●基本機能
■形状
重いのはともかく、分厚い。折り畳み時の厚さは35mmと、633Sの26mmと比較してもかなり厚ぼったい。あと、液晶部と本体部の比重が同じくらいらしく、液晶を起こしたまま設置するのは難しい(携帯のNシリーズとかは可能なのに…)。
■操作
キー配列はP2101vと同じで、操作性もほぼ同様。ボタン反応はPシリーズの特徴を受け継いでおり、遅くはないが、連続して操作するとボタン反応がない場合がある。つまり、SHシリーズみたいに数動作先までのボタン入力をいっぺんに行うことはできない。基本的には十字キー+真ん中の決定ボタンでほとんどの操作ができるので、難しいことはないだろう。
■液晶・表示機能
26万色表示のTFT液晶を搭載。さすがに633Sと比べると発色は鮮やか。ただし、バックライトではなくフロントライトなので、「くっきり」感が低く、やや淡い印象を受ける。とは言っても実用の範囲と思われる。なお、文字の大きさは2段階の調整可能(WEB及びメールでそれぞれ設定できる)。
■メニュー体系
基本的には、下写真のようなアイコンメニューから各メニューにアクセスする。M-STAGEについてはショートカットボタンがあり、M-STAGEボタン短押しでWEBメニュー、長押しでM-STAGE
VISUALのTOPページにアクセスできる。なお、下写真のアイコンは左上から順に「カメラ」「M-STAGE」「プレイヤー」「WEB」「メニュー」「メール」「スクリーン&カスタム」「アクセサリー」「ショートカット」。
■文字入力・漢字変換
インライン入力ではなく、画面下の入力エリアで入力・変換してから表示する方式。変換効率は決して良くはなく、熟語学習もしない。ただ、ユーザー辞書登録は可能(最大100件)。
かな入力の他にポケベル入力にも対応し、コピー&ペーストも可能。
http://や.ne.jpなどのインターネット用語については、定型文から呼び出せるがやや面倒。ワンタッチで呼び出せるようにして欲しかった(これはP751だけでなくPシリーズ共通…)。
※インライン入力…文字の表示されるエリアと入力するエリアが分かれておらず、パソコンのワープロのように文字入力のできる方式。
※熟語学習…例えば、「騎馬」という単語が登録されていない場合、「騎」と「馬」をそれぞれ変換することによって自動的に「騎馬」という熟語を学習する機能。
■マナーモード
右下のマナーボタン長押しで設定可能。また、折り畳んだ状態では、外側のマナーボタンを長押しすることでも設定できる。また、オリジナルマナーモードの設定も可。
■通話時間・積算時間表示
ともに表示されるが、633Sのように音声通話・パルディオEメール・moperaの区別はない。「メニュー」→「セキュリティ」のところにあるので、ちょっとさがしにくい。ショートカットに登録するのがおすすめ。
■セキュリティ設定
着信拒否・着信許可及び非通知拒否の設定が可能。また、メモリダイアルロックやTV電話の着信拒否設定、メール・WEBのロック設定をすることもできる。この辺は通常の携帯と同レベルの機能を有する。
■電話帳
500件登録でき、それぞれに3電話番号・3メールアドレス及びメモを登録できる。また、そのうち10件については静止画像を登録することも可能。検索方法は、名前・電話番号・登録番号・グループ検索の4方法。
■キーロック
折り畳みなのであまり使わないが、一応中央のボタン長押しで設定可能。
■電池の持ち
最大待ち受け時間は300時間。使った感じでは、頻繁にWEBなどをしなければそれなりに持つ。ただ、WEBをちょくちょく使っていると結構電池を消耗する模様。印象としては、641Sよりは持つが、633Sよりは持たないというところか。