時々日記:2000.2.16 - 2.29
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 ターンX
 2000.2.18 (Fri)
たまたま「∀ガンダム」を見ていたら、新型MS「ターンX」登場。既に模型誌等で見ていたので、それ自体に特に感想はなかったのだが(1stガンダムから見ている人たちにとっては、シド・ミードがデザインした「∀ガンダム」が最初に公表されたときの衝撃というか呆然を超えられるモノはないだろう)、以前「ターンX登場」の話題で友人と「ターンXったって、ひっくり返してもXじゃねーか」と言っていたのを思いだしたその時、テレビから聞こえてきたセリフは「ターンXって言っても、ひっくり返したってXじゃないのよ」…。自分たちでネタにしてるんじゃないよ、まったく。(^^;)

日曜日に行われる今年最初のG1・フェブラリーSの出走枠順が確定。昨年の覇者メイセイオペラ(前走のボロ負けが気になるが…)、メジロドーベル&シーキングザパール引退後もまだ頑張る7歳牝馬キョウエイマーチ、初のG1を獲りたいキングヘイローなどが人気を集めそうだ。
 なお、出走登録馬中で優先順位17位(出走枠16)で回避待ちだった15歳馬ミスタートウジンの出走はなくなりました。100戦目・ラストランをG1で、という陣営の希望は潰えた。
 で、ラストランは高知で行われる統一重賞のG3・黒船賞(一昨年4着、昨年8着)になる模様。2年前いったん引退が決まったときは、引退後は競馬場で誘導馬になる予定だったが、今度の本当の引退後はオーナーの経営する牧場で種牡馬になることになったそうだ。牧場で飼っている繁殖牝馬数頭に種付けするという。人気種牡馬のように年間50〜100頭に種付け、という激務に比べれば、おそらく相手の数もヒトケタだろうから楽だろうが、人間の年齢にすれば60歳くらい、ほとんど老人といっていい年齢になってからの種牡馬入り、…大変だなぁ(汗)。サクラホクトオーなど同期の種牡馬たちはもう孫もいるだろうって歳になって童貞捨てるというのも…(^^;)。
 それはともかく、ミスタートウジンは重賞勝ちこそないものの、それはまだ中央競馬のダート重賞が4つしかなかった頃が彼の全盛期に当たっていたからで、今のようなダート路線が整備されている時代に生まれていたらもっと大きいところを勝っていた筈だ。ひょっとしたら凄い産駒を送り出してくるかもしれない。200戦走る馬とか(違うって)。

 3着はお笑い
 2000.2.20 (Sun)
フェブラリーSはウイングアローが勝ち、引退する工藤調教師の花道を飾った。工藤厩舎の管理馬を今後引き継いで今春開業するのがあの三冠ジョッキー:南井勝巳調教師。ウイングアローも最初は南井騎手が乗っていたそうだ。引き上げて来たウイングアローとペリエ騎手に駆け寄った南井さんの嬉しそうな表情が印象的だった。
 一方、昨年の優勝馬メイセイオペラは4着に終わったが、戦前の調整不足や「80%の出来」という陣営の弱気なコメントが伝わってきていたことを思うと、ゴール前でかわされるまで先頭に立ち見せ場も作ったし、「負けて尚強し」という感じだった。これで完調だったら間違いなく二連覇だったろう。
 むしろ不甲斐なかったのは芝で実績のある有力馬たち。まぁキョウエイマーチは見せ場もあったけど、シンボリインディとキングヘイローは全くいいところなく下位に沈んだ。キングヘイローなんて今回がG1最大のチャンスと見る人もいたのに、何やってんだか。

京都競馬場はG2・京都記念。春天を狙うテイエムオペラオーとナリタトップロードの2000年始動レース。オペラオーは昨年の最優秀4歳馬に選ばれたものの、実は皐月賞以来勝ち鞍がなく3着続きで、「馬なり1ハロン劇場」ではついにブロコレ倶楽部に入会させられてしまっただけに、トップロードより斤量も1kg軽いここは勝っておきたいところ。
 で、レース結果はやはり斤量分の差か、オペラオー1着でトップロードが2着。3着にはやってくれましたブロコレ会員ステイゴールド。さすがG1で2着が4度もありながらいまだ重賞1つも勝っていない究極のイマイチ君、むかし「馬なり〜」で「2着は悲劇だが3着はお笑い」という名言があったが、いくら2着が多くてもステイゴールドのレベルまでくるとお笑いになっちゃうよなぁ(笑)。「俺の名前は輝き続けるという意味なんだ!!」と力説する本人に向かってホッカイルソーが「ゴールドの手前でステイしちゃってるって意味じゃないの?」とグッサリくる発言をしていたが(笑)。今回の京都記念ネタ、いまから「馬なり〜」でどう描かれるか楽しみである。(ネタ的にG1よりこっちの方が面白そうだし)

