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無錢買味精之是日例湯 (日替わりスープ)
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中身はこの牛スネ肉と 小豆が煮込まれている
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鉄鍋で出てきた 魚、生姜、葱の炒め物
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パンチの効いた味 ゼラチン質プリプリ |
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香港初日ホテルにチェックインした後、私の行動パターンは以下の通りである。
1.重慶大厦で両替。
2.全身マッサージでふらふらになる。
3.東寶小館で夕食。
その後、ホテルに帰るまでにおやつを買ったり露店をひやかしたりしつつ街を
散策するのだが、とりあえず1〜3をクリアしなければ私の香港の旅は始まら
ない。日本での日常から香港での非日常モードに切り替えるための大切な儀式
なのだ。
そういうわけで、今回も「東寶小館」へやって来た。
今回は行きつけのマッサージ店がなくなり、ちょっと遠方まで足を伸ばしていた
せいで午後7時頃に到着。オープンして1時間あまりしか経っていないというのに
既に店は満席で、座りきれない客が立って空き席を待っているような状況。
街市と呼ばれる公設市場の三階にある屋台風の店内は、まるで暴動でも起こって
いるのでは?と勘違いしそうな喧噪が否が応でも香港気分を盛り上げてくれる。
それでもしばらく待っていると相席で地元の方が座っているテーブルに案内された。
「相席?」と思う人もいるかもしれないが、私的にこの店での地元客と相席は
大歓迎だ。なんといっても隣の人が食べている美味しそうなメニューも見ることが
できるのである。
まぁ、何はともあれ、まずはビール。蒸し暑い香港の街を歩き汗をかき、全身マッ
サージでへろへろになった後に飲むビールは私を天国に誘う。
この店は青島、サンミゲル、燕京、バドワイザー、ハイネケン等々、果てはアサヒ
スーパードライからギネスまで置いている。しかもビールはキンキンに冷えた陶器
のお茶碗で出されるという、これまたこの店流の茶目っ気である。
この日選んだのはカールスバーグだった。
なぜならこの日、キャンペーンガールがカールスバーグ娘だったから・・・である。
香港ではよく流行っている店にビールメーカーからキャンペーンガールがいることが
ある。自社ビールの注文をとりながら客席を廻る。
こう書くとなんだか、色っぽいものを想像される人もいるだろうが、そうは甘くはない。
なぜなら彼女たちは香港娘なのだ。
オーダーをとった彼女たちはグラス(東寶小館の場合は茶碗)にビールをドボドボと
注ぎながら目は次の客を捜している。そして、グラスが空になっているとどこから
ともなくやって来てまたドボドボ・・・・。
ひたすら本数を稼ごうとする彼女たちのサービスはお椀でビールを飲んでることも
手伝って、椀子蕎麦ならぬ椀子ビール状態である。
それでも空になったビール瓶を指さして、
「やっち〜?」(1本?)
と、にっこり微笑まれるとついもう一本飲んでしまうことになる。
まったくメーカーの思う壺である・・・・。
しかも、この店には新鮮な鶏の皮に秘伝のタレを塗って、1羽(半羽注文も可)
丸ごとカラリと揚げた「風沙鶏」という恐ろしくビールが進む名物があるのだ。
この日は他に、これでもかと素材のエキスを引き出した小豆と牛スネ肉のスープ、
エノキ&フクロダケと干し貝柱、シラタキのあんかけ、そしてゼラチン質プリ
プリでパンチの効いた味付けの魚と葱生姜炒めを楽しんだ。
風沙鶏と小姐の波状攻撃を受けつつ香港気分にとろけていく。
日本の日常はすっかり頭から追い出されている。
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ビールは冷えたお茶碗 で飲むのがこの店流
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パリパリ、ジューシー 絶品!風沙鶏
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キノコ、シラタキ、 干し貝柱のあんかけ
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キノコはエノキダケ とキヌガサダケ |

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