パルディオEメール

 

パルディオEメールとは


いわゆるEメールサービスをNTTドコモが提供するもの。
通常、Eメールを利用するためにはプロバイダに加入しなければならないが、
パルディオEメールを利用すれば面倒な手続きが不要でEメールを利用することができる。

パルディオEメールの機能

パルディオEメールの利用方法

パルディオEメールの利用準備

パルディオEメールの活用法

パルディオEメールの弱点

パルディオEメールの機能


パルディオEメール利用料金

7円/10秒

※概ね10秒以内に終わるので、1回7円と考えてもOK
※センタにメールがない場合は無料
※PHSだと送受信をまとめて行うことのできる機種はないので、送信・受信にそれぞれ7円/10秒かかる

送受信文字数

最大10000文字(全角)のメールを送受信できる。
ただし、実際に送受信できる文字数は機種や環境によって異なる。

機種名 送受信文字数
642S/633S 約10000
641P/641P-II 約2000
641S/632P/623P/623N
631S/621S/622S/SH712m
P821i/N821i/SH821i
約1500
P751v/eggy 約3000
パルディオメーラー 約10000


添付ファイル

40KBまで添付可能

※ただし、実際に添付できる容量は機種によって異なる
※添付可能なファイルの形式も機種によって異なる

オリジナルメールアドレス設定設定方法

パルディオEメールの初期アドレスはランダムな英数字@xxx.em.nttpnet.ne.jpとなっている。
このうち、@より前の部分は自由に決めることができる。
再度の変更も可能で、最大50回のアドレス変更が可能。

着信通知機能設定方法

センタにメールが届くとお知らせしてくれる機能。
利用できるのはPHSでパルディオEメールを利用する場合のみ。
通知は無料で、端末に「165」からの着信履歴が残ることになる。
なお、あくまで通知だけなので、内容や差出人名は受信してみないと分からない。

 

 

パルディオEメールの利用方法


パルディオEメールは以下の手段で利用することができる。

■PHS(621S以降)
PHS単体でメールの送受信が可能。
着信通知にも対応するので、リアルタイムにメールを受信できる(ただし、公衆圏外の場合除く)。

■PDA
WindowsCE向けには「パルディオメーラー for WindowsCE」(ダウンロードはこちらがあるので、
これをダウンロードしてインストールすれば利用できる。
ただし、このソフトはWinCE2.1以降には対応していないため、最近のPDAではほとんど利用できない…。
なおZAURUSについては、ドコモからは正式に対応するソフトは出ていないが、
フリーソフトなどで対応しているソフトもあるようだこちらを参照。情報提供:ざくそんさん)

■Windows(95/98/Me/2000/XP)
「パルディオメーラー」(ダウンロードはこちらをダウンロードしてインストールすれば利用できる。
Mac用のソフトは提供されていない。

■その他
パルディオEボードやeggyなどはパルディオEメールに対応しているので、
これらとPHSを接続することでも利用できる。

 

パルディオEメールの利用準備


[1] まずは送受信

パルディオEメールを利用するには、まず自分専用のメールBOXを作成する必要がある。
メールBOXの作成は簡単で、パルディオEメールの受信作業を行うだけ。
そうすると、パルディオEメール利用開始のお知らせが記載されたメールが受信されてメールBOXが作成される。

[2] メールアドレスを変更しよう

パルディオEメールのメールアドレスはランダムな英数字@xxx.em.nttpnet.ne.jpとなっている。
@より前の部分は自分の好きなものに変更できるので、是非とも変更しよう。
なお、アドレスは英字2〜10文字から自由に決められるが、あまり短いと迷惑メールを受信しやすいかも。

メールアドレスの変更方法

1.メールの宛先をhenkan@mc.em.nttpnet.ne.jpに指定する。
2.題名(subject)にPHS電話番号を入力して送信!
3.返信されてきたメールの「変換名」のところに希望のアドレスを入力して返信する
4.登録完了!「taro@xx.em.nttpnet.ne.jp」などの任意のメールアドレスを取得できる!
という手順でメールアドレスの取得が可能。
なお、メールアドレスの変更は最大50回まで可能。


[3] 着信通知を設定しよう

PHSでパルディオEメールを利用する場合、センタにメールが届くとお知らせをしてくれる着信通知機能を利用できる。
通知自体は無料なので、設定しておくと便利だ。
初期設定は着信通知「OFF」となっているので、利用するには以下のように設定する必要がある。

