信じたい。満足したらそこで止まってしまうから。

今の中心選手のほとんどが次の2006年大会の時点でも30歳前。みんな円熟期に入っているだろうし(前園のような例の繰り返しがなければ…)、新たな若手の押し上げもあるだろう。いろいろな意味で日本のサッカーはまだまだこれからだろうと思う。そのためにも国内のリーグがもっと盛り上がらないとね…。

 ブラウザをブラウズ
 2002.6.19(Wed)

  IE5.2 for Mac OS X登場。こんな風に表示されます。
  Windowsの人には違いが解りやすいと思うが…、
IE5.2 for Mac OS Xが登場、さっそくダウンロードして使ってみた。Mac OS X v10.1.5との組み合わせによって、従来は滑らかに表示されなかった小さいサイズの文字も標準サイズ同様に滑らかな表示になったのが最大の変化。ただし相変わらずHarbotは表示されず。まぁこちらは現在開発中のFlash動作版を待つしかなさそう。
 また、Netscape7 PR1日本語版のMac OS Classic用も見つけたのでダウンロードして使ってみた。6.2よりは多少表示が早くなったのかな? Mozilla正式版である1.0登場を受けて作られた最初のネスケということで、β版とはいえバグは少なさそうではある。

 帰省
 2002.6.21(Fri)
午前中に名古屋に帰省。従姉のiMacのメンテナンスと、故障から帰ってきた無線LANのブロードバンドルータの設定を行う。

 びっくり
 2002.6.22(Sat)
今日は小田さんのコンサート。夜行バスで朝方に名古屋に到着したAOIさんと名鉄セブン館のナナちゃん人形前(下?)で待ち合わせ(お約束だ…)、地下鉄で名古屋港水族館へ。
 名古屋港水族館については以前にこのサイトの「Essay」で触れた事があるが、数年前に行った時にはまだ工事中だった新館(北館)が完成していて、新たな目玉であるベルーガ(シロイルカ)や、大スタンド併設のプールでのイルカショーが行われている。この大プールが凄い。巨大なモニターが設置され、屋根付きのスタンド。隣接した小プールで本番前のイルカが待機して気合いを入れている。まるで競馬場である(←おい)。つい隣接の小プールを「パドック」と呼んでしまった我々(^^;)
 大プールも、スタンド側の壁がアクリルガラス製になっていて水中の姿が判るようになっているし、スタンドの階下でも水中の様子が観られるようになっている。しかも巨大モニターでスロー再生などもしてくれるという親切さで、流石に最新鋭の水族館設備である。イルカショーをたっぷり堪能させて頂いた。しかし芸人魂が徹底されたイルカたちであった。見習いたい(←何故?)

イルカショーのあと南館で日本の海(別名「生簀」)やウミガメ、ペンギンを観て、ミュージアムショップへ。ここのグッズは充実していて、AOIさんがマグカップなどを買い込んでいた。北館完成後は入館しなくても購入できるショップを設けたようだ。
 地下鉄からの至近距離、見せることに工夫を凝らした新世代の巨大水族館、観覧車などのアミューズメント施設やフードコートの拡充など、名古屋港ガーデン埠頭の整備は大阪港(天保山)の雰囲気と非常によく似ているのだが、現段階ではトータルで名古屋港の方が上に行っているかもしれない。そのうち海遊館も増築してイルカショーとかやり始めたりして(笑)

昼過ぎに金山でみみなと合流、矢場町の「矢場とん」へ。3人揃って「わらじとんかつ」を頂く。勿論味噌カツ。そのあと大須界隈を散歩して、金山に戻って名古屋ボストン美術館でミレー展を見る。まぁ名古屋がボストン美術館を誘致したもミレー展をやるためみたいなものだろうしなぁ(笑)。随分昔に愛知県美術館だったか何処かでミレー展を見たが、「種を蒔く人」はそれ以来かな。常設展の方は美術館というよりは博物館という感じの展示物である。

そのあと地下鉄で日々野に向かいコンサート会場のセンチュリーホールへ。センチュリーでコンサートを聴くのはものすごく久しぶりだな。9年ぶり位? 音響も座席も金山の市民会館より遙かにいいのだけど、ちと交通の便がねぇ。会場に到着してツアーパンフを購入して席へ向かい、開演を待つ。

予定より少し遅れて開演。1曲目からこんな曲 で来ましたか…。
 例によってコンサート中盤でステージ後方の大型モニターに「ご当地紀行」が。やはり犬山で来ましたか(笑)。名鉄や犬山関係者の人にとってものすごく失礼な感想を言っております(^^;)。三たび明治村にやって来たそうだが(^^;)、やはりそこは建築科出身の人の興味なんだろうなぁ。たしかに建築好きには飽きない場所だけどね。

