デジタルムーバの部屋

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Digital Mova(デジタル ムーバ)。 ムーバって言うのはもともとドコモの携帯電話のブランド名。
それがデジタル回線になったからデジタルムーバ。デジタルムーバはドコモブランドなので、サポートもドコモ。
一方、byシリーズはメーカーブランドなので、サポートもメーカー対応になる。
ここでは、そんなデジタルムーバやbyシリーズのレポートをお届けします。

ラインナップ

機種名 メーカー 発売時期 コメント
P209iS 松下通信工業 00.8 Panasonic初の折り畳み式型
N821i NEC 00.7 折り畳み式最強ドッチーモ
SH821i SHARP 00.6 最強の!?スーパードッチーモ
P811 松下通信工業 99.8 両面待てないドッチーモ…
SH811 SHARP 99.4 「H」なかたちのドッチーモ…
P208 松下通信工業 99.11 ハイパートークで音がいい208
D502i 三菱電機 00.1 カラー対応iモード
N501i NEC 99.4 iモード最人気機種

デジタルムーバ P209iSHYPER

Panasonicが満を持して送り出す折り畳み式端末
アンテナの位置がモトローラ式なのと、外側に小型液晶「プライベートウィンドウ」を持つのが特徴。

p209is.jpg (25912 バイト)

P209iSの良いところ

○[209共通]iモード対応(iメロディ/iアニメ対応)
○[209共通]パケット通信Dopaを利用可能
○折り畳み式なのに小型、軽量(84g)
○カラー液晶搭載256色で、明るく見やすい
○外側のプライベートウィンドウで、時間/電界表示/電池残量/着信・メールの有無などを確認できる
○電卓機能、スケジュール機能を搭載
○ゲーム(もぐらたたき)がついてる
○メールボタンで、メール送受信が簡単
○ボイス機能を搭載

 

P209iSの悪いところ

×アンテナが変な位置(笑)…(注)このアンテナの位置は、モトローラが特許を持ってるみたいです
×アンテナが2段ロッド式なのだが、ひっぱりにくい
×真中のボタンは「奥に押す」という動作がしにくい
×良くも悪くも相変わらずのメニュー画面(知らない人は、説明書を引かないと操作しにくい)
×メールの作成画面がイマイチ見にくい

メールの一画面表示文字数:56文字(8x7)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ 折り畳み式にしてはコンパクトで、軽い(84g)。しかも、数字以上に重さは感じない。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 256色カラー液晶。発色はよく、画面はきれい。やや画面が小さいが、それは端末が小型なので仕方のないところか。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 500件にメールアドレス、メモを登録可能。1件に複数の電話番号・メールアドレスを登録することはできない。検索や登録方法は従来の「P」通り。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ 中央のボタンは、4方向のほかに「奥に押す」という動作(主に決定に使う)があり、押し間違いがたまにおこる。光るメモボタンは、位置的にやや押しにくいところにあり不便。
iモード iモードの使いやすさ 画面は小さい(8文字x6行表示)が、操作は軽快。また、オフライン機能がついている点はうれしい。ただ、iモードボタンはなく(209共通)、iモードの設定も面倒。
iモードメール iモードメールの送受信の操作性 送信画面は、本文/宛先/題名を横ボタンで切り替えるので、一画面にまとめて表示されず、見にくいと感じた。送信自体は、電話帳を呼び出してメールボタンで送信画面に移れる。メッセージ問い合わせはややボタンを押す回数が多い。
ショートメール ショートメールの送受信の操作性 iモードメールと同じく、メールボタンで送信できる。受信はiモードからの受信が原則となるので、iモードメールと同じ。送信時は、文章作成後にiモードメール送信かショートメール送信かを選べる。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 文字だけのメニューで、いままでの「P」のメニュー体系を継承している。いままでPを使っていた人には使いやすいかもしれないが、そうでない人には説明書がないとどこにどの設定が入っているかが分かりにくい。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能 「7」というのは暫定値で、まだあまり通話を試していないので分からない。どうも、噂では感度&通話品質がすごく悪いらしいが…。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 漢字変換で学習機能がないのはいまどきどうかと思う。キーレスポンスは悪くはないが、漢字変換後にボタンを押しても反応しないのがうっとおしかった。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 3和音。自作も3和音対応。最近のFM音源ではないが、音は非常にきれい。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ スケジュール機能、電卓機能は便利。もぐらたたきゲームは、携帯ゲームとしてはいいできかも。アラームとスケジュールがばらばらになっているせいか、アラーム機能のほうはちょっとしょぼく感じた。
不満点 減点対象となる不満点 まず、アンテナ部の機械的な問題。アンテナの位置はともかく、引っ張り出しにくい。そして、引っ張り出さないと感度が悪い。どうも、引っ張ると壊れそうな感じがしていやだ。そして、メニュー画面はそろそろ再考の余地ありではないだろうか。メールの使い勝手も、「メールのN」と比べると…。

