RYOKAN's Diary: 2001.10.16-10.31
時々日記:2001.10.16-10.31
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 遠くない。でも目的に向かってない
 2001.10.16(Tue)
とりあえず経過報告の発表をなんとか終えた。でも来月早々にまた報告発表しなきゃならん〜。(T_T) この1週間、連続3時間の睡眠×1or2回/日、というサイクルでやってきたので流石にヘロヘロっす。というワケで、帰宅後ばたんきゅー。

で、夜中に目が醒めて、ビデオに録画しておいた「さんまのまんま」を見た。うん、面白かったですよ。最近さだまさしがテレビに出演した中ではいちばん面白かったんじゃないかな? あれはやはり「さんまが上手い」ということなんだろなぁ。
 さんまが凄いのは、時々さだが言う親父ギャグというか、他の番組だったら気付かれなかったり確実に滑りそうなギャグまで全部拾ってツッコミを入れたりフォローして笑いにつなげていたこと。あの番組が長く続いている理由も分かるし、さんまって実は気遣いの細かい人なんだろうなと思う。

以前「Love2」にさだまさしが出演した時は、普段それほど喋らない吉田拓郎が多弁になる位に面白かったが、あれを思い起こしても、同世代のシンガーか、今30代後半〜40代の、青春期にさだまさしを聴いて育った世代でトークの上手な人と一緒に出演すると、滑ることなく面白い番組になるということが分かる(笑)。けど、そんな番組はかなり限られるよねぇ…。

 消えた円盤
 2001.10.17(Wed)
Power Book G4iBookがクロックアップしてマイナーチェンジ。特徴的だった円盤のようなACアダブタが持ち運びに有利なコンパクトなものに変更され、iBookのシステムバスクロックがようやく100MHzになったし、CPUもクロックアップしている。
 特にPower Book G4では上位機種にAir Macカード(無線LAN接続)を最初から搭載。一部の公共スペースや飲食店などで無線LANのサービス提供を始めていることから、この需要もあると見込んでのことだろう。携帯経由でネットにつなぐより速いし電話料金もかからないからこちらの懐も痛まないし、今後このサービスをウリにするところも出てくるだろう。ものによっては「入場料」を取るケースも増えるだろうけど。

iBookの最下位機種はCPUがPowerPC G3-500MHz・システムバス66MHzのままだが、おそらく従来型マザーボードの在庫がなくなった時点で新型に切り替えるのだろう。搭載ドライブがCD-ROMとDVD-ROMの違いだけでなく、CD-ROM搭載タイプはその部分が旧型なので、販売価格2万円の差以上に大きな差なのである。システムバス100MHzでCPUがG3とはいえ600MHzであればMac OS Xでもさほどトロくはないだろうと思うのだが。また、Macは内蔵型でないとDVDが見られないので、いちばんイイと思うのは(そりゃPower Book G4の方がイイに決まっているが値段が最低でも26万だし…)DVD-ROMドライブ搭載タイプかなぁ。178,000円かぁ…。

 謎は期待に沿えるのか
 2001.10.19(Fri)
なんだかAppleの話題が続いてしまうが、10月23日に「画期的な新型デジタルデバイス」を発表するそうで、しかも「Macではない」んだそうだ。このため様々な噂がとびかっている。かつてのNewtonのようなPDAとかPiPPiNで失敗したゲーム機型のCD/DVDマシン(Xboxも出るしねぇ…。それにゲームキューブのCPUがPowerPCなので無縁というワケでもない)とか猫型ロボットとか(笑)。
 「デジタルハブ」という最近のAppleのテーマや、今年登場したiDVD・iTunesなどの標準ソフトを考えると、考えられる方向の予想はなんとなく付くのだが、それは他のPCメーカーもやろうとして失敗してきた分野でもある。OSとハードを両方やっているAppleだからこそ実現できる使いやすさという部分をどこまで出せるか、なんだが。

