時々日記:2000.9.1-9.15
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 出待ち
 2000.9.1(Fri)
再検査。検尿で尿が出ずえらく苦労した後、レントゲン撮影。今日は胸より下、下腹部を撮るので着替えて撮影に臨む。「造影剤」と聞いていたのでバリウムを飲むのかと思っていたのだが(よく考えたらバリウム飲むのは胃とかを見る場合だよな(^^;))、そうではなくて造影剤を点滴で入れて、腎臓からの尿の通る経路がはっきり写るようにするらしい。太い針を腕に刺され点滴を受けながらレントゲンを何枚か撮られた。最後に尿を出してからもういちど撮って完了。

で、診察室で説明を聞く。ふつう尿道は収縮と拡張の繰り返しで尿を下に送り込むので、造影剤を入れて撮ると尿の経路のうち見えない部分が存在する(実際、左側はそうなっていた)が、今日撮ったレントゲン写真では右側の腎臓から膀胱まで尿の経路が全部はっきりと写っている。つまり尿管が詰まっていて経路に尿が溜まっているということ。やはり膀胱あたりに結石があるとのことで、ただし小さなものだそうだ。とにかく自然に出るのを待つしかないとのこと。何日くらいで、というのも個人差があるので断言できないそうだ。

結石の正体だが、レントゲンに白く写っていることから、シュウ酸カルシウムとかそういうものらしい。また、どこかが悪いから結石ができる、という類の病気でもないんだそうで、超音波で破砕するとか治療法は進歩したものの予防法にこれといったものは無いらしい(ま、俺の場合は別の理由で摂生した方が良さそうだけどね)。水を大量に飲むことについても「良くないという説が今年の学会に出ていた」んだそうだ。先生自身は「飲んだ方がいい」と言っていたが。このあと結石を排出しやすくする薬といざというときの痛み止めの薬を貰って帰宅。

今日から1ヶ月間、毎週金曜日にfm osakaとFM AICHIで放送されている番組にASKAが出演するそうなので聴く。…へ? 曲作りが遅れてアルバム発売時期が延期になった後さらに遅れて遂に「未定」になったの? コンサートツアー開始には間に合わないのね…。流石に俺が聴きに行く予定の11月には出ているだろうけど。

 隠された真実
 2000.9.4(Mon)
毎日水分をだばだば取り、汗と尿を出す毎日である。ここ2日ほどは排尿痛も含めて痛みは来ていないが、いつまた来るかもしれないという脅えがある。ま、原因が分かったから最初の時のような恐怖感はないけど。
 「石が出たらできれば回収して下さい」と言われているので、自宅で尿を出すときはコンビニで買ってきた使い捨てコップに一度尿を出して、中に石がないかどうか眺め回して確認してから便器に捨てるようにしている。ぜったい他人には見られたくない光景だ…(^^;;)

 インタラクティブって何?
 2000.9.5(Tue)
レンタルビデオでアダルトを借りるなんていつ以来なのか記憶にないほど絶えて久しかったのだが、DVDをレンタルしてきた。…いや、エッチを見たいのが主目的ではないのよ。見たきゃインターネットでモザイクなしのエロ画像がなんぼでも見られる時代だし(^^;;)。
 大手チェーンのTSUTAYAが一般作のDVDレンタルを始める前からアダルトだけ始めたという話は聞いていたし、DVDにしろビデオCDにしろアダルトの方が早い段階でアイテム数を増やしていたそうだが。ま、DVDなら同じ箇所(ってどこ?(^^;))の繰り返し再生も一瞬だし、ビデオテープみたいに再生の度にテープが消耗して、結果、特定の部分だけ映像が荒れまくりという事態も起きないから、借りる側にも店の側にとってもベンリだろう(まぁ別にアダルトに限った利点ではないが…)。棚に置くスペースも取らないし。
 で、近所のTSUTAYAのアダルトコーナー(ここら近所の他のビデオ店に比べると小さい。大手ゆえか)を見ていたら、DVDならではの面白い作品を見つけたので借りた次第。

