時々日記:2000.10.1-10.15
→日記最新分へ

 できすぎた話
 2000.10.1(Sun)
スケジュールが大きく変わって今年から秋のG1シーズン初戦となったスプリンターズS。G1馬が7頭も出てきて、大本命は海外G1を2勝していながら国内G1未勝利のアグネスワールド、だったのだが、…勝ったのは16番人気の7歳馬ダイタクヤマトで、これが初重賞制覇。ついた配当が単勝25750円。2着がアグネスワールドで馬連が25700円。馬連より単勝の方が配当がデカいって…(笑)。
 鞍上の江田は、マックイーン降着のため勝って万馬券のプレクラスニーの秋天以来のG1ってこと? 3年前にもテンジンショウグンの日経賞ってのがあったし、そもそもダイタクヤマトの父親ダイタクヘリオスもG1を2勝しているけど大穴馬だったなぁ。馬・騎手・父馬ぜんぶ大穴男で、おまけに表彰式のプレゼンターがシドニー五輪で大穴あけた柔道81kg級の金メダリスト・瀧本誠選手(JRA職員。いくら金メダルとはいえ、自分トコの職員をプレゼンターにするとは…)。できすぎた話や…。スタンドからは「オマエが来たからこんなレース結果になるんじゃっっ!!」と罵声が飛んでいそうだなぁ(笑)。

ダイタクヘリオスといえばマイルCSを連覇した馬だが、G1を2勝した割にはたいして評価は高くなく、その癖人気だけはあったというヘンな馬だった。しょっちゅうクソ負けをかまして恥をかき、首の高い姿勢で口をぱっくり開けたままイッた目で走る姿、よしだみほの漫画で有名になった、超良血のお嬢様ダイイチルビー(母は牝馬二冠ハギノトップレディ、祖母は悲劇の名牝イットー)との大恋愛(笑、ただ単にしょっちゅうレースで顔を合わせて好勝負をしていただけだが)など、話題には事欠かない馬だったな。

ところでダイタクヘリオスの母ネヴァーイチバンの母がミスナンバイチバンという馬だが(この名前からして既にタダモノではない(笑))、彼女の産駒、つまりネヴァーイチバンの6つ上の姉がカブラヤである。そう、あのカブラヤオー・ミスカブラヤ兄妹の母親なのだ(つまりカブラヤオーとダイタクヘリオスは従兄弟)
 カブラヤオーといえば1975年の皐月&ダービーの二冠馬だが、やはり強烈な印象を残しているのはダービーでの逃げ切り勝ちであろう。前半1000mを58秒6という殺人ラップを踏んでブッ飛ばし、後半バテバテになって左右にフラフラとヨタりながら結局逃げ切ってしまったという伝説のレースである。同じ菅原騎手を鞍上に桜花賞・オークスをやはり逃げ切りで圧勝したテスコガビーとの恋物語ネタってのもあったっけ(笑)(もっともカブラヤオーとテスコガビーはヘリオス&ルビーと違って1度しか対決していないし、両馬とも春のクラシックで燃え尽きた上、テスコガビーは現役中の5歳秋に急死してしまったのでその後の進展はなかったのだが…)
 カブラヤオーの引退後に明かされたのだが、実はカブラヤオーはたいへんな臆病者で、馬混みに入ると他馬が怖くて競馬にならないほどだったそうで、他馬を近づけないために殺人ラップで逃げ続けたのだ。つまり、同じ逃げ切り勝ちの二冠馬でも、ミホノブルボンのように「圧倒的な能力差で他馬を寄せ付けず逃げ切った」のでもなく、サニーブライアンのように「先頭に立ってレース展開をコントロールして末脚を残しておいて勝った」のでもなく、「他馬に近づかれたくない」恐怖心だけで逃げ切ってしまったのである。まさにキ印。
 妹のミスカブラヤは兄とは逆に「最後方から大外一気に爆走」という戦法の、しょっちゅうゲート内で暴れまくったやはりキ印な馬で、1979年のエリザベス女王杯を勝っている。また、この兄妹の母カブラヤの従弟にサルノキングがいる。1982年のスプリングSで超良血ハギノカムイオー(ハギノトップレディの弟だからダイイチルビーの伯父)を抑えて1番人気に推され、レースではなんと向こう正面でスパートして全馬を抜き去った挙げ句あまりのスピードで脚を骨折し、それでも3本脚で4着に食い込んだという化け物だったそうだ。
 …とにかく、ダイタクヘリオスとカブラヤオーの家系はそういうヘンタイだらけというか、正真正銘のキ印家系なのだそうだ。そのヘリオスの仔だけに、何処かで何かシデカスのではないかとは思っていたが…。

