己の心の闇と向き合った半年間


 侍魂は7/18の今日

 サイト開設からちょうど半年たちました。


 あまりサイトの規模の事を言うと、本当は怖くて

 逃げ出したくなる事もあるくらいなのに

 また「調子に乗るなバァーカ」なんて言われそうですが

 一個人サイトとして半年で1800万ヒットという数字は

 前代未聞の事態だったと思います。




 ここまでくる間に本当にいろいろな事がありました

 何度も潰されかけ、その度に励まされ

 立ち直り、開き直り、また潰されかける・・

 延々と今でもその繰り返しです。



 この体験をどこから書いていいのか、非常に迷うところなんですが

 まずは俺自身の心の闇について書いてみたいと思います。




 現在、侍魂はちょっとした雑誌よりも多くの閲覧者を抱えていますが

 もうこの規模になると批判の無い日ってのはまずありません


 誹謗中傷、ウイルス、脅迫、毎日当たり前のように届けられます

 最初の頃は、心が壊れる寸前まで追い込まれましたが

 徐々に開き直り、心に防衛線を張れるようになります

 まぁ別名やせ我慢ともいいますが。



 そうして、半年間続けてこれた訳なのですが

 継続的にとぎれる事なく悪意を向けられ続けると

 仏の顔も三度までなんて言葉があるように、時折

 私怨をまき散らしただけの最低のテキストを書いてしまいたくなる時があります。


 大規模サイトのオーナーである強みを承知の上で

 恨み辛みを偉そうに書きつづった復讐のみが目的の最低のテキストです。


 まさに自分の心のどす黒い部分、人として決して解き放ってはいけない

 汚らしく深い心の闇そのもの


 それは普段はまったく表には出てこないのですが

 心に迷いが生じているような時やナーバスになっているときに

 徐々に首をもたげてきます。




 ところかまわず、当たり散らしてしまいたい

 中傷メールを送った奴をさらし者にしたい

 俺が裏でどれだけの事を我慢しているかを知らないで

 好き勝手言ってる奴らを思い知らせたい




 気をつけないとそんな負の感情に身を任せてしまいたくなる・・

 しかしそれは、形こそ違えど普段から俺自身がもっとも嫌う

 無責任に匿名でヤジを並べ立てている奴らと何ら変わりません。





 自分の中で、サイト運営を続ければ続けるほど徐々に

 どす黒い部分が溜まっていくのが分かります。



 けして表にだしてはならない心の闇

 いつの日か自分の理性では抑えられないほど

 膨らんでしまったら、それが吹き出してしまう前に

 潔く侍魂を閉じようと思っています。




 しかしもちろん

 そのどす黒い心の闇って奴は溜まり続けるだけではありません

 暖かい応援メールをもらったり、オフ会で楽しかった時や

 他のサイトの管理人さんに励まされた時
など

 サイト運営の楽しさに触れた時に昇華されます


 たった一通の応援メールで、さっきまでふさぎ込んでいた心が

 嘘のように晴れわたる、なんて事はしょっちゅうです

 本当にありがたいと思っています。





 気をつけるべきは

 心のバランスを取る事と己を律する心という事



 最後に「雨上がる」という映画の中から

 大規模な閲覧者を一人で支えるという

 ともすれば非常に危うい立場の自分

 常日頃から言い聞かせている言葉があるので

 それを紹介して終わりたいと思います。



 映画のある場面で

 激情にかられて刀を抜いて殺し合いをしようとする侍に

 主人公の侍はこう言い諭します。




 刀と言う物は、人を傷つける為にあるのではありません

 己のやましい心を断ち切る為にこそあるのです。




 
この言葉を肝に銘じ

 日々の更新を一歩一歩続けていきたいと思います。


 半年間の応援まことにありがとうございました

 これからも侍魂をよろしくお願いします

 侍魂の健でした。











ちなみに応援メールの中でエッチなメールをもらったりすると

やましい心の闇が
一発でナリを潜めます

その代わり








股間はグイグイ盛り上がりますが

全然やましい心を断ち切れない人


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