※ブロコレ倶楽部…「馬なり1ハロン劇場」(よしだみほ)に出てくる、3着の多い馬(いわゆる善戦マン、イマイチ君)の親睦会。「ブロンズコレクター」の略。ナイスネイチャロイスアンドロイス(霊界から降臨)ホッカイルソーが結成、最初に勧誘したのはメジロブライト(当時、ダービー・京都新聞杯・菊花賞と3戦連続3着だった)。その直後ブライトはG2を3連勝して脱退、春天も勝ったが、宝塚記念のゲート立ち上がり事件で「もったいないギャグセンスだ」と再度勧誘を受けた(笑)。なお、昨年末に発売された拡大連複「ワイド」は、この会の活動が実を結んだものらしい(笑、確かにJRAのポスターのモデルはナイスネイチャだったもんなぁ)。その後、エアデジャヴー(桜花賞3着・オークス2着・秋華賞3着)が自ら入会の意志を見せ、昨年の宝塚記念の順位を賭けの対象にして3着だったステイゴールドが泣く泣く(ヤケで?)入会、シルコレ部長(笑)に着任。

 まちぶせ
 2000.2.21 (Mon)
早朝、たまたま「めざましテレビ」を見ていたら、「名古屋には線路の上を走るクルマがある」という話題で出てきたのが愛知県東海市:太田川駅。実家の近所である。びっくりした。
 はたして「めざまし調査隊」は深夜、終電時刻まで張り込んでいると、線路を軽トラックが走り抜けていったのである。追いかけると、軽トラックは高架橋の上を走っていく。太田川は名鉄常滑線と河和線の分岐点だが、河和線(高横須賀駅周辺)は今年夏頃に高架工事が完成するので、いま軽トラックが走っているのは常滑線の尾張横須賀駅付近ということになる。僕が帰省するときの乗降駅だ。更にスタッフは「高架が降りたところでトラックをまちぶせしましょう」ということで向かったのは…、おお、実家から歩いてほんの数分の場所ではないか。帰省時に犬の散歩で通るエリアである(笑)。まさかこんな番組で実家の近所が映るなんて思ってもみなかったのでウケてしまった。
 なお、軽トラックの正体は保線用の作業車。別に珍しくもないものと思っていたが、軽トラックを改造して保線作業車に使っている鉄道会社は珍しいらしい。(確かに自動車を改造して作業車としている鉄道は結構あるらしいが)

帰省時などに勉強をみていた従兄の子供が高校の推薦入試に合格したそうだ。なんとなくホッとした。高校は僕の後輩ということになる。ま、入ってからが大変だろうけど頑張ってくれ。

 嵐を呼ぶ男
 2000.2.22 (Tue)
ここ暫く、東京都・石原慎太郎知事の言動が注目を浴びている。都市博中止以外何もできなかった前知事(「踊る大捜査線」で主人公の刑事が「青島」だったのは、お台場に移転したものの都市博中止で開発が遅れ不便を強いられているフジテレビの恨みが込められている…という噂だ)と比べると、今回の外形課税制度を実行に移せば「口だけ」ではないことを示すことになるだろう。ほんとに一地方自治体で決めていいことか?という気も確かにするのだけど。(尊敬する叔父が某大手銀行のお偉いさんだし、友人に銀行勤務の奴も多いので、この税制についてはあまり意見を言い辛いのだが…)
 どうも石原知事の行動を見ていると、一度中央政界から失脚したのちパリ市長に当選して復活し、フランス大統領になったシラクを意識しているんじゃないかという気がする。やっぱ、いずれは国政に戻るつもりなのかな?勿論、日本の場合は総理大臣の選出は都知事と違って選挙民の直接選挙じゃないから、フランスとはかなり事情が違うが。

この数年、人気と実行力の高さで評価の高い知事といえば三重・北川正恭、宮城・浅野史郎、高知・橋本大二郎の3人を指すことが多かった。3人とも基本的に政党の支持を受けない「無党派」の立場で選挙で支持を集め、業界や団体の影響を受けない利点を生かして大胆な行財政改革を実行に移しているという点で共通する。
 そういえば今日「芦浜原発」を白紙撤回させた北川知事、数年前に「ムダな経費として中止させた出費」のリストを公表したが、その中に、伊勢で企画されていた「世界祝祭博」というものがあった。更に、その関連経費の中に「世界祝祭博テーマソングの制作、作詞・作曲をさだまさし氏に依頼」というものがあったのを憶えている。(笑) …ところでさださん、その幻のテーマ曲は作っていたのだろうか(笑)。詞はボツとしても、曲は他のものに転用されていそうな気がするぞ。

