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<愛のメッセージ>

平 敦盛



散策中、木陰で…


 「日差しが強くなってきたな。
 神子、大丈夫だろうか。
 無理はしないほうがいい。
 そこの木陰で休んでいこう。

 …やはり神子、あなたは清らかな存在だ。
 さきほど光に照らされた神子を見て改めて思った。
 穢れた私にはまぶしいくらいだ。
 こうして共に出歩くことさえ、あなたを穢すことになるかもしれない。
 散策には出るべきではなかった。
 すまない。

 …これまでずっと縛めてきた、この胸に宿った想いが、
 この想いが罪だと、わかっているのに、私は…
 少しでもあなたと共に在りたいと求めてやまないのだ」