時々日記:2000.9.16-9.30
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 画面に釘付け
 2000.9.16(Sat)
で、DVD三昧。みみなが持ち込んだDVDと俺が所有しているDVDソフトを見る訳だから、当然ながら映画やエッチなものではなく(?)音楽ソフトばかりぶっ通しで観ることになる。
 まず最初に見たのは米米CLUBのDVDで、過去のCM映像などが中心。あの「浪漫飛行」で一躍有名になったJALのCMや「LIVE UFO」CMなど見どころの多い(しかも笑える)映像だらけのモノ。そのあとは出たばかりの椎名林檎のビデオクリップ集「性的ヒーリング(其の壱/其の弐)」2枚。ま、このなかで一番有名なのは勿論「本能」だろう。更に中島みゆきのビデオクリップ集「The Film of Miyuki Nakajima」(過去にVTR・LDで出た2枚を1枚にしたもの)。「空と君のあいだに」がよくテレビで流れた時期があったけど、圧巻はやはり「おだやかな時代」だろう。今はさだまさしのコンサートツアーでピアノを弾いている倉田信雄さんがこのビデオクリップの中でピアノを弾いている点もチェック。これらを見たあと就寝。

で、昼近くになって起きた後、俺所有のユーミンの「シャングリラ」ライヴビデオを鑑賞し、みみな持ち込みの「忌野清志郎30周年リスペクト・ライヴ」。これが凄くて、泉谷しげるが前座で「雨上がりの夜空に」を唄ってみたり矢野顕子が唄ったらまったくキヨシローさんの曲に聞こえなかったり(爆笑) 奥田民生が自分の曲より一生懸命唄っていたり(^^;)、他にも超豪華出演者多数のライヴで、めちゃめちゃ面白かった。
 で、最後に俺所有のCHAGE&ASKAの「千年夜一夜ライブ」。ここまで見たDVDのうち、これだけが5.1chサラウンド対応で、実際、スピーカーは2本しかないのに、横から音が聞こえてきたりする,のである。壁などによる音の反射を計算して定位がされているのだろうと思うけど、やっぱ凄いよコレは。

ひととおり見終わると丁度夜7時を過ぎており、そのままオリンピック観戦モードに。田村亮子が金メダルを獲ってなんとなくホッとする。あれだけ金メダルに執念を燃やし、もっとも近いところにいると思われながら逃し続け、「今度こそ」と本人も周囲も思い続けた4年間のプレッシャーは本人以外には決して分からない重みがあっただろうと思う。ま、最終的には予定調和的で良かったってば良かったけど。なんだか、他の選手には悪いが、これで今回のオリンピックの世間一般的な興味の半分くらいは終わったような気がしてならない(^^;)。これで本人もやっと落ち着いて…と思ったら、もう「アテネも狙う」って宣言したの?

さらに続けて「フードファイト」最終回を観る。どう見てもこのラストは「2」をやるのがミエミエだな…。九官鳥のキューちゃんの声も噂通りキムタクだったことが判明。どうりで唄うと草なぎクンよりうまいワケだ(^^;)

そのあと「天下一品」にラーメンを喰いに出掛けて帰宅後、キーボードとギターを引っぱり出してたらたら弾いてみたり、気が付けば7曲30分ほど上がってきている「公楽荘トリビュート・アルバム」(仮称)のミックスダウンをしてみたり。
 参加者それぞれが作って送ってきたMDをマスターディスク(MD)にダビングする際にリバーブ(残響音)を入れたりイコライザーで高音〜低音の各域のバランスを整えて聴きやすく音を整理する作業で、これに狂授やとっちゃんのように拙宅のMDマルチトラックレコーダで録った曲は各トラックの音量/定位バランスを決める作業が加わる。意外とこの作業が大変だし難しい。日によって好みの音質も微妙に変化するし、「通して聴いた時にどの曲もほぼ同じ音量に聞こえるように」1曲1曲のピークレベルをどの辺りにするか設定していくのも難しい。何度も試行錯誤を繰り返して、なんとか現時点で納得いくものはできたけど。さて、収録曲が全部仕上がってCDに焼けるのは一体いつのことやら。…って、俺自身がまだ自分の曲きちんと録音してないんだけど(汗)