「御三家」「四天王」という呼び方をすることが多いように、日本人は3くくりや4くくりにして呼ぶのが好きらしい。幕末の動乱期に「未曾有の国難を救うため」に、頼まれもしないのに一橋慶喜を将軍に推す運動を進め活躍し、志士たちから「四賢候」と評された藩主たち:越前福井・松平春獄、土佐・山内容堂、薩摩・島津斉彬、宇和島・伊達宗城の4人もそうだろう。
 当時、志士から救世主のように思われていた4人も、結局は「殿様」に過ぎないことがその後現実に取った行動で露わになっていったんだけど。なかでも山内容堂は「四賢候」と呼ばれることを無邪気に喜び、自らを英雄に見立てて自己陶酔していた(この辺、司馬遼太郎の引用)割には、土佐から勤王志士が出るのを極端に嫌った(だけでなく実際に武市半平太らを処刑した)くらいだから推して計るべし、である。(本当に凄かった殿様は島津斉彬だけだという話もあるが、彼は若くして病死してしまい、残りの3人は安政の大獄で隠居させられてしまった。その後復権するが)
 そんなこともあるから、この3知事(平成の三賢候?)も実際以上に評価されている面もあるかもしれないが、それでもよその府県民から見れば輝いて見えるものだろう。愛知県の知事も、年齢だけはかなり若いのだが、万博の問題といい干潟の問題といい、…うーむ。 大阪の知事も、土俵に上がることより問題にしなきゃいけないことが沢山あるでしょ(^^;)

 金鯱とシャチ
 2000.2.23 (Wed)
喉が痛い。風邪かな…。

名古屋・堀川に迷い込んだシャチを、名古屋港〜伊勢湾に追って戻してやる救出作戦がニュースでも取り上げられていた。名古屋にシャチが現れた上、迷い込んだのがあの「金鯱号」(金鯱の形をした奇ッ怪な名古屋港巡り観光船)がある名古屋港ということで話題性十分だものな。(ニュースでもしっかり映っていたが)
 シャチは淡水に長時間いると皮膚や目に障害が起き、また集団に戻れなければ死んでしまう可能性が高いという。名古屋港にある名古屋港水族館では現在増築工事中だが、完成後は大水槽でシャチを飼育する計画なんだそうで(昨夏かじりんと見物した時に計画図を見た)、このためにシャチの生態に詳しい職員もいる筈だから、今回のシャチ救出にも役立ったのだろう。…え?名古屋じゃ「あのシャチ、水族館に就職活動に来たんじゃないか」って噂も出てるの?(笑) 名古屋港水族館は増築が完了したらまた行こうと思っている。

郵便受けにCHAGE&ASKAのFC会報「TUG of C&A」の封筒が。いつもはきっちり月初めに届くので「おや?3月号もう来たの?」と思ったら、大晦日〜元日に福岡ドームで行われたカウントダウン・ライヴの写真集が会報増刊の形で届いたのだった。福岡に5万人が集まった訳だが、東京からのツアーで東京−博多の「ひかり」16両編成まるごと借り切ったらしい。JR東海区間のみというのは今迄もあったらしいが、東海道・山陽新幹線の全区間を1編成まるごと借り切ったのは史上初だったそうだ。すげー…。…行きたかったな。

 胃酸抑制
 2000.2.24 (Thu)
…しかし、何度見てもサッポロビールのあのCMは快作だよなぁ(笑)。

やはり風邪ひいた。元来胃腸系が弱いので、風邪をひくと胃酸過多でひどい胃痛に苦しむことが多いのだが、今日もそうなった。この場合、薬(数年前に市販認可が下りたH2ブロッカーを使った胃腸薬は効きすぎて使い方を間違えると危険なためCMが中止になったが、たしかに効く)に頼るのは勿論、簡単な痛み止めは胃酸を消費させること、つまり何か喰うのである。食べる気もなかなか起きないが…。
 そういえば昔 (高校生の頃だったかな?)、風邪で胃痛を起こしたとき (授業中に突然きた)、痛みに耐えつつポカリスエットが「アルカリイオン飲料」といっていたのを思い出して「アルカリ性だったら、ポカリで胃酸過多を中和できるんじゃないか」と単純な発想から(?)、休み時間に自販機でポカリを買って飲んだことがある。たしかに痛みは和らいだが、それは多少なりとも胃酸が中和されたから…というよりは単に水分で希釈されたから、だろう。(^^;)

 雪の朝
 2000.2.25 (Fri)
夜降り始めた雪は、朝目覚めたときも降り続けていた。すっかり積もって外は真っ白。ついグレープのデビュー曲を口ずさんだ俺って…(^^;)

今日から国公立大学の二次試験。この大雪では受験生も大変だろう。当日が大雪というと、僕が受験した年もそうだった。宿泊していた山科の東急インからバスで京大に向かう途中、窓の外が凄い降雪で景色が見えないくらいだったのを憶えている。試験開始時間も1時間遅くなったしな。

