イベントレポ TOP プログラム


遥かなる時空の中で 2

〜怪異 北山の氷室にあらはるる事〜

◇7/10(日) 昼の部◇



遥かなる時空の中で2
〜怪異 北山の氷室にあらはるる事〜

<CAST>

翡翠
源泉水
和仁
北山の大天狗…賢雄さん
少納言…岸尾さん
院の護衛…飛田さん
虫麻呂…岩永さん
犬麻呂…谷山さん

<立ち位置>
舞台大ステージ左よりにマイクが2本
左から和彦さん、保志さん

舞台大ステージ中央にマイクが3本
@院の護衛と少納言のシーン
院の護衛、少納言
A虫麻呂と犬麻呂が出てくるシーン
少納言、虫麻呂、犬麻呂

舞台雛壇2段目右側
和仁

舞台雛壇2段目左側
北山の大天狗

◇STORY◇

翡翠「男共が…」

と続くはずでしたが、ここで和彦さん「おとっ…」といきなりかむ(^^;

保志さんに「ごめん(^^:)」と手を合わせて、謝ってらっしゃいました。
それに対して保志さんも、いえいえ…という風に手と振ってらっしゃいました(笑)

もとい…(笑)

翡翠「男共が浮き足立って… 華やかさに欠ける。そうは思いませんか? 泉水様」
泉水「明日は、夏越の祓い− 北山の氷室の氷を院に奉納して、
   それから、家臣の者に氷が振舞われるのですよ。」
院側の泉水は、夏越しの払いで振舞われた氷を夏の暑さで参っている神子に
あげたいのだと翡翠さんと話しているところに、小競り合いの声を聞きます。

少納言「御願いです、氷室の氷を譲って頂けませんか」
護衛「貴様は帝側の者。そのように頼まれても聞けん!」
少納言「病気の母に氷を食べさせたいのです。御願いですからっ!」
護衛「ええぃ、ならぬと言っておるのにっ!」

そこで、泉水が何事かと尋ねるのですが少納言は院側の泉水を見て
迷惑はかけられないと慌てて立ち去りました。

泉水「帝側の少将殿は、院側の者には話せない、ということでしょうか……」
翡翠「私も院側の人間に見えたのかな? どちらかというと帝側なのだがね」


と呟いていたのですが、そんな事よりも院と帝が争って京が分断していることが
このような争いを生むのだと泉水は嘆いていました。

そこへ宮様が登場。

和仁「だから叔母上… お前の母君も言っているだろう? お前など
   取るに足らぬ存在なのだと。お前が嘆いた所で何も変わりはせぬ」
泉水「宮…」
翡翠「宮様」
和仁「しかし、下々の者はたかが氷の欠片で騒ぎおって… くだらぬっ!
   それに、私は少しもカキ氷を食べたいなどとは思ってはおらぬぞ」
翡翠・泉水「はぁ?!」
和仁「アクラムとかいう奴と一緒に食べたいなどとは思ってはおらぬぞ!」

言うだけ言って去っていく和仁。

翡翠「思ってるよねぇ?」
泉水「ええ」

(笑)

また和仁の言葉に考え込む泉水に…
翡翠「『そんなこと気にしないでください!』って神子はおっしゃると思いますよ」
泉水「翡翠殿…?」

和彦さん、昨日の中原さん同様またここで、神子のものまねをして
高音ボイスで神子の台詞をおっしゃってました(笑)
これがまたすごい迫力でした(笑)

和仁に言われたことを気にするなと言って、昨日同様
神子に氷を贈る事は神子には内密にしておくと言い残して
翡翠も「神子殿のご様子を伺ってくる。」といってその場を離れます。

泉水「こんな時刻になるというのに、北山に向かった者が帰ってこない」
北山の方角に禍々しい気を感じた泉水は1人北山に向かいます。
そこへ天狗が現れました。
禍々しい気の正体は天狗の所為かと問うと天狗は憤慨。
これらの原因は人間の仕業だと言います。