総合評価 81点

論評
NEC怒る!
どうも、P209iSをめぐっては、ドコモ内部で確執(?)があったらしい!?
というのも、これまで折り畳み式を独占的に発売してきたNECが、松下の折り畳み式発売に怒ったそうなのだ。
真偽は全然定かではないが、というよりむしろ眉唾物だが、NECの独壇場が崩れたことは事実。
逆にいえば、それまで何もしなくても売れてたPanasonicが、折り畳みを出さないと売れない事態になったことがすごいと思う。
折り畳み
もはや、携帯電話のスタンダードになりつつある折り畳み式。
古くはNECとモトローラが折り畳みを出していた。
モトローラのはSTAR☆TACSというもので、旧IDOの提供していたアナログサービスのTACS用の電話機。
一方、NECはN202などたまーに折り畳みを出す程度で、どちらもマニアック用の機種だった(異論あるかもしれないが)。
折り畳みが売れ出したのは、おそらくN206Sからだろう。

2000年になり、ついにNECはストレート型の携帯電話を今後発売しないとまで言って、折り畳みはいまや一般的になっているのである。
ところで、折り畳み式は、(詳しくは知らないが)NECとモトローラが特許を握っているらしく、
Panasonicのはアンテナの位置などモトローラの技術が使われている。
折り畳みのちょうつがい部分は、NECが特許を持ってるらしいので、PanaとNECのとでは、ちょうつがい部分が異なっている。
503シリーズでも、P503i、P503iSと両方リリースするPanasonic。
折り畳み式とストレート型はどちらがスタンダードになっていくのだろうか。
(ちなみに、フリップの三菱、京セラも忘れてはいけない。)
かたちは斬新なのだが…
このP209iS、かたちは非常に斬新なのだが、中身が斬新じゃない。
というか、P209iをカラーにしただけなのだ。
ソフト面での変化がなさ過ぎるのが問題点かもしれない。
たしかに、それまでのPユーザーを考えると、むしろ変えないほうがいいのかもしれないが、

それまでの操作性を活かしつつ、さらに使いやすく目指すのがメーカーの責務だろう。
このへんが、「松下の凋落」と揶揄されるゆえんかもしれない。
個人的にはPanasonic製の携帯は基本的にそつなくできているので好きだが、もうちょっとがんばって欲しいと思う。

ドッチーモ 821iHYPER

ドッチーモ初の折り畳み型端末。
N502iとあまり変わらないサイズ&重さにPHS機能を凝縮。

n821i.jpg (23010 バイト)

N821iの良いところ

○待望の折り畳み型
○iモード対応(iメロディ/iアニメ対応)
○FM音源4和音着信音対応
○パルディオEメール対応
○白黒だが、4階調ではっきりとした見やすい液晶
○メールボタンでメールの送受信操作が便利
○ハイパートーク対応
○オフィスステーション対応
○大画面100文字表示可能
○メニュー画面のときにヘルプが表示されるのでわかりやすい
○電話番号を押して(選んで)メールボタンを押すだけでiモードメールの送信画面になるので便利

 

N821iの悪いところ

×iモード中はPHSの着信ができない(これはスーパードッチーモ共通だが)
×きゃらメールは非対応
×ホームステーションには対応していない
×iモードメールは送受信しやすいが、その他のメールは面倒(パルディオEメールも)
×着信音は4和音だが、オリジナルメロディは単音でしか登録できない
×パルディオEメールの送受信メモリ量がかなり少ない

メールの一画面表示文字数:100文字(10x10)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ 折り畳み型で、しかも大画面なのでしょうがないが、105gはやはり重く感じる。液晶側の部分にPHSのチップが入っているらしく、ちょっとアンバランスな感じも。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 白黒4階調で、バックライトはグリーンのみ、と少し前の標準仕様。やはりカラーが良かった。でも、大画面は相変わらずで、100文字表示が可能。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 700件登録可能。もちろんメールアドレスなども登録できる。検索方法はいくつかあるが、中央のマルチボタンの下側をおすとなる、ひらがな行検索が便利。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ N501iではボタンの凹凸のなさが弱点だったが、このN821iでは少し凸が出ているので押しやすくなっている。マナーモードなども設定しやすく、折り畳み中もサイドボタンを押せば着信/メールの有無を確認音又はバイブで確認できるので便利。
iモード iモードの使いやすさ N501iと違って、操作はそんなに重くない。やはり大画面だと見やすい。
iモードメールなど iモードメール等の送受信の操作性
iメール10
PEM6
はっきりいって、PEMはおまけ的存在。メニューもiモードメールとは違うし、メモリも別。送信時も返信時も、iメール⇔PEMの切り替えはできない。ただ単に、ひとつの端末で2つ使えるだけ。iメールは使い勝手がよいが、PEMは使い勝手が悪い。なお、PEMの自動受信は1日1回のみ。
ショートメールなど ショートメール等の送受信の操作性 ショートメールの送信、きゃらトークの送受信が可能。どっちもメールボタンからは操作できず、「フリーメモ」を作成した後に送信する。おまけの存在になっている。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 メニューは、ほとんどN502iといっしょ。アイコンメニューが基本で、文字だけのメニューにも切り替えできる。ヘルプ表示が便利。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能 PHS部はSHよりも雑音を拾い過ぎない分話しやすい。PDC部はハイパートークに対応している。PHSのハンドオーバー性能などは期待してはいけない(苦笑)。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 文字入力はしやすい。漢字変換も、口語などにも対応していていらいらしない。「http://」などの省略入力もある。記号や絵文字をもう少し簡単に呼び出せると良かった。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 4和音。但し、自作は単音になる。iメロディのダウンロードは4和音に対応。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ 10 3面待ち受け可能(ただしホームステーションは登録不可)。あとは、スケジュール機能はカレンダーも見やすくて便利かも。壁紙のカレンダーはいいと思う。
不満点 減点対象となる不満点 PHSのハンドオーバーなどの性能はあまりよくないと感じた。弱電界だとかなりノイジーになる。あと、PHSがおまけ的な扱いになっている箇所がかなりある。ベースがN502iなので仕方ないのかもしれないが。

