時々日記:2001.1.1-1.15
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 21世紀に愛の歌はありますか
 2001.1.1(Mon)
…とうとう新世紀になったのね。昔はこの日が来る前に地球が滅亡してるかも、とか思ってたけど(苦笑)。「21世紀」という響きは未来の象徴だったカンジだったしなぁ。いろんな未来予想図があったけど、コンピュータや携帯など情報関連を代表に予想より格段に進歩した面もあれば、意外と遅れた面もあるし、むしろ退化する一方の分野だってある印象だ。政治なんか(以下略)

午後から母親の実家へ。酒が飲めないのがツラいわ(笑)

 寒空の下のアフリカ民家
 2001.1.2(Mon)
家族で犬山のリトルワールドへ。「あそこなら世界のお正月でも観られるかな」という理由で。はたして、本館前で中国の竜と獅子舞が披露されていた。ヨーロッパはお正月ってもクリスマスの延長という部分もあるから、クリスマスツリーとか出たままなんだけど。
 以前に行った時よりも、屋外の展示建物(世界各地の家)がずいぶんと増えた感じだな。20年ほど前に開館した頃は東南アジアや太平洋、アフリカの建物がほとんどで「自分が住むのはちょっと…」というカンジの家が多かったけど(真冬にポリネシアの壁がない家を見てもなぁ…)、フランス・ドイツ・イタリアとヨーロッパの建物が完成したため雰囲気は随分と変わったかも。やっぱ見栄えはヨーロッパの住宅の方がいいから(^^;)。
 それから、最近になって建てられた建物は、建物の中に販売スペースや飲食店スペースを確保して営業しているのが目立った。たとえばインドの村ではカレー&ナンのお店、フランスの家ではワインなど。単に建物を移築・再現して見せるだけの野外博物館ではなく、一種のテーマパークとしての方向を指向しているようだ。言い換えれば、儲かるように色々とやってみる、ということでもあるのだろうけど。

 遂に、G4
 2001.1.4(Thu)
大須に出掛ける。借金してMacを買い換え。流石にPower Mac 7200/120 (Power PC 601-120MHz, HD:1.2GB, Memory: 48+64MB)では動かなかったり遅すぎるケースが増えてきて、使うのがシンドくなってきたので。モニタは従来のモノをそのまま使うので替えるのは本体だけだが。
 で、導入するのはPower Macintosh G4 400。HDは内部に増設して20+45GB、メモリも320MBと、今迄の7200/120のスペックを考えると気の遠くなるような規模だ。内蔵モデムやキーボード付属 (昔のMacはキーボードが選択できるように別売りだった)を考えると、このスペックでも4年前に7200/120を買ったときの本体か価格とほとんど変わらない、というのは凄い話だよな…。研究室のPCで作ったファイルをやりとりするためZipドライブも内蔵で増設。USB-シリアル変換ケーブルも買ったが、はたして今迄のプリンタやMIDI機材は無事に使えるんだろうか…。

 グラファイトの林檎
 2001.1.6(Sat)
朝9時に実家を発つ。名古屋から新幹線で京都へ。なんだか混んでいて、名古屋駅までの名鉄電車も含めて1時間半ずっと座れず立っていた。下宿に到着したのは11時20分。

1時過ぎにPower Mac G4が宅急便で到着。それからセットアップにかかりきり。7200/120の内蔵HDに入っているファイルを外付けHDの容量いっぱいまで押し込み、7200/120のPCIスロットに増設したSCSIカード(この頃のMacはSCSI-1ポートが付いているが、CD-Rを入れた時に転送速度を高速化するためSCSI-2カードを入れた)を引き抜いてG4に付け替え。あとは外付けHDのフォーマッタをG4に入れれば、ファイルの移動は一気に完了。システムフォルダ内のサードパーティ製機能拡張処理や初期設定ファイルも移せば今迄の環境をほぼそのまま移動させられる。このあたりの手順はMacの方がWindowsよりもかなりラクな筈。
 という訳で7200/120の筐体を開けたら…モノスゴイ埃の山。一般的にパソコンは冷却のためにファンで空気を吸い込むので、内部に埃が溜まりやすい。内部を開けたのは一昨年の年末にSCSIカードを着けた時以来の筈だから約1年ちょっとの筈だが、その間にえらいことになっていたようだ。CPUのヒートシンク(放熱板)の上にも埃がかなり積もっており、「こんな状態でよく燃えなかったよな〜」と少しコワくなってしまった。

