【滋賀県自然保護課への提言】


滋賀県庁自然保護課 御中

                                                   東浦 龍樹、 良子

自然保護に関わる大切な業務、大変にご苦労様です。

 デリードコーポレーションによる22階の高層マンションが におの浜湖岸に計画

されていることはお聞き及びと存じます。

  近隣の住民として湖岸(におの浜だけではない)の自然や景観についての危機を

感じますので、下記意見を述べさせていただきます。

  滋賀県は山と湖に恵まれる一方、平地が少ないという問題があり、狭い土地に

多くの人口を収容出来るマンション化は、さらなる都市化の進む 大津市にとっても

避けられないものと思います。

 しかし、「琵琶湖一斉清掃」が実施されているように、湖岸の自然については継続的に

守って行く必要があります。そうしないと気がついたときには 「むちゃくちゃになっている」

だろうことが簡単に予想できます。

 そのため、今までは 人間的な観点から、特に建物高さの自主規制が強く実施されてきました。

(現在の におの浜湖岸地区を見ていただければ明らか)

 しかし時代の流れ(人々の考え方の変化)と湖岸保護の具体的な法律が何も無いことから

企業理念主体の マンションタワーが立とうとしています。

 1:利益を得るのは居住するだろう住民と業者のみで、その他の人々(大津市民、観光者など)は

  今後何十年にも渡っても不利益を被る。

2:一つが立つと(これは儲かる)とのことで、後に続く業者が出てきて、におの浜地区に限らず

  湖岸一帯に高層建築物が散在することになる。

 通常、問題が出て、どうにもならなくなってから「なんとかしなければ」と動き出すのが一般の常識?

のため 貴 自然保護課 様のみで 大勢を動かすのには大変な困難が伴うことは承知しており

ますが、
 「建ってしまってどーしようもない」となる前に、ぜひ具体的な条例の見直しや規制の

確立をお願い申し上げます。

(湖岸に限っては 最大高さ 30〜35mまでの規制)

 PS

当初  「近隣の巨大マンションは迷惑」という 月並み発想から ただ「反対」と考えていましたが

それをきっかけに まず、琵琶湖景観に対する保護に目覚めました。

マンション建設自体に反対を唱えませんが、湖岸の高層建築物は問題外と考えております。

  以上の件、よろしくお願い申し上げます。

 


題名: 琵琶湖の景観保全について(アンケートの提出)
日時: 01/07/06
TO :
dg00@pref.shiga.jp

滋賀県庁自然保護課 御中

 景観は一度破壊されると元に戻りません。
永い目で琵琶湖の景観を考え、50年後訪れても『素晴らしい!』
と言われる琵琶湖湖岸の景観作りが出来る新条例になることを
希望しています。
 それには、高さを合せる事が大きなポイントではないでしょうか。
 同じ湖岸でも市街化調整地域だけを検討するのでは、本当の
琵琶湖の景観保全は守られないと思います。
 滋賀県と大津市が一緒になって、真剣に琵琶湖の景観を検討
していただきたいと思います。
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 ★市吉登美一
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