そうしてみると、未だに根強い「ダイタクヘリオス・ダイイチルビー交配待望論」はやめといた方が良さそうだな(笑)。ともに短距離G1を2勝しているが、片やキューピット−ミスマルミチ−イットー−ハギノトップレディと受け継がれてきた元祖「華麗なる一族」の母系と新「華麗なる一族」の頂点トウショウボーイを父に持つ超良血のお嬢様、片や伝説的な変態キ印家系の代表的存在(笑)。そりゃダイイチルビーの関係者は嫌な顔するでしょう(笑)。もっとも、良血に狂気の血が入ったら手の付けられない怪物が誕生する可能性もありそうな気がするけど。

さて、オリンピックも終わった。ほとんど毎日のように日本人選手のメダル獲得や活躍のニュースがあって、まぁ盛り上がったといえるだろう。閉会式はオーストラリア出身の有名アーティストがずらり出演していたが、インエクセスが出てきたのには驚いた。本来のヴォーカルだったマイケル・ハッチェンス(CHAGE&ASKAと親交があり、かつて原詞に即した英語詞で「Red Hill」をカヴァーしたこともある。ロンドンでC&Aが「MTVアンプラグド」に出演した時もハッチェンスが書いた英語詞で「Red Hill」を唄っていた)が数年前に自殺して、その後どうしているのか気にはなっていたのだけど、活動を続行していたようだ。

 次は誰?
 2000.10.5(Thu)
え?ゴメス退団するの?… 子供の教育問題とかが理由だそうだが、残念だな…。今年こそ開幕直後に不振に苦しみ、得意にしていたジャイアンツ戦で完璧に抑え込まれた1年だったとはいえ、この4年間安定した成績を挙げていただけに。去年の優勝もゴメスの活躍なしには考えられなかったしなぁ。
 まぁ、これで噂されるローズ(YB)獲得に何の支障もなくなった、という見方もできるけど、ベイスターズも阿波野や島田直也、駒田などの解雇を発表しており、引き留めるための資金はできつつある訳で(なんだか駒田をFAで獲得する時に高木豊や屋敷などベテラン選手を大量解雇した時に似てきたな)、何でも欲しがるジャイアンツと3つ巴の獲得競争が繰り広げられそうな気配になってきたな。

ドラゴンズって割と外国人選手の「当たり」は多い方で、ま、そりゃスパイクスとかカスティーヨとかディスティファーノとか名前を思い出すだけで爆笑したくなるダメ選手も多いけど(^^;)
 ドラが開拓してきた台湾・韓国といったアジア系は別にすると、特に白人系の選手にいい選手が多かった気がする。過去の優勝時に活躍したマーチン('74)・モッカ('82)・ゲーリー('88)がいい例だろう。優勝できなかったがバンス・ローも良かったな。黒人系はあまり活躍したのが記憶にない。3年連続首位打者パウエルも打率は良かったけどチャンスに打てなかったし。カリブ系はゴメスが初めてくらいじゃないのかな。それにしてもローズが獲得できなかったら誰が来るんだろう。まさかディンゴとか(爆笑)

