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早い桜 |
2002.4.1(Mon) |
■…なんだか関西はもうタイガースが優勝したような騒ぎになってるんですけど(^^;) 果たしていつまでこの勢いが続くのか。 ■明日から岐阜で学会のため、名古屋の実家にしばらく居候する。夕方に京都を出発する予定で、頼まれていた金平糖を買いに行ったら…、いつもなら十数種類の味が並んでいるのに、なんと売り切れ続出で一種類しか置いてなかった…。京都駅から鈍行乗り継ぎで名古屋へ。 |
遙か遠く |
2002.4.2(Tue) |
■今日から岐阜大学で学会。昔は各地に分散していたのを20年前に移転統合したそうで、岐阜在住の友人に「遠いよ〜、岐阜駅からバスで40分かかるよ」と脅されていたので、9時開始に間に合わせるため実家を7時に出発。この時間、普段は寝てるかこれから寝る時間だよ…(^^;;) 神宮前で新岐阜行きの名鉄急行(タイミング的に特急が来ないので)に乗り換える。ほとんどの客は金山と新名古屋で降りてしまうので、新名古屋から先はゆっくり座って岐阜まで行けた。しかもパノラマカーの先頭(笑) 名鉄は枇杷島で大きくルートを迂回している(合併前の名残り)せいもあって、名古屋-豊橋と違って名古屋-岐阜ではJRに比べてかなり時間がかかってしまう。しかも最近の新快速・特別快速は130km/h走行するらしいし(名鉄も120km/hで頑張るがいかんせん線形が…)。ともかく8時過ぎに新岐阜に到着。 ■新岐阜駅前から岐阜大学まで循環で回っている岐阜バスに乗る。まだ大学の授業は始まっていないし、乗り合わせた客はみんなスーツ姿でどう見ても学会に向かう人ばかり。数少ない岐阜大学生らしき客が「なんで今日はこんなに混んでいるんだろう」と不思議がっていた(笑)。 で、バスは脅されたような40分は流石にかからなかったものの30分は軽く超えました(苦笑)。周囲に何もなくて、ホントにここ岐阜市内か?という感じ。昼飯を学食か近くのガスト以外で探すのが大変そうだ。結局昼飯は研究室の助手の先生にガストで奢ってもらったんだけど。 ■空いている時間に、工学部で助手をしている友人(浪人時代の友人で京大理学部出身)の研究室を訪ねて久しぶりに会った。 |
再発 | ||
2002.4.3(Wed) | ||
この路線って電停の待機スペースが嵩上げされておらず道路面と高さが同じ(色が塗ってあるだけ)で、人がいない時は車が平気でスペースの上を通り過ぎていくので危険なんだよね。鉄道線規格の揖斐線に乗り入れる関係で最近流行の超低床車両(同じ名鉄でも美濃町線には導入されているが)の導入も難しそうだし。 で、忠節で降りて、そこからバスに乗り換え。昨日ほど混雑しておらず所用時間も分かっているせいもあるけど、それほど苦にはならなかった。 ■午後は発表はなく特別講演会。研究室の先生方はこれをパスして、夜の懇親会までの空き時間を利用して車で根尾の薄墨桜を観に行ってしまった…(^^;;) 図書館などで時間をつぶした後、後援会の後半を聴きに行く。なぜか岐阜名物・長良川鵜飼いの鵜匠の方の講演であるホンモノの鵜を持ち込んで実演を交えながらの講演だった。 ■鵜飼いに使われる鵜は大型の海鵜で、シベリアから渡ってくる野生の鵜をを茨城の海岸でトリモチのついた棹で捕らえる(捕まえる専門の人がいるそうな)。教育に3年かけ、寿命はふつう12年くらい。26年務めた鵜もいるらしい。 首結いの縄の締め加減は鵜の体調によるそうで、つまり、縄をゆるくすると首を素通りして鵜自身の胃袋に入る魚が多くなるので、すぐに満腹になるから仕事をサボる(笑)。だから体調の良い鵜は強めに締めておくんだそうだ。鵜匠曰く「獲物を吐き出させているところを見ると鵜が可哀想に見えますが、鵜は仕事をしながら食べておりまして、いわば我々は鵜のおこぼれを頂いておる訳で、そのあたり我々は労使協調でやっております」んだそうだ(笑)。1時間に60匹くらいの魚を捕まえるらしい。 鵜飼いが終わった後、船に掲げたかがり火の残り火で鵜の羽根を乾かす。この時、古参順に火に近いところから並べてやるそうで(若い者は末席)、それを破った若い者は年功者に蹴落とされるという。厳格な序列世界である。 |
最終日 | |
2002.4.4(Thu) | |
