★うさうさのお星様のお話★

うさうさのお星様のコーナー。
ちょこっとアウトドアしに行って、一人でお星様を見る時に、
全然知らないより、少しわかって空を見たいなぁーって思ったので、
前から教えて欲しかったんです。
北極星と北斗七星と、カシオペア座しか知らない私にも、
わかるようなのお願いね!

第12話

2003年火星

この時期、宵の南東の空にひときわ赤い星が見えている事に気がついている人もたくさんいると思いますが、それが今話題の火星です。
 8月27日には5576万kmまで地球に接近するとのことで、天文ファンならずとも楽しみな現象です。
 2年2ヶ月ごとに地球と火星は接近しますが、火星は地球より細長い楕円を描いて太陽の周りをまわっているので、その都度火星との距離は違います。
 今年のような大接近といわれるのは79年ごとに起こるのですが、その中でも今年の接近は5万7千年ぶりの事で、クロマニヨン人たちが見た火星よりも大きいとのことです。こんなチャンスはめったにありませんので、一度は夜空を見上げてみましょう。天文台などを利用するのもいいですし、火星の模様などのスケッチにも挑戦してみてはいかがでしょう。時間をおいて見ると火星の自転に伴って模様が変わっていることにも気がつきますよ。
 観測のチャンスは最接近の日だけではなく9月いっぱいくらいは十分楽しむことができるので、晴れた日を逃さないようにしてください。
第11話

夏休みの星の観測・・・

ペルセウス座流星群

(2002/7/22)

去年11月にしし座流星群が話題になり、雨のように降り注ぐ 流れ星を見た人も大勢いたようですね。去年のしし座流星群のように はいきませんが、比較的明るい流れ星が見られる ペルセウス座流星群がもうすぐ見られます。

この流星群は、毎年コンスタントに流れ星を見ることが出来て、 季節もいいし時期も夏休みと重なる人が多いということで、 少しくらいの夜更かしにも対応できるので、流れ星ファンにとっては とてもうれしい流星群です。

今年の流れ星のピーク(8月13日午前2時ころ)には、 午後9時ころには月が沈んでいるため月明かりにも 邪魔されず良い条件のもとで観測出来そうです。 今年は一時間あたり80個くらい期待できそう…ということで 去年しし座を見逃してしまったという人はペルセウス座流星群に 期待してみてはどうでしょうか!

第10話

星の基本のお話・・・

星の動き(年周運動と日周運動)

寒いですね。ですが、冬は空気が澄んだ夜空で、星座が楽しめる時期です。

その季節の宵の頃(だいたい20時くらい)に南の空に見える星座たちをその季節の星座と呼んでいます。冬はオリオン座、こいぬ座、おおいぬ座、ふたご座…。秋でしたら、ぺガスス座、みなみのうお座、くじら座、アンドロメダ座、ペルセウス座…などが代表的な秋の星座として昇ってきます。

季節によって見える星座が違うのは、地球が太陽の周りを一年かけて回っているためで、毎日同じ時間に夜空を見ていると同じ星座の見え始める時間がどんどん早くなっていることがわかります。時間にすると毎日4分ほど早く昇ってくるのですが、これが一ヶ月ほど経つと二時間も早く昇ってくるようになり、同じ時刻でも季節によって見える星座がどんどん変わっていくのです。一年経って地球が去年と同じ位置に戻ってくると同じ時間にまた同じ星座が見えるのです。(この動きのことを「年周運動」といいます。)

 ただ、冬の星座だから冬にしか見えないかというとそういうわけではありません。秋の夜中過ぎにはこれら冬の星座が南の空に昇ってきているのです。というのも、東の地平線から姿をあらわした星座は時間とともに高さを増して南の空へ昇り西の空へと沈んで行きます。これは、私たちの住んでいる地球が自転しているためで、いかにも星座の方が動いているように見えるのですが、実は私たちの住んでいる地球の方が回っているからです。一晩中夜空を眺めていると、東から西へと動く星座たちの様子が良く分かります。(この動きのことを「日周運動」といいます。)