 地震
 2000.10.6(Fri)
某球団幹部の不手際により、今年の日本シリーズは変則日程での開催がほぼ確定だが(笑)、その日本シリーズの東京ドームでの試合前にシドニーオリンピックの金メダリスト・高橋や田村、井上が始球式を行うそうだ。あれだけオーナーがオリンピック選手派遣問題でごたごた言っておきながら都合のいいところだけは便乗するその感覚に呆れるほかない(星野監督もそういう主旨でWオーナーを批判する発言をホームページでしていたが)。それに、いくら監督が親交があるとはいえ田村がやるなら福岡ドームでやるのが筋でしょう。
 そもそも、監督はオリンピック好きかもしれないけど、あのオーナーは単に「オリンピックの野球競技にプロ選手を派遣する」ことに反対したのではなく、IOCはじめオリンピック自体を批判していたのだから、新聞・テレビ含めてグループ全体でオリンピック報道を控える、もしくは一切無視くらいのことをすべきだったんじゃないの? そりゃ部数と視聴率が取れるなら何でもアリというのも一つの主義だろうけどさ。けど、最終的にはその姿勢が自らの首をも絞めることになるだろう。
 それに、(あのオーナー自身の責任じゃないけど)2リーグ分立の原因って毎日の参入を讀賣が認めなかったことに端を発している訳で、今更あのチーム(と親会社)に新リーグだの1リーグだの言える立場でもないと思うんだが。
 とにかく今年は念願の(?)ON対決が実現した。いずれ遠くない将来ONが現場から去ったとき、ジャイアンツとその集客力頼りの日本プロ野球は一気に凋落するのではないだろうか、という予感のようなものがある。いや、それをジャイアンツと讀賣も分かっているからこそ長嶋監督を勇退させられないんだろうけど。

京都でも揺れた筈なんだが気付かなかった…。山陰にも知人は何人かいるので気がかり。電話は回線を混雑させるだけで今はやめておいた方がいいだろうと思い、メールを出せるところはメールを送ったけど、返事はいつ来るのやら。地震というとどうしても5年前を思い出してしまう。それにしても今回はお昼過ぎの時間帯で幸いだったかもしれない。あと1時間早かったら昼の支度と重なるため、もっと火災がひどいことになっていただろう。

 馬、跳ねる
 2000.10.8(Sun)
F1日本グランプリはインターネットで経過を掴んでいた。F1を熱心に見たい人たちはみんなネットで経過も含めて結果をリアルタイムで知ることが簡単に出来る時代になったんだから、フジテレビも昼2時から生中継すれないいのに。時差の関係でアメリカ大陸のレースは深夜に生中継してるのにさ。夜10時の時間帯に放送したからって視聴率がどの程度変わるんだか。まぁフジテレビの場合は競馬中継とぶつかるけど、2元中継で組み合わせて放送すればいいんだし(夏の27時間テレビの時はそうでしょ)、今年の場合は今週に限って競馬もG1がなかったし(まぁ京都大賞典はG1級の馬が集まったけど所詮は調整レース)

ということでM.シューマッハが勝ってフェラーリから21年ぶりにチャンピオンが誕生。2000年という区切りの年にFIAもFOAもテレビ局も思惑通りの結果。「出来レースのような結果」という点で、なんだか「ON対決」が実現してしまった日本のプロ野球に似ているな。伝統ある名門でファンが多く資金が豊富であることを盾に統括団体を動かしてルールを都合良く変えさせたり解釈したり、ということを繰り返している部分でも跳ね馬と某球団はそっくりかもしれない(笑)。

