新日フィル ファースト・Pops4

2001年4月8日(金)すみだトリフォニーホールにて

指揮:竹本泰蔵

プロデュース:小堺一機 

ゲスト:本間憲一

楽しい演奏会でした。小堺さんの多芸ぶりには笑いながらも大いに感嘆させてもらいました。 

まずはゲネプロでの風景です。

私達はワーグナーのローエングリンを演奏しはじめましたが小堺さんはオーケストラを振らせてもらえなくて客席に向かって棒を振っています。

師の萩本欽一氏が「タップくらいできないといけない」とおっしゃったそうで、その後の努力の結果で素晴しいタップダンサーになりました。本物のタップダンサーの本間憲一さんとグールドのタップダンスコンチェルト。

小堺さんがタップをなんとかものにして萩本欽一氏に報告をしたら、「え!ホントにやったの?ボクできないよ。」とおっしゃったとか.....。  笑っちゃいました。

同じくタップダンスコンチェルトの最後。

「雨に唄えば」を歌いながらタップを踊ってくれました。

いよいよ本番です

ワーグナーのローエングリンを自分にも振らせて欲しい、ということで指揮台に乗ります。でも棒を振って出て来たのはそれぞれのパートを歌う私達の情けない声でした。

前半の最後はプロコフィエフのピーターと狼です。小堺さんには語りをしていただきました。

ピーターと狼が終わった後です。

おわかりになるでしょうか?

私達の服装がいつもの演奏会とは違います。男性はスーツ。女性はワンピースなどで黒のロングスカートではありませんでした。

後半には小堺さんのたくさんの「芸」を見せていただきました。まずはシガーボックスです。ブラームスのハンガリー舞曲にのって見事に全部積めました。

そしてタップ。どうすると2連符になるか、3連符はどうするかをレクチャー。

タップダンスコンチェルト。

素晴しかったです。

雨に唄えば。

こちらは素晴しい上に楽しかったです。

演出もあって本当に楽しい一夜でした。

最後にボレロでドラを受け持ってオーケストラプレイヤーにもなって下さいました。

楽しみました!

もちろん小堺さんだけではないと思いますが、お笑いの方の才能と、才能だけではカバーできない部分の努力やきちんとした仕込に本当に感動してしまいました。

またご一緒できたら、と切に願っています。


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