RYOKAN's Diary: 2002.2.16-2.28
時々日記: 2002.2.16-2.28
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 物言い
 2002.2.16(Sat)
フィギュアスケートのペアで銀メダルだったカナダ組が判定疑惑から裁定でロシアとともに金メダルになるそうだが、こういうことがオリンピックで一度起きてしまうと全ての採点種目の信頼度が下がってしまうよなぁ。じゃ、先日日本が抗議したスノーボードの採点はどうなるのか、と問いたい。問い詰めたい。小一時間(以下略)
 抗議で結果が覆ったのは今回のフィギュアで不利を受けたのがアメリカの隣国カナダの選手だったからで、スノボはアメリカが表彰台を独占したから問題にしないんじゃないか、という疑念を持ってしまう。
 シドニーの時の柔道の篠原の件もあるし、審判の公平さの遵守を評価できるシステムをどうにかして作らないといけないのかなぁ。あのテロ事件の後で開催国だけにUSA一色になってしまう気持ちは分からないでもないが、だからといってオリンピックを自国の発揚の場にしたら結局はナチスがしたことと一緒だろう。

「BREaTH」Vol.23(ソニーマガジンズ)を買う。今月から月刊化されたのか…。山崎まさよしの対談相手がさだまさし。以前からこの2人の対談や共演がないか興味を持っていたのだが、はたして、なかなか面白い内容であった。やっぱ、本人はいろいろ分かってはいる筈なんだよな…。他の記事ではPUFFYのインタビュー記事で、カバーアルバムを出す事について「単に奥田さんが忙しかっただけ」というのに爆笑。忙しかったというより単に曲ができなかっただけちゃうか(笑)

 来た…
 2002.2.19(Tue)
昨日、研究室で昔の書類やら資料を整理している時に鼻がムズムズしかけていたのでヤバイとは思っていたのだが…、どうやら今年も到来したらしい。今日はもぉ朝から粘度ほとんどゼロの鼻水がダラダラ。これから2か月、花粉症との付き合いだ…(ToT)

三軒茶屋で起きた暴行殺人事件の判決で、裁判長がさだまさしの「償い」を持ち出して被告の少年を諭したらしい。けど、19歳の少年に「さだまさしの『償い』を聴いたことがあるか」って聞いてもなぁ…。さだファンでない限り知らんだろう…。確かに「夢の轍」はいいアルバムだけど。で、これがニュースで伝えられて、このあとさだ企画には新聞各社から取材が来たみたいだけど。

 慌ただしく
 2002.2.20(Wed)
今日は学部4回生の卒論(課題研究)発表会。それが終わり次第、名古屋に週末まで帰省の予定。修論と違って研究室ごとではなく発表者氏名の50音順で、朝最初の発表のあと昼過ぎまで時間の余裕があるのでその間に四条に出掛けて、お土産の漬物を「大藤」で買う。「大藤」の本店で漬物を買っていると、 店の奥(のテレビ)から鈴木宗男のデカい声が聞こえてきた(笑)。そのあと大学に戻って発表会を聞いたり研究室で資料の整理をしたりで、日が落ちた18時過ぎにやっと下宿を出発、実家に到着したのは20時半。

 鏡餅に触れる
 2002.2.21(Thu)
従妹が早くも新iMac(とiPod)を手に入れたのでセットアップに行く。はぁぁ、音がめちゃくちゃイイ…。なにしろ速いし、キーボードが今までのと色違いなだけかと思いきや、タイプ時の感触が凄くいいし。
 iPodもなかなか面白い。意外と重さはあったけど。

 赤福の街
 2002.2.24(Sun)
今後の論文のネタの下調べを兼ねて家族で伊勢へ行く。桑名まではR23、そこから東名阪道-伊勢道を経由。途中ではかなり第二名神の工事が進んでいるのを見た。3月下旬には第二東名・名神ルートの一部である伊勢湾岸道の弥富-みえ川越が開通するので、これまで建設費の割に高越量が少なく道路行政改革の特集で度々槍玉に挙げられてきた名港三大橋(名港トリトン)が名古屋南部と四日市方面を結び、慢性的に渋滞するR23(名四国道)のバイパスとして機能するようになるので交通量もかなり増えるだろう(料金がちと高いが)。
 写真で見るとナガシマスパーランドの駐車場を通過する(IC・PAが併設)形で通るから、行楽シーズンには長蛇の車の列ができる長嶋温泉に向かう車が利用するだろうし。更に川越から四日市JCTまで延長され東名阪道に直結するのも工事状況を見る限り遠くなさそうなので、そうなると名古屋南部から三重方面に向かう主ルートになる筈。