着信通知の設定方法

1.メールの宛先をmailon@mc.em.nttpnet.ne.jpに指定する。
2.件名・本文は空のまま送信。
これで設定完了。
なお、通知機能の解除は「mailoff@mc.em.nttpnet.ne.jp」に同じようにメール送信する。

 

パルディオEメールの活用法


他社携帯・PHSとメールのやり取りをしよう

パルディオEメールはEメールなので、Eメール対応の他社携帯・PHSとメールのやり取りができる。
具体的にやり取り可能なのは、主に以下の通り。
iモードメール(NTTドコモ)、スカイメール・ロングメール・スーパーメール(J-PHONE)、EZEメール(au・TU-KA)、エッジEメール・Eメール・ライトEメール(DDIポケット)等
ただ、携帯・PHSの場合、迷惑メール対策からドメイン指定受信を設定している人もたくさんいる。
その場合、送信したい相手には、あらかじめ「nttpnet.ne.jp」を受信可に設定しておいてもらうとよいだろう。

※ドメイン指定受信
ドメインとは、メールアドレスのうち@以下の部分を指す。
で、ドメイン指定受信は、この@以下の部分が当てはまるメールだけを受信する機能だ。
例えば、@dcomo.ne.jpからのメールのみ受信したい場合、「docomo.ne.jp」を指定して、そこからのメールだけを受信するようにできる。

写真付きメールもOK

パルディオEメールは添付ファイル対応。
なので、画像ファイル(写真)の受信も可能。
ただし、JPEGの表示が可能な機種に限られる。

まとめ受信で通信料節約

パルディオEメールの料金は、1通いくらではなくて10秒あたり7円。
ということは、1回の受信で2〜3通受信しても、10秒以内で終われば7円で済む。
このような料金体系と着信通知を上手に利用すれば、通信料を節約することが可能。
10秒で受信できるメール通数は、文字数・添付ファイルの有無にもよるがおおよそ2〜4通程度。

自宅のアドレスに届いたメールを転送しよう

自宅で使っているアドレスを外でも確認する方法として、自宅のアドレスに届いたメールをパルディオEメールに転送する方法がある。
これを使えば、着信通知を利用することによりリアルタイムにメールを確認することが可能だ。
しかも、着信通知自体は無料なので、何通かまとめて受信して通信費を節約することも可能。

 

パルディオEメールの弱点


ここまでパルディオEメールの特徴や活用法を説明してきたが、以下は逆にパルディオEメールの弱点。
携帯各社やDDIポケットと比較しても改良して欲しい点はたくさん。
ひとつずつでも実現してくれると、いちユーザーとしてうれしい限り。


料金が高い

10秒7円は当初から安いわけではなかったが、現在ではかなり高い水準。
例えば同じ時間課金のDDIポケットと比較しても、DDIPが60秒10円で、しかも割引サービス・使い放題サービスまであるのに対し、パルディオEメールは一律10秒7円。
また、携帯のドコモ・auが文字数によっては1円から利用できるのに対し、パルディオEメールではやはり最低でも7円必要になる。
もちろん、利用方法による不利・有利はあるが、それでも割高感は否めない。
最安値!とまでは求めないが、他と同じくらいの水準にはして欲しいところ。
(割引サービスの導入とか)

自動受信できない

ようやく着信通知には対応したものの、あくまで「通知」にすぎないので、内容などは一切分からない。
せめて差出人名と件名だけでも分かれば、選択受信的に活用できるのだが…。

まとめ送信ができない

せっかく時間課金なのに、まとめ送信には対応していない(PHS単体利用の場合)。
同様に、送信と受信をまとめて行うことにも対応していない。
もっとも、この辺は料金とも関連していて、値下げがあるなら許容できるかも。

設定が有料

オリジナルメールアドレスの設定、着信通知の設定、情報確認とどれもセンタにメールを送って行う方式なので、毎回送受信料がかかる。
具体的には、オリジナルアドレス設定が28円、着信通知の設定が7円、情報確認が14円と言ったところ。
ただ、ブラウザからの設定しかできないとすると、最低でも10円必要になるので、それよりはましなのかも…。
(クイックスタートのように無料で接続する手段を作ってくれるのが理想だが)

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