J-SH07


J-SH07 by SHARP

Javaアプリ対応で、デジカメ内蔵。
もちろんTFTカラー液晶搭載で折り畳み型。先進機能搭載の最高級機。

<形状>

J-SH05とほとんど同じ。
背面にデジカメユニットを内蔵する点が異なる。
SH05みたいにツートーンカラーではなくて、単色のカラーリング。

<基本仕様>

・液晶画面
65536色TFTカラー液晶。
一画面に全角110文字を表示することが可能。
TFTカラーは他の機種の追随を許さないほどきれい。けど、走査線はやや気になるところ。
・メニュー体系
基本的なもので、文字だけのメニュー画面。
「決定」・「戻る」を中央のマルチキー(左右)で行えるので、階層化された感じの操作ができる。
・マナーモード
「マナー」ボタン長押し。
オリジナルマナーモード設定可能。
・キーロック
「F」ボタン長押し(あまり意味はないが…)。
・通話料金、通話時間表示
直前、及び累積を表示。
なお、通話終了後にも表示させることができる。
・発信履歴、着信履歴
それぞれ20件。履歴から電話帳登録も可能。
・非通知拒否、着信拒否
非通知拒否(公衆電話も可)、指定着信拒否・指定着信許可の設定が可能。

<メール関連>

・文字入力
キーレスポンスは並だが、変換の際にやや止まったようにも感じる(画面への反応はちょっと遅い)。
ボタンは出っ張りがない感じするので、クリック感はやや悪い。
記号入力は「#」ボタンを押すことで行う。
絵文字は絵文字モードに切り替えて一覧から選べる他、番号を覚えれば番号を入力することで呼び出せる。
・漢字変換
SH04/05/06とまったく同じで、悪くはないがいいとも言いがたい感じ。
連文節変換はするが、例えば「気をつけて」は変換できるが「お気をつけて」と「お」をつけると急に変換できなくなる。
・ユーザー辞書登録
可能だが、同じ読みの単語は一つまでしか登録できない仕様はどうにかして欲しい。
(いろんな顔文字を登録して「かおもじ」の読みにしようとしても、一つしか登録できない)
・メール送信までの手順
メールのメニューから送信するのは、操作がかなり面倒。
電話帳から送る場合、削除などと同様にサブメニューを呼んで、そこから「メール送信」を選ぶ。
その場合、スカイメールかロングメールを選べるが、ロングメールがデフォルトで設定されているので、スカイメールの場合さらに面倒。
・受信メールの参照
受信した直後は「F」ボタンですぐにメールBOXまでいける。
それ以外のときはメールボタンから「メールボックス」を選ぶ。
・受信メールの管理
フォルダごとに分けて管理できるが、自動振り分けはできない(意味なし!)。
削除もフォルダ単位でできる。
古いメールから自動的に削除する機能はあるが、保護されているメールは自働削除されない。
ちなみに、すべての受信メールはあらかじめ「保護」になっていて、いちいち解除しなければ自働削除されない…。
・メモリ容量
受信メモリ1500件(スカイメール換算、J-SKYのメモリと共用)
送信メモリ480件(スカイメール換算)

<J-SKY>

・ウェブ閲覧
クリックすると下に目盛りが出て、データの送受信容量が分かるので、料金が把握しやすい。
液晶下の左右のボタンに「戻る」「進む」が割り当てられており、閲覧には便利。
・ダウンロード容量
着信メロディを最大800曲も保存可能。
ただし、メモリはデジカメで撮った画像と共用となる。
・ステーション
エリア別情報サービス「ステーション」に対応。

<通話関連・留守録関連>

・感度、通話品質
感度は別に悪くないかと(悪くなった!という意見も多いが、アンテナマークと感度は別なので)。
通話品質も同様。
マイクが上述のように変な場所にあるので、皮膚でふさいじゃうと声が相手に聞こえづらくなる。
・スピーカー受話、ハンズフリー
ハンズフリー、スピーカー受話ともに可能。
・留守録機能
メモボタンで設定/解除可能。
15秒x3件保存可能(音声メモと共用)。