ちょっと例は違うが、現在のApple製ディスプレイは電源・ディスプレイ・USBをケーブル1本にまとめ、専用コネクタでMacに接続するだけでオッケーというものになっている。2つのUSBポートが備わったディスプレイのスイッチを押せば画質調整のコントロールパネルが開き(ハード側の機能でなくソフトで調整を行える)、電源/スリープの制御までできる便利さを持っている。こういうことはパッケージ販売機種以外はよそではちょっとやりにくいトコロで、全部自前で揃えているAppleならではの強みと言える。
 Windows系ではSONYのVAIOにそういう指向が見え隠れするが、そのせいか他メーカー製デバイスとの相性が極端に悪いそうで、純正の周辺機器で繋ぐしかないんだそうだ(いってみればWindowsのMac的な位置に向かっているのかな?)。そのSONYがi.Link(IEEE1394)によるVAIOとミニコンポの連携を実現しているが、Appleも同じようなことは考えている筈だろう。Appleは純正スピーカーにHarman Kardon製を採用しており関係も深く、オーディオ分野に足を踏み込む下地はあることはあるのだが…、新製品はさて一体?

 大逆転
 2001.10.21(Sun)
菊花賞。今年はもう杉本さんの実況でない…。勝ったのはマンハッタンカフェ、2着にマイネルデスポットが逃げ残り馬連46,210円。しかし最近の菊花賞は超スローペースで上がりの勝負だけという、あまり長距離の意味が無いレースばかりだなぁ。今日みたいに上位人気馬が軒並み距離に不安があり直線勝負を狙って後方待機の展開になると、超スローペースや馬場状態といった要素でこういう前残りのレースになることは往々にしてあるワケで、ジャンポケもダンツフレームもエアエニネムも着順掲示板には乗ったが連に絡めず…。もしアグネスタキオンが無事だったらやはり三冠を楽に獲っていたのだろうか。

それにしてもバファローズの勝ち方はいったい何なんだ…。6-2から3ラン2発でひっくり返すとは…。まぁ確かにそれが近鉄の野球なんだけど、あまりに凄い…。
 あーゆー野球の方が、最少得点を守りきる野球よりカタルシスは大きいよなぁ。やっぱ打線がバカスカ売ってくれる方が単純に面白いのは確か。長嶋前監督がどうしても重量打線の魅力から抜けられなかったのも分かる気はするのよね。うーん、ドーム移転前はドラゴンズもそうだったのになぁ…(遠い目) バファローズ前監督だった"ヨッシャー"佐々木新打撃コーチがそういうチームを作ってくれるかどうか。

 18×47: 14
 2001.10.22(Mon)
最近「ピクミン」のCMの歌が頭の中をぐるぐる。
「今日も 運ぶ〜 闘う 増える〜 そして〜 食べ〜られ〜る〜」 …何とかしてくれ。(^^;)

え!? 沢村賞、なんで野口じゃないの? 選考基準6項目のうちクリアした項目が松坂が5(登板数・投球回数・完投数・勝利数・奪三振数) 、野口が4(登板数・完投数・防御率・奪三振数) だったということで、ともに勝率は規定(6割)を満たせず、野口は勝ち星が少なく(12勝:2勝差でセ3位)、松坂は防御率が悪い(3.60:それでもパ3位)。奪三振は2人とも両リーグトップ(松坂214、野口187)、野口は防御率セ1位の2.46で11完投5完封、松坂はパ最多勝の15勝で12完投2完封。ただ、被本塁打数(松坂27本に対して野口わずか7本)・与四球数(松坂117、野口28…!!!)を考えると、野口の方が総じて上回っていると思うのだが。
 沢村賞の選考基準が昔から変わっていないので、投球回数(200イニング) など今の目で見ると多過ぎだし、それをクリアした今年の松坂(240 1/3)がどう見ても投げ過ぎなんであって、野口(193 2/3)だってセ・リーグ最多なのだから。
 ベストナインやMVPのような記者が選ぶタイトルでなく、過去の受賞経験者(つまり往年の大投手ばかり)が選考委員の沢村賞ですら、結局は松坂のスター性に票を入れたということか…。2年前にMVP獲ったとはいえ、やっぱ野口は地味だよなぁ…。
 まぁ野口はチームが5位(野口自身に責任はないが…)、松坂も最多勝だが最多敗で貯金0とチームに貢献できていない(松坂が2つでも勝ち越していればライオンズが優勝していた筈)ことを考えると、チームへの貢献度はあまり選考基準に入っていない、ということなのね。たぶん。