総合評価 86点

論評
ついに折り畳み式
大人気、というより、既に一般化しつつある折り畳み式が、ついにドッチーモでも発売された。
折り畳み型で、iモードにも対応、PHSも使える、当然64kにも対応と、まさに最強のスーパードッチーモといえる。

液晶がカラーでないのは残念だが、白黒でも4階調だし、画面は見やすい。
また、着信音の自作が4和音に対応していない点も、個人的にはダウンロードを利用すればいいので気にならないと考えている。
やっぱりNEC
悪い意味です(苦笑)。
NECは、あんまりPHSの開発に熱心ではないらしく、ただドコモとの「お付き合い」で出してるらしい。
今回のスーパードッチーモにも、そのコンセプト(?)は如実に現れていて、PHSはあくまでおまけ。
パルディオEメールは、完全にiモードメールと切り離されて、iモードメールより使いにくいし、きゃらメールにも非対応。
PHS部分の感度もあまりいいとは言えない。
でも売れる
でも、売れます、この機種は。
やっぱり、折り畳み式は人気だし、ドッチーモ欲しくても欲しい機種がなかったて人は意外と多いはず。
しかも、そういう人はたいていそれまで携帯電話のみの契約だったわけで、N502i+PHSでも全然構わないはず。
PHSからの乗り換えの人はやや戸惑いを感じるかもしれない。
と、これはN821iに限らずスーパードッチーモ全体にいえることだが。
(ドッチーモのSH811やP811はかなり「PHS」くさかった。)

結局
と、なんか批判めいたことを書いてしまったが、N821iはいい機種だとは思う。
ただ、PHSと携帯をバランスよく活用した場合は、むしろSH821iの方がおすすめかもしれない。
N821iは、折り畳み式がいい、と言う人と、PHSは通話にしか使わない人には間違いなくおすすめできる。
ちなみに、P821iは、このN821iのOEM製品らしいので、ストレートのNが欲しい人以外にはあまりすすめられない。
というか、P821i買うくらいならSH821iの方がよっぽど高機能だし、使いやすいと思われる。

ドッチーモ SH821i

ドッチーモにiモードがついたスーパードッチーモ!

カラー液晶に3和音と先進の機能を搭載。

sh821i.jpg (4074 バイト)

SH821iの良いところ

○やっぱ256色カラー液晶。しかも、明るいし見やすい。
○iモード対応(iメロディ/iアニメ対応)
○着信音が3和音
○iモードメールのほかに、パルディオEメールにも対応している
○パルディオEメールで、Reply-toを設定可能
○メール作成時に署名の設定が可能
○ハイパートーク対応
○ホームステーション/オフィスステーションに対応
○メールにメロディを添付して送受信可能

 

SH821iの悪いところ

×iモード中はPHSの着信ができない
 →iモードメールを受信すると、放っておくと5分間はiモードに接続した状態になるので、その間はPHSの着信ができない
×ボタンが少しぺたぺたして変な感じがする(慣れの問題!?)
×「2」のボタンが押しにくい(マルチキーがじゃま)
×きゃらメール、きゃらトーク、ショートメールの送(受)信がメニューがばらばらで面倒
×着信音+バイブレータの設定ができない
×PHSはクイックリンクには非対応
×iモードのキャッシュ機能は、一度待ち受け画面に戻ると無効になる

