時々日記:2001.6.1-6.15
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 夕暮れ時の稲佐山で「赤とんぼ」を聴く
 2001.6.1(Fri)
徳永英明が「もやもや病」と通称される「ウィリス動脈輪閉塞症」に伴う一過性脳虚血発作の疑いがあるということで無期限の休養に入ったそうだ。コンサートツアーは中止、今年はじめから司会を務める「スーパーサッカー」も降板というからかなり重症らしい。たまたま先週「スーパーサッカー」を見たら「徳永さんは体調不良で今週はお休みです」と言っていたので、その時から少し気になっていたのだが…。

病名の通称があまり緊張感のない名前だが、脳の働きを支える動脈が閉塞することから起きる病気で、日本人に多く、原因・予防法がよく分からない病気のようだ。脳をレントゲン撮影すると血管が煙のようにモヤモヤと写ることから病名がついたそうで、脳内の毛細血管が異常を起こすということは、おそらく酸欠になるとヤバイだろうし、治るまではライヴどころか1曲唄うことすらできないのかもしれない。
 徳永さん、以前にもポリープの手術で1年間休んでいるし、以前所属していたレコード会社が解散したために版権が宙に浮いて旧譜が入手困難になったりと、最近どうもツイてない印象がある。その旧譜もようやく現在の所属会社キングレコードから再リリースが始まることになった矢先に今回の病気…。一日も早い全快を祈るしかない。

今年の「長崎から」ゲストが正式発表された。
加山雄三/由紀さおり・安田祥子/谷村新司/山根康広/チキンガーリックステーキ
 まあ大半が今更説明不要のビッグネームが揃った。もはや単なるレギュラーとなった加山さん、今年は何番目に出てくるのかなぁ(笑)。そして今年は谷村さんも登場ということは正調「サライ」を聴けるのか。局が違うぞ(笑)
 「チキンガーリックステーキ」というのは関西出身の6人組のアカペラ・グループで、まだメジャーではCDを出していないグループの模様。昨年の「うたいびと はね」のように、協賛プロモーターが後押ししたのだろうか。山根康広の出演も今迄の接点が思い当たらないので意外といえば意外だった。

 遠すぎる数字
 2001.6.2(Sat)
シアトル・マリナーズに地区優勝までのマジック97が点灯したそうだ(爆笑)。確かにイチロー・佐々木の活躍で日本でも注目を集めているマリナーズは記録的な強さを発揮しているが、まだ6月はじめだぞ(^^;)。
 もっとも、他チームの自力優勝の可能性が無くなった時点で点灯する「マジックナンバー」を騒ぐのは日本だけで、アメリカではほとんど気にしていないようだ。というのも、MLBは同一リーグでも所属地区によって対戦カード数が違うし、各地区の地区優勝は4〜6チームで争うワケだから、日本のように単純に「マジック点灯=優勝が近づいた」という訳ではないみたい。

今夜も狂授がやって来る予定。

 単位、出ないよね
 2001.6.3(Sun)
木曜日の夜だったかな。狂授から電話があって、「ヘンジン皆京大」の話になった。97年12月にさだまさし・佐田玲子が「ペンギンフィルハーモニー寒厳楽団」の名義でリリースしたアイドリング・ストップ運動キャンペーンソング「ペンギン皆兄弟」を、リリース後間もなく狂授が替え歌を作り、98年2月にはMC-HAPPIのライヴを聴くために上京したりょーかん・狂授が泊まったタカハシ邸にてMTR(マルトラックレコーダー)を使ってレコーディング、その後とっちゃん作の「オクサマン」「役に立たない関西弁講座」などを一緒に収録したカセットを仲間内に配布した。
 だが、当時の録音版「ヘンジン皆京大」はMTRを使ったものの一発録りだったため、りょーかんが狂授のVocalにつられてハモりが途中でぐちゃぐちゃになっていたり、ミスッた部分をそのままにしていたため個人的には後悔・不満が残るデキではあった。その後りょーかん自身がマルチトラックMDレコーダーを導入したり新たに入れた音源ユニットでマイク入力にエフェクトをかけることができるようになったため、狂授との電話の会話で「あれ、もう一度作り直したい気分なんですよ」と言ったら狂授も「俺も」というので、急遽リメイクが決定(^^;)。というワケで昨晩に狂授がやって来て、今日の昼から製作開始。