 予想外の
 2000.9.17(Sun)
起きた後、引き続きミックスダウン作業。昼過ぎにみみなが発ったあと、いつの間にか爆睡してしまった…。

今日のサッカー中継はNHKのアナウンサーで安心して聴いていられた(笑)。得点シーンで一度も「ゴール」という言葉すら使わずに実況したのは流石だ…。

…しかし、ブラジル、そこで南アフリカに負けるかぁ?ほとんど嫌がらせのような(^^;)。これ、日本がもし勝ってブラジルが予選敗退したらブラジル国内で暴動が起きかねないな。中田英寿と森岡が出られないのは確かに痛いけど、今のブラジルなら動揺していて隙だらけで、前回のような「まぐれ」でなく堂々と勝ちにいけるかもしれない。

そのあと寝てしまい、起きたら既に21時を回っており、明日の検査のため夕食は食べられず。

 4年に一度
 2000.9.18(Mon)
今日はエコー検査を受ける日。簡単に終わると聞いていた割には意外と時間がかかった。技師の人が怪訝そうな顔しながらモニターを見るのはちょっと止めてほしいぞ(^^;) ちなみに結果が出るのは来週。

…そうか、オリンピック・イヤーだから「こち亀」に日暮さんが登場するんだな(笑) 次は4年後か…、やっぱ続いてるだろうなぁ「こち亀」は。

やっぱ中村紀のホームラン打つ姿はいいよなぁ。ま、あの人以外がやってもサマにならないとは思うけど。オリンピックでもやってくれますね。流石だ。
 それから今回注目しているのは、古田の代役のような扱いで参加して日本チームの正捕手を務めているドラゴンズの若手捕手:鈴木。実は東北福祉大からドラフトで入団した当時からドラファンの間では注目されていて、スリムな体型と強肩・俊足で「盗塁王が狙えるキャッチャー」として、優勝した82年のMVP捕手・中尾の再来とみている人も多い。ドラの場合、この10年間は中村というしっかりした正捕手がいるため、優勝した昨年もずっと控えだったが、かつて新人時代の古田がそうだったように常にベンチで監督の隣に座らされて勉強していたのが印象的だった。
 で、今回、鈴木がオリンピックに参加することになった訳だが、松坂や黒木といったピッチャーの球を受けアメリカやキューバ・韓国といった強豪の打線を相手に投手をリードしていく経験は今後に非常に役に立つと思う。若手プロ選手でよくある「1年間マイナーへ野球留学」よりも遙かに短期間だが得るものはもっと大きい筈だし、なにより自信とハクを付けて帰国してくるだろうと思う。古田や伊東の場合、打者の方がそのネームバリューに負けて配球を考えすぎてしまうケースも多いと思うのだが、鈴木もオリンピックの実績次第では、そういった簡単には得られないものを得てしまう可能性もあると思う。来年はドラもついに正捕手交代になるかな?

 惜しい…
 2000.9.20(Wed)
まぁ、確かに負けは負けなんだけど。不思議なくらい「負けた気がしない」敗戦だったような気がする。アトランタの時は最初からガチガチの守備態勢で「たまたま」入った1点を必死で逃げ切ったまぐれ勝ちだった印象が強いのだけど、今回は堂々と渡り合っての0-1、しかも序盤の失点だけで抑え、前半終盤以降はむしろ日本が押しまくっていた印象があった。しかもキーパーソン中田英寿を欠いて、である。中村俊輔も体調は万全ではないそうだし。蒼ざめたのはむしろブラジル国民だったのかもしれない。うーむ、やっぱこの世代は強いなぁ。(個人的には前2戦でどうも精彩を欠いた感のあった柳沢より平瀬をスタメンにした方が…という気はしたけど。)さて、カマモトさんはこの結果について「トルシエでなければ勝てた」とか言うんでしょうかね(笑) 「笑う犬」でもネタにされそうな。
 それにしてもテレビに映る試合会場の雰囲気は日本一色で、「これ、ほんとにオーストラリア?」ってカンジだった。まるっきりホームでやってるような雰囲気だったな。あれはブラジルもやりにくかったろう。

