時々日記:2000.11.16-11.30
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 新戦力
 2000.11.17(Fri)
午前中に整体で診て貰う。かなり効いた…。左の首筋、左足首にかなりストレスがかかった状態だそうだ。
 そのあと従姉と大須へ。従姉の新iBook SEの受け取りと、今日発売のMicrosoft Office 2001 for Macを買うのが目的。当然アカデミックパックで買えるから通常版の半額以下。なんだ、日本語版は携帯CDケースみたいなあのヘンなパッケージじゃないんだ。つまんないな。

2時からプロ野球ドラフト会議の中継を見る。1・2位枠24人中18人まで逆指名だった今年はひとつも抽選なし。中継は完全ウエーバーの3位指名が始まるところで終了してしまったので、放送内容としてはたいして面白くないものだった(だって結果が最初から分かってる訳だし)
 一時は数球団が手を伸ばした内海(投手:敦賀気比高)や中里(投手:春日部共栄高)も単独指名となった。中里は今中を右にしたようなタイプだそうで、ドラフト関連のサイトでは非常に評価が高かった選手。地元だけにライオンズの動向が怖かったが、他球団が三井指名に動いたため土壇場で逆指名枠を埋めるハメになり、ドラゴンズがあっさり単独指名できてホッとした。
 でも個人的に一番評価したいのは敦賀気比の内野手・仲澤を7位で獲ったこと。彼にはいろいろ問題があるのだが、それがなければ間違いなくドラフト上位で消えていた選手だという評価を受けている。結果として、ドラゴンズは中里・仲澤・土谷(内野手:津久見高)と評判の高い高校生選手を3人獲れたので、山田を獲れなくてかえって良かったように思う。BBSなどではよその球団のファンがかなりドラゴンズとベイスターズを羨んでいた。

問題なのはBWが1位指名した内海。元々12球団OKと言っておきながらドラフト近くになって「ジャイアンツ以外なら拒否」を言いだし、獲得を狙っていた他球団が次々と降りる中、上位が逆指名で埋まっていたジャイアンツは3位でもなく4位指名の構えで当日を迎え、けっきょくBWが1位指名。で、敦賀気比で内海とバッテリーを組む相棒の捕手・李がジャイアンツに8位で指名されたために内海が揺れているらしいのだが、どう考えても李は現段階でプロ入りできる選手ではないそうで、明らかに内海の「BW拒否→社会人野球→3年後のG逆指名」を念頭に置いた策略としか思えない。もし今年内海がBW入りしたら李は2、3年でクビにされるんじゃないだろうか。えげつないよなー。球団代表はまた他球団ファンの神経を逆撫でするような発言を平然とのたまってるし。

Office 2001 for MacはWord・Excel・PowerPoint・Entourageによって構成される。今回の目玉は初めてMac版に出たEntourage。従来のMac版Officeにはメール+スケジュール管理の「Outlook」はなく、メールソフトのみのOutlook Expressが存在した(現在のMacではデフォルトで付属のメールソフトがOutlook Express)だけだった。OEが単独であまりにメジャーな存在になったために、紛らわしい名前をやめてOutlookがEntourageに名前を変えたということになる。僕自身は長い間Eudoraの古いバージョンを使っていたが、古いソフトだけにいろいろ問題も出てきて不本意ながら今年の夏からOE5に変えた(確かに使い勝手はいいメールソフトだと思う。うーん、Al-MailのMac版があったらぜったい使うのに)のだが、今後はEntourageを使うことになるだろう。ま、見かけ上はOEとほとんど変化がないけど。
 そして新しいOfficeには日本語フォントもいろいろ付いてきた。これが嬉しかったりする。今後、会報などで教科書体や隷書体の文章が増えるかも(笑)。

 豊橋から大垣まで
 2000.11.19(Sun)
今日、京都に戻る予定。今日は両親が美術館めぐりをするそうなので、付き合うことになって妹も含めて家族4人でお出かけ。美術館めぐりに付き合って、そのまま途中で下ろしてもらって京都に戻ることになりそう。朝早めに実家を出発。はじめて実家の新車カリーナに乗った。極端に車高が低かったEDに比べると、乗った時の着座位置が高い。後部座席が広いのは乗る側には有り難いだろう。まぁEDはスタイリングがウリのクルマで、ああいうクルマがトヨタから消えてしまったのは寂しい話だが仕方ないかな。
 最初の目的地は豊橋。豊橋市美術博物館で開催中の、箱根・芦ノ湖の成川美術館の収蔵作品を公開する「現代日本画名品展」を観覧。平山郁夫・加山又造・石本正・田渕俊夫・杉山寧などの作品が並ぶ。流石に加山又造の「猫」や田渕俊夫「流転」は来ていなかったけど。仕事の都合で両親はなかなか遠出ができないから、遠方の美術館の収蔵作品展が近くで催されるのは有り難いことだろうと思う。ゆっくり休みを取って遠出できるようにしてあげなければならないのだろうけど…(汗)