 星の動きは一日の中での動きと一年の中での動きとの二種類があります。頭の中で考えると複雑に考えてしまいがちなので、実際に自分の目でその動きを実感してくださいね。今回は星のお話基本編でした。

第9話

しし座流星群の報告

 しし座流星群…ついにアッシャー博士の予想が的中し、11月19日の午前3時ごろ流星の雨が降りました。十勝まで遠征した甲斐があり一晩中雲ひとつない快晴のもと月明かりにも邪魔されず最高の条件で観測することが出来たのがよかったです。

 17日の深夜から18日未明にかけては雲が広がりほとんど観測が出来ない状態でしたが、宵の頃はまだ晴れていたので天頂付近を貫く視野60度から70度くらいに及ぶ流星やおうし座流星群のものと思われる流星がいくつか観測されました。とりあえず次の日に向けて体力温存ということで室内で監視モニター(外にCCDカメラを設置)を見ながら二時間おきくらいに外の様子を見ることで一日目は終わってしまいました。

 18日の昼間もすっきりしない天気で、西側にあたる日高の山々の上には嫌な気配を感じさせる雲が広がっていましたが、天気予報は晴れの予報。とにかく様子を見てダメなら晴れ間を探しつつ移動するつもりで準備していました。日が沈み次第に気温が下がっていったところ、雲もだんだん消えていきついには快晴になり仲間のみんなも大喜び。そして22時を過ぎた頃から前日観測したような経路の長い流星が出現し始め、室内で監視モニターを見るのを止めて本格的に外で見ることになったのです。

まだ、しし座は頭のところが地平線に昇って来たばかりだというのに、時々明るい火球クラスのものが流れたり、星が流れた後に煙のようなものが残る流星痕で数分間夜空にその跡を残しているものが見られたりと、流星雨への期待がかなり高まっていったのでした。

 時間が経つにつれて流星はその数を増やして行き、まるで花火のように5方向に別れて流れたり、青白い光を残すものやオレンジ色に光るもの、さらにはボンっというような音?衝撃波?つきの流星もあり、これには一同びっくりさせられたものです。音の伝わる速度を考えるとタイミングが良すぎるので音ではないだろうとの結論に達したのですがもしかすると衝撃波なのかという話も飛び出してきました。全員がその音を聞いていいてとっても不思議な流星でした。

 深夜を過ぎ順調に流れる数が増えていき、ついに一回目のピーク2時20分頃には全天どこを見ても流れ星が見られる状態になったのです。しし座の頭のあたりが星が流れる中心(輻射点)となっているので、天文関係の雑誌やニュースでしし座流星群の観測のポイントとして上げられていたのは東の空を見ようということでしたが、見上げる場所にこだわる必要がないほどいたるところで流星が見られました。周りの人の「あっ流れた!」の言葉を聞いてから夜空を見上げても見つけられるものもあり(普通は無理)、時には稲光のような夜空を明るく照らすものも出現しました。一番のピークは3時半頃だったのではないかと思います。その頃に同一視野で一分間大体40個前後を数えた人がいました。

 輻射点から四方八方に鋭く飛び出す様子が見られる東の空も楽しめましたが、雨が降るかのように西の地平線に降り注ぐ様子もまた魅力的で長い間見入ってしまいました。なかなか止まない流星の雨に切り上げるタイミングをつかめず、空が薄明るくなるまで眺めていましたが、夜明けとともに見える流星の数も減り、ようやくしし座流星群の観察を終えたのでした。

 こんなすごい流星群を見てしまったら、もう他の流星群は楽しめないのじゃないかと心配になるほどのとてもすばらしい流星群でした。アッシャー博士の予測の正確さに改めて感心し、また30年後?に見ることが出来たらいいなぁと思っている今日この頃です。30年後の自分がいくつになっているかは別として…