しかし、自チームの決勝トーナメント進出の可能性がなくなっていたのにモチベーションを低下させず、南アフリカに勝ったスロバキアにも拍手、であろう。結局、これで2大会連続で「予選でブラジルに勝ったチームが予選敗退」という不思議な現象になった訳だが、これって燃え尽き症候群なんでしょうか(笑)

でも、今回のオリンピックの球技種目で今のところ最も結果を出して頑張ってるのはやっぱソフトボール。112連勝のアメリカにもオーストラリアにも延長で勝って全勝というのは凄い。ソフトボールといえば延長11回以降で採られる「前回の最終打者を二塁において、無死二塁から試合を始める」形式が面白い。来年から日本のプロ野球も延長12回打ち切りになるみたいだし、この形式をやると面白いのに。

 強すぎ。
 2000.9.21(Thu)
これまで何度もオリンピックで柔道を見てきたが、今日の井上ほど危なげなく一本勝ちを続けて勝ち上がった金メダル、というのは記憶にない。みていてハラハラさせられる場面さえ作らせなかったというのは凄いわ。この階級(最重量級のひとつ下、体重制限のある階級で最重量)で日本人選手がオリンピックで勝つのって初めてのような。
 日本の柔道では「無差別で闘う全日本選手権の勝者こそ真の王者」という意識があるみたいで、オリンピックで無差別級がなくなった現在は100kg超級(旧95kg超級)王者を最も重要視しているけど、逆に、その全日本選手権の決勝まで100kg以下クラスの選手が進んだ場合はたいへんな賞賛を浴びる訳で、それがあの古賀(昔、決勝で小川と対決した)だったり去年の井上だったりするのだが。ふたりとも日本柔道で重視される「技のキレ」で勝つタイプだな、そういえば。井上はまだ若いし今後体重も増えるだろうから、いずれ全日本も勝つだろうなぁ。山下の真の後継者はやはり井上、ということかな。

ところで、今回のオリンピックで日本選手が金メダルを獲った時に表彰式で流れる「君が代」、いつも聞き慣れてるものより全音(キーふたつ分)低いような気がするんだけど、何故なんだろう? おそらくオーストラリアの組織委員会サイドが準備したものだと思うけど、妙に気になる。

 明後日まで
 2000.9.23(Sat)
昨日の柔道の審判にはまだ納得いかないものがあるけど、とりあえず今日はサッカー観るしかないでしょう。今日はいくらジャイアンツが優勝決めてもサッカーやってる時間帯は視聴率でボロ負けだろうなぁ。

さて、一喜一憂しながらのその結果は…、ご存じの通り。PK戦までいったら勝敗は運任せだろうし、「ゲームで活躍した選手ほどPK戦で外すことが多い」ものらしいから、誰も中田英を責められないし、楢崎はあの状況でものすごく頑張ったと思う。
 やっぱアメリカという国の人はオリンピックとか国の名誉がかかると強いなぁ。アメリカじゃサッカーは人気が無くて(まぁ「フットボール」といえばアメフトのことを指す国だから)プロリーグも過去何度か発足しては潰れ…の繰り返しで、今のリーグは前々回のW杯を契機にできたもので、むしろサッカーは女子のスポーツとして発展してきた経緯があるそうだが、まさか日本がナメてたという訳でもないのだろうけど、結局アメリカがPKにまで持ち込んで日本にも勝ってしまった。そういえば昼前には野球で韓国に負けたけど、あの国も日本戦となるとめちゃめちゃ燃えるもんなぁ。
 日本の場合は太平洋戦争の経緯からか、ナショナリズムとか愛国心を表に出すことを躊躇する傾向があった気がするが、ナショナリズムとか愛国心とか、ヘンな方向にはき違えたり使用されたりしなきゃ表に出した方がいいとは思うのよ、特にスポーツの場面では。そのあたりは近年のサッカーの日本代表サポーターがいい方向で引き出してきたような気がするのも確かだ。

むむ、今日はドラが完勝で胴上げ阻止か。もっと前からこういうゲームをジャイアンツ戦でやっていればもっと競り合えた筈なのにな…(涙)