音羽蒲郡I.C.から東名高速を走行。リーンバーンエンジンだからパワー不足気味かと思ったが、そうでもなさそう。途中、上郷サービスエリアで休憩と昼食。東名のS.A.だから古い筈だが建て替えたのか、とても真新しい建物だった。トイレに至っては男性用・女性用とは別にお子さま用があったのが面白かった。入口から中が見えたのだが、便器や洗面台が小さく低いのは当然として、個室の壁が大人の肩くらいまでの高さしかないのよ(^^;)。公共の場でひとりで用を足す訓練のためか?
 レストランとフードコーナーはS&Bが運営しており(経営自体は名鉄らしいが)、なかなか美味かった。昔と違って一般道沿いにおいしい外食スポットも増えたので、高速道路のサービスエリアのレストランもいろいろ努力しているようだ。

一宮I.C.で下りて岐阜へ。岐阜県美術館で開催中の「東京藝大美術館名品展」を観覧。東京藝術大学には国宝・重文級の絵画も多く所蔵しているし、あとから購入したもので名品も多いが、なんといっても在学者の卒業制作(当然、購入するわけでもないし他に流出もしない)の収蔵作品が凄い。この増え続ける収蔵作品のために美術館を新設した訳で(国立大で独立した博物館施設を持つのは他に東大・京大のみ)、のちに大家となった画家や彫刻家の若い時代の作品が見られるのだ。当然、自らの作風を模索している時期の作品が多いから、その後の作品と比べるのも興味深い。
 今回、美術館開館を記念して岐阜で公開された中にも高村光太郎(詩人としても有名だが本業は彫刻家)横山大観平山郁夫(東京藝大前学長でもある)の卒業制作があったが、平山郁夫の卒業制作なんて今とはぜんぜん作風が違ってびっくりした。画風を確立した後の作品をつい先ほど豊橋で観ただけに。
 やはり有名な作品を実際に間近で見られるのは嬉しい限り。荻原守衛「女」とか高橋由一「鮭」とか。黒田清輝がフランス留学中に描いた「婦人像」も良かったな。朝倉文夫「つるされた猫」には思わず笑ってしまった。猫の首筋を手でつまんでぶら下げた様子を、猫および人間の肘より先の腕の部分をブロンズで作った作品なのだが。

観終わった後、大垣まで車に乗せてもらい、駅前で降ろしてもらった。ここから鈍行乗り継ぎで京都へ。15:45発の米原行きの新快速に乗り、米原で姫路行きの新快速に乗り継いで、山科で下車。地下鉄ではなくなぜか京阪の山科から京津線−京都市地下鉄東西線に乗る。いや、どうせ次の御陵で地下鉄に合流するんだし料金が高いけど、時刻表見たらすぐに電車が来そうだったし地上線だから地下に下りずに済むし(笑)。
 三条京阪で地下鉄を下車、京阪・叡電を乗り継いで下宿に到着。ほぼ18時だった。その足で模型店に向かい(^^;)ようやくMGグフをゲット。1ヶ月かかってしまった…。完成はたぶん年を越すな…。

当然、マイルCSの結果はニュースで知った。そうか、アグネスデジタルがレコードで勝ったのか…。引退する的場さんが勝って良かったな。…で、もしかして、またK先生は焦げたのかな?(^^;)

 いつものパターン
 2000.11.20(Mon)
帰省中に発売されて買っていなかった中島みゆきの新作「短篇集」を買う。デビュー以来在籍したポニーキャニオンから新設のヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズにCHAGE&ASKA同様役員兼芸人(笑)として移籍後第1弾アルバムということになる。なんか、タイトルに合わせて本のようなジャケットデザインだな…。帯も本の帯っぽいデザインにしているし。キャニオン時代に出していたAPO盤はないのかな?

