PHS各社の比較

PHS各社の比較

3社あるPHS各社

どれも変わらないようだが、どう違うのだろうか?

料金プラン

基本的にはいっしょ。ただ、通話料には若干の違いがある。

ドコモは近距離が安い反面、遠距離が高く、アステルとDDIは、近距離は安くないが、遠距離もドコモよりは安い。

PHSは、ISDN回線を使用している都合上、おそらく通話料の大幅な値下げはそうそうあるものではないだろう。

1980円のプランには、多少の違いがあるが、やはり、2700円の通常プランが多いのでは?

しかし、平成10年半ば以降PHS各社も料金プラン等で徐々に差を出しつつある。

NTTドコモは通話料込みのプランを出せば、DDIはますます基本料の安いプランを出す、いった感じだ。

いろんなサービス

これは微妙に異なってくる。

もっとも多彩なのはアステル。「着メロ」など、独自のサービス多数。

ドコモは、面白みにかけるかもしれないが、おさえるところは押さえてる。

DDIは、この辺はもっとも寂しい。留守番電話も利用料が高いし、いいところなし。

アンテナ・電波

最強なのはDDI。PHSの中ではもっとも強いといわれる。ただ、それでも携帯の1.5Gにも及ばないが。

ドコモは真中らへん。地方の変なところで入ったりする傾向あり。

アステルは昔最弱といわれたが、いまでは、ほかともあまり変わらない。

PHSは、根本的に入りが悪いので、自分の主に使う場所で、どこが一番強いのか、というのは使ってみないとわからない。

地下やビル・デパートなどでは携帯電話よりも強いことも。

現在の状況2002/8現在)

各社ともデータ通信中心にシフトしている。

まずドコモPHSは、パーソナルからドコモへの営業譲渡時からデータ通信重視を打ち出し、
現在も主力はP-inシリーズ。
音声端末としては、C-HTMLブラウザを搭載したブラウザホンをリリースしているが、
これも携帯電話ではすっかりおなじみの機能であるため、新鮮味には乏しい。
準定額制のプラン「P-p@c」を提供しているが、完全定額制のプランは現在のところ提供される予定はない模様。
事業として極端に悪化することもないと思われるが、黒字への転換も容易ではないと推測される。

次にPHS最大手のDDIポケットは、一時は親会社のKDDIですら見捨てようとしたものの、
定額制データ通信サービス「AirH"」(準定額制もあり)で復活。
速度は32Kのベストエフォート(回線を数人で共有)であるためさほど速くはないが、
モバイル環境で定額制のサービスは貴重(関西なら選択肢もあるが、その他の地域はAirH"しかない)。
このAirH"によって、都市部では加入者数を回復しているが、逆に従来から音声の需要の大きい都市部以外では、
加入者数は減少に転じている。
結局、この増加と減少の相殺によって、全体としては微増傾向に止まっている。
feelH"をリリースした頃は音声端末の強化も目指していたらしいが、現在は完全にデータ通信中心。
音声端末の提供は従来に比べ遙かに少なくなっている。

最後に、アステルはTTNetから鷹山(の子会社のマジックメール・旧東京テレメッセージ)に譲営業譲渡。
名称も「東京電話アステル」から「アステル東京」へ変更(というより復帰)された。
といっても、サービス内容には特に変更はなく、また新型端末が発売されているわけではない。
鷹山では、PHS・ページャー(ポケベル)を持つことを活かし、音声のIP化を企んでいる(?)という。
2002年秋にも対応端末をリリースしたいとしているが、はたして…?

 

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