日付が変わる頃に、先週に続いてみみな現る。21日に出たばかりのさだまさしのニューアルバム「日本架空説と、山崎まさよしのライヴ盤「ONE KNIGHT STANDSを持ってきてくれたので早速聴かせて貰う。
 いや、いいアルバムだと思いますよ、「日本架空説」。最近にしては珍しく詞が説教臭くない処とか(笑)。「季節の栖」も良かったけど、あれは半分さだまさし以外の手が入ってるから良かったのではないかと(苦笑)思う部分もあった(僕的には、「佐世保」の小田さんのコーラスと「ふ」の隆之さんのアレンジがとても好きである)。  サウンド的にも、いい意味で「今っぽい」音を、さだまさし的に取り入れているのかな、と感じる部分もあったな。たとえば「風炎」のオーラスのサビの部分とか、今迄だったらああいう音にはしていないと思う。
 相変わらず弾いてるミュージシャンも一流どころ揃えてるし、音色の整理や定位といったミックス作業も丁寧に作っているのが分かるし、そういう部分の作りの良さは流石だと思うのだ(「続・帰郷」はこの点が物凄かった)。
 そういえば今回のアルバムには曲の長さが3分台、というのが3曲もあるのがオドロキかも(笑)「風炎」も4:01だそうだし。ま、6分台が2曲、最後の曲が7分だからそのへんは相変わらずだが。ところで8曲目の「八ヶ岳に立つ野ウサギ」は既にタイトルがパロディなのだが、「風に立つライオン」のエンディングでの「アメ−ジング・グレイス」引用に代わって「ロンドンデリーの歌」を使っているあたりもちょっと笑えるポイント。

山崎まさよしのライヴ盤はまた物凄い。通常盤は2枚組だが、持ってきてくれたのは特別版で12cmCD 3枚+8cmCD 1枚の4枚組。まったく独りで弾き語りした前ツアーの模様を収録したものだが、さだまさしの昔のライヴ盤「随想録」のように、1ライヴで全曲を録ったものではなく、各公演で獲録ったベストテイクを、ツアーの曲目で並べて構成したもの。彼の代表曲はほとんんど収録されておりライヴ盤ながらベスト盤っぽい面も持っていて、この点でも「随想録」に似ているかもしれない。
 特別版に付いてくる3枚目の12cmCDには一部の公演でしか演らなかった曲を収録、更に8cmCDには自宅録音(Live in My Room)の「明日の風」を収録、という内容。ちなみにビデオ/DVDの方は、同じ曲でも別テイクを収録しているとか。儲かるなぁ。

 強すぎ。 (その2)
 2000.9.24(Sun)
目が醒めたのは7時半頃だったかな。昨晩はテレビをつけたまま二人とも寝てしまった模様だが、みみなが女子マラソン中継に切り替えて目が醒めた。その後は勿論ずっとテレビでマラソンを観ていたのは言うまでもない。いや、強いわ、高橋。全て彼女の思惑通りにレースが運んだという感じだった。市橋なんて高橋の仕掛けについていったが為に、あの斜張橋のところでツブれて最終結果が15位だしなぁ。高橋はマルゼンスキーか?
 とにかく強烈な印象を残したのが、彼女が先頭でゴールを駆け抜けた後。あっけらかんとした笑顔と、ホントに今迄走ってたの?と思うほどしっかりした受け答え、「楽しい42kmでした」という言葉。そこに以前の日本人選手が背負いがちだった悲壮感は全くなかった。ま、「疫病神」? モーニング娘。が沿道とスタンドで応援していながら圧勝するのだから、それだけでも凄いのかもしれないけど(^^;)
 ところで、レース序盤に飛ばしまくって独走し目立っていたベルギーの選手は、結局途中でバテて集団に飲み込まれた挙げ句に途中棄権したらしい。「逃げてツブれるお馴染み芸」のツインターボみたいなものか(笑)

これでどう考えても今夜のニュースと翌日の新聞の扱いは高橋優先だし、星野監督のことだからここで負けて優勝決定という「最後の嫌がらせ」をヤルのではないか…、と思ってたら、いきなり中村の3ラン? 今日も本気で勝つ気なの?(^^;)