第8話

しし座流星群

今年一番注目される流星群が「しし座流星群」です。
イギリスのアッシャー博士の予想が当たれば、日本で流星が雨の様に降る「流星雨」が見られるかもしれないととても期待されている流星群です。同博士の出現予想時刻はこれまでにもかなりの精度で一致していたとのことで、今年も予想が当たることを期待したいですね。
これまでの予想方法では11月17日23時(一時間あたり50個くらい)という予想ですが、アッシャー博士は19日3時(1時間あたり一万個以上?)という時間を予想しています。出現のピークは誤差があるので長時間見ていなければ実際のピークがいつかということは分かりませんが、可能性のある夜は出来るだけ粘りたいですね。雨のように降るかどうかは当日のお楽しみ!でも、この時間に起きている人しか見ることは出来ないので、後で後悔しないように寒くても眠くても頑張りましょう!
第7話

土星食

面白そうな天文現象があるのでちょっとだけお知らせです。
10月8日(月)の体育の日の朝方、東北地方から北の地域では、土星が月にかくされてしまう「土星食」が見られます。午前3時半頃から隠れて4時半くらいには姿を現わすはずです。ちょうど祝日と重なりお休みの人も多いと思いますので、ぜひどうぞ。
東北より南の地域では残念ながら月に接近する土星の様子しか今回は見ることが出来ないようですが、だんだん月に近づいて行く土星をドキドキしながら楽しんでください。
第6話

仲秋の名月

2001年の旧暦の8/15は、10/1(満月は、10/2)。

旧暦の9/13は、10/29。

吹く風もすっかり秋めいてきた今日この頃、夜空を見上げると月がやけに綺麗に見えて思わず見入ってしまった…なんてことありませんか?なんと言っても秋は一年で一番綺麗な月を見ることが出来る季節ですからね。秋真っ盛りの名月をぜひ楽しみましょう。
 
 仲秋の名月は旧暦の8月15日に見られる月のことです。旧暦では1・2・3月が春、4・5・6月が夏、7・8・9月が秋、10・11・12月が冬となります。それらがさらに「孟(もう)・仲(ちゅう)・季(き)」の三つに分けられ、孟は初め、仲は中、季は終わりを意味していました。1月は春の初めなので孟春(もうしゅん)2月は春の中なので仲春(ちゅうしゅん)3月は春の終わりなので季春(きしゅん)という具合に表され、8月は秋の中という事で「仲秋」と呼ばれていました。

 秋は空が澄みきっていて月や星がすっきりと見えるのでお月見にはうってつけなのです。また、名月を眺めるだけではなく、この時期は農作物の収穫の季節と重なることから取れたての栗や豆、芋などさまざまなお供え物が備えられ、来年の豊作の祈りも込められていました。ところで、お月見はこの旧暦の8月15日だけではないということを聞いたことがありますか?実はもう一日お月見をする日があるのです。この日だけだと「片月見(かたつきみ)」といわれ縁起が良くないといわれています。こ
のひと月後の旧暦の9月13日にも「後の月(のちのつき)」といって二度目のお月見をすることで月見が完全なものとなり、大変縁起が良いといわれています。

 旧暦では日にちが月の満ち欠けを表しているということを前にお話しましたが、必ずしも一致しているわけではありません。実際に今年の仲秋の名月は「十五日」ということにもかかわらず、満月の一日前になりますし、去年は二日も前だったのです。お月見は「旧暦8月15日の名月を眺める」という催し物なので正確に満月でなくても良いのかもしれませんが、なんとなく満月の方がしっくりくるように思えるのですがいかがでしょう。ちなみに来年、2002年から2005年まではすべて満月となるようです。(2002年9月21日、2003年9月11日、2004年9月28日、2005年9月18日が仲秋の名月です。)