手順としてはMTRの4トラックのうち2トラックにCD「ペンギン皆兄弟」収録のカラオケを録音、残り2トラックに狂授・りょーかん各々のVocalを録音するもの。この曲、原曲では終盤にペンギンの会話(?)が入っており、「ヘンジン皆京大」でも会話内容を変えてやっているのだが、今回これも音源ユニットの1オクターブup機能のエフェクトを使って原曲通り(?)のイメージで作ることができた。この会話部分を録音するのにオートパンチIN/OUT機能を使いまくり。機能の使い方としては正しいのだが出来上がるモノが何か間違っているような気が(^^;;;)
 かくして約5時間半の作業の末「ヘンジン皆京大」(Perfect Version)完成。
 同時に、狂授が自ら打ち込みMIDIファイルを自分のHPに置いている「毎回全開大宴会」サンバ・バージョンをりょーかんの機材で再生し狂授のVocalをかぶせて「毎回全開大宴会…夏」として完成させた。もぉ馬鹿ばっか(笑)

レコーディング作業に没頭している間に安田記念が終わってしまったが…、人気薄だったブラックホークがG1を2勝目、2着も人気薄のブレイクタイムが来て、ついた配当が馬連120,600円。G1では史上2番目の配当。安田記念は昨年も大波乱だったが、あれは外国馬の1-2という理由だったけど…、その昨年の勝ち馬フェアリーキングプローン始め人気馬がことごとく下位に沈む結果。まぁ今日はK先生だけでなく全国的に黒焦げだったワケだが…。

昨日もKOされて3連敗の武田にかわって今中が2年ぶりに1軍登録されるらしい。当面、武田のかわりの先発要員は前田幸の復帰だろうとは思うけど、場合によっては今中があるのかも。というか、個人的には今中の復活を期待してしまうので…。
 90年代のドラゴンズを山本昌とともに2人で支えてきながら、故障との闘いで99年の優勝の時にいなかった無念さは今中本人だけでなくファンもよく知っている。全盛期は今の野口より凄かったあのピッチングをもう一度見るのは不可能に近いのかもしれないけど、技巧派に転向してでも、中継ぎとしてでも、ぜひ1軍に定着して欲しいものである。

 暑い日々
 2001.6.4(Mon)
今日チャゲアスのFC会報が届いたのだが、この夏はなんと13年ぶりに野外イベントに出演するそうだ。
 8/11「KOIWAI ROCK FARM 2001」(岩手・小岩井農場、SAKURA・THE BOOM・スガシカオ・スターダスト☆レビューなどと共演)・8/25「SOUND CONIFER 229」(富士急ハイランド、甲斐バンド・HOUND DOGと共演)・8/26「SOUND MARINA 2001」(広島・観音マリーナ、Keison・GO! GO! 7188・斎藤和義・THE BOOM・SUPER BUTTER DOGなどと共演)・9/2「TREASURE MAP 052 FINAL」(愛知・東海学園三好キャンパス、SING LIKE TALKING・スガシカオなどと共演)の4つ。うーむ、ついでに8/6の某イベントにも現れてくれないかしら(笑)

一方さだまさしは8/16に「湯沢フィールド音楽祭」にゲスト出演するらしい。この開催会場が加山キャプテンコーストスキー場なのだ。2日間のイベントで、出演者は15日が加山雄三&ハイパーランチャーズ・Dr.Kプロジェクト・ザ・サーフコースターズ、ゲストにザ・ベンチャーズ。16日が加山雄三&ハイパーランチャーズ・加瀬邦彦&ザ・ワイルドワンズ・森山良子・ブレッド&バター・山下徹大、ゲストにさだまさし・南こうせつ。
 なんだか16日の方は「長崎から」に出たことがある人が並んでいるなぁ。やっぱコレって加山さんへのお礼参り…もといお返しなのかな?