まぁ確かに今年がフェラーリ/M.シューマッハにとっても最後のチャンスだったかもしれない。もし今年シューマッハがタイトルを逃したら流石にイタリア国内やティフォーシ(熱狂的フェラーリ・ファン)たちから批判されただろうし、かつてのプロストみたいに追われたかもしれない。あのチームは低迷時のお家騒動も伝統だから(笑)。
 フェラーリを支えてきたのはマールボロの巨額なスポンサーマネーと親会社フィアットの寛大さによる援助が大きかったのだが、数年以内にF1でもタバコ広告が全面禁止されることが決まり、長い間F1を支えこの5年間はマクラーレンへのスポンサードをやめてフェラーリに集中させてきたマールボロもいずれ近い将来にスポンサーを降りることが確実である。また、昨今の自動車メーカーの世界的な合従連衡が模索される中、イタリアの巨人フィアットも他メーカーと提携することになるだろうし、そうなれば今迄のように気前よくフェラーリにの要求通りに資金援助をすることも難しくなるだろう。
 マクラーレン(メルセデスベンツ:ダイムラークライスラー)やウィリアムズ(BMW)が単なるエンジン供給でなく資本的にも大メーカーの傘下に入って実質的に大メーカーのレース部門になり、今年復帰したホンダに続いてトヨタやルノーなどが参入して、今後F1はますます自動車メーカー同士の競争の場になることが予想されるが、そうなると最終的にはやはり最も効率よくカネを注ぎ込んだところの勝ちになるような気がする。でもそうなると勝つところがいつも同じになってしまいレース自体はつまらなくなって人気が低迷し、しまいにはレース自体が消滅してしまう、という危険性もあるのよね。数年前のSWCやITCがそうだった。はたしてF1は大丈夫かいな。

「笑う犬」スペシャルは「小須田部長」最終回。もはやコントではない(^^;)感動と涙の? 終わり方であったが、「小須田部長」のウッチャンの方が「バスストップ」の時より自然な演技に見えたのはどういう訳だろう(^^;)

 馬に乗る人の話
 2000.10.9(Mon)
…といっても、昨日の流れからフェラーリ・ドライバーの話をするとかそーゆーコトではなく、ひねらずストレートに騎手の話。

ひとつめ。大井競馬の的場文男騎手が、一昨日のTBSの改変期特番で「人間(8×200mリレー+時間ハンデ)VS馬」の対決で騎手を務めたがゲートが空いた瞬間に落馬したそうな。当然この段階で人間の勝ち(カラ馬はゴール手前で人間を抜き去ったらしい…)。杉本さんが実況をやったらしいけど(仕事選ばん人やな…(^^;))どんなコメントしたんだろう。しかし的場騎手、きっと大井でさんざん野次られるだろうなぁ。可哀想に。

ふたつめ…というか的場文男騎手の話で思い出したこと(^^;)。少し前の話で既に新聞などで報じられているが、的場均騎手が引退、調教師試験を受けることになる模様。的場といえばライスシャワー、そして京都競馬場というのが最も印象に残っていると思うが、個人的に親近感を抱いたのは的場騎手の親友さだまさしのコンサートでのMCのネタになって以降なのは確かだ。ライスでミホノブルボンの三冠を阻止したときの裏話は面白かったな(たぶんこの話はCDに入っている筈なので、知らない人はそちらで聴いてください)
 この人、G1で勝ってもガッツポーズしないしウイニングランでコース1週もせず途中で引き返してくることも有名だが、その理由が「だって勝ったのは僕じゃなくて馬だから」「レースで一生懸命走って疲れているところに更に1周させるなんてできない」というもので、実際、「俺が調教師になったら勝ってガッツポーズする騎手は自分の管理馬に乗せない、したらブン殴る」と言っているそうだ(笑)。じゃ、横●典とか吉●豊とかは的場厩舎の馬には乗れないなぁ(笑)。ただ、実際問題として、騎手のガッツポーズは全体のバランスが崩れるため、その一瞬に馬に負担がかかり故障する確率は高いのだという。
 的場騎手が最後に組んだ大物がグラスワンダーだった。同期のエルコンドルパサーも蛯名に乗り替わるまでは的場さんだったが、敢えて故障中のグラスを選んだのはそれだけ彼の才能を信じていたからだろう。それはグランプリ3連覇に結実した。しかし、それだけにグラスがあんな形で引退していったのは残念だった。凱旋門賞で走って欲しかった…。