虫麻呂「ひぃいいぃっ お助け〜」
犬麻呂「ここから出してくれ〜」
虫麻呂「さ…寒い」
犬麻呂「寝るな、寝たら死ぬぞ〜!! ぐぅ…」
泉水「ぐぅ……っあ、わたくしも寝てしまった…」 (笑)

どうやら、何者かの仕業で氷室の出入り口に結界が。そこに少納言が現れます。

泉水「少納言殿、どうしてここに?」
少納言「うるさい!! 氷は私のものだ!!」
天狗「何者かに操られているようだな。でなければ、ここまでキャラは変わらないっ!」(笑)

(岸尾さん、ブラック柚木モード全開でした 笑)

泉水「氷は家臣の者全てに振舞われるというのに…」
少納言「ただし、それは院側の家臣だけだ。帝側だというだけで私には
    譲っても貰えない。それなのにお前達はカキ氷祭をしやがって!」
泉水「…カキ氷祭ではなく、夏越しの払いです」
そんなツッコミに逆ギレした少納言は泉水を襲います。
しかし、すんでの所で翡翠登場。
泉水は何とか助かりました。

翡翠「襲う相手を間違えているよ。こんな事をするのは1人だけ。出てきなさい。」
和仁「ふん…さすがは海賊。抜け目がないわ。」
泉水「どうして此処に。さては東宮の座を狙っての仕業ですね!」
和仁「あぁ、そうだよ!」
氷室に結界を張り氷には穢れを撒いたとのこと。
それを食べた者は、穢れを受けるが
その穢れを宮が祓ったとしたら院の信頼を得られると図っての仕業でした。
でも、敢え無く撃退されます。

和仁「こんなことで、東宮の座は諦めないからな!! 覚えていろ!」
と捨て台詞を言って宮様は退場。
少納言も正気を取り戻します。

それを見て泉水
泉水「あぁ、よかったキャラが戻った」 
岸尾さん「いえ…3キャラめです!(笑)」←とても楽しそう(笑)

(会場 爆笑)

氷を欲しがったのは暑さで床に付している母親に氷を食べさせたかったのだと説明すると
翡翠「これだけ暑いんだ。氷なんて溶けてしまうよ」
とこっそり氷を少納言に渡しました。

天狗「ううっ、ええ話や…」
と天狗は感動。
そして氷室の氷ごと京へ二人を送り届けました。

そして、昨日同様、突然氷が現れた事に驚く虫麻呂&犬麻呂ですが
また良い方に解釈して納得(笑)

見届けて、去っていく天狗。

最後は、泉水と翡翠が神子への感謝の気持ちをしっとりと語って物語の幕は閉じるのでした。




◇7/10(日)昼の部 ポイント◇

・保志さん、泉水の台詞をかなり可愛い声で読んでらっしゃいまして…
 そこに和仁(浅川さん)の鋭いツッコミがはいってました(笑)
 和仁「かわいこぶっちゃって」
 (会場 「きゃ〜v」)

 便乗して、犬麻呂&虫麻呂コンビも「かわいこぶっちゃって」と台詞の途中に入れるので爆笑でした。
 そして天狗役の賢雄さんも「かわいこぶっちゃって」と言っていました(笑)

 そして、その天狗賢雄さんが登場された時の保志さんの演技がまた可愛いかったんです(笑)
 泉水「てっ、ててんぐ…!?」
 声が裏返って、近くにいらした保志さんファンと思われる方が崩れていました(笑)


 宮様のかけた呪詛を叩く時の演技もまた回を追う事にかわいくなってたんです。
 「えぃっ」「やぁっ」「あぁ…っ」
 (特に3度目がポイント 笑)
 とか言うので、毎回そこは会場の「かわいい〜v」の声援とともに、
 崩壊する保志さんファンの図という感じになっていました(笑)

・泉水たちを送り届け、見届けて帰っていく天狗賢雄さん
 去り際に「天狗ではあまりふざけられん…」
 といって退場していきましたが…
 和彦さん「充分ふざけていたと思うが?(笑)」

 …と(笑)