…けっきょく土壇場で妥協かい。まさに肩すかしを食わされた感じだな。将来の空手形か何かをやったのかもしれないけど、事を起こしかけてグズグズしているうちに結局引き返す、というのは一番ダメなやり方であって、自民党内部でも国民にも評判を悪くするだけだと思うんだが。加藤紘一の将来の首相の可能性はこれでほぼゼロだろうな…。うーん、今日の本会議場採決は面白くなると思ったんだけどなぁ。

…と思ったら、保守党の松浪健四郎が不信任案反対討論の演説中にヤジにキレて演壇に置いたコップの水をぶちまけて大モメに。ちょっと面白くなったか?…って首相がそれ見て笑ってちゃアカンでしょ(^^;)。自分の事という意識がないのか? そういえば数年前に京大さだ研が某テレビ番組に出演させられた時に、その番組のコメンテーターとして出演していた松浪健四郎(当時はどこかの大学の助教授だったかな)を生で見たっけ。ぜんぜん関係ない話だが。

…で、決まらずに日付が変わって持ち越しだそうで。放送時間を延長したのに大半がつまんない風景で終わってしまってビートルズ特集も飛んだ「ニュースステーション」の最後、久米宏の締めのセリフは「今日はとんだ月曜日でした」。まったく。まぁビートルズの曲はそのあと深夜にCHAGEの番組の特集でいっぱい聴いたけど。最近、ビートルズの有名どころの曲を聴くとどうも「笑う犬」のコントを思い出して吹いてしまうのはマズイかなぁ(^^;)。

 決着のつけかた
 2000.11.23(Thu)
そっかぁ、キムタク結婚かぁ。まぁ結婚して人気ガタ落ちになるタイプでもないだろうし、いいタイミングなんだろうな。

渋谷駅前のストリートライヴで、とあるバンドが遂に逮捕された模様。まぁ渋谷とか吉祥寺の駅前の場合は、アコギ1本の弾き語りではなくアンプとかも使っているバンド形態のライヴも多いから音もデカいし占拠するスペースも広いだろうし、聴きたくない人にとっちゃ迷惑にしか過ぎない訳で、警察の注意を何度も無視してりゃいずれ捕まるところも出てくるかなとは思っていたが。けっきょく「夢」だとか何だか理由にして周囲に配慮することなく自分のことしか考えられない奴が多すぎるのよね。
 ただ、こういう検挙事例が出ると、逆に、逮捕されることで名前が売れるのを狙って無法化がますますヒドくなる危険性もありうるとは思うんだけど…。こういう事件が契機となって、節度を守って活動しているストリートミュージシャンまでパフォーマンスをやりにくい状況になってしまわないよう願いたいところだが。

 狸と和尚
 2000.11.25(Sat)
昨日はタカハシ・りょーかん二人で学園祭期間中の京大時計台前でゲリラライヴを敢行。予定よりやや遅れて11:20スタート。
 1.夜間飛行  2.驛舎  3.魔法使いの弟子  4.交響楽  5.天狼星に  6.案山子  7.晩鐘  8.空も飛べるはず(スピッツ)  9.Love Song(CHAGE&ASKA)  10.ジャカランダの丘  11.夢しだれ   12.僕はここにいる(山崎まさよし)  13.雨の夜と寂しい午後は  14.八ヶ岳に立つ野ウサギ(後半のみ)  15.(曲目わすれた...)  16.無縁坂  17.関白宣言(Request)  18.それぞれの旅  19.転校生  20.ロビンソン(1choのみ:スピッツ)  21.虹の木  22.セロ弾きのゴーシュ  23.飛梅  24.吸殻の風景  25.不良少女白書  26.Happy Birthday
休憩の後14:30再開、
 27.歳時記  28.佐世保  29.1989年渋滞  30.天然色の化石  31.Song for a friend  32.夢  33.渚にて  34.蝉時雨  35.まほろば  36.月蝕  37.残像(Request)  38.シラミ騒動(Request)  39.寒北斗  40.オレゴンから愛(Request)  41.雪の朝(Request)  42.祇園会  43.ジャカランダの丘(Request)  44.天空の村に月が降る 45.城のある町  46.主人公
16:02終了。

 二人で46曲唄ってしまった…。(^^;)

最大のオドロキはタカハシ氏が最新アルバム「日本架空説」の曲を憶えてきて4曲も演ったこと。「タカハシ先生、すっごぉーい」ってところですか。
 以前はNFの時に時計台付近で唄ってるなんて京大さだ研くらいしかいなかったけど、最近のストリートミュージシャン増加(流行?)の影響か、昨日は昼過ぎから我々以外にも3人くらい随所でギター抱えてスピッツとか奥田民生とか歌ってたな。で、それでタカハシ氏が燃えるという(笑)。ほら、敵が現れると燃えるヒトだから、タカハシ先生は(笑)。

夜は四条河原町の「たぬき」という居酒屋(^^;)で、タカハシ・りょーかんに公楽荘メンバーのU氏、Kさん母子、京大さだ研のAくんの6人で飲み食い。ずっと摂生していたのでビールなんて2ヶ月ぶりに少しだけ飲んだけど、なんだかめちゃめちゃ美味しいのよ(泣)。