で、マラソンの表彰式を見る。陸上競技で金メダルを獲るのが64年ぶり、ということは、おそらくメインスタジアムで「君が代」が流れるのも64年ぶりなのだろう。

流石に気になったので時々G-D戦に切り替えて見ていたが、4-0でD優勢のまま終盤へ。このまま勝って、火曜日のタイガース戦にあっさり負けて優勝決定を狙うのか…と思ったが、捕手が中村から吉原に交代したときに妙な予感はしたんだ(笑)。
 …で、9回裏4-0からの連続ホームランで大逆転サヨナラ負け、目の前で胴上げ。
 まぁ今年ジャイアンツを走らせた原因はどうみてもドラにあるし、星野監督が「独走させた責任は取る」と言ったのはこういうことだったのかいな(泣) 来年は…。

 翌日
 2000.9.25(Mon)
アメリカのモーターレースの聖地インディアナポリスで初開催されたF1アメリカGPは生中継。しっかり見たが、まさかハッキネンがリタイアするとは…。 かくして日本グランプリはフェラーリのM.シューマッハのタイトル決定の可能性を持つことになった。フェラーリが21年ぶり、今世紀最後のドライバーズタイトルを獲れればFIAにもテレビ局にもおいしい訳で、暗にフェラーリを応援してきたフジテレビにしてみりゃ最高の気分だろうな。

流石に東京のスポーツ紙はジャイアンツが1面というところが大半だったようだが、関西は報知以外はすべて高橋。おそらく名古屋もそうだろうな。しかしツラいわ、ほんと。

 結果
 2000.9.27(Wed)
とりあえず肝炎の疑いは晴れたが…、今後もいろいろタイヘンだ…(泣)

先日の豪雨の時に冠水した実家の車はけっきょく買い換えることになったそうだ。今迄乗っていたカリーナEDは既に車種が消滅している(しいて言えばアルテッツァが後継車種になるのだろうけど)ので何にするのだろう…、と思ったら父がカリーナ・セダンに即決してきたらしい。個人的には出たばかりのカローラのデキが良さそうなのでいいかな、と思っていたし意外な気もしたが。排気量1800ccにこだわった(カローラは1800もあるけど主力は1300・1500)のかなぁ。ただカリーナの1800はリーンバーン(希薄燃焼)エンジンなので、燃費は大変にいいんだけど1800にしてはパワー不足になりそうな気がしてならない。あと、コロナ/カリーナは現行モデルはそろそろ末期でモデルチェンジも近い筈なんだけど、ま、待ってられない事情を考えると仕方ないところかな。

 福砂屋の商標に非ず(←長崎カステラの)
 2000.9.28(Thu)
風呂さんのCD「一番風呂」のジャケット/歌詞カードの印刷。真っ白な紙に印刷するのもつまらないので、初回生産分限定?で未漂白の羊皮紙を使って印刷することにした。印刷はさだ研や公楽荘の会報でいつもお世話になっているところ。50枚以上印刷の場合はコピーでなくリソグラフ印刷になる。で、今回のジャケットは土人さんの手によるもので、全面ほとんど黒ベタなのだが、羊皮紙のインクのりが悪くベタの部分が全体的にかすれてしまった…。ということで「初回限定・手刷り木版画風ジャケット」ということにしておいてください。(汗)

以前LDで借りてビデオに録画した「バットマン」「バットマン・リターンズ」を久しぶりに観る。うーむ、やっぱティム・バートンの美的センスは凄いよなぁ。そういえば篠原ともえがティム・バートンの大ファンだそうで、以前「Love Love あいしてる」内のコーナーで対面したときにえらく感激していたが、なるほど「バットマン・リターンズ」に出てくるデパート屋上に浮いてる猫(?)の顔をした風船って、シノラーが描くキャラクターとよく似てるな。シノラーがバートンの影響を相当に受けた証拠だろう。

もし噂通りバートンが「スーパーマン」の監督になったらどんなになるんだろう(笑)。個人的には「バットマン」シリーズ監督に復帰してもらいたいところ。主役より悪役が目立ってオイシイので悪役を希望して有名俳優が殺到するのに主役はみんな嫌気がさして次々と交代するわ(なにしろワーナーに恩義があって断りにくい筈のジョージ・クルーニーでさえ1作限りで逃げたのだから)、回を重ねる度に興行成績が落ちるわ、とロクなことがない「バットマン」だが、次作では挽回を狙って主役にブラッド・ピットにオファーを出したという噂。本当ならそれも凄い話だが…。