みっつめ。これも既に新聞などで報じられているけど、ダイユウサクなどG1馬3頭を育てた(新聞などには「ダイユウサクをはじめ多くの名馬を育てた…」とあるけどダイユウサクって名馬だっけ?(^^;))内藤調教師が来年2月の定年後、騎手免許を再び取得(調教師になる前は騎手)して騎手復帰する意向だという。実現すれば70歳の騎手ということになる。今でも調教で乗っているとはいうけど…、ホンマかいな。しかし調教師や厩務員には定年があるけど騎手にはないのね。うーむ、盲点だった。ということは岡部さんもずっと乗るつもりなのかな?
 まぁ免許失効しているとはいえ大昔は騎手だったわけで、まさか競馬学校に入り直して3年間、ということではなく試験をクリアして免許さえ下りればすぐ騎乗できるんだろうけど(日本の騎手養成過程に入れずニュージーランドで騎手の訓練を受けて免許を取った後に帰国して騎手になった横山賀一騎手と似たケースとして扱われるのかな)、前代未聞の自分が調教師として管理していた馬に騎乗することになるのだろうか?(^^;;)

よっつめ。北関東公営の足利競馬の名物騎手(?)・長島茂夫騎手の引退式が昨日あったらしい。で、みんなの期待していた通りに、引退式の挨拶で「足利競馬は永遠に不滅です」と言って大いに喝采を浴びたそうだ(流石に恥ずかしかったのか、冗談っぽい口調ではあったそうだが)。…けど、足利競馬って関東でいちばん最初にツブれそうなところじゃなかったっけ(^^;)

 error opening mid file
 2000.10.10(Tue)
1年ちょっと前に、友人が日々の鼻歌?で作詞・作曲した曲を本人に電話で歌って貰って録音し、僕が採譜してmidiに打ち込んだことがあった。ただ、なかなかアレンジが気に入るものを作れず、ずっと放ったままになっていたのだが。
 で、最近YAMAHA製のシーケンスソフト"XG Works"を入れたのを契機にアレンジを一から作り直したら、ようやく気に入ったものが出来上がったので、これをメール添付で数日前に送ったのだが、聴けないという。圧縮ファイルの解凍はできたらしい(MacからWindowsにファイルを送る際ここでトラブることが多々ある)から他の原因ということになるが、MacからWindowsに送る際に時々あるリソースフォーク等の問題でトラブったのか、それともMidiのフォーマットの問題なのか、けっきょく原因が解明できず。
 メール添付以外の方法も試してみようと思い、こっそりとWebページを増設してmidiファイルを置いてみた。さて、これで向こうは聴けるだろうか?  で、ここがナイショの入り口。

 ベタ打ち
 2000.10.11(Wed)
久々にこのページの配色などをいじってみた。大がかりな改装をしている余裕はとてもないので、細かい配色を変える程度だから、たいして見栄えは変わっていない筈けど。
 特に、初期にHTMLの基本部分を書いたページは色指定がフルカラーで書いているので環境によって見え方が変わる可能性もあるので、同じ様な色でも今回気付いた部分については4096色での指定に変えた。つまり、RGBそれぞれ0〜9とA〜Fでの16進数の2桁(256段階)の3乗(1677万7216色)という6桁のパラメーターで色を指定する際に、各色を"22""FF"など2桁を揃えた値にすれば4096色になる訳だ。また、背景のGIF画像も256色から16色に直してファイルサイズを軽くした。
 なお、このホームページ、一部は「ホームページPRO」を使ったファイルもあるが、基本的には市販されているホームページ作成ツールを使わず、メンテナンスも含めてテキストエディタによるベタ打ちである。だから軽めなんだろうけど。画像の処理もフリーソフトばかりでこなしてます。ソフト関連でカネかけてるのはMacを購入した頃に入れた一太郎やMicrosoft Office、最新のMac OS、それにシーケンスソフトくらいかな。