アンコールに入ってから何曲か演った後のこと。妙に聞き覚えのある割には「小田さんの曲でこんなのあったっけ?」というイントロが突然流れ、観客がみんな怪訝そうな雰囲気になった瞬間に、ステージに洗い晒しのジーンズ上下というラフな格好の人が現れた瞬間、「やられたー!!」と思った。ASKAが飛び入りで登場したのである。
 登場してもなお、他のお客さんは誰なのか気付いてない様子だったが、テレビ等で見るASKAって大抵スーツ姿だから、あのラフな格好では判らなかったんだろうな。ステージ後方の大型モニターにその姿が映し出され、誰であるか判ってからは流石にものすごい歓声だったけど。2階席はアンコールに入ってもけっこう立っていないお客さんがいたんだけど、流石に全員立ちましたね、これで(笑)
 で、当然のように「YAH YAH YAH」で全員拳を突き上げていた、と。まさか追加公演を聴いてから1ヶ月後にまたできるとは思いませんでした(嬉)。小田さんがCHAGEの立ち位置でCHAGEパートを唄っていたのもレアな(笑)。
 小田さんが「みなさん、ASKAですよ〜」と紹介したら、ASKAが小田さんに「なんか10年前と雰囲気が変わってない?」と言っていた。10年前にお互いのステージに飛び入りしたことがあったけど、あの当時のライブに比べて、小田さんがよく喋るようになったからかな(笑)
 このあと2人で食事に行って、いろいろ話すことがあるんだそうで、またUsed to be a Childみたいなことをする予定があるんだろうか?秋からのC&Aのツアーのどこかで小田さん登場というのもありそう。

そんなワケでたっぷり3時間近くのコンサート。小田さんのコンサートがこれだけ長かったのって俺には初めての経験だった。コンサートの興奮を引きずったまま金山の「やまちゃん」で手羽先や串カツなどを食べて宴会。もぉ終電ギリギリでした(^^;)

 世界食い倒れ紀行
 2002.6.23(Sun)
今日もまたAOIさん・みみなと3人で、犬山のリトルワールドへ。名鉄グループの施設だけに「びっくりクーポン」という割引切符があるのでそれを利用。たしかに割引率が物凄いのだが…、もーちょっと他に名前なかったのか?(^^;;) ともかく開場時間の9:30に到着。
 まずは本館を見学。世界の民俗資料の収集としては吹田の国立民族学博物館にも匹敵する量を誇るという。俺は何度か来た事があるのだが、本館を見るだけで1時間半以上かかったのは初めてです(笑)。いろんな民族の風習などをビデオで見られるようになっているのだが、割礼だの鳥葬だの幼児婚だのブードゥーの呪術だのといった内容にタイヘンに興味をお示しになられ(誰が…かは敢えて言うまい…(^^;))見ていたものですから。

本館見学のあとは此処の目玉である野外展示である。世界中の住居が移築もしくは再現されているもので、名鉄としては明治村と対をなす野外博物館ということになる。明治村との最大の違いは本館のような設備があることと、園内随所に世界各地の食事をできるよう用意してあることであろう。見て歩きながらひたすら喰っていられるのである。で、予想通りそういう流れに。(^^;)
 まず沖縄・石垣島の家でAOIさんがさーたーあんたぎー、俺がシークワンサー缶ジュースを買い、ほどなく台湾農家の前にある「台湾小館」にて青島ビールスープ餃子その他を食す。ペルー領主の家では名大フォルクローレ研究会の演奏を聴きつつ(演奏時間以外は販売のバイトをしていた…)インカコーラを買って飲んでみた。色はメローイエロー的な黄色、どことなくバニラの風味。いってみれば溶けたクリームソーダ(^^;)。バリ島貴族の家ではみみながアボガド入りのコーヒーシェイクを試していた(インドネシアではコーヒーは粉をそのまま湯に溶かして沈殿させてから飲むんだそうだ…)。うーむ、不思議な触感だ。

しかし此処からが本番。インドネシアを抜けると園内最奥のヨーロッパ・ゾーンに入るのである。流石にヨーロッパ、食事関係は最も充実している。まずはパイプオルガンを備えた教会まであるドイツ・バイエルン州の村へ。ここは当然ビールとソーセージである。ジャーマンシチューも頼んで3人で分けて食べる。うまうま。それで飽き足らずにすぐ隣のフランス・アルザス地方の家にある店でワイン試飲セット(3種類がミニグラス入り+チーズ)を飲み、そのまたすぐ隣のイタリア・アルベロベッロの家で当然のようにパスタとピザとイタリアワインを頼んで食べた。いやこれが美味かった。
 ドイツの村やイタリアの家はリトルワールド内でも後から新たに建てられた建物だが、それだけに、最初から飲食店営業やグッズ販売という営業面を考えて、外観や構造への影響を最小限にとどめつつ設計に変更を加えているのが判る。それだけに、イタリアの家に至っては単なるお洒落なイタリア料理店にしか見えない部分も…(^^;)。最近はテラスのあるイタメシ屋もあるしなぁ。

