時々日記:2001.7.1-7.15
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 似て非なるもの
 2001.7.1(Sun)
次のふたつのセリフ。意味はほぼ同じ筈だが…。(昨日AOIさんと話していて出たネタです)

「昨晩、夢で君を見たよ」「昨晩、夢に君が出たよ

 …間違っても後者のセリフを愛しい女性に向かって言ってはいけません(笑)

 全体のバランス
 2001.7.2(Mon)
そういえば昨日、JR和田岬線が電化開業したんだよな。山陽本線の支線で兵庫−和田岬間の2.7km、途中駅なしという路線で、海岸地帯の工場への通勤の足として使われている。朝9時から夕方17時代まで列車はなく、休日はほとんど運休という超変則ダイヤで、2駅のホームが同じ側にあるので片側の扉を塞いだ変則的な専用車両(10年くらい前までは客車、その後現在まではディーゼルカー)を使ってきた。
 今月に開業する神戸市営地下鉄海岸線が和田岬を経由することもあって一時は廃線を噂されたようだが、1駅だけの路線なのに6両運転を行うくらいピーク時の需要は多く、既に京阪神エリアのJR西日本路線がほぼ電化されて車両運用の効率など総合的な配慮で決まったのだろうと思うが、今年になって唐突に電化が発表され、短い区間とはいえ着工から僅か4か月足らずで完成してしまった。ニュースで見ると、車両は東海道線や阪和線で見かける青い103系通勤電車。そのうち専用化して片側の扉を埋めたりするんだろうか(笑)

 木を植える
 2001.7.3(Tue)
今日はさだまさしFC会員用コンサート「まさしんぐWORLDコンサート」へ行く。同行するのは今日は授業のない狂授。狂授は丹波橋で乗車するので、京阪特急の車内で待ち合わせ。そういえば「長崎から」以外で狂授と一緒にさだのコンサート聴きに行くのって久しぶりのような。

チョロQトランポとAOIさんに頂いたニセ先行者
 ロビーでパンフを買う。フリーフライト・トランポ(機材輸送トラック)のチョロQも買っちまった(^^;;)
 開演は18:00。平日にしては早い気もするんだけど、あとからこれで正解だったことが判明(^^;)。
 FC会員用コンサートということで、例年、通常のツアーとは別の趣向で構成される。ここ数年はドラムとエレキギターがバックに入るコンサートってWORLDと「長崎から」くらいだし。もっと昔は第1部で亀山社中(以前のバックバンド)メンバーやスタッフも巻き込んだ劇、第2部でミニコンサートという構成だったのだけど、もう8年くらい多人数での劇はやっていないなぁ。一人芝居は何度かあるけど。

さて、コンサートは3部構成で、
 第1部:一人ミュージカル「木を植えた男」
 第2部:佐田玲子ミニライヴ
 第3部:さだまさしコンサート

 ミュージカルの方は新潟での本番は40人のエキストラやナレーションの渡辺謙がいて、4万人の観客と一体化したものだったそうだが、今回は一人芝居なので、ストーリーはともかく表現方法自体は新潟でやったものとはかなり違う筈。演奏はカラオケ。たぶん本番と同じものだろう。
 ひとりミュージカルなんで、ナレーションというか朗読もさだ本人。「こんな真面目なステージでそこにギャグを入れるかー?」というアドリブもあったな(後のコンサートのMCで「セリフを言い始めた時に思いついて、悪魔のまさしと天使のまさしの2人が囁いた末に悪魔が勝って言ってしまった」と言っていた…)
 第2部は恒例の佐田玲子ミニライヴ。秋に久々にアルバムが出るそうだ。テイチクなのかなぁ。バックで安田裕美さんがギターを弾いていた。