メールの一画面表示文字数:56文字(8x7)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ ドッチーモにしては頑張った!76gはiモード対応機種としてはそんなに重くない。厚さも気にならないレベル。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 表示文字数は56文字と、SH811と比べて大幅アップ。また、カラー液晶はJ-SH02より明るく、見やすい。画面の工夫も○。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 1件につき1電番、1メールアドレス。ただし、他の電話帳に関連付けることができ、携帯と家の電話を関連付ければ、1件に2番号登録するのと同じような使い方ができる。検索などは相変わらず(SH02比)やや面倒。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ ボタン反応もいいし、全体的には良好。ただし、ボタンがプラスチック製なのは少しぺたぺたするのでいやかも。あと、ボタン配置はSH02と同じでよかったのでは?下の4つのキーはやや小さいので押しづらい。あと、中央のキーが大きいので、「2」ボタンが押しにくい。
iモード iモードの使いやすさ iメロディ/iアニメなどにも対応。カラー画面でiモードを楽しめる。ただ、「キャッシュ優先」が、一度待ち受け画面に戻ると無効になるのは困る。メインメニューとか毎回読み込むのでパケット代がー!
iモードメールなど iモードメール等の送受信の操作性 iモードメールならびにパルディオEメールに対応。PEMは直接送信も可能。マルチキーの右ボタン長押しで、メール画面にアクセスでき、メールを作成してからiモードメール/PEMセンタ送信/PEM直接送信を選べる。受信メールはiメール/PEMあわせて最大200件。また、返信先を指定できるReply-toや署名機能もある。
ショートメールなど ショートメール等の送受信の操作性 ショートメールの送信、きゃらメール・きゃらトークの送受信が可能。これらはメールボタンからは操作できず、メニューから探して送受信する。面倒ではないが、メールサービス全てをまとめて操作できる操作体系が欲しかった。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 基本的にはJ-SH02と同じメニュー体系。ただ、ドッチーモならではの点として、「携帯メニュー」「PHSメニュー」「共通メニュー」がある。なお、メニューのカテゴリ分けについてはSH02とは全く違う。自動電源ON/OFFや非通知拒否など、基本機能はおさえてある。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能 PHSの通話品質もSH811よりいいと思う。また、PDC部はハイパートークに対応することにより音質は向上した。ハンズフリーも可能。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 学習機能あり。変換効率は相変わらず「SHARPらしい」(苦笑)が、変換の候補にカタカナ変換が加わったのは良い傾向。これで、辞書にない横文字も変換できるようになった。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 3和音対応。自作メロディーも3和音まで作成できる。で、メロディはiモードメールまたはPEMで送受信可能。また、きゃらメロディだと、旋律1のみ(単音)送信される。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ 10 3面待ち受け可能(この時点で9点)。あとは、スケジュール機能や壁紙機能など。
不満点 減点対象となる不満点 まず、しょうがないのかもしれないけど、iモード中PHSの着信ができないのはいたい。なので、iモードメールが来ると、受信後5分間はiモードが接続状態になるので、PHSの着信ができない(メールを着信したことに気づけばiモードをすぐに解除すればいいのだが)。それと、iモードのキャッシュ機能。それから、着信音+バイブレータの設定ができないこと。あと、PHSはクイックリンク機能に対応してほしかった。

総合評価 87点

論評
スーパーなドッチーモ
なにがスーパーかと言えば、iモードに対応している点。
それに加えて、今回のドッチーモは、811と違って最新機能を搭載している。
「最強の携帯電話」の称号(?)は伊達じゃない!?
携帯電話にPHSを付加…
SH821iは、SH811と打って変わって、携帯電話にPHSを付加したものになっている。
つまり、基本的なつくりとかは携帯電話で、それに織り込むようにPHS機能が入っている。
これは、別に悪くはないんだけど、PHSメーカーのSHARPまでが…、って感じはするなあ。
こうして、PHSは携帯電話に取り込まれていって、そのうち「iモード」みたいなサービスのひとつになってしまうのかも…?

それはそれで寂しい気がするのでした。
基本をおさえた優等生
SH821iは、ドッチーモとして見なくても、基本をおさえていて、非常に高性能な端末だと思う。
着信拒否関連や、自動電源ON/OFFなど、ひととおりの機能はカバーしている。
それに加えて、カラー液晶や3和音などの先進機能を備え、iモードにも対応している。
もしこれがドッチーモじゃなくて、SH502iでも、それなりに売れると思われる。
そういう機種が、ドッチーモとして発売されることには意味があると思う。
やっぱドコモとしては、PHSは、携帯のおまけか、もしくはデータ通信用でしかないんだなあ、と。
ドッチーモは、携帯+PHSと言うよりも、PHS機能内蔵携帯電話、に近い。

結論
SH821iは、かなりGOODな端末だ。
まあ、ドッチーモなので、売れるか売れないかは分からないが。
ドッチーモねらいの人は、N821iと迷うところだけど。

ドッチーモ P811

ドッチーモ最後発のPanasonic製。

携帯電話とPHSの同時待ち受けができないドッチーモ最大の迷機!?

p811.jpg (5496 バイト)

P811の良いところ

大きさ・サイズドッチーモでは最軽量の84g

大きさ・サイズP206のような、携帯電話のようなデザイン

表示機能高輝度バックライトでみやすい液晶画面

着信メロディーきゃらメロディを利用して、メロディのダウンロードが可能(もちろん単音)

通話品質PHSなら通話音質も良い

特別機能オフィスアンテナ・ホームステーションに登録可能(PHS機能)

特別機能公衆モードと屋内モードの両面待ちうけは可能(PHS機能)

全般真中のモードボタンで、発信モードを簡単に切り替え可能

 

P811の悪いところ

大きさ・サイズデータ通信・充電の端子カバーが着脱式(データ通信もするのに!!)