<着信音関連>

・スピーカー
J-SH05よりはましらしい。けど、特に低音の再現性は悪く、軽い音になって聞こえる。
・自作
16和音まで自作できる。その場合、SMAF形式で保存される。
・ダウンロードファイルの音色変更
SMAFファイルは(仕様上)不可。SMDファイルは可能。
・設定
音声着信、WEB、ステーション、メール、Java待ち受けとそれぞれ着信音を設定可能。
鳴動時間も設定できる。

J-SH07の成績表

項目 採点基準 評点 コメント
外観 端末の大きさ、重さ、データ通信端子類など外観全般 外観デザインはSH05よりもいいと思う。充電端子のカバーも外れないし。ただ、液晶画面に十字キーの跡がつくことがある。
基本性能 待ち受け時間・電話帳機能など 待ち受け時間は310時間。電話帳は500件。1件につき1電話番号、メールアドレス、メモ、画像(デジカメで撮影)を登録できる。電話帳検索は、中央ボタンの右側を使う。
液晶表示機能 液晶の大きさ、明るさ、表示文字数、画面の見やすさ 10 65536色(256色×256)のTFTカラー液晶。液晶と言えばSHARPの面目躍如といったところか。視認性も良く、写真なども美しく表示される。
操作性全般 ボタンの押しやすさや、マナーモード留守録機能の操作性 マナーボタンでマナーモード。Fボタンでキーロックと標準的な操作体系。ボタンのクリック感が悪いところが難。
文字入力 文字入力・漢字変換の効率・辞書登録の可否など 変換効率はあまりよくないと思う。昔よりはましだけど。あt、入力時に若干のタイムラグあり(ボタン押してから表示されるまでの)。
J-スカイウォーカー J-スカイウォーカー、スカイウォーカーの操作性 メールボタンがあるが、送信までの手順は面倒。電話番号表示→メールボタンで、すぐにメール送信画面になって欲しい。
J-スカイウェブ J-スカイウェブの操作性 ステーションにも対応。「戻る」「進む」が上の左右のキーに割り当てられていて便利。8行表示なので見やすい。J-SKYボタン長押しでメインメニューになる。
メモリ容量/管理 ユーザーメモリの容量の多さ、およびその管理の容易さ メール保存件数は1500件で従来と変わらず。それ以外のメモリは、650KBで、250KBがJava専用、400KBがメロディ・画像・Javaの兼用メモリとなる。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性(5点満点) マルチボタンの右・左で「進む」「戻る」ができ、階層化されている。メニューは文字だけで、ヘルプを表示させることはできない。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能
通話音質など(5点満点)
クリスタルボイス対応(EFR)。スピーカー受話もで可能。マイクの位置悪し。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 16和音のダウンロード、自作が可能。それぞれの旋律に楽器を設定できる。8和音にして、旋律ごとの曲の長さを長くすることもできる。スピーカーの性能はストレート型のほかの機種に劣る。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ まずはデジカメ機能。フレームとかもつけられるし、保存形式の変換もうれしい。あとはJava。いろいろ楽しめる。スケジュール機能も、カレンダー連動でかなりパワーアップ。
不満点 減点対象となる不満点 真面目な機種だが、遊び心はやはり少ない。D05とかは、ドコモ向けと違って遊び心がある。エンターテイメントのJ-PHONEなのだから、やはりもう少し遊びが欲しい。あと、デジカメ以外にもTFTを活かせる機能なり画面構成なりが欲しい。メニューなどは改善の余地があると思う。

※点数は主観的なものです。あくまで参考としてご利用ください。
※点数は、同一時期に発売されている機種と比較して決定しています(相対評価)。ですので、古い機種より良くても点数が低くなることもあります。

総合評価 83点

 

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