 毎日の生活に忙しく気がつくとあっという間に一日が終わってしまう…なんてことはよくあることです。でも、秋の夜長のひと時をススキや野の花、お団子などをお供えしてお月見するなんてとっても風流ですよね。皆さんもたまにはゆっくり月など眺めて安らぐ時間を持ってみてはいかがでしょうか。
第5話

暦の話

今私たちが 使っている暦は太陽の動きを元にした太陽暦と呼ばれるものです。地球が太陽の 周りを回る周期に合わせたもので、一年は365日と決まっています。

ところが、このペースで毎年過ぎていくと太陽の周りを回る周期がきっちり365日ではな いので、季節と日にちが少しずつ合わなくなってしまい、暦が1月なのに季節が夏 だったり…なんてことになりかねません。そこでそのずれを、4年に一度一年が 366日あるという閏年を設けて調整しています。

ところがそれでも長い年月の 間にはずれが出てくるので400年間に3回閏年を省いて調整しています。その省かれる3回というのは西暦が100で割り切れる年になります。(注=400で割 り切れる年は除かれ通常通り閏年となっています。)ですから西暦2000年は閏年、西暦2100年・2200年・2300年は閏年ではない平年となります。

この暦が使われるようにな ったのは明治6年からで、それ以前に使われていた暦は旧暦と呼ばれています。月の満ち欠けを基本とした暦で、まったく月のない新月が一ヶ月の始まりである 1日となり半月(上弦)の日は7日、満月の日は15日と月の状態と日にちが一致していました。月の満ち欠けの周期は約29.5日でおよそ12回の月の満ち欠けが繰り 返されると1年が終わります。0.5日の端数は大の月を30日小の月を29日として調 整していましたが、29.5日×12月=354日・・・ということは太陽の動きを元にし た場合の一年は365日、つまりこのままだと毎年11日のペースで季節がどんどんずれていってしまいます。そのずれの調整を行うために閏月という普段はないひと月を加えることで季節と暦のずれを調整していました。これがおよそ3年に一回 はやってきます。一年が13ヶ月もある年があったなんて今は想像できないです が…。

この暦は月と太陽の動きの両方を元にしているので太陰太陽暦と呼ばれて います。昔ながらのお祭りや行事・風習は、今でも旧暦を使うものが残って いますが、その代表的なものが「仲秋の名月」ですね。お月見はやはり旧暦 の8月15日に見てこそ風情のある行事です。今年は10月1日と例年より 少し遅いようですが、

次回はこの仲秋の名月のお話にしたいと思います。 あ〜暦の話って難しい…簡単な話になってしまったけど勘弁してね〜

第5話

アフリカの空


第5話

七夕〜「おりひめ」と「ひこぼし」

 今ごろになって七夕の話?って思うかもしれませんが、本来の七夕の情景を楽しんでもらうためにはこの時期がちょうどいいんです。

 七夕伝説は中国から伝わって来たもので、天帝の娘である織女は父親の言い付けで天の川のほとりで毎日、機を織っていました。綺麗な布を織るとの評判でとても忙しく遊んだり恋をする暇もないほどでした。そんな織女をかわいそうに思った天帝は、天の川の向こう岸にいるまじめで働き者の青年、牛飼いの牽牛と結婚させたのですが…新婚の二人は一緒に居ることが楽しくて毎日遊んでばかりで、だんだん働かなくなってしまったのです。それに怒った天帝が二人を元のとおり川の両岸に引き裂いてしまいました。そして一年に一度、7月7日の夜にしか逢えないようにしてしまったのです。一年ぶりのデートの日には、織姫は天の川を船に乗って牽牛に逢いに行きます。旧暦の7月7日、つまり七夕の夜にはいつも上弦の月(半月)が織姫側に昇っていて、その月=船(半月を船の形に見立てている)に乗って織姫は牽牛に逢いに行くのだそうです。ところが、七夕の夜に雨が降ると天の川の水があふれ月の船に乗ることが出来なくなってしまいます。するとどこからともなくカササギというカラスに似た鳥の群れが飛んできて天の川に翼を広げて橋をかけてくれ無事二人は再会することができるのだといわれています。