女子マラソンの高橋尚子に国民栄誉賞を贈るそうだが、個人的にはあまり賛成しない。最近の国民栄誉賞が死後に贈られることが多いことへの批判も気にしているのだろうが、スポーツ選手の場合は引退後の方がいいと思う。金メダル以上に「その後」に背負わなければならないプレッシャーが大きすぎるからだ。高橋はまだ28歳。次のオリンピックもまだある。国民栄誉賞なんて背負ったら、今後は不測の事態による調整不足やレースでの敗戦なんてものは許されなくなっていくだろう。
 かつて27歳の若さで国民栄誉賞を受賞した柔道の山下泰裕は、200連勝で負けがつかないまま翌年に30歳前で引退したが、いま思うと国民栄誉賞を受けた為に「負け」が許されないような気分にさせられてしまい、結果的に彼の引退を早めたのではないか、と思う。あれほど楽しそうに「走る」高橋にそうなってもらいたくはない、と思うのだ。
 それに、高橋が受賞するなら「じゃ、田村は何故あげないの?」という声だって出てくるだろう。勿論高橋の功績は素晴らしいし、競技種目が違うから単純な比較はできないが、個人的には田村亮子の方がより相応しいような気がする。
 まぁ国民栄誉賞なんてもともとは「日本生まれの台湾系人」王貞治の功績を「日本人の功績」にするために作られたようなもので、所詮は時の首相の世間に対する人気取りの道具に過ぎないが、首相の気まぐれのせいで受賞者から自由やいろんなものを奪い人生を変えられてしまうかもしれない、ということを念頭において検討してほしいものだ…が、あの首相じゃ考える頭はなさそうだなぁ。「引退後に自民党から国会議員に」くらいは考えているかもしれないけど(苦笑)。そういえば橋本聖子や馳浩が国会議員になったのは、あの首相が幹事長時代に引っ張ってきたからだったな。

ノーベル化学賞に筑波大の白川名誉教授が決まったそうだが、そういえば東工大出身では初めてだな。というか、自然科学系の日本人受賞者で京大か旧制三高(のち京大教養部→現:総合人間学部)にまったく無関係な人は初めてらしい(ということは江崎玲於奈は旧制三高の出身ってことか)。その一方、過去にノーベル賞学者を4人出してきた京大では、農学部の某教授が最近の著書や論文で(学生を含めた)他人の論文を盗用しまくっていたことが発覚した模様。まる写しはアカンでしょ、まったく…。

 最後のアメリカの夢を
 2000.10.12(Thu)
イチローがメジャーに挑戦か…。FA権取得前にこうなることは予想はしていた。というのは、国内でのFA移籍と異なり、FAでメジャーに移籍すると元の所属チームには移籍金などの補償が全く入ってこないからだ。ポスティングシステムの行使なら、単に年俸5億円が浮くだけでなく、巨額の移籍金もブルーウェーブに入ってくる訳で。長谷川の時も、自分たちがまるまる損しないように球団主導で話をとりまとめて移籍させた位だから、まぁ商売上手ということかもしれない。
 昨年オフにイチローのドラゴンズへのトレードの噂が出たときも、僕は「ありえる話」と思っていたからさほど驚きもしなかった。さて、入札制度だからどこのチームに行くのか現時点ではまったく読めないが、どんな活躍をするのか今から楽しみではある。松坂との対決がもう見られないのはちょっと寂しいけど。

そうなると、来年からのパ・リーグの「目玉」対決は松坂や黒木と中村紀になるのかなぁ。ホントに力と力の勝負になりそう。

東尾監督のホームページを読んだところ、明日のゲームではイチローの出番次第で松坂の登板もあるようだ。今後、本気で2人が対決するのはあるのだろうか?その舞台は日本かアメリカか…。