それはどういうモノかというと、登場する2人の主人公(双子の姉妹という設定で同じ女優が演っているのだが)それぞれの立場でストーリーを選べる、というもの。2人が逢うシーンや電話で話すシーンなどは共通だったり、画面にマークが出ている間は切り替えれば、同じ時間での姉妹それぞれの立場でシーンを見ることが出来るようになっている。当然、エロビデオでもっとも重要な(^^;)Hシーンも姉妹それぞれにある訳。
 ディスクをスタートさせると最初にメニュー画面が出てきて、姉・妹それぞれのストーリー、そして両者をミックスして編集したストーリー(これは途中でシーン切り替えなどはきかないようで、ごく普通のエロビデオと同じようなものかな)の3つが選べるようになっている。
 ここまでくると単なるビデオソフトというより最早プログラムになっているような感じだ。実際、共通シーンで姉妹それぞれの立場にシーンを切り替えられる部分は早送りや巻き戻し(…という言い方は正しいのか? 巻かないし(^^;))がきかないから、メニュー画面で選択した後に出てくる映像などと同じ「プログラム」扱いなのだろう。

そういえばDVD版の「宇宙戦艦ヤマト」映画版第1作も、公開当初の短縮版(テレビ版と異なりイスカンダルに到着した時には既にスターシャは死んでいた、という設定)とその後改めて公開された延長版(テレビ版と同じスターシャは生きている設定で、短縮版より10〜20分ほど長い)のどちらかを最初のメニュー画面で選べるようになっているそうだが、これも、ディスクに収録されているデータから異なる部分のシーンを選んで組み合わせるプログラムになっている筈で、ランダムアクセスができるディスクならではのワザといえるし、いってみればマルチストーリーのロールプレイングゲームみたいなものかもしれない。

実際、DVDソフトの開発は大変なんだそうで、メニュー選択などの部分はプログラムだから開発に時間がかかる上、いまだに各メーカーによって規格の細かい部分の解釈が違う部分があるらしく(^^;;)すべてのメーカーの製品で不具合が出ないか確認したりバグフィックスしたりという作業にえらく時間がかかるそうだ。やはりプログラム開発だな、これは…。

 小指が無くってもギターは弾けるんだ
 2000.9.8(Fri)
かねてから風呂哲さんがCD(自主制作盤…というか、1枚1枚CD-Rで焼く自家制作盤だが)を制作中ということで、歌詞カード等の制作で協力を依頼されていたのだが、今日、スタジオで録ったMDからCDへのマスタリングを担当したとっちゃんから1枚頂いて、さっそく聴いた。
 今回のCDは厳選の全6曲で、すべてスタジオで録り直したもの。曲目は、風呂さんを聴いたことがある人ならお馴染みのこの6曲。

 1. 泣いていいよ
 2. もものけ姫
 3. 広島物語
 4. 宮島の落日
 5. NA・MA・I・DA・ロックンロール
 6. 唐獅子ギター

 流石にスタジオを借りて録り直しただけに、ギターの音もクリアだし、リバーヴもかかっていてイイ音だ。「宮島の落日」なんて聴いてたらあたしゃ涙出そうになった。元々好きな曲だし。
 今後、風呂さんから歌詞などデータを送ってもらって版下を作ることになる。ライヴ会場などで手売りして、僕等のような身内以外で100枚売ることを当面の目標にしているそうだ。できる限りの協力はしたいと思う。