大きさ・サイズやはり厚ぼったく手になじむ太さではない

全般ボタン反応が異常に悪い

メニュー操作性デザインは携帯なのに、メニューは全くPALDIO331Pの頃と変わってない

特別機能PHSとの同時待ち受けができないっ!ドッチーモの意味無し!

メールの一画面表示文字数:24文字(8x3)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ ドッチーモでは最軽量の84g。なのだが、それ以上に重さを感じるし、なによりも厚ぼったい。手で持つにも疲れることも。デザインはドッチーモで一番いいのに。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 バックライトは高輝度タイプなのできれいでみやすい。画面はそれほど大きくないが、そんなに困ることはないだろう。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 1件につき、1電話番号。で、特になんの付加機能も無し。グループ設定も無し。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ とにかくボタン反応が遅い。「お」とか打とうものなら、「1のボタンを慎重に5回押さないと無理。操作性は非常に悪い。
iモード iモードの使いやすさ iモード未対応。
iモードメール iモードメールの送受信の操作性 iモード未対応。
ショートメール ショートメールの送受信の操作性 きゃらメール・きゃらトークと同じ送信画面で行う。毎回定型文のようなものを作成して、それを送信するというかたちをとる。保存件数は少ない(数は忘れました)。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 P206ライクかと思いきや、全然違う。2年前のPHSのメニューそのもの。つまり、PALDIO331P/333Pと基本的に変わってない。数字を覚えないと操作がまともにできない。数字が分からないときはいちいち「F99」のヘルプで全メニューを検索することになる。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能 携帯電話の音質としては206レベル。つまり悪い、のひとこと。ただし、ドッチーモはPHSモードがあるので、それを考慮すればこのくらいかな、と。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 これはPならではで、メールの作成時と名前の入力時で辞書の優先順が異なり便利。ただし、学習機能はない。入力自体に不満はないが、ボタン反応の遅さで面倒に感じる。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など PALDIO標準仕様。つまり2オクターブ64音まで。きゃらメロディに対応するので、インターネットのページからダウンロードしたりできる。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ 特別機能というか、ドッチーモ機能。HS/OSに登録可能。公衆/屋内同時待ち受け可能。そんくらい。でも、PHS機能がつくのは大きい。
不満点 減点対象となる不満点 この機種に価値を見出すのは、携帯+データ通信用としてのPHSなのに、データ通信端子カバーがまたも着脱式…。不満点は数えればきりがなし…。

総合評価 62点

論評
ほんとにドッチーモ!?
そう思えるほど、P811のドッチーモとしての機能は貧弱だ。
そもそも、同時待ち受けができないのは、ドッチーモの意味をなさない。

しかも、発信の切り替えにも時間がかかるし、ボタンの反応がやばいなど、欠点をあげればきりがない。

じゃあ、携帯電話なのか?
とはいっても、携帯電話としても貧弱極まりない。
発売された当時はまだ208も発売されてはいなかったが、それでも98年レベルの機能だ。
特にメニューなどはPHSのまんま。メニューの数字を覚えなければならないのは大変。
電話帳やその他の点を見ても、携帯電話というよりPHSといえる。中身は。
ドッチーモP811の本質
つまり、P811は見た目は携帯電話、中身はPHSという、ある意味「ドッチーモ」なのだ。
まあ、どっちも中途半端なのだが。
ドッチーモP811を有効に活用するには次の方法しかない。
つまり、普段は携帯電話しか使わず、ただデータ通信用にもう一台PHSが欲しい場合に、
データ通信専用として活用できる。データ通信用なら待ち受けは必要ないからだ。
しかし、ここでさらに問題点。
データ通信端子カバーが着脱式(-.-;)。
はあ。もう何も言いません。P811は、見た目にだまされた人だけが買う商品ですな…。

ドッチーモ SH811

携帯電話とPHSがひとつになった「ドッチーモ」。

携帯・PHS・屋内の3面待ちうけが可能な、PALDIOメーカーSHARP製のドッチーモ。

sh811.jpg (4835 バイト)

SH811の良いところ

表示機能バックライトは結構明るめの緑

着信メロディーきゃらメロディを利用して、メロディのダウンロードが可能(もちろん単音)

通話品質PHSなら通話音質も良い

特別機能オフィスアンテナ・ホームステーションに登録可能(PHS機能)

特別機能携帯電話モード・PHS公衆モード・屋内モードの3面待ち受けが可能(PHS機能)

全般モードボタンで、発信モードを簡単に切り替え可能

 

SH811の悪いところ

大きさ・サイズあのデザインは賛否両論でしょう…(というか、否…?)