 13日の金曜日
 2000.10.13(Fri)
松坂の件、単に車をレッカー移動されただけかと思ったら実は免停中の運転で、黒岩広報が代理出頭していたことが分かって2人とも書類送検、松坂は無期限の謹慎処分だそうで、イチローとの最後の対決も流れてしまった。この場合、いちばん可哀想なのは黒岩氏だと思うのだがどうなのだろう。堤オーナー直々の肝煎りで松坂付になった彼の立場からすれば、そうする以外なかっただろうという気がする。
 勿論、もっとも責められるのは松坂自身であることは言うまでもないし、球団が甘やかしていたのも確かなのだろう。堤義明オーナーは、オーナー経営者にしかできない、しかし誰にも思いつかなかった発想でリゾート開発やホテル経営を行い、西武グループをあそこまで盛り立てたという部分で尊敬すべき部分も多い人物だと思うし、あの人がオーナーでなければ1980〜90年代の西武ライオンズの黄金時代もなかった筈だが、かつての清原とか現在の松坂とか、特定の個人に対して甘いところがあるような気がする。

ただ、相手の日テレのアナウンサー、松坂より年上なんだし、はたち前後の男なんてサカリのついた真っ最中な訳だし(^^;)、オリンピックの会見前夜ということは分かっている筈なんだから、その辺を彼女がコントロールしてやる責任はありそうな気もするんだが。
 どうしても遭いたいけどマスコミに見つかるのが嫌というなら、(ライオンズの東京の宿である)高輪プリンスに直接行くのはマズいにしても、あの辺りなら新高輪プリンスとか品川プリンスとか歩いて行ける距離に系列のホテルが幾つかあるんだし、プリンスなら職員に箝口令も敷けるだろうし、そういう手もあっただろうに。

なに? 紀藤と鶴田のトレード? 今更紀藤なんか獲ってどーすんのよ…。そりゃ紀藤は地元の愛知・中京高校(現:中京大中京)出身だけど。当時の中京のエースは1年からずっと野中で紀藤は最後まで控えだったが、だからこそ高校時代に肩を酷使せずにここまで野球を続けてこられたと言えるかも知れない。そういえば野中は阪急にドラフト1位で入ったものの鳴かず飛ばずでクビ、台湾プロ野球で活躍したあとドラゴンズに入ったことがあったな。そこそこ活躍したが3年くらいで解雇されて最後はスワローズで投げていたような。
 しかし、この期に及んで山本昌・武田と同じ「昭和40年会」の35歳、武田いうところの「おじんチーム」メンバーが増えるとは…。なんとなく「山本浩二監督就任祝」に星野監督が鶴田をくれてやった、という印象が強いなぁ。

「プロ野球ニュース」の最後の最後のところで、「ホークス・藤井投手、死去」の速報が。びっくり。昨年のホールド王が今年は全然試合に出てこないので「去年の酷使で故障したのかな」と思っていたが、まさか昨年の日本シリーズの時には既に肺ガンだったとは…。カープの津田投手が亡くなった時もショックを受けたが、彼の場合は治療専念のため1年前に引退していたので少しは予測がついたけど、藤井投手の場合は昨年の活躍が記憶に新しいだけに…。

 意外な結果に
 2000.10.15(Sun)
今年の秋G1は波乱が続く。秋華賞は10番人気ティコティコタックが勝ち、2着に3歳女王ヤマカツスズランが逃げ粘って単勝2710円、馬連30010円。春クラシックを分け合った山内厩舎の2頭が沈む結果となった。
 鞍上の武幸四郎の初G1勝利となったティコティコタック、ヘンな名前と思ったら、この馬バンブー牧場の所有なのね…。かつてバンブーアトラスやバンブービギンなどを送り出したバンブー牧場、そういえば鞍上に武豊ということが多かった気がするんだがこれって洒落っ気もあったんでしょうか(笑)。最近あまり「バンブー」の名の付く馬を見かけないなと思ったら、冠号つけるのをやめたのかな?

なんと長野知事選、田中康夫が圧勝したと…。今後は長野でペログリ日記なのかなぁ(笑)。ま、彼は独身だから別にどれだけヤッても法的に問題ないと思うけどさ(あ、でも「人妻と…」てのはヤバいのか)。どこかのタコみたく嫌がる女性にセクハラするのとは全然違う訳で。