…しかし、コンフェデレーション杯の開幕前、日本が予選グループ1位通過を誰が予想できた? だって高原も柳沢も名波も中村も怪我で不在の上に、相手がブラジル・カメルーンだもの。いくら地の利があり、ブラジルが絶不調な上に選手が揃っていないとはいえ、選手が揃っていないのは日本も同じだし、しかも今日は控え組を中心に先発させたワケで、確かに攻められるケースが多かったし連携がいつもより悪かったけど引き分けに持ち込んだというのはモノスゴイ事だと思うのだが。

 逆転現象
 2001.6.6(Wed)
昨日は川上の熱投で勝ち、ジャイアンツの連敗を6に伸ばした。そして今日の先発が開幕7連勝無敗(うち4完封)・勝利数&防御率&奪三振でリーグトップを独走・2ヶ月連続月間MVPの野口。もう最初から7連敗を覚悟してしまいそうな相手ではある。
 しかし今シーズン三振を奪りまくっている野口ってのはどうもヘンな気がするなぁ(笑) 今迄あまりそういうイメージがなかったから。一昨年のMVPから一転して昨年9勝に終わった屈辱を晴らすために秋から相当走り込んだことで球速がアップしたらしい。先日ナゴヤドームで151km/hを出したくらい(もっともナゴヤドームの球速表示はかなり甘いらしいが…)。左腕で150km/hを出す投手って他には好調時のS・石井一くらいしかいないような気がする。

で、試合が始まると今日も5連続三振奪ったりと相変わらずなのだが、その直後に仁志に一発喰らったりと3失点。野口で苦戦とは意外、というか計算外の事態。このあたりは野口がナメてたのではなくジャイアンツの執念というべきか。
 3点目のスクイズなんてまさにその現れだったのだが、その後すぐに山崎の同点2ランが出た…。今日はドラの方が好調時のジャイアンツみたいなゲーム運びをしているなぁ(笑)。けっきょく代打を送られた回に逆転して、いつも通りの継投で逃げ切り野口は無傷の8連勝。今日は6回3失点でもなお防御率1.53である。
 ジャイアンツはとうとう7連敗。昨年までの順位の付け方(勝率順)ならドラゴンズに抜かれて3位転落なんだけど。星野監督は今迄「7月に追いつく」と公言してたけど、まぁこれで殆ど追いついたようなモノだな。ぐふ。
 なにより昨年の対G戦恐怖症みたいなものが消えているのがいい。去年はボロ負けだったけどそれまで数年間はずっと対G戦に勝ち越していたんだから。勝率でドラの上を行くスワローズはドラのお得意様だから直接対決も怖くないし。

ところで、今年からセ・リーグで採用された「勝利数で順位をつける」方式を主張したのはジャイアンツだったように思うけど、あのチームってドームが本拠地ということもあって例年試合消化が早いから、この時期は見かけ上の順位が今みたいに上位に行くのだけど、けっきょくはシーズン終盤に(見かけ上)下位チームに追いつかれる展開になって、ファンの胃を悪くするだけのような気がするなぁ。(笑)

 振り上げた拳を下ろす場所は見つかるだろうか
 2001.6.8(Fri)
怪しいMP3ファイルを置くために「Download」ページを新設。これには音源をMacに取り込んで編集しCDに焼くためのノウハウの取得と練習という側面もある。とりあえず先日狂授と録った「ヘンジン皆京大」完璧版はCDで配る予定。そろそろネタだけでなく俺のオリジナル曲もきちんと録ってCDに焼いてみようかなぁ。…って誰が聴くんだ一体(苦笑)