帰宅後しばらくしてばたんきゅー。目が醒めたら2時過ぎ。

 貫禄の
 2000.11.26(Sun)
2時過ぎに目が醒め、軽くシャワーを浴びて寝直す。起きたら10時過ぎだった…。久しぶりによく寝たなぁ。でも筋肉痛。

昨日の第1回ジャパンカップ・ダートの結果は「見えるラジオ」で知った。ウイングアローが勝ったか…。さすが岡部さん新設G1に強いなぁ。障害を除くと初の土曜開催G1になるが、売り上げはどうだったんだろう。
 で、今日がジャパンカップ(・ターフ)。外国馬がたいして強そうでない今年は特にテイエムオペラオーで決まりという雰囲気が漂うが、このあとの有馬記念や来年を考えると4歳クラシック馬の2頭:エアシャカール(皐月・菊)とアグネスフライト(ダービー)がどこまで頑張るか、に注目したいところ。
 さてレースはステイゴールドが玉砕覚悟(?)で先頭に立ち超スローペースで進む。テイエムが馬群に包まれなかなか抜け出せず、秋天の逆で「こりゃマズイか!?」とも一瞬思ったが、終わってみれば秋天に続きメイショウドトウを2着に従えて完勝。あのクビ差は有馬でも埋まりそうにないな。
 4歳クラシック馬はアグネスフライト13着、エアシャカール14着に沈んだ。結果的に下から5頭くらいはぜんぶ日本の4歳馬…。テイエムオペラオーとの勝負づけは済んでしまったのか? 少なくとも有馬記念では勝てそうな馬いないなぁ。今年から始まった「同一年の秋天・JC・有馬を全勝なら2億円ボーナス」を早速頂くことになるのか…。

振り返ってみればテイエムオペラオーはセリ市で1000万円という安値(良血馬は億単位の値段が付く世界で、だ)で取引され、デビュー直後に脚を痛め、一時はクラシック出走を諦め、皐月賞の二次登録料わずか3万円すら納めなかった程だった(いくら期待薄でも、よほどの事がない限り普通は登録しておくモノなんだそうだ)が、その後急成長して皐月賞に間に合い、慌てて追加登録料200万円を納めて出走し、勝った(追加登録はオグリキャップがクラシックに出られなかったことが契機になってできた制度。この制度で出走し勝ったのはテイエムオペラオーが初)という馬だった。それがここまで強くなるとはねぇ…。
 テイエムオペラオーが勝った皐月賞の1番人気でダービー馬のアドマイヤベガが、生まれる前から期待を集めた超良血馬で、1番人気での菊花賞を惨敗後は故障でレースに出ることなく昨日引退式を行ったことを思うとつくづく好対照である。

夕方から京都駅でタカハシ氏・狂授・仏教大のTくん(今年、長崎で知り合った)と待ち合わせ、夕食。

帰宅すると21:00過ぎ。「笑う犬」は「プロ野球ニュース」のあとビデオで観た。いや、のっけから爆笑。とうとう「ヤマト」ネタ来ましたか。ぜひ狂授に見せたいなぁ。「てるとたいぞう」も久々に始まる。第5部は京都が舞台。つい烏丸中立売付近の寺を地図で確認してしまいましたがな(笑)。

 お約束
 2000.11.29(Wed)
「紅白歌合戦」出場歌手決定って…、そうか、もうそんな時期か。アリス初出場はともかく、藤井隆、出るのね…。まぁ売れたから特に不可思議な人選ではないだろうけど。ちょっと気になったのはポルノグラフィティ。いや、バンド名でNHKからNG喰らうんじゃないかと思っていたんで(笑)。
 しかしNHKも出て欲しかったところには振られてばかりだったみたいね。宇多田ヒカルや、テーマ曲で縁のある筈の倉木麻衣ZARD、昨年まで出ていたGLAYLUNA SEA、今年最大のヒットを出したサザンオールスターズ…。かろうじて押さえられたのはaiko小柳ゆき位か。小柳ゆきは平井堅と「R&B対決」なんてことになりそうだけど、それより野猿と対決させて「名前がサルvs顔が(以下略)

予想通り(?)さだまさしは12度目の出場。しかし何唄うんだろ。個人的には「前夜」とか「天然色の化石」あたりの曲でガツンと行ってもらいたいが、無理かなぁ。

 曲がったことが大嫌い
 2000.11.30(Thu)
「ネプ投げ」自粛かぁ。「しりとり侍」とともに、分かりやすいだけにスケープゴートにされた気がしないでもない。もっと他にクレーム付けるべき内容の番組もあると思うけど…。やっぱ、10月に特番でゴールデンタイムに放送されたのが仇になったのかな。深夜にやってるだけだったらクレーム付けたがる人たちの目に止まることもなかっただろうに(^^;)。