 回転寿司を喰いまくる
 2000.9.9(Sat)
さだまさし14年ぶりのドラマ出演ということで話題となった「フードファイト」を見る。最終回の1回前となる今回のフードファイト挑戦者・インチキ占い師の役なのだが、なんだか作務衣が妙にハマッてるぞ。というか、そもそもインチキ占い師という役柄がハマりすぎ…。「怪演」という言葉がピッタリだろう(これ、いい意味で書いてます。キャラクターを生かしたいい演技だったと思う)。むかし映画「関白宣言」でさださんが演った神主を思い出した(笑)。
 当然、主役の草なぎ剛とは絡むシーンも多い訳だが、居酒屋で「関白宣言」をみんなで唄うくだりはなかなか強引で笑えた。居酒屋の客に早稲田大の混声合唱団まで仕込んで何やってんだか(笑)。カポなしでいつものキーと違ったけど、あれは草なぎクンのキーに合わせたのかな。そういえばさださんロンドン公演のMCで「深田恭子と絡めなかったのが残念」とか言っていたらしいが(おやぢー!!!)、たしかに一緒に画面に映るシーンは少なかった(占い中のシーンの大半は、肩越しに顔が映るシーンが交互に画面に出てきた)。一緒に映るシーンもなんとなく合成っぽかったし、きっとスケジュールが合わなかったのね。
 更に、この占い師、実は「フードファイト」主催者の社長(佐野史郎)の夫人(宮沢りえ)の父親、という設定だったのだが。ま、そりゃ年齢的には不思議はないとしても、宮沢りえの父親役なんて、台本貰ったときにさださんガクーッときたんではないだろうか(^^;) さださんもそんな年齢になったんだよなぁ…。最後の方で宮沢りえの手相を診るシーンはなかなかよかった。とても野島伸司プロデュースの作品とは思えない(笑)
 今回は途中で出演者がさだまさしの曲を唄うシーンが「関白」以外にもあった。中でも最後のシーンで深田恭子と別れた草なぎ剛が部屋で独り呟くように「道化師のソネット」を唄っていたのが印象に残ったが、あれ、テレビ見てるSMAPファンの子たちは誰の曲か分かるのかなぁ?

ただ、今更難癖をつけるのも馬鹿馬鹿しいが、モーターレース好きとしては訂正したい部分もあった。「結婚して家庭を持ったことで勝てなくなった」例としてジャン・アレジを、「結婚せずに勝負師であり続けた」例として故アイルトン・セナ(厳密には若い頃、渡英してF3で戦い始めた頃に1年間ほど結婚しているが)を例に出して、さださんが草なぎクンに話すシーンがあったが、厳密には違う。アレジは結婚して勝てなくなったのではなく、それはアレジがいた頃のフェラーリが最悪だったから(^^;)であって、そもそもアレジはF1で1度しか勝っていません(^^;)。
 実際のところ、アレジの唯一の勝利は後藤久美子がグランプリ毎にサーキットに現れるようになって交際が明らかになった年のことだったし、少し前の例で言えば、長い間苦労してチャンピオンに上りつめたマンセルやD.ヒルはむしろ家族の存在がなければチャンピオンにはなれなかったように思う。現チャンプのハッキネンは初めてチャンプになった98年シーズン中、モナコGPを勝った直後に挙式している位だ。「レーサーは孤独でなければ勝てない」なんてのは一般的なイメージに過ぎない。
 たぶん、日本のプロスポーツでよく囁かれる「新婚のジンクス」からの発想なんだろうけど、それは日本人がプレッシャーに弱いだけの話なんじゃないの? 世界的に考えると、そんなことはなさそうだもの。

 赤を打ちつけろ
 2000.9.10(Sun)
掃除機の紙パックや浄水器のカートリッジを買いに出掛けたのだが、合うものを売っている店が少なくなってしまった。どちらも共に10年ちかく使っているが、その規格のものを使う新製品はなく消耗品の生産だけになっているから仕方ないのだけど。ここで不便を感じて結局本体ごと買い換えたい気分にさせるのもメーカーの思惑にハマるみたいでなんとなく嫌だし。

今年のプロ野球も終わったな…。「ON対決」なんてマスコミが期待していた通りになりそう。俺的にはぜったいに見たくなかった対戦なんだけどな。カネで選手かき集めた球団と脱税・スパイ行為の球団の対決なんてさぁ。特にここにきてのホークス8連勝・ライオンズ8連敗を見ていると、ON対決実現のために八●長まであるんじゃないかと疑いたくなる。この期に及んでも未だにONに頼らなきゃいけない(と思っているマスコミ等も含めて)プロ野球なんて、やはり早晩衰退するような気がする。