で、早朝に家を出たので9時前には伊勢神宮の内宮前の駐車場へ到着。ここが大変に混むので早めに出てきたのだが(実際、昼頃には駐車場が空くのを待つ車の列が凄かった)、時間がかかるので此処まで来て内宮に参拝もせずに「おはらい町」の店々を撮影。人の少ない時間帯で大正解であった。  しかし赤福本店の向かいにある社長宅は巨大だ…。赤福本店近辺は「おかげ横町」という木造の店舗で統一された店が並ぶ。ここも撮影。

そのあと神宮徴古館と神宮美術館を見学。神宮徴古館は日本最古の施設博物館とされる。建物も赤坂の迎賓館や京都国立博物館本館・奈良国立博物館本館を設計した片山東熊の手によるもの(戦災に遭い外壁のみ利用して戦後に復旧)で、当時はほとんど国立並みの扱いであったのだろう。展示物は本館が伊勢神宮関係のもので、伊勢神宮の史観で描かれた歴史画も数多い。また、昭和28年の式年遷宮(4年遅れ)の祭に寄贈された絵画の中に東山魁偉の作品があった。やはり道は遠くで右曲がりだった(笑)
 別館となる農業館は明治時代の殖産興業政策の近代農業奨励のための展示物が並ぶ、いわば「明治時代の博物館展示」を展示している状態である。ロウ製の植物見本だとか害虫の拡大模型とか(見たくねー)。建物がやはり片山東熊で、この人には珍しい木造建築。で、美術館はつい最近の平成5年の式年遷宮を記念して造られたもので、えらくゆったりした構造の建物だった。両親が以前来た時はいい作品が並んでいたらしいが、今回は展示替えで「これは」という作品があまりなかったのは残念。
 「とうふや」で昼食の後、関に立ち寄り町並みを撮影して帰途へ。

 乗り継ぎ
 2002.2.25(Mon)
久しぶりに鈍行電車で名古屋から京都へ戻った。以前は大垣-米原間の電車が1時間に1本だったので乗り継ぎに時間がかかることもあったが、最近は昼間は新快速が米原まで(岐阜より先は各駅停車)伸長している列車も多いし、大垣止まりでも大垣で米原行きに連絡しているので1時間2本は確保されているので、以前ほど煩わしく感じることはないかな。大垣乗り換えの場合、米原行きの列車がホームの先端から発車するので移動しなくてはいけないけど。
 電車もJR東海区間は新快速・米原行き普通ともに313系、米原からのJR西日本区間が223系と、最近登場した新鋭車ばかりが来る。ともに車体軽量化のためか窓が下降して開く構造ではなく、ごく一部の窓の上部1/3が内側に倒れる形で換気ができるようになっている。まぁ最近は年中空調をかけてしまうから普段はそれで問題ないのだろうけど、停電や故障の時に、それも混雑している場合の事を考えるとちょっと怖い気もする。223系は熱線吸収ガラスを窓に使用したので当初ロールカーテンすらなかったが、昨夏の猛暑で抗議が相次ぎ慌てて取り付けたため現在は完備。たしかに熱線吸収ガラスであっても眩しい時はあるものなぁ。

そういえばJR西日本、何年か前に米原-長浜間を交流から直流に変更して新快速を延長したが、小浜線(東舞鶴-敦賀)の電化工事が完成する頃に、琵琶湖を囲む路線である湖西線と北陸線の一部の交流電化区間も直流に変更して、新快速を敦賀まで延長するらしい。これで敦賀まで京阪神エリアの通勤圏になるのかなぁ。

 非因果的連結
 2002.2.27(Wed)
野口がリタイアで前半戦絶望とは…、しくしくしく。中里も投手生命に危機の大怪我らしいし(ToT)

さだまさしのニューアルバム夢百合草(あるすとろめりあ)」を入手。FC会報の広告などで中島潔の絵によるジャケットがやや横長だったので、ライブ盤であったようなプラケースが紙箱に入る形なのかと思ったら、いわゆる三方背デジパックと呼ばれる紙製パッケージであった。オリジナル盤でこういうのは初めてだなぁ。やはり小説が売れてテイチクも力が入っているのかしら。パッケージ完成後のことではあるけど発売直前に「償い」が話題になってさだ自身へも注目が集まったタイミングもあるし。
 同時に、10数年前にレコードを買って未だにCDを持っていなかった「夢回帰線」と、山崎まさよし「ドミノ」が再販禁止期間切れで15%オフだったのを購入。あ、小田さんのシングル買うの忘れた。