外付けのHDやCD-R、モニターを繋ぎ替えてファイルを移し、ともかく一応のセットアップは完了。試しにいろいろ作業をしてみるが、今迄の状態が嘘のような、というか馬鹿馬鹿しくなるほど軽快に動いてくれる。日本語変換の時間待ちにイライラしながら日本語文を打っていた今迄の状態がヒドかった、ということでもあるが…。ただ、どうやらUSB-シリアル変換ケーブルではMIDI機器は動いてくれない模様。うーむ、MIDI出力端子を持つPCIカードかシリアルポートの付いたPCIカードを買って挿すか、USB-MIDIインターフェイスを入れるしかやはり方法はナイかなぁ…。
 それにしても、秋からG4 cube登場以後、iMacとG4にも標準付属になった新型の光学式マウスはいいなぁ。時にうちのような埃っぽい所では(笑)。ほら、ボール式のマウスって埃や内部の老朽化で動きが悪くなっていくから。

これまでの7200/120は上にモニタを置いて使える設計になっている一般的なデスクトップ型で、僕自身はモニタとは机の上でも別の場所に置いて使っていた(本体の上にモニタを置くと位置的に高すぎる感覚がするので)が、G4はタワー型なので設置面積は減る。拡張キーボードもコンパクトになったし。いろいろ配置を変えてみた結果、ちょっとだけ机の上も拡がった。今迄はもの書く余裕もなくて、その度にコタツで書いてたから(笑)。
 さて、とりあえずお役ご免の7200/120だが、置き場所がないので机の下、足元へ(^^;)。中古で売ったところで1万円にもならないから売り払う気はないので、そのうちサブマシンとして復活させるか、実家に送って帰省時に使えるように整備するか、どちらかになるだろうな。

日付が変わる頃にみみな登場。かなり遅くまでいろいろとビデオを見ていた。

 怪しい組み合わせ
 2001.1.9(Tue)
…そうか、JUDY AND MARY 解散するのか…。

西部のルネに足を伸ばし、昨年のうちに予約しておいた1/1発売のASKAのDVD「共謀者」(97年のツアー「ID」のライブ盤。ビデオ化当時はFCのみの販売で買っていなかった)を受け取りに行ったら…、まだ入荷していなかった。パソコンコーナーでUSBハブや電話の分岐ジャック(Macの内蔵モデムはジャックが1口しかなくスルーにできない)などを買って帰宅。デジカメ用のスマートメディアリーダーも買わなきゃな…。

夜中までかかって試行錯誤の末、ようやくプリンタが動くようになった。機能拡張書類の組み合わせをいちいち変えて再起動させないとインターネットを使うときにフリーズしてしまうが、当面はこれでしのげるかな。将来的にはやはりEPSONから出ているUSB-パラレル変換ケーブルに交換することになるだろうけど。
 相変わらず動かないのはMIDI。Macの場合、MIDI機器とソフトはOMSというソフトを介して動くようになっているのだが、これがUSB-シリアル変換ケーブルに対応していないようだ。Rolandから出ているUSB-MIDIインターフェイスケーブルか、いっそのことRolandやYAMAHAのUSB-MIDIインターフェイスを入れるのが正解のようだ。

 あ〜〜
 2001.1.10(Wed)
MacWorld Expo/SFで発表されるのはPowerBook G4だけかと思ったら…、Power Mac G4も変わってしまった…。またも買ってから1週間も経たずに旧型かぃっ。もっとも、前のラインナップも出たのは8月くらいだった筈だけど…。
 従来の400MHz・450MHz Dual・500MHz Dualに変わる新ラインアップは、バスクロックが100MHzから133MHzになり、SDRAMメモリもPC-100からPC-133規格に変わった。CPUは466・533・667・733MHzにクロックアップ。G4は登場以来なかなかクロックアップできなかったので様々な噂や憶測が飛び、窮余の策としてデュアルCPUモデルが出てきた訳だが、今回は予想以上にクロックアップした感がある。
 今回のモデルは最上位の733にはDVD-RAM/CD-RWどちらも書き込めるドライブ(パイオニア製)を入れた以外はDVDドライブが外れCD-RWドライブを搭載した。まぁCD-Rは外付で持っているので、この点では買った直後に新製品とはいえ悔しくないかな。400MHzあれば余程CPUに負担のかかる重たい作業処理をしない限りストレスを感じることもないだろうし。…ただ、もう少し遅く同じモノを買ったらかなり安くなったのに…、と思うとちと悔しいけどね。モニタも買い換えられたかな(笑)

 愛をつないで
 2001.1.11(Thu)
…そんなタイトルの曲がたしか白鳥座にあったような(笑)。「赤い羽根」のキャンペーンソングだったかな?

