時々日記:2000.10.16-10.31
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 地下鉄乗り継いで
 2000.10.17(Tue)
けさの朝刊に槇原敬之の復活第1弾アルバム「太陽」の広告が一面使って出ていた。いろいろ思うこともある分、僕の中でも注目作ではある。

メジャーリーグのナショナル・リーグはメッツがカージナルスを破って優勝、ひと足先にワールドシリーズ進出を決めた。残るはアメリカン・リーグだが、こちらはヤンキース3勝・マリナーズ2勝でニューヨークに舞台を戻して決戦。日本では佐々木がいるためマリナーズ進出を望む人も多いだろうけど、アメリカではどうなんだろう。やっぱヤンキースって特別なチームらしいからなぁ。40年ぶりの「サブウェイ・シリーズ」実現のためにヤンキース優勝を世論が望んでいるのだろうか。日本だったら間違いなくそういう論調にマスコミが持っていきそうだけど。
 ま、日本のON対決実現とか、F1のフェラーリとか、2000年の区切りの年にスポーツで「絵に描いたような」マスコミ的に理想的な?結末が次々と起きているから、結局NY対決が実現してしまいそうな気がする。もしマリナーズが勝ち上がったら…、どちらとも地区優勝でなくワイルドカードから勝ち上がったチーム同士ということになるのか。それも妙な話だよなぁ(笑)。

なお、40年前の「サブウェイ・シリーズ」の時は、まだメッツはない筈だし、ドジャースもジャイアンツもニューヨークが本拠地だった頃のことだから、今より可能性は高かったようだ。つまりドジャースやジャイアンツほどの名門が後年NYを捨てて西海岸へ本拠地を移した訳で、こういった本拠地分散の考え方や、資金力の多い球団ほどリーグに対して納める供託金額を多くして資金力のない球団に再分配するシステム(資金力のある球団が必ずしもプレーオフに進める訳ではない現状はこのあたりが影響していそうだ)は、「特定の球団だけが強いのはリーグの為にならない」という思想が徹底しているからだろう。FA権とか都合のいい部分だけでなく、こういう部分こそ日本のプロ野球はMLBの真似をして欲しいものだが。

 44年ぶり
 2000.10.18(Wed)
サブウェイ・シリーズのことを昨日書いていたら、ホントにそうなってしまった。まったく今年は出来レースだらけだ(苦笑)

 もう少し席を詰めてくれ
 2000.10.19(Thu)
11月10日のASKAのソロコンサート「GOOD TIME」(at 大阪城ホール)のチケットが届いた。席はアリーナ席で24列目。2年前のソロツアー「KICKS」の時がアリーナ席39列目、去年のC&A「電光石火」の時は37列目(それ以前のC&A関係のライヴの席はスタンド席)だから、どんどん席が良くなっている(ま、日程的には第1希望日で取れてないんだけど…)
 「KICKS」も「電光石火」も主催が関西テレビ/fm osakaだったが、今回は毎日放送/fm osaka。「知ってるつもり!?」絡みでよみうりテレビかと、てっきり思っていたんだけど(笑)。
 今回のコンサートはアルバムが間に合わなかった(けっきょく出ない、という噂もあるが…)ので、「SCENE」「SCENE II」といったソロ活動初期の、ソロライヴを行わないことを前提にしていた頃の曲を結構やってくれそう。

 大記録…?
 2000.10.21(Sat)
今日、実家に新車(カリーナ)が届いたらしい。前に乗っていたEDがあの豪雨で成仏してから約1ヶ月ぶり(といっても実家は家業の都合上トラックが数台あるから、1ヶ月間車が全くなくて困った、という訳ではなかったんだが)。こんど帰省したときにでも運転させて貰おう。
 ただ、実家のクルマって全部マニュアルミッション(MT)車なんだよね(両親ともAT車に乗ったことがない)。京都じゃ滅多に自分で運転しないし、たまにひとの車やレンタカーに乗る場合は大抵ATだから、いきなりMT車に乗ると、クラッチをミスってストール、てのがちょっと怖いかな。