大きさ・サイズやはり大きめだし、厚さもかなりある

表示機能一画面に表示できる文字数が18文字と少なく、画面構成もPALDIO331Sと変わらない

メニュー操作性決定は全て左側の黄色いボタンで行うのだが、結構大変

メールの一画面表示文字数:16文字(6x3)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ 重いっす。そして、厚いっす。まあ、基盤が二つ入ってるから仕方ないが。ただ、あのデザインはだれが決めたのだろう。「H」をかたどったものらしいが…。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 バックライトはPALDIO向けのものと違い、明るいものを使っている。しかし、液晶自体はPALDIOとおんなじ。表示文字数も18文字と少ない。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 1件につき、2電話番号。だが、250件しか登録できないのはやや少ないか。検索は名前順のみ。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ 全体的に操作性に統一感がなく、確かに使いづらいかもしれないが、慣れの問題。操作感が「劣悪」というほどではない。
iモード iモードの使いやすさ iモード未対応。
iモードメール iモードメールの送受信の操作性 iモード未対応。
ショートメール ショートメールの送受信の操作性 メール送信時に、電話帳から名前で検索して送信できないのが不便。あと、受信メールを探すのがとても大変で、シャトルをたくさん上下させなければならない。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 PALDIO331Sそのまんま。メニュー番号を覚えてなくても操作でできる。一つ前の画面に戻るときは「マナー」ボタンを使う。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能 PHS使用時に、受話音量が大きいのか、マイク感度が高すぎるのか、雑音を拾いすぎる感がある。都会使うのは大変かも。まあ、個体差もあるかもしれないが。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 学習機能はなし。ただ、ほかのドッチーモと比べてボタン反応が悪くないので、ストレスは感じないかも。変換ボタンと決定キーに慣れるのは大変かも。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など PALDIO標準仕様。つまり2オクターブ64音まで。きゃらメロディに対応するので、インターネットのページからダウンロードしたりできる。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ 最大の機能は3面待ち受け。これに尽きる!
不満点 減点対象となる不満点 データ通信端子がくっついてるのはいいこと。というより、あたりまえにして欲しいよ。欠点は「デザイン」と「PHSなこと」の2点かな。

総合評価 68点

論評
どっちも使えるドッチーモ
真の意味でドッチーモといえるのはこの機種だけでは。いまんところ。
P811は両面待ち受けできないから論外だし、N811はHS/OS登録ができない。
その意味で、その全てをこなすSH811は、ドッチーモとしての最低限の機能を唯一クリアしている機種である。
PHSに携帯電話を付加
SH811の中身はまるっきりPALDIO331S。これにどうにか携帯電話機能がついてる感じだ。
331Sといえば98年の6月に発売された商品だから、99年4月発売のSH811は既に旧型に属するといえる。
メニューをはじめ、電話帳やメール機能もPALDIOを継承している。
つまり、いままでPALDIOを使ってきてドッチーモに換える場合に、違和感なく変更できるというわけだ。
ある意味完成形
確かにSH811は機能的にかなり古いものに属するが、これはこれである意味完成形といえるのではないか?
そもそもドッチーモに最初に求められたのは、「ひとつだったらいいのに…」であり、
ドッチーモであることが最大の付加機能であると考える。
そうすると、P811やN811のように、使い勝手の上で致命的な欠陥も少なく(苦笑)、
3面待ちうけも対応するSH811は、第一世代のドッチーモとしてはもっとも完成しているといえる。
これに、さらにiモードやメール機能を付加していくのは、「完成」を目指すのではなく、発展形といえるのではないだろうか。
発展形たるSH821iに大期待!

デジタルムーバ P208HYPER

世界最小・最軽量の57g携帯。

良くも悪くも“P”の伝統を受け継ぐ最新機種。

p208.jpg (5216 バイト)

P208の良いところ

大きさ・サイズやはり軽い!薄い!世界最軽量は伊達じゃない!

表示機能4色から選べるバックライト(白がきれい)

表示機能207までよりも精細で見やすくなった文字フォント

メール機能ショートメールボタンで、受信メールの検索・新規メールの作成が簡単に

着信メロディーハーモニーメロディ着信音対応で、3和音の自作が可能

通話品質ハイパートーク対応

 

P208の悪いところ

大きさ・サイズ相変わらずデータ通信・充電の端子カバーが着脱式

入力・漢字変換ボタンがちょっとぺたぺたしててやだ

全般真中のボタンが操作しにくい(特に上に押すのが)

メールの一画面表示文字数:32文字(8x4)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ 10 ほんとに小さい!軽い!そして薄い。軽いとか小さいって必ずしも使いやすさとイコールではないけれど、「smart」という言葉が良く似合う携帯。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 208の中でももっとも大きな液晶画面をもつ。ひらがなも全角表示されるようになり、フォントも見やすくなった。バックライト選べるのもうれしい。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 1件につき、1電話番号とパーソナルメモを記録可能。検索はいつもの「P」という感じ。いままでとあまり変わらず。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ 真中のボタンは結構やっかい。特に↑ボタンを押そうとすると、奥に押してしまい決定になってしまう。しかも、もろそうな感じもする。
iモード iモードの使いやすさ 208はiモード未対応。
iモードメール iモードメールの送受信の操作性 208はiモード未対応。
ショートメール ショートメールの送受信の操作性 専用ボタンがあり便利。送信画面へはメールボタン長押しで簡単にできる。また、受信メール300件はこれまでのデジタルムーバでは最大。保護設定等もできる。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 画面はやや見やすくなったが、これまでの207までとあまり変わらない。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能 ハイパートーク対応。場所・時間帯によっては通話品質が従来までと比べて明らかに向上する。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 学習機能は無し。ただ、名前の入力とメール画面とでは辞書機能がやや異なるので便利。変換効率は悪いほどではないが、もうちょっと工夫があっても良いのでは?ショートメールくらいではこれくらいでいいのかも。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 音はとてもきれいで、3和音もいいなあ、と思わせる。自作の入力は結構大変。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ あんまり特別機能はない。音声認識機能は207から同じく。後ろに配置された「光る目メモボタン」は、押しにくいし使いにくいけどすごくきれい。パケット通信対応。
不満点 減点対象となる不満点 データ通信カバーがいまだに着脱式なのはどうかと思う。もはや三菱(D)と松下(P)くらいではないか。真中ボタンももう少し押しやすさに工夫が欲しかった。