で、第3部。これが渋い選曲。初心者メニューがまったく無いし最近ライヴで聴いていない曲が並んで、いつものよりこっちの方がコンサートとしてはいいと思うのだけどなぁ。
(曲目、曲順はうろ覚え。抜けてたり順序が違うかもしれないが…)
  1.夢と呼んではいけない  2.雨の夜と寂しい午後は  3.フェリー埠頭   4.あと1マイル  5.戦友会  6.天文学者になればよかった   7.長崎小夜曲('90)  8.桐の花  9.祇園会 10.邪馬臺 11.舞姫
 [E.C.1]12.未来 13.道化師のソネット [E.C.2]14.精霊流し
 メンバーは薬師寺メンバーにサックスの平原智さんを加えた構成。このメンバーで長崎もやるそうだ。やっぱドラムとエレキギターがしっかりしている音はいいよね〜。「未来」は完全なバンドサウンドだったせいか、最初何の曲だか分からなかった。これが新鮮で良かったな。
 そういえば「長崎小夜曲」のイントロがかかった途端に前の方の観客が揃って立ち上がるという光景を、「長崎から」を除いて久々に見たような気がする(笑)。しかしホール全体に伝播しないあたりがまた(^^;;)

終演は21:30過ぎ。けっきょくこの時間かい(^^;) このあと、梅田に出て曾根崎のアジア料理店で狂授と飲み食い。辛いもの食べて汗かきまくった挙句に最終の京阪特急に間に合うよう淀屋橋まで急ぎ足だったので乗車した時にはもぉ汗ダラダラでした。

 油缶
 2001.7.4(Wed)
Power Mac G4 Cube製造無期限休止か…。デザインはいいんだけど、iMacとPower Mac G4(ミニタワー)の間にある中途半端なモデルだった部分はあるだろう。機能的にはG4からPCIスロットを外して標準でステレオスピーカーが付いてくる、というよりモニタが別売りのiMacというべきか。
 どうもJobsはかつてAppleを追われた後に作ったNeXTで販売したコンピュータ"NeXTcube"を再現したかったんじゃないんだろうか。当時、マシンデザインや搭載OSのNeXTSTEPの先進性を評価されたものの、当時のCPUのパワーがOSについていけずヒットには至らなかったが、今も熱烈な信者の多いマシンだそうだ。NeXTcubeもG4 Cube同様に立方体を基本とした箱形筐体で(電磁波に強いマグネシウム合金をブラック塗装)、デザイン的には近いものがある。OSのNeXTSTEP(のちOpenStep)は現在のMac OS Xの原型なんだしね。はたしてG4 Cubeの再生産はありうるのだろうか…。
 そうえいばヨーロッパでは現行iMacのバックオーダーが停止したらしい。つまり現行型の生産停止が間近な筈で、7月中旬開催の「Macworld Conference & Expo/New York 2001」で新iMacが発表されるのはほぼ間違いなさそうだ。…が、それが噂の液晶モニタの完全新型iMacなのか、単にスペックを上げるだけのマイナーチェンジなのか、或いは新柄が出るだけの話なのか。さてどうなるでしょうか。

 リアルにお願いします
 2001.7.6(Fri)
「波乗りジョニー」収録の「MUSIC TIGER」が再び頭の中をグルグル。いや、最初に聴いた去年11月頃も回りまくってたんだけどね。「三三七拍子ィィー!!!」
 「音楽寅さん」のオープニングテーマとして番組内で桑田さんが全部のパートの楽器を弾いて音を重ね録り、唄い、最後にユースケが意味不明かつ絶妙な合いの手を入れて完成させた迷曲。この映像が更に面白くて、「音楽寅さん」全編ともども是非ビデオ発売してほしいものである(笑)。

あのシングルのジャケットイラストを描いている鈴木英人(EIZIN)さんって僕が昔から好きなイラストレーターなのね。独特の画風で知っている方も多いと思うが。1980年代の雰囲気を代表する一人のように思う。
 最初に見たのは中学生になった時で、英語の教科書「New Horizon」(東京書籍)の表紙イラストがこの人だったのだ。一般的には「FMステーション」表紙や山下達郎のアルバムジャケットで知られているのかな。昔ジャケットの為に達郎さんのアルバムを買ったこともあったな。ここ数年はカレンダーも毎年買っているし。
 今回真っ先に「波乗りジョニー」を入手したのは、桑田さんの久々のソロシングルという理由よりも「MUSIC TIGER」が第1の理由、鈴木英人イラストが第2の理由だったのデス…。

 パラシュートの部屋で
 2001.7.7(Sat)
CHAGE&ASKAのFC会報(月刊)が届いた。そういえば今月はさだまさしのFC会報も出る月(隔月刊)だったが、さだのFC会報の方が先に届いたのって初めてのような気がする(笑)