 昔から七夕の日の夜は、南の空におりひめ(こと座のベガ)とひこぼし(わし座のアルタイル)が昇っていておりひめの近くには必ず上弦の月が輝いていると決まっていました。毎年同じ情景の元、七夕のお祭りが行われていたのです。ところが暦の種類が変わった現在では、7月7日がいつも同じ情景になるとは限りません。本来七夕祭りは旧暦で行われていた行事なので、昔ながらの七夕の風情を味わいたいという人は、ぜひ今年の旧暦7月7日である8月25日に夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。(旧暦の7月7日はその年によって違うので気をつけましょう)

余談=そういえば、鋭い指摘を受けたことがありました。天の川の両岸に離れ離れの織姫と彦星ですが、実は彦星はボーっと見える天の川の中にはまっているんです…完全に川の中にいるんです。それを見た子供たちが「あっ彦星がおぼれてる」…う〜ん確かにおぼれているように見える!子供たちの発想は楽しかったです。それじゃまた。

今度は仲秋の名月というか月の話でも書きたいな〜って思ってます。本当はこの七夕の話の中でも旧暦の話が出てきているので、暦の話も書きたいな〜って思ってます。暦の予備知識があるとこの七夕の話も情景が思い浮かべられていいのですが、わかってもらえたでしょうか?

第4話

流れ星を見よう!
〜ペルセウス座流星群
 

みなさんは流れ星を見たことがありますか?

流れ星が消える間に願い事を3回唱えるとその願いが叶うと言われたりしますが、 実際にはあっという間の出来事で一回唱えるのでさえ難しいようです。
流れ星を見た時にはなんとなくラッキーな気分になるのは、 めったにお目にかかれないものを見たっていう感じがするからかもしれませんね。

そんな見た人を幸せ気分にしてくれる流れ星がたくさん流れる時期があるので、
そのお話をしてみたいと思います。

夏休みシーズンにぜひお勧めです。
 流れ星は実際に星が流れているわけではなく、 宇宙空間を漂っているチリが地球の大気に秒速数十キロと言う速さで飛び込んできて光って見えます。
流れ星の元は宇宙空間に漂っているチリです。
特に彗星が通ったあとにはたくさんのチリがばら撒かれているので 、
彗星の軌道と地球の軌道がぶつかるときには
たくさんの流れ星を見ることが出来きます。

そんな流れ星たちは「群流星(ぐんりゅうせい)」と呼ばれます。
地上から見るとあるひとつの点を中心に流れ星が四方八方に飛び出してくるように見え、 その中心となる点のある星座の名前を付け「〇〇座流星群」と呼ばれています。

8月12日の深夜から13日の朝方にかけてピークを迎えるペルセウス座流星群が大変有名で、
一時間に50個くらい見られます。
22時頃にペルセウス座が北東の空に昇ってきます。
時間がたつにつれて東の空高くに上がって来ますから、
そのあたりを中心に探すといいと思います。
長い時間見るときには敷き物を広げ寝転がって見るのがお勧めです。
北海道の場合は夏とはいえ夜は冷えるので防寒対策も忘れないようにしましょう。

第3話

恒星・
惑星・
衛星    

夜空を見上げるとたくさんの星が輝いていて、全部同じ様に光って見えるけど、
実はこれらの星は全部同じ仲間の星ではないのです。
今回は星の種類について話しをしたいと思います。
夜空で輝く星のほとんどが自分で光っている恒星と呼ばれる星です。
皆が良く知っている星座を形作っている星たちのことです。
その恒星の周りを回っているのが惑星で、
更にその惑星の周りを回っているのが衛星です。
簡単に言ってしまえばこれだけなんですが、
これじゃいくらなんでもあっさりしすぎという事で、
もうちょっと詳しく話をしたいと思います。

私達にとって身近な星…といえば太陽や月ですが、
一番身近な星はなんと言ってもやっぱりこの地球ですよね。
これら身近な三つの星は全部違う種類の星なのですが、
皆さんは知っていたでしょうか?