総合評価 82点

論評
新旧折衷?
P208は、良くも悪くも携帯のスタンダードを感じさせる。最新の機能と旧態依然とがうまーく折衷している感じがするのだ。
これから出てくる209シリーズはiモード対応になるし、どんどん付加機能が求められるようになる。
でも、208シリーズは基本的な性能自体は良くできていると思う。その中でもP208は最もバランスよく、おすすめできる。
ハイパートークは必要か?
やはり必要だと思う。「あったほうがいい」ではなく、必要だと思うのだ。
携帯電話って、メールとか確かに発達してるけど、結局のところ「電話」だし、
やはり通話音質の良さは気になるところ。
それを言うならPHSにすればいいのだが、通話料金やメールの問題などで携帯電話のほうが有利な点も多い。
そんな中で、ハイパートークの意味は大きいと思う。
これまで「ドコモだし…」とあきらめていた音質が、見違える(?)ほどよくなっている!
機種変更の価値はあると思うし、せっかく買うならハイパートーク対応機種がおすすめだ。
なぜ“P“は人気なのか?
うーん、なんででしょう(笑)?
ただ、ある意味Pは携帯のスタンダード・王道を行っているといえるのでは?
最近は折り畳み式の大人気でNECのシェアが上がっているけど、
ストレートタイプではやはりPanasonicが人気(ドコモでのはなし。NCCは別)。
変わっても変わりすぎることはない、新旧折衷が人気の秘密だったり!?

デジタルムーバ D502iHYPER

F502iに続くカラー液晶第二弾!

デザインは「エイリアンみたい」ということで、賛否両論!?

d502i.gif (11638 バイト)

D502iの良いところ

表示機能256色カラー液晶搭載

表示機能一画面に56文字表示が可能

表示機能待ち受け画面が多彩(しかもカラー、ダウンロードにも対応)

大きさ・サイズフリップを閉じた状態でもほとんどの操作ができる

メール機能メールの同報機能あり(5件まで。料金も5件分。)

電話帳1件につき2電番+2メアド、しかも似顔絵まで作成して登録できる

特別機能DDLinkでD502i同士やD208とデータ交換

着信メロディーハーモニーメロディ着信音対応で、3和音の自作・ダウンロードが可能

通話品質ハイパートーク対応

 

D502iの悪いところ

大きさ・サイズ501より思ったほど小さくなっていない

大きさ・サイズデータ通信・充電の端子カバーが着脱式なのはかなり不満

入力・漢字変換ボタン反応が遅い!

メール機能メール専用のボタンとか欲しかった

電話帳メールアドレスの入力が大変

全般全般的に操作が重い

全般操作性が普通の携帯電話と大きく異なる(例えば「通話ボタン」はないがHLDボタンはある)

iモードスクロール反応が悪い(遅いのではなく、画面が変になる)

メールの一画面表示文字数:56文字(8x7)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ もう少し小さくなることを期待していたが残念。84gでフリップタイプでは一昔前の数字だ。ただ、iモードは画面が大きい方が便利なので、仕方ないのかも。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 10 カラー液晶搭載。しかも、下から強力なライトが照らされるため、F502iやJ-SH02よりも明るく鮮やか。画面も大きく、文字も見やすい。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 一件当たり2電話番号+2メールアドレスを登録でき、パーソナルデータも記録できる。また、似顔絵を作成して登録することが可能で、これらはDDLinkで送受信できる。検索は真中のイージーセレクタで簡単に。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ D50x操作自体が普通の携帯と異なるので最初は戸惑うかも。ボタン反応が遅いのが目に付く。サブメニューの表示などは、操作的にも視覚的にもすごくいい!
iモード iモードの使いやすさ 表示は結構速いのだが、スクロール反応が妙に悪い。スクロールが遅いN501と違い、スクロールはするのだが画面が変になる(追いつかない)のがD502。
iモードメール iモードメールの送受信の操作性 受信メールは99件、送信メールは20件まで保存可能。ボタン反応が若干遅いような気がする。メール専用のボタンが欲しかった。
ショートメール ショートメールの送受信の操作性 専用の送信画面はあるが、あくまでおまけ的存在。その割に、iモードメールにも専用のボタンがない。なぜDはメールボタンを作らないのだろう?
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 画面が広く、一画面に7行までの情報が表示されるため見やすい。ただ、個人的にメニュー番号が3桁なのは気に食わない(面倒なので)。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能 感度はあまり見てないが、少なくとも悪くはない。ハイパートーク対応なので、通話品質が大幅に向上した。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 入力画面はワープロのようで見やすく、分かりやすい。しかし、ボタン反応が遅く、押し間違いが起こるかも。変換効率は悪くない。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 3和音のハーモニーメロディ着信音。再生される音はかなりきれいで、携帯電話の着信音とは思えないほど。音域は5オクターブで詳細な設定も可能。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ 豊富な待ち受け画面やDDLinkなど機能はかなり豊富。
不満点 減点対象となる不満点 ボタン反応の遅さと、スクロール反応の遅さが気になるところ。大きさはiモードだと思えば我慢できるレベル。データ通信・充電端子カバーが着脱式なのは論外!

