J-SA04

J-SA04 アルミナシルバー
J-SA04 by SANYO

TFTカラー液晶を搭載したSA03の改良機。
背面液晶もあるしデジカメも搭載するが、Javaには非対応。

<形状>

外見上はSA03との違いは分からない。
デジカメがちょうど手のあたる位置にあるため、気をつけないと撮影できない。

<基本仕様>

・液晶画面
65536色TFTカラー液晶。
明るさ・見易さはSH07よりも上かも。表示文字数は最大132文字で、文字のサイズは4段階で調整可能。
・メニュー体系
Fボタンがフレキシブルの左ボタンなのは違和感あり。
でもメニュー自体は良く作られてて、上に「1245670」と機能の一桁目の数字が並び、
それぞれに「音関連」「管理関連」などの割り振りがなされている。
よく使うものから並べることや、好みのものを集めてメニューにすることも可能。
・マナーモード
フレキシブル右ボタンを長押し。すると「ポシェット」「Sバイブ」の二つが現れるので、「Sバイブ」を選ぶ。
オリジナルマナーモードは設定できないっぽいので、バイブも無しのほんとの静音モードはできない。
・キーロック
「F」ボタン長押し(折り畳み時の外側のボタン)。
・通話料金、通話時間表示
直前、及び累積を表示。
通話終了後にも表示させることができる。
・発信履歴、着信履歴
それぞれ30件。
着信履歴は、リダイヤル表示後にフレキシブル右ボタンを押して切り替える。
リダイヤル・履歴から電話帳登録も可能。
・非通知拒否、着信拒否
非通知拒否(公衆電話も可)及び迷惑電話拒否(20件)が可能。

<メール関連>

・文字入力
キーレスポンスは良い(昔のSA02と比べるとかなり向上した模様)。
ただ、ボタンが平べったいので、SH07よりも押しにくい。
中央のボタンもあまり起伏がないので、変換しようとして決定を押してしまうことも。
記号は「*」ボタンを押して一覧表示させる。
絵文字は、記号からさらにフレキシブル右ボタンを押して表示させる(メール作成時には動く絵文字も動かない…)。
濁音や半濁音(点や丸)は、普通の機種は「*」ボタンだが、フレキシブル右ボタンでするのでちと違和感が。
同じく、小文字ボタンもフレキシブル左ボタンなので、文字入力時の指移動が多く大変。
・漢字変換
悪い。普通の単語が平気で入ってない。辞書登録があるのが救いか。
・ユーザー辞書登録
可能(100件)。
・メール送信までの手順
メールボタンを押すといきなりスカイメールかロングメールの新規送信の場面になる。
そこで、電話番号・メールアドレスなどを入力するか、電話帳・リダイヤル・着信履歴などから番号を選んで宛先を設定。
そしたら、「自由文・定型文」などを選んで本文を入力する。
可能な限り押さなくちゃいけないボタンが削られていて好印象。
電話帳やリダイヤルからの送信もワンボタン(フレキシブル左)で簡単。
Eメールにやや送りにくいのは仕方ないと思う。
あと、ロングメール⇔スカイメールの切り換えはできない。ロングメール作成中は残り文字数しか表示されない。
・受信メールの参照
メールボタンの長押しでメールボックス。
またはJ-SKYボタンからメールメニューを表示させ、メールボックスを選択。
・受信メールの管理
フォルダ管理はできるが、自動フォルダ分けはできない。
返信は、メール表示中にフレキシブル左ボタンを押すだけ。
ロングメールで、続きを削除した場合には、通知は「ロングメール」として端末に残る。
ロングメールのサーバ一括削除は少し分かりにくい(他の機種と比べて)。
・メモリ容量
受信メモリ2000件(スカイメール換算、500KB、画像・メロディなどのメモリと共用)
送信メモリ160件(スカイメール換算)

<J-SKY>

・ウェブ閲覧
クリックすると下に目盛りが出て、データの送受信容量が分かるので、料金が把握しやすい。
フレキシブル左右ボタンに「戻る」「進む」が割り当てられており、閲覧には便利。
マイリンクの他に、ブックマークの設定も可能。
・ダウンロード容量
最大500KB。ただし、メールなどのメモリと共用。
・ステーション
エリア別情報サービス「ステーション」に対応。