フェラーリの聖地モンツァで行われたF1イタリアGPはスタート直後の大クラッシュをくぐりぬけてM.シューマッハが勝った。2位ハッキネンで、チャンピオン争いは僅か2ポイント差で舞台をヨーロッパから世界転戦(アメリカ・日本・マレーシア)へと向かう。驚いたのはレース後の記者会見でM.シューマッハが人目も憚らず泣いたこと。かつて古館伊知郎に「ターミネーター」とまで呼ばれたミハシューが感情的になって泣く姿なんて初めて見た気がする。
 M.シューマッハがフェラーリに乗ってモンツァで勝つのはこれで3回目だが、今迄は大喜びはしても泣くことは無かった。モンツァで勝てたことよりも、むしろ2ヶ月半も勝てずリタイアが続き、独走状態から一転して苦しい状態に追い込まれ、コース上で2度も追い抜かれプライドをズタズタにされたこの夏の辛さを思い出していたのかもしれない。

これでドライバー/コンストラクターともにポイント差が縮まり、タイトル争いが再び混沌としていくように見えるけど、依然ハッキネン/マクラーレン有利に変わりはないだろう。というのは、これから転戦するアメリカGPは初開催のインディアナポリス(インディ500で有名なオーバルコースを一部利用してF1用に新たなコースを追加したもの)だし、鈴鹿もマレーシアもヨーロッパから遠いため直前テストをこなせる場所ではないからだ。
 ここ数戦を見ていると、事前にテストのできないハンガリーやスパ(ベルギーGP)ではマクラーレンとフェラーリにはマシン性能に圧倒的な差が見えた。今回M.シューマッハ+フェラーリが勝てたのは直前に膨大なテスト走行をこなすことができた地元だったからという面は大きいだろう。パラボリカ(コーナー)での挙動が明らかにフェラーリの方がスムーズで、膨大な直前テストの中でベストのセッティングを見つけた可能性が高い。それでも尚、タイヤ交換後のラスト数周はハッキネンの方が速くて追いつめたのだから、テスト走行もなくレースウィーク中のフリー走行や予選だけでデータを取るしかない今後のレースでは不利だろう。ON対決じゃないけどマスコミが熱望するフェラーリ(のシューマッハ)のチャンピオン奪取はなかなか難しいと思う。去年みたいにFIAが裁定でフェラーリをアシストしなければね。

それに、ここ数年、M.シューマッハにプレッシャーが懸かった場面で危険なドライビングをとることが多いのが気になる。初タイトルを獲った時も最終戦のレースでD.ヒルにぶつける形になったし、97年も最終戦でビルヌーヴにぶつけにいって失敗、結果そのシーズンの全ポイントを剥奪されている。98年のベルギーGP・雨のスパで独走しながらクルサードへの追突とそのあとの言動、今夏の2戦連続でのスタート直後の接触リタイヤ…。ただでさえブロックのマナーが何度も批判されている人だから、何かやらかしそうな気がする。
 それでもヨーロッパ主導のF1関連マスコミがさほど非難しないのは、M.シューマッハがフェラーリに乗るドイツ人だからだろう。F1はヨーロッパのものという意識が強いから(実際、全17戦のグランプリは北米2・南米1・アジア2・豪州1戦の開催で、残り11戦がヨーロッパ開催)これがフェラーリ以外のチームだったり、ヨーロッパ以外の国籍の選手なら、FIA首脳やマスコミの集中砲火を浴びている筈だ。89年のセナとプロストの争いの時のFISAの対応もそうだった。セナとホンダは、そういった「ヨーロッパ主導への反発」という部分でも共闘する形となって強い絆を持っていたんだと思う。