ところで、年間最優秀野手に対しての「長嶋賞」も創設されるそうだが、もし今年から創設されるなら、これはローズかノリだろうな。打撃成績だけでなく野手としての働きを考えても今年の中村紀は松井(G)などより上でしょう。
 MLBでも引退したカル・リプケンを讃えて「カル・リプケン賞」を創設するそうだが、こちらは全試合出場した野手など、リプケンの業績を踏まえた内容の表彰で、先発完投型投手の最優秀を表彰するサイ・ヤング賞に対しての野手版という意味合いではないらしい。

 切って貼って
 2001.10.23(Tue)
朝から下宿のアパートの階段の位置を変更する工事をしている。今迄の階段をそのまま再利用するので、一旦切り離して移動し固定・溶接するのだが、おかげでここ数日朝からやかましい。今日はそのハイライト(?)ともいえる階段の移設を行うそうで、本来は昨日の施工の予定が雨天順延になっていたものである。ところで階段を切り離している間、上の階に住む人はどうしているんだろう。

夕方に帰宅したら無事に階段は移設を終えて、溶接している最中だった。
 そのあと狂授が来訪。近所のお店に食事に行って、そのあとちょっとだけ飲みながら(狂授は当然ガバガバ飲んでいたが)、いろいろ話をしたりビデオを見たり。いや、狂授も「ピクミン」の歌が頭の中をぐるぐる始めたようです(笑)
 D      A     G
 僕たちピクミン 貴方だけについてゆく
    Bm7   F#m     G A7D
 今日も運ぶ 闘う 増える そして 食べられる
 D     A     G
 いろんな命が 生きているこの星で
    Bm7   F#m     G A7D
 今日も運ぶ 闘う 増える そして 食べられる

 Pod....??
 2001.10.24(Wed)
で、寝たのはそれほど遅くなかった筈だったんだけど、狂授は昼近くまで寝ており、起きてから一緒に昼食に出掛け、その足で大学へ。狂授は折角だからと京大在学時にお世話になった先生のところに挨拶に行ったようだ。それにしても、朝から溶接とか鉄を切断する音でものすごくやかましかったのに、よく寝てられるよな狂授も…。(^^;)

さて、しばらく前からMacユーザーの間で話題になっていた「画期的デジタルデバイス」と事前に宣伝されていた「Macではない」Appleの新製品iPodが発表された。…うーむ、予想の範囲内というか期待はずれというか。猫型ロボットでもなかったし(違)。今更Appleが自前でこんなの作ってもねぇ…、と思ったのは事実。
 確かに、パソコンメーカーが作った同種のモノに比べれば遙かに使い勝手が良さそうだし、メニュー選択の手順はMac OS Xに似ていて操作感の統一性もあるし、5GBハードディスク内蔵のため高々128MB程度のメモリーカードのものと違って記憶させる曲の選曲に悩むとかそういう面倒はない(CDそのままでも7〜8枚入ってしまうワケだから)し、携帯用HDとしても使えるのは面白いんだけど。しかもFireWire接続でデータ転送だけでなくバッテリー充電もしてしまうのがなかなかナイスではある。
 ただ、携帯用オーディオプレーヤーとしては、SONYやPanasonicといった日本の家電メーカーの製品では当たり前の、ヘッドホンケーブルに付いているリモコン(しかも最近は液晶窓付き)での手元操作の便利さに慣れている(この辺りのの芸の細かさで日本メーカーに勝てるところは滅多にない)僕等としては、リモコンが無く本体をいちいち取り出して操作しなければならないのは不便に感じるだろう。プレイリスト選択はムリにしても、再生/停止・早送り・巻き戻しといった最低限の機能は手元操作できるようにして欲しかったな。