<通話関連・留守録関連>

・感度、通話品質
通話品質はJ-SH07よりもクリアでいい感じかと。
通話の最初にエコーが出るが、これは「省電力設定」の影響下と思われる。
・スピーカー受話、ハンズフリー
ハンズフリー、スピーカー受話ともに不可。
・留守録機能
サイドのボタンで設定/解除可能。
5件(最大138秒)保存可能(音声メモと共用)。

<着信音関連>

・スピーカー
J-SH07より少しまし。音に深みがある。ただ、音量自体はあまり大きくない。
・自作
3和音を3曲まで。自作派には向かない。
・設定
音声着信、WEB、ステーション、スカイメール、ロングメールのそれぞれに着信音を設定可能。
それぞれ(音声着信以外)鳴動時間も設定できる。

J-SA04の成績表

項目 採点基準 評点 コメント
外観 端末の大きさ、重さ、データ通信端子類など外観全般 色のセンスは良いと思う。シルバーは無難で高級感あり、ピンクはボタンが他の色と少し違い、ネイビーは色はいいがつやがあるので、指紋とかつきやすいかも。外部液晶はついているが、N04より小さいし、みにくい。
基本性能 待ち受け時間・電話帳機能など 待ち受け時間は300時間。電話帳は500件。1件につき2電話番号・メールアドレス、メモ、画像(デジカメで撮影)、マイコール(着信音)を登録できる。オリジナルマナーモードは欲しいところ。
液晶表示機能 液晶の大きさ、明るさ、表示文字数、画面の見やすさ 65536色(256色×256)のTFTカラー液晶。明るさではSH07よりも上で、液晶自体が暖色系の色合いなので見やすい。ただ、精細さではSH07の方が上かも。
操作性全般 ボタンの押しやすさや、マナーモード留守録機能の操作性 ボタンが押しにくいのが一番不満。平べったいというより、少しへこんだ感じすら。マナーモードはワンボタンでないので不便(人によっては二種類あって良いっていうかも)。操作するときに、フレキシブルとメニュー(J-SKY)ボタンの使い分けが面倒。
文字入力 文字入力・漢字変換の効率・辞書登録の可否など 変換効率は明らかに悪い。これは、一世代前から改良されていない(C401SAとかPHSのJ90とか)。辞書登録は100件まで可能。
メール ロングメール、スカイウォーカーの操作性 10 メールの送信や返信には工夫が見られ、できるだけわずらわしくないようにされている。SA04で一番感心したポイント。
J-スカイウェブ J-スカイウェブの操作性 ステーションにも対応。「戻る」「進む」が上の左右のキーに割り当てられていて便利。スクロールは「行単位」か「ページ単位」で、「半ページ単位」はない。テキストブラウズも可能。Javaには非対応。
メモリ容量/管理 ユーザーメモリの容量の多さ、およびその管理の容易さ 500KBだが、メールなどと共用なので、やや物足りない。ちなみにSH07は、メール1500件とは別に、650KBの容量があり、K51は3MB、SH51は内蔵1MB近くに加え、外部に保存も可能。N04・D05でも1MBくらいはある。
メニュー(F)操作性 メニューの操作性(5点満点) 上に「12345670」といった機能番号の一桁目が表示され、左右でその一桁目を移動させ、上下でそれぞれの機能を選択する感じ(PE03と同じような方式)。
通話品質 電波の感度・ハンドオーバー性能
通話音質など(5点満点)
クリスタルボイス対応(EFR)。音質はクリアな印象。
着信メロディー機能 着信メロディーのやり方や曲数など 自作は3和音なので自作派には向かない。ダウンロードはSMAF16和音に対応し、シンクロコンテンツにも対応。
特別機能 独自機能の豊富さ・面白さ デジカメは7万画素で、画像のきれいさはSH07の方が上。ただ、フレームなどの豊富さはSA04の方が有利か。デジカメの位置が悪いせいで撮影しにくいが、横に持って撮影して、「回転」させるのもやり方のひとつかと。Javaには対応しないが、ミニアミューズメント(ゲームとか)はあり。
不満点 減点対象となる不満点 SH07が質実・堅実なら、SA04は遊び心がいっぱいの機種。画面を眺めてても、そこらじゅうでキャラクターが動き回るし、最初から面白い効果音が設定されている。ボタンの押しにくさは痛い。値段が安いので、Javaがいらない人にはおすすめ。

※点数は主観的なものです。あくまで参考としてご利用ください。
※点数は、同一時期に発売されている機種と比較して決定しています(相対評価)。ですので、古い機種より良くても点数が低くなることもあります。

総合評価 80点

 

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