今日は日記で例の事件に触れない訳にはいかないのだろうが、正直、書く気がしない…。この件について思うことは沢山あるが、書き始めるとキリがなくなりそうな気がするし、怒りに任せて書いた文章なんて、暫く経った後から読み返した時とても読めたモノじゃなくなるだろう。逃げているのではなく、思うことがあるほど言葉にならない、ということ。
  こういう事件が起きる度に、事件そのものや犯人および被害者の「人権」に関わる諸問題を含めて無力感や虚しさを感じてしまうが、一体いつまでこの繰り返しが続くのか…。

 死に水を取る
 2001.6.9(Sat)
今日書店で立ち読みして、「コミックGOTTA」が今号限りで休刊になることを今頃になって知った。ということで「999」(「ビックゴールド」連載)に続いて「新・ヤマト」も連載誌が休刊…てことは「999」同様インターネットで連載を続けるつもりか?(もっとも「999」のネット連載は最近まったく進んでいないが) なんだかTVアニメ化決まったらしいけどねぇ。
 それにしても最近の松本零士の疫病神ぶりは凄いな。連載開始時に大いに話題になった掲載誌が次々と休刊に追い込まれた。まぁ松本零士・水島新司と過去のキャラクターで未だに描いている大家2人が看板だった「ビックゴールド」の休刊は当然の成り行きだったような気がするけどさ(^^;;)
 そういえば昔「少年キング」が休刊になったのも「999」終了後間もなく(1982年頃)だったが、あの時はむしろ「999」が寿命を延ばした感じなんだろうけどね。

 5連敗
 2001.6.13(Wed)
野口でも止められなかったとは…というか野手が足引っ張りすぎだ…。初回の4失点は2エラーが絡んでいるのだから。…それにしても負け方が悪すぎる…(T_T)

 ネタはなかった…
 2001.6.14(Thu)
 百式。塗装箇所の関係で今回は頭と下半身を先行して制作。
小泉内閣メールマガジンの創刊号が今日届いた。…いや、なにかネタになるモノがないかなーと思って登録したんですが(笑)。まぁ内容はだいたい予想通りだったかな。今や「塩爺」として妙な人気を得た塩川財務相の昔話が初回に来たのも予想の範囲内。まぁこのメルマガの内容についてはたぶん今夜以降のニュースやワイドショーで取り上げられるだろうと思うけどさ。
 なんだか、今日の午後に購読登録者が100万人を超えたそうで、いきなり登録数世界最大規模のメルマガになったらしい。ギネスブックにも申請するようで(^^;) こう話題になってくると更に購読登録件数は増えていくだろう、ただ、創刊号を読んだ後に購読をやめる人も出るだろうとは思うので、今後の推移は内容次第ということになるのだろうけど。執筆者に田中外相や石原行革担当相が登場するまでは増えていくのではないだろうか。

とうとう6連敗。最下位争いの2チームに3完封を含む5連敗とは…(T_T) 投手ばかりで打線の補強を後回しにしてきた首脳陣や結果が出ないのにクビにならずやってきた水谷打撃コーチの責任が今度ばかりは流石に問題視されることになるような気がする。もしかすると今迄ほとんど出なかった星野監督の責任問題まで波及する危険もありそうな。

…そっか、有楽町そごう跡はビックカメラになったのね。Mac関係だけでワンフロア使ってくれているそうで(^^)。今度上京した時に行ってみよう。
 あのビル(讀賣会館ビル)は戦前・戦後を通じて活躍した建築界の巨匠・村野藤吾(代表作は京都・都ホテル、京都宝ヶ池プリンスホテル、東京・新高輪プリンスホテルなど)の設計で、地方出身者(関西)にしてみれば新幹線で上京した時に目に入る印象的な風景のひとつのように思う。もっとも外壁はそごう時代に改装されて当初の設計通りではないし、今回のビックカメラ開店でいずれ更に外観が派手になり元々の意匠の良さが失われていくのは間違いなさそうだけど。