3週連続でマル父(父内国産)馬の重賞勝利が懸かったカブトヤマ記念(←カブトヤマ記念は父内国産馬限定レースだって(笑))。勝った馬よりも凄いのは2着ゴーイングスズカ…に乗っていた芹沢騎手で、なんとカブトヤマ記念6年連続2着という大記録を達成(笑)。明日の菊花賞よりこっちの方が気になってしまった俺って…(^^;)

どうやらダメ魔人(もしくは非魔人…)が復活したお陰でホークスが逆転勝ちしたらしい。なんで岡島を出さなかったんだろう? 相変わらずあの人の采配は謎だ。

「Love2」でゲストのT.M.R.西川が村下さんの「初恋」を唄ってる…。数週前に情報誌のテレビ欄で予告を見て知っていたし、どんな唄い方になるのか瞬時に想像できた(笑)けど、ヴォーカル以外は坂崎さんのギター+TOMさんのコーラスだけの構成でやるとは思わなかった。T.M.R.の唄い方は嫌いではないし、これはこれでアリだな…。ふと昨年の「長崎から」でさださんがアコギ1本で唄った「初恋」を思い出したりして。

 菊花賞はやっぱり皐月賞か?(by 杉本清)
 2000.10.22(Sun)
今日は菊花賞。「今世紀最後のクラシック」となるこのレースで、杉本清さんが32年間続けてきた菊花賞中継から降りるようだ。思い出すと数々の名台詞が甦る…。そしてレースの実況は、過去の名馬たちの名前がふんだんに出てくる、締めくくりを意識したようなものだった。

その菊花賞を勝ったのは武豊のエアシャカール。ダービーの雪辱を果たして二冠馬に。ステッキを入れるとヨレる悪癖などいろんな事が言われたけど流石に武豊が3度もミスることはなかった訳で。あれでダービーは僅差の2着だったし、やはりこの馬、三冠に限りなく近い存在だったんだなぁ。いっぽう一番人気のダービー馬アグネスフライトは5着。
 「ダービー2着馬が菊で強い」というデータは長い歴史で過去にも多くあるから分かるとして、「皐月賞馬とダービー馬の対決では皐月賞馬の方が成績がいい」という近年特に顕著なデータも裏付ける結果となった(これで3年連続。その前3年間は皐月賞馬が菊花賞に不出走、その前が三冠馬ナリタブライアン。その前年:皐月賞馬ナリタタイシン/ダービー馬ウイニングチケットでやっとダービー馬が勝つが、この時のナリタタイシンは病み上がりで出走しただけに近い)。このデータだけはいまだによく分からない。単純に考えると、2000mの皐月賞より2400mのダービーの方が3200mの菊花賞に近い気もするんだけど…。
 去年の皐月賞馬テイエムオペラオーは菊2着でダービー馬アドマイヤベガは惨敗、その前の菊は皐月賞馬セイウンスカイの二冠達成でダービー馬スペシャルウィークが負けている訳だから、確かに結果はそうなってるんだよなぁ。やはり最近の傾向である「超スローペースからの差し脚勝負」ばかりの競馬では、もはや距離は関係なくて「切れ味」だけが問題ということかな。ゴールの瞬間に杉本さんが2度繰り返した「菊花賞はやっぱり皐月賞か」という台詞は、エアシャカールが勝った、というだけの意味には僕には聞こえなかったのだが。重厚なステイヤー血統の馬が活躍できる場はもうないのかもしれない…。

…そうか、アグネスフライトって京都新聞杯(今年から春に移って菊花賞最終トライアルからダービーの前哨戦になりG3に降格した)の勝ち馬だから、「京都新聞杯を買ったダービー馬は菊に勝てない」というジンクスも守ってしまった訳か…。これ、あのミホノブルボンもウイニングチケットも破れなかったジンクスで、逆にミスターシービーやナリタブライアンはここで負けたために三冠を達成できたという(笑、シンボリルドルフは前哨戦にセントライト記念を選び圧勝したので京都新聞杯は出ていない)不思議なレースだが、開催時期が移ってもなおジンクスが生き残るとはものすごい(笑)。