ヨーロッパ・ゾーンを抜けるとアフリカの家が並ぶ。遊牧民のテントが集められた建物を抜けて、アフリカ地域センター併設の店にはワニ肉のステーキだのダチョウ肉の団子などが売っていたが、流石に遠慮しました(笑)。アフリカ地域を見てネパール仏教寺院を過ぎると、インドの村。此処は当然ナンとカレーとタンドリーチキン。店内に釜(タンドール)があって、インド人スタッフがナンやチキンを焼いているのである。これも美味。流石にいいかげん腹一杯になってきたが(当たり前だ)。このあとタイの家が並ぶ地区を通るが、ここも夏になるとトロピカルジュースなどを売る店が出るらしい。そのうちトムヤンクンを出す店でも出来るんじゃないかという気がしてくる(^^;)
 そして韓国農家と韓国地主の家が並ぶ韓国ゾーンへ。その向かいに「韓国亭」というチヂミと冷麺の店がある。みみながチヂミ、AOIさんが冷麺を頼み、俺は真露サワーだけ頼んでチヂミと冷麺は分けて貰った。これで最後…、と思いきや、最後の山形・月山山麓の家でさくらんぼワインを飲む我々(^^;;)

そんな訳で食い倒れ一日世界旅行は終了。やはり、もっと世界各地の建物を増やして欲しいモノである。名鉄の状況を考えると維持するだけでもなかなか大変なんだろうけれど。食事とかうまくやればもっと客を集められると思うんだけどなぁ。できればヨーロッパの家と食事関係が更に充実すると人を集めやすいように思う。けどイギリスくらいだとあまり料理は旨そうにないな(^^;;)
 なお、今日の園内の飲食は予め購入したクーポン券を利用したので、クーポン券利用の特典として11月下旬から来年3月まで有効の無料入園(館?)券6枚を貰ったのだが…、来年の正月か冬あたりにリトルワールド食い倒れオフ会でもしますか?(笑)

 トイレのマナー
 2002.6.24(Mon)
朝イチで京都へ。名古屋駅の新幹線ホームに出ると、「のぞみ」発車待ちの「ひかり」が停車していたので乗った。どうせ座れそうになかったし便意を催していたので空席も探さずにトイレへ向かうと、年配の女性(「ご婦人」という言い方がいかにも似合いそうな感じ)がトイレの扉を開けたまま、何かを気にしつつ立っていた。(たぶんトイレの順番待ちと思われる)若い女性が使っていいか訊いてみると、その年配女性から返ってきた言葉は、
「だって、走り出してからでないと悪いでしょ?」…。
…あのぉ、新幹線が昔の列車みたいなボットン便所だったら風圧でまき散らされて、沿線地域が受ける被害は騒音なんぞよりよほどヒドいと思うんですけど。(^^;)
「いえ、この電車はタンクに貯めるから大丈夫なんですよ」と教えてあげたら納得していたけど、やっぱ「停車中はトイレを使ってはいけない」と今でも思っている人、けっこう居るんだよなぁ。新幹線だけでなく現在の特急車両は終点か車庫などで待機中にタンクの汲み取りをするから停車中というのは関係ないです、勿論(^^) 最近の特急車はほとんどが循環式でなく真空式になったからトイレのニオイも少ない。

そんなこともありつつ、9:45頃に京都着。

 ゴリラと大五郎
 2002.6.26(Wed)
けっきょく決勝に勝ち上がってきたのはドイツとブラジルかぁ。優勝回数1位と2位。しかし、それぞれ各大陸予選では大苦戦して予選敗退の危険性すらあった両チームだったけど本番になってからはきっちり勝ってきた。むしろ前評判の高かったチームがあっさり敗退してしまったしなぁ。それにしてもドイツと言えばGKのカーンだが(笑)、たしか1次リーグの初戦の入場時、カーンと手をつないで入場してきた子供が泣きそうな顔だったことだけがどうも印象に残って仕方ない(^^;;)

 地中海の月
 2002.6.29(Sat)
うーん、やっぱトルコって強かったんだな(今更言うな)。開催国両方に対して完全アウェイの状況で2戦とも勝つのだから精神的にも強そう。後半の韓国の怒濤の攻撃は確かに凄かったが、やっぱあのトルコのGKだな。足を怪我していたようだが全くそれを感じさせないセービングだった。GKって一旦ハマると神懸かり的な技を一試合で連発する時があるけど、たまたまそういう状況だったのかしら。