 雨に沈む
 2000.9.11(Mon)
今日は朝から大雨。外出するのも億劫で、1日中下宿にて報告のとりまとめをすることにした。それにしてもよく降るな。ここ暫く、夕方辺りに短時間のどしゃ降りがよくあったのだが、肝心の琵琶湖で雨が降らないからいま現在、過去最悪の干上がり具合だそうだ。湖沼水源だけに、この時期に渇水状態になると水道水が臭くて仕方がない。浄水器を使ってもカビ臭さはダメ。首都圏の水の不味さは無機質的なものだが、京阪神の水は有機質的な不味さだ…。

けっきょく今日1日だけで琵琶湖の水位が2cmも上昇したそうだ。で、夜になって名古屋近辺がたいへんなことになっていることを知る(ニュースを全然見ていなかった)
 実家に電話したら、名鉄が全線不通のため、名古屋市内に勤務する妹が金山で足止めを喰らってしまい、父親が19:30頃に車で迎えに行ったのだが途中で道路が冠水していて動けず、諦めて引き返そうにも渋滞で止まってしまい、23時を過ぎてもまだ帰ってきていないのだという。なにしろここ1ヶ月ろくに雨が降らなかったところに117 mm/時という豪雨が来たのだ。温帯というより亜熱帯じゃないか、これじゃ…。最近の日本、なんか間違ってるぞ。
 結局、妹は金山で電車が動くのをずっと待つことになり、父は車で引き返してきたのだが、途中で冠水してしまい、ついに乗り捨てて2kmほど歩いて帰ってきたそうだ。とうとう我が家の愛車:初代カリーナEDも成仏するのか…(T_T) そして実家そのものも一時は浸水目前だったらしい…。

 泥の河
 2000.9.12(Tue)
早朝からニュースをチェック。何度も愛知県東海市の名前が出てきた。愛知県下でもっとも降雨量が多かったらしい。580mm? 年間降雨量の1/3が1日で? それでいて家屋浸水などの被害が市内でほとんど出なかったのは不思議なくらいだ。
 テレビのニュースで映るのは庄内川・新川の堤防決壊部分。名古屋の西北部を流れる庄内川と東南部を流れる天白川の2つの大きな川のどちらも警戒水位を超え、地下鉄も冠水、ナゴヤドームも1400トンの水が流れ込みダグアウトが水没してしまったそうだ。見覚えのある風景が泥水に浸かり信じがたい光景がテレビに映し出されていく。話に聞いていた40年前の伊勢湾台風の被害状況をカラーで見ているような気がした。こんな衝撃を受けたのは5年前の震災の時以来だ。

たまたま昨日大阪に出ていて帰れなくなった従姉から電話が入った。心斎橋のホテルを取って一泊したそうだ。新幹線その他がいつ復旧できるのか分からないので、何か分かり次第携帯に連絡を入れることにした。そのあと実家に電話して改めて無事を確認する。けっきょく妹は金山から勤務先に戻って一泊したようだ。とりあえずホッとした。でも依然名鉄が普通だから帰宅手段がない。
 関西もあいかわらず雨が降る。琵琶湖はとうとう33cmも水位が上昇したそうだ…。

11時頃に近鉄の復旧を知って従姉に電話すると、既にアーバンライナーの車内だった。ホテルで近鉄の復旧を知って、すぐに難波に向かったそうで。そのあと、会社を早退した妹と名古屋で待ち合わせて合流、JR東海道線で共和まで一緒に行って、そこで親戚に車で迎えに来て貰ったとのこと。実家に辿り着いたあと妹から電話があった。

しかし庄内川・新川が決壊し水が溢れたとなると、堤防を復旧させたにしても、このあと溢れた水がひくのはいつになるのか目処も立たないような気がする。枇杷島あたりが水没しているから名鉄も本線・犬山線−常滑・河和線の2大系統ともに分断された状態がしばらく続きそうだ。

