たびの夜空は うわのそら

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ばっく

東北散策にっし (6から10)

 

(東北散策にっし 10)

(5/Jun/2001)

 

時刻は2時少し前。

ムーンライトながら(以下ながら)にはたくさんの人が乗っている。
4月の3日になったばかりだが、学生は春休みの上、
18きっぷのつかえる期間ということもあって車内の席は満席であった。

ドアが開くと入り口スペースにも、壁に寄りかかった方が
床に座るスペースもなくたくさんいる。

上りのながらの場合は、熱海より東(東京より)で乗車し始める場合を除いて、
全席で指定席券が必要になる。当然、指定席券は席の分しか発行されない。

床に座っている人たちにも指定席券は必要になる。
床に座っている人たちは指定席券を持っていない。

しかし、18きっぷの使用できる期間になると、
まことにもってながらの指定席券は特に取りづらくなる。

私もどうしても取りたいときは、発売日に買うようにしている。
発売日に買うということに関しては、コンサートなどとまったくいっしょである。

なぜ必要な指定席券を持ってないのに、電車に床に座ってではあるが、
乗ることができるのか。
車掌も切符がとりづらいことがわかっているし、
乗りたい人がたくさんいることもわかっているから
目をつぶっていてくれているのである。

これに関して賛否両論あろうことかと思うけど、私はこれでいいと思う。
これによって18きっぷの使用者が増えて利用者が増えているかもしれない。

しかし最終的な判断はJRがするだろう。
正当な乗客、つまり、指定席券を持った人たちの
最終的な判断となるのであろう。

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(東北散策にっし 9)

(30/May/2001)

 

下り銀河が3番ホーム(下りホーム)から音もなくゆっくりと出発していった。
定刻どおりの1時55分。

ホームにアナウンスの声が響き渡る。

そしてまた静かになったそのとき、ホームの西側から
強い光がゆっくりとそして鋭く飛び込んできた。

音もなくゆっくりゆっくり感触を確かめるように、
そしてレールをなぞるように走ってくる。

私の目の前をゆっくりと電車が通っていく。
ゆっくり、ゆっくりと。だんだん速度を落としながら。

そしてついに目の前に止まった。

そしてドアが開いた・・・

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(東北散策にっし 8)

(29/May/2001)

時間は1時を回った。少しづつ人がホームへ移動していく。
ホームはこのフロアーを登った先にある。

1時40分を回っていたと思う。
私は、すっかり温まった床から腰を上げ、ホームへと移動した。

ホームへとゆっくりと登っていくと、
思っていたよりたくさんの人ホームにいた。
30人以上はいただろうか。

ここで少し補足をしておくと、静岡駅はホームが2つあり、
各2本、計4本の線路があるのであるが、通常1番と2番を上り線、
3番と4番を下り線として使用している。

しかし、深夜のムーンライトながら(以下ながら)の下りだけは、
2番線、つまり、上り線用のホームから出発するのである。

なので、現在上り線用のホームにたくさん人がいるのは、
上りに乗る人もいれば、下りに乗る人もいるということなのである。

この時間帯になると、7,8年程前(中学生のころだと思う)、
下りのながら(当時は通称大垣夜行と呼ばれる快速)
に乗るため、下り用のホームで待っていたことを
思い出してしまいます。
しばらくそこで待っていると、ホームの蛍光灯が消えてしまって
真っ暗になってしまって初めて、ここには電車がこない事に
気づいたのでした。

そのあと上り線用のホームへと移動して、なんか恥ずかしくて
ベンチへ下を向いて座っていた私たちに、隣にいた
見知らぬおばあちゃんが声をかけてくれました。

話し掛けられた内容は忘れてしまいましたが、
とってもほっとして安心したことを覚えています。

私の旅の一生の思い出です。

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(東北散策にっし 7)

(25/May/2001)

私は駅の改札を登った先のフロアーに一人座っていた。

私はここから幾度となく出かけたわけだが、ここで1人で待つ時間が
さびしいと思ったことはない。
1人でいる寂しさより、これから出会う人、これから見る景色への期待が
大きかったのである。

ぽつぽつとフロアーに人がいる。0時30を回って、
下りのサンライズ(※1)も出て行ってしまった

下りの電車は1時55分発の銀河(※2)と2時39分発の
ムーンライトながら(以下ながら)(※3)だけになってしまった。

上りの電車は2時00分発、ながらだけになってしまっている。

普段は大勢の人たちが行き交うフロアーに、今は数人の人だちが
何をするでなく、ただ待っているのである。

私はこの空間にいることをさびしいと思ったことはないが、
この不思議な空間に、溶け込んでいる自分にふと気づくのである。

私もこの空間を作っている一人なのだと。

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※1 サンライズ(下り)
東京ー出雲市、高松を結ぶ特急電車。
サンライズ出雲、サンライズ瀬戸のこと。
出雲市行きと高松行きが、別々に併結(くっついている)していて、
両方に寝台車がくっついている。
のびのび座席(座席といってもざこ寝に近い)で有名な電車。
寝台車に乗る場合は、乗車券、特急券の他に寝台券が必要だが、
のびのび座席に乗る場合には、寝台券の替わりに指定席券が必要。
(寝台券より指定席券の方が当然安い)

※2 銀河(下り)
東京ー大阪間を約8時間20分で結ぶ急行列車。
大阪着が翌7時19分と、他の交通手段に比べて朝早く到着するのが特徴。
乗車券、急行券及び寝台券が必要。

※3 ムーンライトながら(下り)
東京ー大垣間を約7時間10分で結ぶ快速電車。
乗車券、指定席券(区間注意)が必要。
乗車券の替わりに18きっぷで乗車可能。

 

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(東北散策にっし 6)

(20/May/2001)

ーチョッとぶれいくー

私の文章の中で使われる言葉、センテンスの意味が、
厳密にいうと違っていることが、ままあるかと思います。
わざと間違っているところもありますが(わかりやすくするため)、
指摘していただければ可能な限り直すか直さないか検討いたします。

それと、なるべく簡単な言葉を使用して文章を作っていくよう心がけていますが、
わからない言葉等はメールいただければ脚注(もしくは※)を
入れていきたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

 

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