それではまず、太陽のお話からしていきましょう。
太陽は自分で光っている恒星の一つです。
夜空で輝く星とはずいぶん違うなぁ〜と思うかもしれませんが、
例えば宇宙空間に飛び出し、太陽からどんどん遠ざかってみたとすると、
太陽も夜空で輝く星の一つになってしまいます。
私達は太陽に近いところで生活しているので、
光や熱といった明るい昼間のイメージが広がってしまい、
夜空で輝く星とはなななか一致しないかもしれません。
でも、その明るい太陽は恒星の一つです。

そして、その太陽(恒星)の周りを回っている地球は惑星です。
地球の他にも惑星はたくさんあります。
学校で習った記憶のある人もいると思いますが、
すい(水星)・きん(金星)・ち(地球)・か(火星)・もく(木星)
・ど(土星)・てん(天王星)・かい(海王星)・めい(冥王星)。
これらが太陽の周りを回っている惑星たちです。
学生の頃に、こんな順番で覚えたはずですよね、思い出してくださいね。
これらの惑星は全部肉眼で見えるわけではありません。
普通は水星・金星・火星・木星・土星の5個です。
ただ、水星は太陽に近すぎて見るチャンスはあまりないかもしれません。
実は私もまだ見たことがありません。
天王星はよほど空の暗いところなら見つかるかもしれませんが…
難しいでしょうね。海王星・冥王星は遠すぎてちょっと無理。

惑星が恒星と違うところは、
恒星は星の並びが(ほとんど)変わらないのに対して、
惑星は夜空の中をどんどん動いていってしまうということ。
それと、自分で光っていないということでしょうか。
自分で光っていないけど、明るく輝いて見えるのは
太陽の光を反射しているからなんです。
夜空を眺める時にあると便利な星座早見盤は、
恒星しか記載されていません。
惑星は動きが激しいので記載できないんです。
もし、星座早見盤に載っていない明るい星があれば、
おそらく惑星のどれかでしょう。

惑星の動きにはもちろん決まりがあります。
星座早見盤ならおそらく太陽の通り道(黄道)が記載されていると思いますが、
惑星はその通り道に沿って動いていきますので、参考にするといいですよ。
それ以外には、輝きの違いで探してみることもできます。
恒星はチカチカと瞬きを繰り返していますが、
惑星はほとんど瞬かないので、その違いから探すということもできます。
是非挑戦してみましょう。

そして、最後に衛星です。
月は地球の周りを回る衛星です。衛星も自分では光っていません。
惑星と同じように太陽の光を反射して輝いているだけなのです。
地球には衛星は一つしかありませんが、
たくさんの子分達(衛星)を連れている惑星もあります。
有名なのが木星。木星の衛星は17世紀の始めに
ガリレオ・ガリレイが手作りの望遠鏡で4つの衛星を発見したのが始まりで
以来現在まで20を超えるたくさんの衛星が発見されています。
望遠鏡を持っている人なら一度は覗いたことのある衛星達ではないでしょうか。

    一見同じように見える星達ですが、その違いわかってもらえたでしょうか?
星を探す時に役立つといいんですけどね。
不定期ではあるけど、星の話を書き始めて2ヶ月が過ぎました。
「あーこんな話は基本だよね〜」、
「この話は今の季節にぴったりなのに…」
と思っているだけでなかなか進まないのが悔しいなぁ。
結局冬の星座のタイムリーな話題を逃してしまい、
もう春の足音が聞こえて来る季節になってしまいました。
もうちょっと頑張らなくちゃ。それではまた次回。
 