9日に引き続きMIDIについて。MIDIは1端子で16パートの発音を転送できるようになっており、単純なUSB-MIDI接続ケーブルでは、今持っている音源YAMAHA MU-128の同時64パート発音をフルに使えないようだ。ということで、シリアル端子を持つUSB-MIDIインターフェイスを介してシリアルケーブルで接続するのが最も正しいのかなぁ。また財布がカラになる…。
 YAMAHAの新製品でUSB-MIDIインターフェイスに加えてシリアル端子・デジタル/アナログ入出力端子までも持ちHard Disk Recordingを可能にする機材が定価3万5千円くらいで出たんだけど、まだMacのOMSに対応してないんだよね…。お金貯めてMac対応してくれるの待とうかなぁ。
 YAMAHAはプロ用機材でIEEE1394(元々はAppleが提唱した規格。Appleでは"FireWire"、デジタルビデオやBSデジタルでは"i.Link"の通称で通っている)による接続で従来のオーディオケーブルやMIDケーブルを使わずにシステム全体を制御できる「mLAN」を提唱しており、また、DTMソフトもWidows優先になってきたとはいえミュージシャンにはまだMac Userが多いこともあって、遅れてもMacのサポートはある筈。…ま、早く対応してくれることを望みます。

自分のホームページの「Hobby」のパソコンの項目を書き直しているうちに壁紙のデザインを変えたくなり、Power Mac G4のグラファイトカラーを意識したデザインに変えてみた。他のページも徐々に変えていくつもり。そろそろトップページとバナーも変えてみようかなぁ。

 トラブル頻発。
 2001.1.13(Sat)
モニタ(AppleVison 1710)用の古いソフトを入れてからどうもサウンド関係の調子がおかしい。ということで、リストアCDでリストア。
 以前のMacは今のように「ソフトウェア・インストール」「ソフトウェア・リストラ」と2枚のOSが入ったCD+このCDに入っていない付属ソフト(Imovie)のCDという3枚構成ではなくて、OSが入った"Macintosh CD" 1枚と付属ソフト(7200/120では「インターネット・スタータキット」)のCDが付属するだけだったんだけど、どうもROMがオンボードからシステムフォルダに移ったiMac以降こうなっているらしい。ただしOSがアップデートしたら使えなくなるけどね。
 で、リストアしたシステムフォルダに、OS付属以外の機能拡張書類やコントロールパネルを移動。更に、リリースしたばかりの11日の夜中にテレホタイムを全部使ってダウンロードした92MBのMac OS 9.1アップデートをインストール。今月下旬から日本語版のフリーダウンロードが始まるiTune(MP3変換・CD-R Audio作成などを行えるApple純正ソフト)を使えるようにするためにも9.1へアップデートはしておく必要がありそうだし。
 …ところが、ここからが大変だった。フリーズが頻発。なにしろ起動画面の最中にフリーズしてしまうのだから手に負えない。Mac OS 9.1はシステムフォルダの機能拡張書類とコントロールパネルをほぼ全部書き換える大がかりなアップデートのため、この中のどれかがアプリケーション用の機能拡張書類などと相性の悪ものがあるのかもしれない。起動ディスクを切り替えて別のシステムで立ち上げてNorton Utilitiesでディスクの検証&デフラグを行ったのだが、「重大な問題が発見されました」表示が出まくる上、デフラグ最中にNorton Utilitiesが突如終了してしまうトラブルが3回。ようやく直ってMac OS 9.1で起動。