しかしホークス、強いなぁ。去年の日本シリーズが今年のドラ対策に使われてしまったように、来年のジャイアンツに対する戦い方の参考になるかも。

 切手に著作権は?
 2000.10.24(Tue)
イギリスに長期出張していた友人K氏よりお土産が届いた。ウイスキーと紅茶。実はウイスキーは前回出張時のお土産も残ってるし、肝臓が壊れかけて療養中だからなかなか飲めないけど(^^;)どうもありがとうございます。…などと書いてるとウイスキー目当てでうちに押し掛けるヤツが出てきそうな(笑)

「20世紀デザイン切手」第15集を買う。今回の目玉はガンダム。1シート(10枚組)のうち50円切手2枚がガンダムの図案(ガンダム+背景ザク・アムロ+背景ガンダム)、シートの余白部分に入るイラストもホワイトベースのクルー達のイラスト。予想通り、ガンダム+背景ザクの方は大河原邦男、アムロ+背景ガンダムの方は安彦良和の絵を原画にしていた(解説には「昭和54年に描かれた原画」としてあった)
 さだファン的には、「時代」「たいやきくん」「UFO」とともに秋桜が取り上げられているのも話題。ただ、これが、別紙解説には「1977年さだまさし作詞・作曲による「秋桜」が発表され大ヒットした」とあるだけで、何処にも「山口百恵」の 名前がないのが不思議な気がする。
 同様に、ピンク・レディーも子門真人の名前もないし、ドラマで取り上げられた「金八先生」「おしん」も武田鉄矢や小林綾子の名前はないのね。著作権が厳密にかかる部分だけクリアした解説文、ということなのかなぁ。
 もっとも、ガンダム切手の隅に「(C)創通エージェンシー・サンライズ」と書いてあってもびっくりするけどさ(笑)

 ウラの激闘
 2000.10.26(Thu)
今年のドラフト最大の大物とされる立命館・山田秋親投手が、ここにきて「ホークス逆指名」の既定路線を白紙に戻したものだから、にわかに騒がしくなってきた。確かにチームは連覇したとはいえ、親会社のあまりの窮状に不安を感じた親族や大学関係者に説得されたようだ。
 現状ではホークスのほか、絶望的状況下でも諦めていなかったドラゴンズ、一旦諦めたタイガース・ブルーウェーブが交渉するらしい。「まさか例によって裏金であの球団が釣ったのか?」と思ったが、今のところその気配はなさそう。
 まぁ正直いうとシドニー五輪での投球を見た限りでは「そんなにいいかー!?」と思ったのだが、彼以外だとドラフト1位は高校生だろうし即戦力にはならないだろうし。とにかく、交渉する4球団のファンは日本シリーズよりも(ま、流石にホークスファンはそっちの方が大事だろうけど)気が気でない数日間になりそう。ドラフト関連のBBSを幾つか覗いてみたが、あるTファンの「山田よ、お前が来てくれれば藪をエースと呼ばずに済むんじゃ!!!」という書き込みに爆笑。(^^;)
 初日はTとDが交渉に臨み、Tは20分、Dは山田の父親も出席で1時間。必要とあらば星野監督自身も出て来るみたいな話もあったが結局なし。なんとなく「出来レース」っぽく見えるのだが、さて、どことデキているのか…。

暴力的な経緯で改正案が可決された公職選挙法だが、これってホントに自民党に有利なのかなぁ。この状況で、自民党から立候補しようと思う著名人なんて皆無なんじゃないかと思うんだけど。ま、確かに公明党にとってはこの形式は有り難いんだろうけどね。