■学会最終日。発表は午前中で終わりだが、いろいろ聴くべき内容が多いので今日も早朝に出発。昨日と同じく忠節橋で路面電車を降りてバスを待っていると、偶然にもうちの研究室の先生のクルマが通りかかって拾って貰えたので、かなり早くに岐阜大に到着できた。そのまま会場で開始を待つ。それにしても発表にOHPしか使えずプロジェクターでPowerPoint等が使えないのは不便そうだな。来年の会場の福岡はプロジェクター完備らしいので自分の発表では使えそうだが。 最近のステンレス車はビードなどの凸凹もなく平らだが、この車輌は板の継ぎ目がドア付近に縦方向に入っていて小田急や京王の新車と同じスタイルである。製造した日本車輌がそういう工法を開発したのだろう。個人的にはJR東日本のE231系や西日本の223系2000番台のような、東急車両スタイルの窓の上下に横方向に継ぎ目が入る従来のタイプの方がすっきり見えるのだが、単に慣れの問題なのだろうか。 |
大回り |
2002.4.6(Mon) |
■たまには東海道線ルート以外で京都に戻ってみようと、今日は名古屋から関西本線経由で帰ってみる。関西本線は大阪(JR難波)と名古屋を結ぶ路線だが、全線通しで昨日しておらず、大阪近郊のJR難波-奈良-加茂とJR東海区間の名古屋-亀山のみが電化されているので亀山から加茂までの山岳区間はワンマン運転のディーゼルカーが走るローカル線。ホームだけがやたら長く、しかし嵩上げされ現在使用されている部分はほんの少しという風景が過去の繁栄と現状を示している。伊賀上野から加茂までは電化したらけっこう客は増えそうな気もするんだが。ともかく加茂で電車に乗り換え、ひと駅目の木津で片町線(学研都市線)に乗り換えて、そのままJR東西線経由で尼崎へ。尼崎から新快速で京都に到着してほとんど意味無しの大回り行程を終えた。 |
席替え |
2002.4.8(Mon) |
■研究室内の各員の机の位置を変更することに。ここ数年ずっと同じ位置だったのだけど、スチームの前で冬場は暑いし、そろそろ替わりたいとは思っていたら、どうやら今回は俺に最優先選択権があったらしい(笑)。とうことで場所もレイアウトも変わり心機一転である。明日から授業開始で、曜日が重なりうちの研究室も明日からゼミ開始。 |
紀州路快速でGO | |
2002.4.10(Wed) | |
■LINDBERG解散かぁ。最近は全然聴いていなかったしベスト盤を1枚持っている程度だけど、一時はけっこう耳にした時期があったな。渡瀬マキは関西弁で喋っているけど、あれって当時ミュージシャンとしては珍しかったように思う。
■上京や学会で使った青春18きっぷが1回分余り、使用期限が今日までのため、今日は朝からお出かけ。何処に行くか迷ったが、そういえば最近南の方に行っていないなと思い、和歌山へ向かうことに。目的はとりあえず和歌山名物の 京都から新快速と大阪環状線を乗り継いで、天王寺から阪和線の関空快速+紀州路快速(日根野まで併結)に乗車。紀州路快速も関空快速用の車両(223系0番台)が転用されたものなので、大型荷物用に席が2+1列で通路がやたら広い。あっさり座れたが、昨晩ろくに寝ていないのでうっかり寝てしまうと気が付いたら関西空港に到着、ということになりかねない(苦笑)。ちゃんと和歌山に向かったけど。 ■ほとんど何も計画を立てずに出発した上に、たいして持ち合わせのないまま早朝に出掛けたので、まずは郵便局とガイドブックを買う書店探し。ところが郵便局が和歌山駅前にどうも見あたらない。駅前の大通りも綺麗で広いけど車が少ないし。中央郵便局は県庁などがある和歌山城の付近にあるし、そもそも和歌山って主要駅のJR和歌山駅と南海和歌山市駅(JRも乗り入れてはいるが)が離れた位置にあって、どちらが中心なのか分かりにくい。和歌山市駅の方は郵便局もあったし繁華街が近かったからこちらが中心ということなんだろうけど。 ともかく歩き回った末に郵便局を探してお金を下ろし、アーケードの商店街をうろついて書店を探す。地元資本の老舗らしき大きな百貨店が潰れて立派な建物だけ残っていたり、東映のシネコン併設のホテルが閉鎖されていたりと、かなり景気が悪そうな様子が見受けられた。たまたま見つけた書店がかなり大きな店で、ガイドブックだけでなくここ半年近く探していたマンガの復刻本まで見つけることができた。これはちょっとラッキー。 それからガイドブックを見て、紹介されていた近くのラーメン店へ直行。すると店の前に行列ができていた…。ともかく行列に加わり待つ。流石に回転は速く、さほど待たずに店内へ入れた。肝心のメニュー表を見ると、ラーメン店として紹介されていたのにラーメンは2種類だけで、丼物とうどんのメニューが並んでいた…。当然ラーメンは昨今流行の和歌山ラーメン。麺がちと太くて固かったかな。チャーシューは旨かった。 さて美術館に到着してみると展示替えによる休館だった…。