Mac OS 9.1では「Finder」状態でプルダウンメニューに「ウインドウ」が加わり、デスクトップに開いているフォルダにすぐ辿り着けるようになったのと、これまで初期状態ではMacintosh HDの直下にあった「Mac OS情報」「インストールログ」「Webページ」の各フォルダが「書類」フォルダ内へ、「インターネット」「Apple エクストラ」「ユーティリティ」各フォルダが「アプリケーション」フォルダ内へ移動し、更に「アプリケーション」フォルダは名前が「Applications(Mac OS 9)」に書き換えられた。どうやら3月24日に遂に正式版がリリースされるUNIXベースの新OS「Mac OS X」への移行を意識して、その準備を兼ねた変更なのだろう。この期に及んでいまだにSimple TextなどOS付属のソフトでさえCarbon対応していないのが気になるが…。Mac OS Xではまったく新しいテキストエディタが付くのかな?

で、OS 9.1にしたらまたもプリンタが使えず。またセットアップをいろいろ試してみないと…。

 刺激的ですジャパン
 2001.1.15(Mon)
…やっぱこの日が成人式でないと感覚狂うよなあ(笑)。だいたい、20歳の時って学生で遠方に住んでいる人も多いんだし、この時期から大学は試験時期に入る訳で、移動を考えたら月曜日に固定するのは良くないと思う。どうしてもハッピーマンデーにしたいのであれば、祝日を日曜日にして式を行い、月曜日を振替休日にするべきでは(たとえ建前だけでも)と思うのだが。まぁその辺りを考慮して土曜日にやったところも多いみたいだけど。
 ところで先日のあの騒ぎだけど、うちの大学の卒業式も無茶苦茶で有名なので(^^;)大きなことは言えないよね(笑)。俺自身は体育館の最後方で笑って見てたけど。まぁね、成人式なんて皆「規模のでかい同窓会」みたいな感覚だろうし、中学または高校卒業以来会っていなかった同級生で予想外の子がキレイになってたりカッコよくなってたら声をかけてみようとか、ほとんどナンパの場所になって久しい訳だし(笑)。特に20歳の頃の男なんていちばん盛りのついてる時期なワケで(^^;)、会場に来ている男連中の1/3くらいは女の子の晴着の帯クルクルすることしか考えていないのではないかと思うのだが(笑)
 だからってダメな行為というものは確かに存在するし、あれが「大人になる前の最後の馬鹿騒ぎで、翌日から真面目な生活を送る」という意味合いの、早稲田や京大の卒業式とか暴走族の儀式(なんかそういうのあるんでしょ?)と同じようなケジメがあるなら、それはそれで別の評価をしたいけど。

やっと1日発売だったASKAのライヴDVD「共謀者 ID」を入手。元々はFCだけでの販売だったビデオで、97年の「最初で最後のソロツアー」になる筈だった「ID」ツアーのライヴ。YMCからDVD化されるにあたり、5.1chで音声処理されたのは嬉しいところ。
 収録時間は78分で、ライヴ映像だけでなくインタビューやリハーサルや楽屋の風景まで入っているので実際のライヴの半分くらいしか収録されていないような気もするが、4年前の雰囲気を思い出すには十分だった。「ブラックマーケット」の冒頭でASKAがいきなり「アジアの純真」を歌い出す部分も入ってるし(笑)。これ、アルバム「ONE」をロンドンでレコーディングしている時に、当初出来上がった「ブラックマーケット」のイントロが当時日本で大ヒットしていた「アジアの純真」(PUFFY)そっくりになってしまい、しかし当然ASKAと現地のプロデューサーは知る由もなく、途中で日本から来たスタッフがイントロを聴いて慌て、変えるように2人を説得し、遂には日本でパフィーのシングルを買ってきてASKAとプロデューサーに聴かせようとしたら、2人はジャケットを見て「どちらが好みか」という話をしていたらしい(笑)。ちなみにASKAは由美だそうな(^^;)。
 その後きちんと聴いて「偶然とはいえ今ヒットしてる曲に似ているのはマズイ」という結論で納得の上でイントロを変えた(それでもちょっと似てるかな)そうだが、そういう経緯を知らない人はこのネタがいったい何のことだかさっぱり分からないのではないかと(笑)。

ところで、DVDで出るなら買おうかと思っていた、昨年6月のさだまさしのロンドン公演のライヴビデオはVHSでしか出ない模様。しかも7000円。高い…。4曲ほどカットされているから完全収録盤という訳でもないし、けっこうガッカリ。DVDで後から出るというなら話は別だが…。