 バットモービルに非ず
 2000.10.28(Sat)
へぇ、新しいマークIIのCM、ジョージ・クルーニーが出てるんだ…。今更説明不要かとは思うが「ER」で人気を得て3代目バットマン役にも抜擢された人と書けば大抵の人は分かるだろう。
 しかし、かつてハイソカー・ブームを起こしたマークIIも今回のモデルチェンジでは随分変わったよな。フロントはマークIIっぽさが残っているけどリアはぜんぜん別物だし。個人的には、マークIIくらいは流行に反して横一文字基調のテールランプデザインを残して欲しかったが…。
 半年後には従来は兄弟車だったチェイサー・クレスタもモデルチェンジする筈で、トヨタではクラウンもそうだがサッシレスドアの「ハードトップ」車が次々とフルドアのセダンに切り替わっている。最後まで残りそうなウィンダムも次期モデルでは切り替わるだろう。
 まぁ側面衝突時の安全を考えると仕方ない流れなんだけど、サッシレスドア車のスタイリッシュ性はけっこう好きだったし、ちょっと寂しい傾向ではある。

夕方からテレビつけっぱなしのまま爆睡してしまい、ふと目が醒めたらテレビの画面ではビールかけをしているところだった…。

 数年ぶりに
 2000.10.29(Sun)
12年間も1番人気が勝てず、シンボリルドルフもオグリキャップもメジロマックイーンさえも勝てなかった天皇賞・秋は1番人気テイエムオペラオーが圧勝、遂にジンクスを止めた。そして昨年のスペシャルウィークに続いて4頭目の天皇賞連覇。ここ数年の秋天は近年のG1で多い超スローペース傾向とは全く逆のハイラップになることが多く、これがオペラオーにとって不利・ナリタトップロードにとって有利に働くと見る向きもあったが、当日の天気は小雨、重馬場になったことによりペースが落ち、オペラオーの圧勝となった。「テイエムとメイショウドトウは切る」と言い放ったK先生はまたも黒焦げ…。(^^;)
 ただ、最初のあたりで内に切れ込んでいくときにステイゴールドの進路をちょっと遮ったようで、ヘタすると91年のメジロマックイーン(1着入線も斜行で18着に降着)と同じになる可能性はあったようだ。今回ステイゴールドに乗っていたのがマックイーンの武豊だったというのも何かの因縁か…。そのステイゴールドは7着に終わり、3年連続秋天2着の偉業(?)はならず。2着はメイショウドトウで騎手は的場、やはり的場均は「3」絡み記録を阻止するなぁ(笑)。
 オペラオーはこれで今年は無敗で重賞6連勝、うちG1が3勝で古馬ではシンボリルドルフ・タマモクロス・スペシャルウィークと並び過去最多に並んだ。しかもまだJC・有馬記念が残っているから記録更新、そして史上初の秋の古馬G1・3連戦を全勝する期待もかかる。抽選馬でここまで強くなった馬というのは空前絶後になるかもしれない。

アメフト関西学生リーグはいよいよ全勝対決が始まり、京大−立命館戦は大接戦の末に試合終了8秒前のタッチダウンで17-10とした京大が4年ぶりに立命館に勝った…(感涙)。
 立命館は数年前に瀬田の新キャンパスに専用グラウンドや海外からコーチを招聘するなどしてきたし、もともと京大と違って関学(関西学院)や立命のような私学は推薦入学などで経験者や素質のある学生を獲れる訳で、これに対する京大の場合は入学してきた素人たちを効率よく鍛えていく方法と戦術面でこれまでの実績を残してきたのだけど、ここ数年で関学・立命が施設や選任コーチを充実させており、昨年までの2年間を見ているとその成果が出てきたようで、このままでは関学・京大・立命の「3強」から京大が脱落しかねないという危機感があったのだけど、まだまだ大丈夫そうかな。
 今年の京大はディフェンスラインがかなり強いようだ。まぁ今迄で最強だったのは「ディフェンスで前進していた」95年(今のところ最後の日本一の年)だったと思うけど、その域まで達せるかどうか。このあと今度は関学との全勝対決になる。4年ぶりの優勝も見えてきたかな。

サッカー日本代表のトルシエ監督と強化委員会のゴタゴタを見ていると、数年前のマリーンズのヴァレンタイン監督と広岡GMを思い出すな…。