下宿から外出する気も起きない。で、GMカスタムの塗装をする。塗装なしでほぼ完成できるのがマスターグレードのウリだが、GMカスタム・GMクゥエルはNT1とパーツを共用することもあって、バーニアとか細かい部分は塗装しないといけない。組み立てる途中で1色ずつ作っては塗ってきたのだが、最終的に残った部分は外板色の青みがかった明るいグレー。インスト(取説)のレシピでは白50%+グレー10%+黄10%+コバルトブルー30%となっているが、実際に混色してみると、どうも成型色とは違うので、成型色に近づけるべく試行錯誤しながら混ぜていく。なんとか納得いく色になったので、これを使って筆で塗装。
 GMカスタムは、通常黄色一色の胸のインテークが枠(外板色)とフィン(黄色)で塗り分けられているので、ここが大変だったりする。この枠部分と、足のカカトの部分が塗装する場所。カカトは成型色が濃いグレーなので、塗ると少し黒っぽくなってしまう。面積もあるので筆ムラも出てしまうし。で、いったん艶消しクリアーのスプレーを吹いて(筆ムラをある程度消せるのと、若干白っぽくなる)更に半光沢を吹いて光沢を他の部分に合わせた。ま、筆塗りということもあってエッジが鈍くなってしまうが仕方ないところ。あとは組み上げて随所にデカールを貼って、1月初めに購入して7週目にしてようやく完成。
 さて、次は何を作ろう。(^^;)いくら当初予定の24,000円から20,000円に下がったとはいえパーフェクトグレード・Zに手を出すつもりはないし。(^^;)

 おじいちゃんといっしょ
 2000.2.26 (Sat)
「Love Love あいしてる」今日のゲストは… え? 大泉逸郎? 「孫」の? しかも孫まで一緒に来てるし。
 その孫(5歳)、最初は客席にいたのだがKinki Kidsに「こっちに来る?」と言われてステージ上に。よく喋るし、確かに可愛い子供ではあった。…しかし、なんか今日は番組違うぞ。拓郎さんも「これ、「Kinki Kidsのお爺ちゃんバンザイ!!」って番組だっけ?」 とか言ってるし、Kinkiが拓郎さんを指して孫に「あのおじさん誰?」と訊ねたら拓郎さん勝手に「ジャニー喜多川です」とか名乗ってるし(^^;)。 (孫は「吉田拓郎」を知っていた!! Kinkiはどっちが誰か分からなかったみたいだけど)

それにしても「Love2」、そろそろ小田さんをゲストに呼んでくれー。(JRAのCMで流れてる曲、いいよねー)「日本をすくえ」の主な出演者で「Love2」に出てないのって小田さんくらいだし。

 旅立つ艦は
 2000.2.28 (Mon)
「コミックGOTTA」(小学館)松本零士「新 宇宙戦艦ヤマト」の連載を開始した。「時に西暦3199年」…って、あの「ヤマト」から1000年経っとるがな。
 日本のアニメを「テレビまんが」「ロボット・プロレス」から脱却させた記念碑的作品として今も多くのファンを持つ「ヤマト」だが、1983年の「完結編」を最後にシリーズが終了していた。最近になってプレステ用ゲームも作られ、バンダイによってついに公式ホームページも誕生、先日には映画新作の制作も発表されたところだが、その影で様々なゴタゴタを経てきたことを知っている人も多いだろう。「ヤマト」についてはいろいろ思うところがあるので近々「Essay」の方で語りたい。

かじりんが京都に来ており、彼女所有のキーボードを預かることになった。状況次第では引き取ることになるかもしれない。キーボードで弾きながら入力した方が曲作るのは確かに楽だけど…、部屋が更に狭くなるなぁ(苦笑)。9時頃、下宿にかじりん来訪。

同時に、かじりんから数週前に友人夫婦がかの「新婚さんいらっしゃい」に出演した時のビデオを入手(出ることを知らなかったので番組を見ていなかった)。いや、見ているこっちが恥ずかしくて悶絶しそうになった(^^;) 。かじりんも「見始めて30秒でテレビのスイッチを切った」そうだ(笑)。 旦那、ひたすら唄ってるし。(^^; これで分かる人には誰だか分かるかな?) しかもギターないからアカペラ。三枝師匠、呆れてまんがな(^^;) 。

「SEAMAN」のCM、新バージョンを初めて見た。シーマンが言う「いいよなお前ら転勤があって。俺なんかプレステ行きたくてもなかなか行かせてもらえないんだぞ」という台詞につい爆笑してしまった。ドリキャスでも結局こういうオチを使ってしまう状況になってしまったのね…。(^^;)