 病院で半日
 2000.9.13(Wed)
朝から病院へ。まず尿管結石の診察。レントゲンにも異常は確認されず、ここ暫くは痛みもないので、当分このまま様子をみようということになった。
 このあと内科へ。先日、最初に痛みを憶えて病院へ行って診察を受けたときに指摘された肝機能の低下と高血圧について再度診て貰うことにした。いわれてみればここ1〜2年ひどく疲れやすいというのは肝臓のせいかもしれない、と思ったので。
 肝炎の疑いもあるが、とりあえず今日は血液検査だけで、エコー検査や食事療法の指導は後日ということになって、今後の通院スケジュールが一度に4回分ほど決まってしまった…。京都に来てからたいして病院と縁のない生活をしていたので、これだけ頻繁に通うことになるのは気が重いなぁ。  血液検査のため採血したが、俺の腕は血管が細いのか厚い脂肪に阻まれるのか(^^;)採りにくいらしくて肘の裏側で採れず、手の甲で採るハメに。血管が浮き出るから採りやすいけど神経が集中している分、痛いのよ…。

風呂さんのCD「一番風呂」の歌詞カード/裏ジャケット用の原稿がメールで届いた。ここでジャケット画を土人さんが描いている(ただし未着)であることを初めて知る。ま、予想はしていたことだけど。

 開会式前に盛り上がる
 2000.9.14(Thu)
いよいよ「ジャイアンツが優勝を決めても報知ですら一面記事トップから外れてしまう」可能性(危険性?)の続く日々に突入。田村亮子の登場する日よりは最短優勝日は遅くなったけど、競泳とか女子マラソンとか事前から注目を集めていた日本選手で金メダルが出た日にゃホントにそうなりそうだし、なったら面白いのだけど。
 まだ開会式前だが今日からサッカー予選が始まる。日程的にはブラジルが予選最後の相手ってのは、その前2つ(南アフリカ・スロバキア)を勝っておけば決勝トーナメント進出を確実にしてから当たれるので(ただしブラジルもそこまで全勝という前提であって、アトランタの日本戦みたいに負けたら違ってくるけど)、日程的にはかなり気楽でしょう。前回のアトランタでは初戦がブラジルだったので事前からそこだけに集中していた感じだったし、勝った時点で燃え尽きてしまった部分もあっただろうし。

…で、日本が高原の2ゴールで1−2で逆転勝ちしたのだけど、感想としては、中継した日テレのアナウンサーが鬱陶しい(船越アナだっけ?)の一言に尽きる。
 高原の2点目のゴールで叫んだ「ゴール! ゴール! ゴール! …」の数28回、合計60回だそうで、日本のスタジオで戦況を見守っていたさんまも呆れていたような(^^;)。あれなら、フジテレビのアナウンサー(青嶋アナとか)の「っゴォォォォォォォォーーーーールッッ!!!!!!!!!」 と甲高い声で途中をむちゃむちゃ伸ばして1〜2度絶叫する方がまだマシだ…。

 水の中に灯した聖火
 2000.9.15(Fri)
開会式はほんの少ししか見ていなかったのだけど。流石にあの日本選手団の虹色マント?にはびっくりした。遅い時間ということで防寒目的があるのだと思うけど、なんでも虹色はオーストラリアではゲイを示すんだそうで、そういうことも事前に調べておくべきだったのでは?という気もする。

日本からは世界的な服飾デザイナーもけっこう出ているし、オリンピック選手団の制服デザインにも関わっている筈だが、どうも野暮ったい印象がつきまとうのは否めない。結局、服のデザインだけで決まるモノではなく、それを着る人がどう着こなすか、なのだろう。
 だから、デザイナーよりもむしろ、スタイリストというかコーディネーターに一流どころの人を入れた方が、カッコよくできそうな気がする。極端な話、既製品を着せてもカッコよく見せることができるんじゃないかなぁ。月並みな言い方だが、要はハードよりソフト、ということになるのだろう。

日付が変わる頃にみみなが到着。いろいろDVDソフトを持ってきてくれたので、今夜から明日はずっとDVD三昧になる。