J1最小クラブの挑戦

NHK-BS「サガン、奮闘す〜J1最小クラブの挑戦〜」を見ました。チーム予算で見た場合、J1で最も低いサガン鳥栖(鳥栖13億、J1平均30億)のフロントの方々に密着したドキュメンタリーで、なかなか興味深かったです。チームには専用の練習場すらなく、5つのグラウンドを転々としているそうです。そんな中で選手は「ハングリー精神は養えている」とコメントしていました。

フロントのテーマは「いかに集客を伸ばすか」。試合告知ポスターの掲出願いに選手自らが加わって商店街を回っているところ、色々と試行錯誤しているところ(アウェー集客を見込んで、相手のホームゲームに乗り込んで、「鳥栖はアウェーサポーターを歓迎します」のビラ配り、商店街ではアウェー割、鳥栖が勝った場合はやけ酒割を実施、チケット販売に一番若者が集まる佐賀大学へ出向いてみたり)、社長がこれまたサポーター自主制作のFMラジオ番組に出演等、色々と草の根を駆け回る姿が印象的でした。中には東京のフロントにもヒントになる点はあるんじゃないかと思います。おそらくビラ配り、ポスター掲出等はどこのクラブでもやっていることだと思いますけど、その地道な一歩一歩が大切なんですよね。番組の中ではポスター貼りの連絡を忘れていてお店の方に怒られているシーンも映し出されていました。

そうこうして集客努力を継続した結果、磐田戦の時に目標来場者数8000人を突破して8155人が発表になった時にフロントの方々が肩を組んで喜んでいるところは、見ていていいなあと思いました。鳥栖は年間通してでも20万人をわずかに超えるくらいの集客です。ですが、地元を駆け回る鳥栖のフロントの方が番組途中、上記の様々な試みを見てこんなことを言っていました。「大都会のクラブにはない、地域色を全面に出せる、それが強み。」と。

ですが、これは東京にも同じことが言えるのではないか、と思います。東京サポの某氏も言っていましたが、「東京は東京で東京ローカル色出す、それを目指すべき。」と。首都のチームといっても、全国規模のチームではなく、あくまで東京というアイデンティティにこだわると。10か所に10チームがあれば、地域色やそこへの働きかけ、集客へのアプローチは様々。それがクラブの特色でもあり、その1つが首都東京です。東京は人数も多く、娯楽も多いです。サッカーに目を向けるのはなかなか大変ですが、それでも逆に可能性は無限大だと思います。


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