第2話

ふたご座

きんぼし・ぎんぼし

星のお話<第二話>です。
すっかりサボってしまいましたが
先日名古屋のふたごのおばあちゃん「ぎんさん」がなくなって
思い出した星があるので、それを話題にします。

今年はずいぶん寒い日が続きましたね〜。
真冬日が50日以上もあったとか…
考えたら以前はこれが当たり前だったかもしれないけど、
近年の暖冬のせいで、
すっかり軟弱な体質になってしまったのか、
寒さが身にしみた冬でした。
それでも3月の声を聞いて、
少しずつだけど春めいてきたこのごろです。

さて、先日報道されていた名古屋のふたごのおばあちゃん
「ぎんさん」の訃報、残念ですね。
お姉さんの「きんさん」は一足先に天に召されていますが、
このふたごのおばあちゃん達の名前って
実は星の名前でもあるんです。
それもなんとぴったり、ふたご座の星なんです。
3月の中くらいに宵の(20時ごろ)の南の空高く、
ほとんど自分の頭の真上近くを見上げると
ふたご座が輝いています。
探すポイントは仲良く並んだ明るい2つの星です。

右側の方が明るくて1等星の「ポルックス」
左側の方が2等星で「カストル」っていう星です。
これらの星の名前は、ギリシャ神話に登場する
ふたごの兄弟の名前ですが、
明るい方が弟で少し暗い方が兄の星なんです。
昔は兄の星の方が明るかったという説を聞いた事があるけど、
実際にはどうなのかよく分かりません。

そのふたごの星を日本では「きんぼし・ぎんぼし」
と呼ぶところがあるそうです。明るい星の場合、
じっくり見ると色の違いがわかるけど、この星たちも
眺めていると金色と銀色に輝いているのがわかるはず。
そんなところからつけられた名前だと思います。

このほかにも、いろいろな呼ばれ方があって、
動物の目に見立てて「カニの目」とか「ネコの目」とか
「めがねぼし」なんていうのもあったはず…
とにかく二つで一組とみられていたようです。
ふたご座は誕生日の星座でもあるので、
ふたご座生まれの人は是非自分の星座を探してみてください。

第1話

宵の明星

金星
 

  自分自身、夜空を見上げることが
すっかり減ってしまって寂しい限りだけど、
冬は暗くなるのが早いから、
星を見るチャンスは意外とあるものなんです。
夜、家に帰る時でもいいから、
空が晴れていたらちょっと 空を見上げてみてね。
 

最近、夕方の西の空でとっても明るい星が目につくけど
気がついている人いるかな〜。
日が沈む前から見えるくらい 明るい星なんだけど、
これが「宵の明星」と言われる『金星』なんです。

金星は、夕方見える時と朝方見える時があって
朝方見える時には「明けの明星」なんて言われたりもするけど、
どちらも同じ星なので 見える時間帯が違うからといって
別々の星だと思わないようにね。

  金星は、地球と同じように
太陽の周りを回っている惑星の一つ。
自分で光っている訳ではなくて、
太陽の光を反射しているだけなんだけど
とっても明るいから、
たまにUFOに間違えられてしまう事もあるとか…。

今月の22日にはとっても明るくなって(最大光度−4.6等)
そんな時には 昼間でも肉眼で見つけられるらしい。
私はまだ見たことが無いけど、
一度は昼間の金星を見てみたい!という人へ、
簡単な探し方を教えて あげましょう。

まず太陽を探して、腕を曲げずにまっすぐ太陽の方へ伸ばし、
手は握りこぶしを作ります。
そして太陽の東側へこぶし4個分くらいずらして
その辺りを目を凝らしてよーく見てみよう!
きっと…おそらく…たぶん… 見つかるはず…です。

 星のお話のコーナーを頼まれてから随分経っちゃったけど、
これからも季節 にあった星の話や、
タイムリーな話題があれば書いて行きたいと思って います。
暇があったら読んでやってください。
   
by うさうさ