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アヒルの水掻きの蒸し煮
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湿気た花林糖っぽい 甘い点心
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湯葉巻き蒸し オイスターソース味
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今回の香港旅行では食事は基本的に(←ここ大事)1日2食ということに
していた。
暴飲暴食を避け、できる限り快食を楽しもうという作戦である。
もっともこの食事にはおやつは含まれていないので、実質3食以上食べて
いると思われるが・・・・。
そんなわけで、香港2日目の少し遅めの朝食は昼食も兼ねて地下鉄最終駅の
全(草冠)灣にある「潮江春」で飲茶。
今回、この店にやってきたのは潮州式の飲茶を楽しむためである。
途中の露店で地元の新聞を買って入店。
ほとんど読めもしない地元紙片手にアイドルがどこそこのホテルで握手会を
開いたとか、飲食店紹介などのグルメ記事を眺めながらロコを気取る。
お茶の注文を取りに来たウェイトレスに寿眉茶を頼み、体育館か結婚式場の
ように広い店内をワゴンを押して廻っているおばさんを呼び止めて蒸籠を覗き
込み点心をもらう。
チャーシュウ包、アヒルの水掻きの蒸し煮、湯葉巻き蒸し、そしてタロ芋か何か
でつくったカリントウっぽい甘い点心を注文し、お茶を楽しむ。
妙な話、私は点心の味にあまり期待はしない。私にとって飲茶は2、3個の点心
でゆっくりお茶と雰囲気を楽しむものなのである。
もちろん新聞もそのためのアイテムのひとつだ。
昼時になり店内も混み合ってきたので、ウェイトレスのお姉さんを呼び
「埋單!(お勘定!)」と言う。
するとどこからかお猪口のような小さな茶杯が6つ入った小盆が運ばれてくる。
潮州料理の食前食後に供される工夫茶である。
これでもか!とばかりに濃く入れた鉄観音茶がフィニッシュを演出する。
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まずは突き出しの 煮物とビール
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蒸したミニ赤貝(?) 剥いて食す
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中身はこんな感じ 絶品!
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白魚の塩茹で 打冷という調理法
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潮州地方の漁師料理 潮州式のもろみダレ
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韮と唐辛子入り塩水 で食べる揚げ豆腐
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蓮根と豚スネ肉の スープは豪快且つ繊細
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干しエビ風味でいろんな 野菜を蒸し上げている
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サービスで出た タロ芋のデザート |
ところで、ここ数回、私の香港旅行の最後は九龍城で締められている。
なぜならこの街には「創發潮州飯店」があるからだ。
旺盛な食欲を持つ私もこの頃になるとさすがに連日の中華三昧疲れが襲いだす。
そんな時この店は体には勿論、心にも優しい店なのである。
まだ日の高いうちに九龍城を訪れた私たちがまず目指したのは「茗香茶荘」と
いう潮州人の営む茶荘。ここのお茶はどれも焙煎が強いのが特徴である。
ちよっと日本酒の吟醸酒を思わせる話だが、最近、高級な中国茶(特に烏龍茶系)
は焙煎が弱く、鑑評会を意識したような上品なお茶が多いらしい。
かといってせっかく香港でお茶を買うのだからスーパーマーケットでというのも悲
しいし、そんな私にここのお茶の味と、のんびりした老店員の接客がなんとも気持
ちいいのだ。
工夫茶器で濃いお茶を少し味見させてもらってから、いくつかお茶を購入。
「創發潮州飯店」は比較的空いていた。
壁際の席に座って、早速店頭のオープンキッチンを覗きに行く。打冷という潮州式
お総菜が所狭しと並んでいる中から食べたいものを指さす。
さらに筆談でも注文。
滋味溢れる蓮根と豚スネ肉のスープ、熱々の揚げ豆腐をニラと唐辛子を漬け込んだ
塩水をタレに食べる。土鍋に干しエビと共に盛りつけられた野菜を温めてもらい、
白魚の塩茹では潮州式もろみ醤油を添えて味わう。
小振りの赤貝をややレア気味に蒸し上げたものを殻を剥きつつむしゃぶりつく
その美味しさといったら!
ビールの酔いのせいだけでは決してない高揚感を感じていると、サービスに蒸した
タロ芋に砂糖をかけたデザートが出される。
すっかり満腹、満足である。
もちろんここでも食事の最後を飾ったのが工夫茶であったことは言うまでもない。
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