総合評価 82点

短評 全体的に操作が「重い」。これはいままでN501で顕著だったが、このD502でも明らかに「重い」。

確かにいろいろな機能やスペックは大事だが、買う前に分からない「操作性」や「軽快さ」もこれからは重要な要素だと思う。

なので、D502に関しては、ロットによる改修に期待。(ちなみに、評価したのは初期ロット)

デジタルムーバ 501iHYPER

iモードでもっとも人気のある機種。(ただし、高いので売れているのはPのようだが)

100文字表示可能な大画面と、人気の折り畳み式。

n501i.jpg (4085 バイト)

N501iの良いところ

表示機能大画面100文字表示(メール受信時は195文字も可能)

表示機能バックライトはグリーンで、広い画面なのに明るい(端のあたりがちょっと暗いけど)

大きさ・サイズ折畳式はiモードではじめて活かされたような…

メール機能メール受信時には195文字表示も可能。(字が小さいが)

メール機能折り畳んだ状態でもメールがあるか確認できる

メール機能ショートメールの送信が早い(206比)

電話帳400件+マルチダイアル付き電話帳100件

メニュー操作性アイコンメニューで視覚的にも見やすく

全般ボイスサーチ機能

 

N501iの悪いところ

大きさ・サイズやはりサイズ的には大きいし、分厚い

メール機能新着メール時に、受信メールをすぐ見る機能がない(ぜひ欲しい)

入力・漢字変換文字入力時に、挿入が出来ない

全般ボタンがちょっと押しづらい

全般目覚まし機能がない(スケジュールを使うしかない)

電話帳マルチダイアルの電話帳は登録が少しめんどくさい

電話帳メールアドレスの入力が大変

全般全般的に操作が重い

iモード同じくかなり操作が重い(レスポンスが遅い)

メールの一画面表示文字数:100文字(10x10)

項目 採点基準 評点 コメント
大きさ・サイズ 端末の大きさ、重さ 大きいが、折畳式という形状と、iモードを使うための利便性を考えるとちょうど良い大きさといえる。
表示機能 表示文字数、発信・着信履歴 10 やはり100文字表示は大きい。あと、文字はつぶれるが、195文字表示できる点もすごい。バックライトが少し暗いのはやむを得ないだろう。
電話帳機能 電話帳の検索・使いやすさ 検索時には、一画面に10件表示する。これは大画面を活かしていて便利。ただ、検索時のレスポンスが少し重い。
操作性全般 電話機の全般的な使いやすさ ボタンを押した感じが少し変。ボタンが多すぎるのは好みが分かれるかも。
iモード iモードの使いやすさ 大画面のおかげで使いやすい。うちのiモード用のページも最もインターネットに近く再現される。ただ、やはり操作が重いのが気になる。
iモードメール iモードメールの送受信の操作性 受信メール/送信メールともに50件保存可能。検索も容易だし、使いやすい。ただ、受信メールがたまってくると操作がかなり重くなる。
ショートメール ショートメールの送受信の操作性 ポケベル送信と共用。iモードメールのように整理はされない。受信はiモードメールとして受信する。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性 アイコン画面とF数字の両方が使用可能。見やすいし、設定後に待ち受け画面に戻らないので、そのまま操作を継続できる。
電波感度 電波の感度・ハンドオーバー性能 感度という面では人気のPに負けず劣らずという程度。昔のNEC端末より安定度の面で良くなっていると思う。
入力・漢字変換 文字入力・漢字変換の性能 入力の途中に挿入ができないのは、かなり不便。特に、文章を再編集するときや、アドレスなどを入力するときは致命的。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 自作機能についてはとりあえずついてます程度。登録数は3曲。ただ、内蔵の曲はかなり充実している。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ 待ち受け画面やウェイクアップ画面は2種類から選べる。あとはボイスサーチ機能。
不満点 減点対象となる不満点 入力時の挿入できないのはかなり痛い。

総合評価 81点

短評 iモード用を使う上ではもっとも便利かもしれない。文字入力の挿入の点は実際に使う上でかなり不便だが。

ただ、いろいろ詰め込んだせいか全般的に操作が重い。とりあえず、後継機種には操作の軽さを望む。

 

 

 

 

 

 

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