どうせ出るならまだNewton復活の方が面白かったかもしれない、とも思ったのだが、「ファームウェア書き換え可能」ということは…、待てよ、このiPodに段々と機能が追加されて、気が付いたらPDA端末になっている可能性もあるワケか。5年くらい前のパソコンより大容量のHDを内蔵しているんだし。現段階ではまだ改良の余地ありと思うので、半年〜1年後のマイナーチェンジに期待、というところかな。

 あっけなく
 2001.10.25(Thu)
日本シリーズも終わってしまったなぁ。俺的には16年前のタイガースのような猛打爆発でバファローズ初の日本一を期待していたので残念。ローズと中村に打たれたとはいえ古田が磯部や吉岡を完全におかしくして打線を分断したのが大きかったということだろうか。2年前の日本シリーズ・D-H戦のシリーズ初戦、工藤(当時H)の投球がドラゴンズの関川の調子を完全に狂わせてしまった時の事を思い出した。短期決戦の場合はこういうことが起こるから怖い。しかも、あれから関川は2年間ずっと調子が狂ったままになってしまった…(泣)

 翌日
 2001.10.26(Fri)
なんだ?さだがスワローズ優勝についてサンスポにコメントを寄せているぞ。いつの間にかスワローズファン代表になったんかいな(笑)

 頭痛
 2001.10.30(Tue)
昨日から頭が痛い。気圧のせいでも肩凝りのせいでもなさそうで、下宿のアパートの階段の位置を付け替える工事のついでに外壁を塗り替えているのに使う溶剤のせいかなぁ。下宿の中でガンプラを塗ってる時に頭痛になったことは1度もないのになぁ。

 予想外
 2001.10.31(Wed)
どういう訳か今日は名古屋でさだまさしコンサート「日本妖精伝」を聴いた。秋の大阪公演はチケットも取らなかったし、結果的に修論の中間報告の日程とぶつかってそれどころではなかったので(笑)。
 名古屋市民会館で聴いたのって10年以上ぶりのような…。16年前の12月、僕が初めてさだまさしコンサートを聴いたのは此処だった。

いつもならニューアルバムをひっさげて新曲のお披露目になるのだが、小説執筆の余波でアルバムの完成が伸びて既に発売が2度延期されている(9月→11月→来年冬)ので今回はそれがないため、当然今までの曲ばかりで構成されるのだが。これが、ほとんど80年代の曲ばかりだったのよ。90年発表の曲は幾つかあったけど、91年以降では新曲と他1曲しか演らなかった。「精霊流し」以外はグレープ時代の曲もない。これ、アルバムが発売されるツアー後半は曲目ががらりと変わる可能性が高そうだなぁ。2月のフェスにも行けるといいのだけれど。
 あと、びっくりしたのがステージアレンジ。メンバーは今までと変わりないのだが、川瀬さんがほとんど本格的なドラムを担当していたし、石川さんがあんなにエレキギター弾いてるの初めて見た…。
 以前みみなと「最近どうもステージアレンジの足腰が弱い」という話をしていたのだが、今回はそういう印象も見事に払拭され、ばっちりバンド・サウンドでしたな。そういうのが映える選曲も多かったし。
 唯一の新曲「君を忘れない」をライブで聴いてみて、ユーミンの「good-bye friend」をなんとなく思い出したのだが、イントロの印象や詞の内容が少し似ているからかなぁ。
 それから、先日の「ふたりのビッグショー」で吉幾三と共作した(^^;)「あぁ、愛知て」を突如演ったのは、やっぱ名古屋公演限定ネタだろうなぁ(笑)。

さて、さだまさしは昼間に名古屋ローカルのラジオ番組にゲスト出演していたのだが、そこで来年の30周年記念コンサートについて、
・8日間、違う内容のコンサートを行う(10周年の日数+20周年の内容構成?)
・そのコンサートで吉田氏や亀山社中とも一緒にやりたい

…と語っていた。さて、どうなることか。今になって亀山とやることについては期待も不安もあるが…。