 Tears in Heaven
 2001.7.10(Tue)
宇多田ヒカル「MTV UNPLUGGED」に出演するそうで、日本人ではチャゲアス以来ということになるのかな。18歳ってのは史上最年少になるらしいんだが。しかし彼女の曲のアンプラグドってのはちょっと想像が付かないな。
 そういえばMTV Japanが今年できていたことを今迄知らなかった…。チャゲアスが「MTV UNPLUGGED」に出た時はロンドン製作だった筈だし、2年前に再開した時に赤坂BLITZでライヴを録ったのはMTVアジアだったし。

「仮面ライダーアギト」が映画化される。で、テレビには出てこない新ライダー(厳密には違うと思うのだが)として"G4"が登場するそうだ。
 "G3"は前作の主役だったクウガを目標に警視庁が対グロンギ用装備として開発していたがクウガによってグロンギが壊滅し開発中止になりかけたところにアンノウン登場のため実戦投入された、という設定で、テレビでは先週に怒り狂ったギルスにボコボコにされて破壊、その改良型"G3X"が登場して"V1"(見た目はほとんどロボコップか宇宙刑事)と制式採用を争っているのだが。
 G3は「変身」ではなくあくまで「装着」で、中に入る人間も交代できるし改造手術されている訳でもないから、これを「仮面ライダー」の1人とは認めない向きも多い。やはり「仮面ライダー」とは改造人間にされてしまった人間の哀しみや悩みを内面に抱えながら闘ってこそ、という気持ちは僕も強いなぁ。今ならギルス=葦原涼のように。(もっとも肝心のアギト=津上翔一はあまり悩んでいなさそうだが…)
 まぁクウガ以降の、アギト・ギルスも改造手術を受けて変身能力を持った訳ではないけど。更に言えば、Black(1987)以降は細胞や遺伝子レベルでの改造であって、往年のような機械的デバイスによる強化改造ではない。このあたり、生物工学が世間で脚光を浴びた時期に符合するよね。
 それにしても、"G3"が青色"G4"が黒(ダークグレー)って…、なにか別のもののカラーのような(笑)。

 公示
 2001.7.12(Thu)
…しかし、某政党の比例名簿を見ると…あれって単なる「芸能人・あの人は今」リストだよなぁ(失笑)。佐山聡の名前ををあんなトコロで見たくなかった…。僕等くらいの年代だと、初代タイガーマスクって馬場・猪木よりも鮮烈な印象を残しているくらいの存在だと思うのよ。

 そっと振り向けば風の音
 2001.7.14(Sat)
オリンピック、北京に決定かぁ。まぁ良かったんじゃないの? 大阪もこれ以上借金を増やさなくて済むし。もっとも諦めずに招致を続けたら更に事態が悪化するかもしれないが。大阪は既に万博が2度あって交通機関などインフラの整備はある程度済んでいる訳で、会場を埋立地にせずに既存の施設を使いながら考えていけばもっと評価は高くなったんじゃないかと、今更ながら思うんだけど。
 それよりも、オリンピックよりよほど無駄な万博を招致し、開催が決まった後もゴタゴタ続きの某県の方がよほどダメな気が(^^;) 今更国際空港もいらんだろ…。大規模イベント開催を名目にインフラ整備を進めるなら、まだ名古屋オリンピック招致を続けていた方がマシだったかも…。万博なんてもはや20世紀の遺物だろうに…。

東京から友人が来たので、夕方から案内。折しも京都は祇園祭である。例年であれば宵々山(7/15)・宵山(7/16)の両日に四条・烏丸の大通りが歩行者天国になり、各町に置かれた山鉾に提灯が灯され、そぞろ歩く人々で賑わうのだが、今年は宵々々山にあたる今日が土曜日ということで1日早く歩行者天国になっていた。
 この期間は、町の旧家では所有の屏風や掛軸など古美術品を公開する「屏風祭」も行われていて、山鉾や露店だけでなく眺めていて楽しい。途中、創作和食のお店で夕食。

 雨よ激しく
 2001.7.15(Sun)
で、今日が宵々山。今日はさっきまでキレイに晴れていたかと思うとイキナリ雷付きの豪雨になったりと不安定な天気だった…。例年だと宵山がえらい混雑で、どちらかというと宵々山に出歩く方が楽しめるのだけど、今年は宵山が月曜日にあたるし、もしかすると昨日の方が人出は多かったのかなぁ。