仕方ないので同じ敷地内で建物も一体化している県立博物館へ。ともに黒川紀章の設計で、いかにも黒川紀章らしい建物ではある。しかし博物館の方はなかなかトホホなもので、展示物がほとんど模造品(ホンモノは東京国立博物館などよその所蔵物)や模型、写真、ジオラマによる再現ばかり。もしかしてここの博物館最大の目玉は黒川紀章設計の建物自体か? (^^;) 2階に屋外展示があるというので上がってみると、そこは壁がなく確かに野外(けど屋根の下)のスペースに、熊野の古道の石畳や石碑、地蔵などをプラスチックのハリボテによる模造品を並べて「再現」してあったのである。このキッチュさに呆然というかある種の感動が(苦笑)。 |
理由なき反抗(笑) |
2002.4.14(Sun) |
■メジロマイヤーの果敢な逃げに始まった皐月賞は全くのノーマークだったノーリーズンが勝ち、2着にタイガーカフェで外国人騎手の1-2。単勝馬券が万馬券、馬連に至っては5万3000円という大波乱になってしまった。先週の桜花賞も大荒れだったけど、そりゃK先生でなくても真っ黒焦げだわ(^^;)。しばらくコカコーラのCMを見る度に思い出してクダまく人が増えるかもしれない(笑)。
終始先行したメジロマイヤーは4コーナーで逃げバテてシンガリ。メジロでサクラバクシンオー産駒というところが凄いのだが、やはり父の血かせいぜいマイルが限界かなぁ。このあとクラシックに目も向けず短距離路線を突っ走る事になりそうな気がする。
■朝倉が8回まで無失点に抑える好投でドラゴンズは通算4000勝をジャイアンツ相手に達成。ナゴヤドームで決められなかったけどジャイアンツ相手に決められたから良かったんじゃないでしょうか。しかも若い朝倉の好投で決めたんだし。もう少し点差をつけておけば完投させて初完封もできたかもしれないけど…。 既に4000勝に到達しているのはジャイアンツ・(阪急ブレーブス時代からの通算で)ブルーウェーブ・タイガースの4球団。通算成績を見ると、如何にタイガースが過去の遺産があったか分かる(苦笑)。そういえば通算成績が勝ち越しているのはセがG・D・T、パがL・H・BW(Br)。やはり歴史が長い球団ほど一時の不振もトータルでは消えてしまうのね。 |
迷惑な誘惑 |
2002.4.15(Mon) |
■今日からNTTドコモは、迷惑メール対策として「ドメイン指定受信モード」にしている場合、携帯のアドレスを使って携帯以外(PCのソフト経由)から送信しているメール(大抵は迷惑メールのほとんどはこれ。@前の文字列を大量に作製して送りまくるソフトがあるようだ)を受信拒否するように機能アップしたという触れ込みだが…ぜんぜん減ってねーぞ…。というか、昨晩からいつもに増して届いてる気がするんですけど。駆け込みで送信しまくっているのか、ドコモの対策を早くも突破したのか。 ■…と思っていたら、どうやらこちらの思い違いがあったようだ。 携帯電話のドメイン(@docomo.ne.jp, @ezweb.ne.jp等)については受信指定しなくても携帯本体から発信されたメールについては受信されるとのことなので、携帯のドメインを全部指定先から外したところ、携帯本体から発信されたメールは届くけど、PCのソフト経由でドメインだけ携帯のものを使って発信されるメールはぱったり止んだ。何らかの都合上、転送する必要があって携帯ドメインを使ったPCからのメールを受信しなければならない場合に「ドメイン指定受信」で携帯ドメイン(docomo.ne.jpを含めて)を指定する必要があるようだ。当然、この場合は迷惑メールも届くが。 それにしても、今迄昼夜問わず1日10通以上は来ていたのがぱったり止んで、静かなのはかえって違和感が(^^;) ま、あれは受信するだけでもカネ取られるし、しかも送信側はPCからインターネット経由だったら送信の度にドコモにカネを払っている訳でもないし、そういう理由でユーザーの怒りを買っていた訳で、ドコモの立派な社屋も迷惑メールのおかげで建てられたのは間違いないし(^^;)。それが益々頭に来るんだけど。 ■なお、この機能はdocomo.ne.jp以外にau(ezweb.ne.jp他), J-PHONE(jp-*.ne.jp), H"(pdx.ne.jp)といった他の携帯/PHSからのメールにも働くが、アステル系PHS(phone.ne.jp, mozio.ne.jp)には働かないらしいので、アステル系だけはドメイン指定受信をしてやる必要があるらしい。アステルだけダメってのはアドレスが2つ取れるシステムのせいなんでしょうかね。 さて、この新システムによる平穏がいつまで続くことか…。 |